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Oracle® Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネントWLSTコマンド・リファレンス
12c (12.2.1.1)
E77234-01
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3.3 ポリシー・サブジェクト・コマンド

表3-3にリストされているWLSTコマンドを使用して、WebサービスおよびWebサービスのクライアント・ポリシー・サブジェクトを表示および管理します。ポリシー・サブジェクトの詳細は、『Oracle Web Services Managerの理解』のポリシー・サブジェクトの理解に関する項を参照してください。

注意:

Java EE Webサービスでは、情報は表示されません。Java EE Webサービスのポリシー・アタッチメントの表示および変更の詳細は、表3-7を参照してください。


表3-3 ポリシー・サブジェクトWLSTコマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

displayWSMEffectivePolicySet

ポリシー・サブジェクト対応する有効なポリシー・セットの構成を表示します。

オンライン

listWSMPolicySubjects

指定したアプリケーション、アセンブリおよびサブジェクト・パターンと一致するポリシー・サブジェクトをリストします。

オンライン

previewWSMEffectivePolicySet

ポリシー・サブジェクト対応する有効なポリシー・セットの構成を表示します。表示には、有効なポリシー・セットの生成時に現在のセッション内で行われたすべての変更も含まれます。

オンライン

listWSMResources

リポジトリに登録されているリソースをリストします。

オンライン

registerWSMResource

セッション内の物理リソースを記述する新規リソース・インスタンスを登録または作成します。

オンライン

selectWSMPolicySubject

変更のためにアプリケーション、アセンブリおよびサブジェクトによって一意に識別されるサブジェクトを選択します。

オンライン

selectWSMResource

変更のためにリソース、アセンブリおよびサブジェクトによって一意に識別されるサブジェクトをサードパーティ・アプリケーション環境で選択します。

オンライン


3.3.1 displayWSMEffectivePolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・サブジェクト

WLSTでの使用: オンライン

注意:

このコマンドは、Oracle Infrastructure Webサービスおよびクライアントのみに有効です。Java EE Webサービスでは、情報は表示されません。Java EE Webサービスのポリシー・アタッチメントの表示および変更の詳細は、表3-7を参照してください。

説明

実際のランタイム・ポリシー・セットおよびポリシー強制時に使用されるグローバル・ポリシー・アタッチメント情報の構成が表示されます。このポリシー・セットとグローバル・ポリシー・アタッチメント情報は、ポリシー・サブジェクト内に格納されます。

コマンドを開始する前に、セッションを開始してポリシー・サブジェクトを選択(selectWSMPolicySubjectを使用して)する必要があります。現在のセッションがなく、ポリシー・サブジェクトが選択されていない場合は、エラーが表示されます。

このコマンドを、選択したグローバル・ポリシー・セットまたは選択したローカル・ポリシー・セットのみを表示する「displayWSMPolicySet」コマンド、または現在のセッション内で実際のランタイム・ポリシー・セットに対して行われた変更を含む有効なポリシー・セットを表示する「previewWSMEffectivePolicySet」コマンドを比較します。

構文

displayWSMEffectivePolicySet()

次のOracle Infrastructure Webサービスの例では、強制時に有効なポリシー(oracle/wss_username_token_service_policyおよびoracle/log_policy)をリストします。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMPolicySubject('/weblogic/jrfServer_domain/jaxws-sut','#jaxws-sut-service','WS-SERVICE({http://service.jaxws.wsm.oracle/}TestService#TestPort)')
 
The policy subject is selected for modification.
 
wls:/jrfServer_domain/serverConfig> displayWSMEffectivePolicySet()

        URI="oracle/http_basic_auth_over_ssl_service_policy", category=security, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
 
        The policy subject is secure in this context.

