Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.1) E79319-01 |
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この章では、標準のレポート・スタイルの1つであるメール・ラベル・レポートについて学習します。この章の手順に従うと、図6-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
メール・ラベル・レポートは、封筒の住所ラベルとしての使用に適したフォーマットで表示されるデータで構成されています。ラベルは1つ以上の列に印刷が可能で、任意の位置から開始できます。
メール・ラベル・レポートでは、データベースのデータを静的テキストと組み合せて住所を作成し、封筒のメール・ラベルとして印刷できます。
メール・ラベルを作成するには、メール・ラベルのレイアウト・スタイルを備えた簡単な単一問合せレポートを使用します。
データ・リレーションシップ
メール・ラベル・レポート用のデータは、問合せを作成してデータを選択するだけでフェッチできます。
レイアウト
Oracle Reportsで提供されるデフォルトのメール・ラベル・レイアウトは、各フィールドが前のフィールドの真下にくるように配置されています。フィールド・ラベルは印刷されません。
レポート・ウィザードを使用して単純なメール・ラベル・レポートを作成します。レポート・ウィザードには書式設定ページが用意されており、各メール・ラベルのレイアウトをそこで選択できます。
メール・ラベル間の空白の量を制御するには、繰返し枠のプロパティ・インスペクタにある垂直間隔フィールドを使用します。繰返し枠の間隔はデフォルト値では不十分な場合があります。その場合は、レイアウトのメール・ラベル間に空白を挿入して、ラベルへの印刷時に正しく配置されるように指定することもできます。
使用例
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
レポート・ウィザードを使用したメール・ラベル・レポートの作成と、レポート用のすべての列を選択するクエリー・ビルダーでの単一の問合せの記述。その他のデータ・オブジェクトを作成する必要はありません。Oracle Reportsでは、その他の必要なデータ・オブジェクトがデフォルトですべて作成されます。
メール・ラベル・レポートの各レコード間に空白を追加するための垂直間隔プロパティを使用しての垂直間隔の追加。
メール・ラベル・レポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダmailinglabel
を開き、Oracle Reportsのサンプル・レポートmailinglabel.rdf
を開きます。サンプルを開く方法の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。