Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.1) E79319-01 |
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この章では、グループ上マトリックス・レポートについて学習します。この章の手順に従うと、図27-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
グループ上マトリックス・レポートは、マトリックス・レポートとグループ上レポートのレイアウトを組み合せたものです。基本的に、マトリックス・レポートは、マスター・グループ・レコードごとに出力されます。クロス積の上に親が存在することを除けば、グループ別マトリックスは、複数問合せのネストしたマトリックスに類似しています。複数問合せのネストしたグループ別マトリックス・レポートの場合は、クロス積の横または縦のディメンションの中に親子関係が存在します。
概要に関する詳細は、第2.1.8項「グループ別マトリックス・レポートについて」を参照してください。
データ・リレーションシップ
このグループ上マトリックス・レポートの例では、1つの問合せと5つ以上のグループを使用します。1つ以上のグループをクロス積の上に配置し、マスター・グループとします。
レイアウト
このレポートでは、グループ別マトリックスのレイアウト・スタイルを使用します。
使用例
この例では、各年度の給与を部門と職種ごとにクロス集計するレポートを作成します。結果のグループ・レポートは、年度がマスターとなり、ディテールのマトリックスには職種が上の横方向、部門が左端の縦方向に表示され、セル内には給与の合計が含まれます。これにより、ある年度の部門20における事務員の全給与の合計がすぐにわかります。
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
単一問合せレポート用のマトリックス・グループのデータ・モデルとレイアウトの作成
ペーパー・レイアウトの変更を伴わないWebレイアウトの作成
グループ上マトリックス・レポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダmatrixgroup
を開き、Oracle Reportsのサンプルmatrixgroup.rdf
を開きます。アクセス方法の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。