Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド 12c (12.2.1.1.0) E77222-02 |
|
前へ |
次へ |
BI PublisherでOracle E-Business Suiteセキュリティを使用するように構成済の場合は、作成するレポートでキー・フレックスフィールドをパラメータとして利用できます。
データ・モデルを定義するときに、キー・フレックスフィールドをパラメータとして渡すように設定すると、BI Publisherではレポート利用者に対してダイアログが表示され、ここで選択されたフレックスフィールド・セグメントがパラメータとしてレポートに渡されます。これは、レポートをE-Business Suiteのコンカレント・マネージャを通して実行するときにフレックスフィールドが提示される方法に似ています。
次に示されているように、フレックスフィールド値リストはレポート・ビューアに表示されます。
次に示されているように、フレックスフィールド値リストはセグメント値を選択するダイアログとして表示されます。
値リストを定義するときは、「フレックスフィールド」というリスト・タイプが表示されます。
フレックスフィールド・タイプの値リストを有効にするには、E-Business Suiteセキュリティを使用するようにBI Publisherが構成されている必要があります。フレックスフィールドがすでにE-Business Suite内で定義されている必要があります。
E-Business Suiteでのフレックスフィールドの詳細は、Oracle E-Business Suiteフレックスフィールド・ガイドを参照してください。BI PublisherのためのE-Business Suiteセキュリティの設定方法の詳細は、Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイドのOracle E-Business Suiteとの統合を参照してください。
最初に、値リストを追加してフレックスフィールドを追加します。
フレックスフィールド・パラメータを追加するには、次のタスクを実行します。各タスクの詳細は、この後の各項で説明します。
&flexfield_name
構文を使用します。実行時に、&flexfield_name
参照は字句コードで置き換えられます。この字句コードは、フレックスフィールド・コンポーネント定義の中の値に基づいて作成されます。フレックスフィールド値リストを表示してユーザーが選択した値を取り込むために、パラメータを定義します。
フレックスフィールド・タイプのパラメータ定義には、範囲フレックスフィールドをサポートするために「範囲」という追加フィールドがあります。範囲フレックスフィールドでは、各キー・セグメントの値が1つだけではなく、下限値と上限値がサポートされます。
フレックスフィールド値リストのパラメータを定義するには:次の図に、フレックスフィールド値リストのパラメータ定義を示します。
メニュー・パラメータをフレックスフィールド値リストに追加した後、パラメータ値をデータ・モデル内のフレックスフィールド・コンポーネントに渡せます。
フレックスフィールドの追加で、フレックスフィールド・コンポーネントの追加について詳しく説明します。ここでは、簡略化した手順を例として示します。
データ・モデル内でフレックスフィールドを定義するには:最後に、E-Business Suiteデータベースに対するSQL問合せを作成します。
キー・フレックスフィールドの追加に説明されているように、問合せに字句構文を使用します。次の図で、&Acct_Flex
がSQL問合せのWHERE条件でコールされたフレックスフィールド字句構文です。
値の範囲を渡せるようにフレックスフィールド値リストのパラメータを定義するには、2つのメニュー・パラメータを作成し、両方が同じフレックスフィールドLOVを参照するように設定します。
実行時に、ユーザーが上限値を値リストから選択し、下限値を同じ値リストから選択します。この2つの値が、オペランドとしてデータ・モデルのフレックスフィールド・コンポーネントに渡されます。
このデータ・モデルが関連付けられたレポートがレポート・ビューアに表示される際、次に示されているように、レポート利用者に2つのフレックスフィールド・パラメータが表示されます。
レポート利用者がフレックスフィールドの上限または下限のインジケータ(...)をクリックすると、次の図に示されているように上限値と下限値の両方を入力できるダイアログが開きます。
レポート・ビューアでの範囲フレックスフィールド・パラメータの表示特性は、E-Business Suiteでの範囲フレックスフィールドの表示によく似ています。