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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.1.0)
E77226-02
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Oracle Business Intelligenceの高可用性に対するオプション構成

この項の手順は、Oracle Business Intelligenceの高可用性に対するオプション構成を実行する方法について説明しています。

この項では、次の項目について説明します。

オプションのクラスタ・コントローラ・パラメータの設定

クラスタ・コントローラのハートビート頻度に関するオプション・パラメータを、bi_cluster_config.xmlファイルに設定できます。

ClusterConfig.xmlファイルにオプション・パラメータを設定するには:

  1. 次のbi_cluster_config.xmlファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBICCS

  2. 次の表は、ClusterProperties要素下のクラスタ通信パラメータのデフォルト値を示しています。必要に応じて、このパラメータの値を変更することもできます。
    パラメータ 説明 デフォルト値

    ServerPollSeconds

    クラスタ内のクラスタ・コントローラ、Oracle BIサーバーおよびOracle BIスケジューラの各ノード間のハートビート・メッセージの頻度(秒)。

    5

    ControllerPollSeconds

    クラスタ・コントローラ間のハートビート・メッセージの頻度(秒)。

    5

  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. Oracle Business Intelligenceを再起動します。

このコードに、bi_cluster_config.xmlファイルのパラメータの例を示します。このサンプルに示されていない追加の要素は、すべて集中的に管理されており、手動では設定できないことに注意してください。

<bi:ClusterProperties>
  <bi:ClusterEnabled>true</bi:ClusterEnabled>
  <bi:ServerPollSeconds>5</bi:ServerPollSeconds>
  <bi:ControllerPollSeconds>5</bi:ControllerPollSeconds>
</bi:ClusterProperties>

オプションのプレゼンテーション・サービス・パラメータの設定

オプションで、プレゼンテーション・サービスとJavaHostコンポーネント間の伝達を制御する特定のパラメータを構成できます。

プレゼンテーション・サービスを構成するには、プレゼンテーション・サービスをホストする各コンピュータ上にあるinstanceconfig.xmlファイルにパラメータを設定します。

クラスタ用にプレゼンテーション・サービスを構成するには:

  1. 次の構成ファイルのinstanceconfig.xmlを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/OBIPS

  2. ServerInstanceタグ下のJavaHostProxy要素にはオプションのサブ要素があります。次の表に、これらのオプションのサブ要素を示します。
    サブ要素 属性 説明

    LoadBalancer/Ping

    keepAliveMaxFailures

    ホストが機能していないと判断されるまでにpingの失敗を許容する回数を指定します。デフォルト値は5です。

    LoadBalancer/Ping

    keepAliveFrequencySecs

    pingの頻度を秒単位で指定します。デフォルト値は20です。

  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. Oracle Business Intelligenceを再起動します。

オプションのOracle BIプレゼンテーション・サービス・プラグイン・パラメータの設定

オプションでOracle BIプレゼンテーション・サービス・プラグインを構成して、セッションのリダイレクション動作を制御できます。

Oracle BIプレゼンテーション・サービス・プラグインのオプション・パラメータを設定するには:

  1. 次の場所のようにbridgeconfig.propertiesファイルを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/bridgconfig.properties

  2. オプションで、パラメータAlwaysKeepSessionAffiliationを追加すると、現在のOracle BIプレゼンテーション・サービス・プラグイン・コンポーネントのスコアが低すぎる場合に、同じセッションに属するリクエストを別のプレゼンテーション・サービス・コンポーネントにリダイレクトできるかどうかを制御できます。

    インスタンス・スコアとは、ロード・バランシング・アルゴリズムによってクラスタ内の各Oracle BIプレゼンテーション・サービス・プラグイン・インスタンスに関連付けられている内部スコアのことです。これは、ロード・バランサで収集された様々なメトリックに基づいています。

    このパラメータをtrueに設定するとリクエストのリダイレクションが禁止され、falseに設定すると許可されます。例:

    oracle.bi.presentation.sawconnect.loadbalance.AlwaysKeepSessionAffiliation=true
    
  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. Oracle WebLogic Server管理コンソールからanalyticsアプリケーションを再起動します。Oracle BIプレゼンテーション・サービス・プラグインでOracle BIプレゼンテーション・カタログを使用している場合は、xmlpserverアプリケーションも再起動する必要があります。