表3-4にリストされているWLSTコマンドを使用して、OWSMドメインを表示および構成します。
注意:
setConfiguration
コマンドは非推奨になりました。「setWSMConfiguration」に記載されているsetWSMConfiguration
コマンドを使用することをお薦めします。
表3-4 OWSM環境WLSTコマンド
使用するコマンド | 用途 | 使用するWLST |
---|---|---|
キーストア構成のプロパティを設定します。 |
オンライン |
|
指定した製品の完全な構成プロパティとその値およびグループを表示します。 |
オンライン |
|
指定した製品の構成プロパティを設定します。 |
オンライン |
|
リソースまたはその構成コンポーネントのフィールドの値を設定します。 |
オンライン |
コマンド・カテゴリ: 構成
WLSTでの使用: オンライン
説明
OWSMキーストアの構成プロパティを設定します。
詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWLSTを使用したOWSMキーストアの構成に関する項を参照してください。
注意:
キーストア構成に対する変更をドメイン・レベルで行う場合、サーバーの再起動が必要になります。
構文
configureWSMKeystore(context, keystoreType, location, keystorePassword, signAlias, signAliasPassword, cryptAlias, cryptAliasPassword)
引数 | 説明 |
---|---|
|
オプション。変更が実行される構成ドキュメントのコンテキスト。 |
|
オプション。プロパティのキーストア・タイプ・カテゴリ。有効なキーストア・タイプは、 |
|
オプション。JKSの場合、キーストアの絶対位置または |
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オプション。構成されるキーストアのキーストア・パスワード。 |
|
オプション。署名鍵の別名。 |
|
オプション。署名鍵の |
|
オプション。暗号化鍵の |
|
オプション。暗号化鍵の |
例
次の例では、JKSキーストアdefault-keystore.jks
をドメインmyDomain
に構成します。キーストア・パスワードにoratest123
、署名の別名にoraAlias
、署名の別名パスワードにora234
、暗号化の別名にoraCryptAlias
、暗号化の別名パスワードにora123
を指定します。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> configureWSMKeystore ('/WLS/myDomain','JKS', './default-keystore.jks','oratest123', 'oraAlias','ora234','oraCryptAlias', 'ora123')
次の例では、KSSキーストアをドメインmyDomain
のkss://owsm/keystore
に構成します。署名の別名にoraAlias
、および暗号化の別名にoraCryptAlias
を指定します。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> configureWSMKeystore ('/WLS/myDomain',keystoreType='KSS', location='kss://owsm/keystore', signAlias='oraAlias', cryptAlias='encAlias')
コマンド・カテゴリ: 構成
WLSTでの使用: オンライン
説明
コンテキスト内で指定した製品の構成プロパティの完全なセット、およびその値とグループを表示します。コンテキストに関連付けられている構成ドキュメントでプロパティが定義されていない場合、その製品に定義されているデフォルトの値が表示されます。コンテキストが指定されない場合は、現在のコンテキストに一致するプロパティのセットが表示されます。
詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWLSTを使用したOWSMドメイン構成の管理に関する項を参照してください。
構文
displayWSMConfiguration([context=None])
引数 | 説明 |
---|---|
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オプション。プロパティ値を表示する構成ドキュメントのコンテキスト。 プロパティのデフォルトのセットをその値とともに表示するには、コンテキスト値として「/」を使用します。 |
例
次の例では、リポジトリ内の構成ドキュメントに含まれる構成を表示します。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> displayWSMConfiguration()
次の例では、base_domain
ドメインの構成を表示します。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> displayWSMConfiguration('/WLS/base_domain')
コマンド・カテゴリ: 構成
WLSTでの使用: オンライン
説明
ドメインの構成プロパティを設定します。プロパティは、そのドメインの構成ドキュメントに格納されます。構成ドキュメントが存在しない場合は、新しいドキュメントが作成されます。
値をおよび値のグループ(あるいはその両方)を指定した新しいプロパティは、構成ドキュメント内に追加できます。許容されるプロパティのセットは、その製品でサポートされるプロパティのデフォルト・セットによって決定されます。特定のプロパティ値または値のグループを、構成ドキュメントから削除できます。構成ドキュメント内にプロパティが存在しない場合は、構成ドキュメント自体が削除されます。
詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWLSTを使用したOWSMドメイン構成の管理に関する項を参照してください。
構文
setWSMConfiguration(context, category, name, [group=None], [values=None])
引数 | 説明 |
---|---|
|
オプション。変更される構成ドキュメントのコンテキスト。コンテキストが指定されなかった場合または |
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プロパティのカテゴリ。これは、コンテキストで受け入れられることを確認するために、プロパティのデフォルト・セットに対して検証されます。 displayWSMConfigurationコマンドを使用して、各プロパティに関連付けられているカテゴリ名を確認します。 |
|
プロパティの名前これは、コンテキストで受け入れられることを確認するために、プロパティのデフォルト・セットに対して検証されます。 |
|
オプション。構成ドキュメントに追加する値のセットが含まれているグループ。グループが存在し、この値が |
|
オプション。構成ドキュメント内のプロパティまたはグループに設定する値の配列。 |
例
次の例では、ドメインmyDomain
の構成全体をデフォルト値にリセットします。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMConfiguration('/WLS/myDomain')
次のコマンドでは、myDomain
ドメイン内のclock.skew
プロパティの値を500
にリセットします。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMConfiguration('/WLS/myDomain','Agent','clock.skew',None, ['500'])
次のコマンドでは、myDomain
内のclock.skew
プロパティの値をデフォルト値にリセットします。
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMConfiguration('/WLS/myDomain','Agent','clock.skew',None,None)
コマンド・カテゴリ: リソース
WLSTでの使用: オンライン
説明
リソースまたはその構成コンポーネントのフィールドの値を指定します。このコマンドは、リクエストされたフィールドをリソースに設定する、または既存のフィールドの値を削除するのに使用できます。作成中または変更中のリソースが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。
構文
setWSMResourceField(fieldName, [fieldValue=None])
引数 | 説明 |
---|---|
fieldName |
設定するフィールドの名前。変更のために値を設定できるフィールドは次のとおりです。
|
fieldValue |
オプション。フィールドに設定する値、またはフィールドを削除する場合は値を省略します。 |
例
次の例は、クライアント・ポートのwsdl
フィールドの場所をStockService?wsdl
に設定します。
wls:/wls-domain/serverConfig> setWSMResourceField('wsdl',['http://localhost/StockService?wsdl'])
次の例は、アプリケーション・リソースのserver
フィールドをserver1
およびserver2
に設定します。
wls:/wls-domain/serverConfig> setWSMResourceField('server',['server1','server2'])