3.3.2 listWSMPolicySubjects

コマンド・カテゴリ: ポリシー・サブジェクト

WLSTでの使用: オンライン

説明

指定したアプリケーション、アセンブリおよびサブジェクト・パターンと一致するポリシー・サブジェクトをリストします。オプションのdetail引数を使用して、有効なポリシー・セットの情報を出力に含むことができます。このコマンドではセッションを開始する必要はありません。

サブジェクトの特定に使用するパターンの詳細は、「ポリシー・サブジェクトの特定」を参照してください

構文

listWSMPolicySubjects([application=None],[assembly=None],[subject=None],[detail='false'])

引数 説明

application

オプション。アプリケーションを特定するパターン。

assembly

オプション。アセンブリを特定するパターン。

subject

オプション。サブジェクトを特定するパターン。

detail

オプション。出力に有効なポリシー・セットの情報を含むかどうかを指定します。デフォルト値はfalseです。

直接アタッチされたポリシーごとに、アタッチメントのソースを識別するlocal.policy.reference.source構成プロパティが提供されています。詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のポリシー・アタッチメントのソースの特定に関する項を参照してください。


特定のサブジェクトの検索を簡易化するために、applicationassemblyまたはsubject引数にワイルドカード文字(*)を含むパターンを指定できます。この場合、そのパターンに一致するすべてのサブジェクトがリストされます。

detail='true'を指定した次のlistWSMPolicySubjectsコマンドの呼出しでは、ドメイン全体で管理されているすべてのサブジェクトのアプリケーション、アセンブリおよびサブジェクト情報が返されます。

直接アタッチされたポリシーには、そのソースをLOCAL_ATTACHMENTとして識別するlocal.policy.reference.source構成プロパティが提供されており、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用してアタッチされたことを示します。local.policy.reference.source構成プロパティおよび有効な値のリストの詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のポリシー・アタッチメントのソースの特定に関する項を参照してください。

wls:/base_domain/serverConfig> listWSMPolicySubjects(detail='true') 
Application: /weblogic/base_domain/jaxwsejb30ws
  Assembly: #jaxwsejb
    Subject: WS-SERVICE({http://mycompany.com/targetNamespace}EchoEJBService#EchoEJBServicePort)

Context : no constraint
        URI="oracle/wss_username_token_service_policy", category=security, 
policy-status=enabled; source=global policy set "username", scope="DOMAIN('*')"; reference-status=enabled; effective=true
        URI="oracle/mex_request_processing_service_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
        URI="oracle/mtom_encode_fault_service_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
        URI="oracle/max_request_size_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
                Property name="max.request.size", value="-1"
        URI="oracle/request_processing_service_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
        URI="oracle/soap_request_processing_service_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
        URI="oracle/ws_logging_level_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="logging.level", value=""
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
        URI="oracle/test_page_processing_service_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
        URI="oracle/wsdl_request_processing_service_policy", category=wsconfig, policy-status=enabled; source=local policy set; reference-status=enabled; effective=true
                Property name="local.policy.reference.source", value="IMPLIED_FEATURE"
 
        The policy subject is secure in this context.

...

('jax*')を引数として指定したlistWSMPolicySubjectsコマンドの呼出しでは、jaxで始まるアプリケーションのすべてのサブジェクト(この例ではjaxwsejb30wsアプリケーションに属しているすべてのサブジェクト)が返されます。

wls:/base_domain/serverConfig> listWSMPolicySubjects('jax*')
 
Application: /weblogic/base_domain/jaxwsejb30ws
  Assembly: #jaxwsejb
    Subject: WS-SERVICE({http://mycompany.com/targetNamespace}EchoEJBService#EchoEJBServicePort)
 
    Subject: WS-SERVICE({http://mycompany.com/jaxws/tests/concrete}WsdlConcreteService#WsdlConcretePort)
 
    Subject: WS-SERVICE({http://mycompany.com/jaxws/tests}CalculatorService#CalculatorPort)

次のコマンドは、すべてのアプリケーション内のすべてのRESTfulリソース・サブジェクトを返します。アプリケーションにRESTfulリソースがない場合、次のメッセージが返されます: Subject: No matching subject found for "REST*"

wls:/base_domain/serverConfig> listWSMPolicySubjects(subject='REST*')

Application: /weblogic/base_domain/jaxrs_pack1
 
  Assembly: #jaxrs_pack1.war
 
    Subject: REST-Resource(Jersey)
 
 
Application: /weblogic/base_domain/jaxwsejb30ws
 
  Assembly: #jaxwsejb
 
    Subject: No matching subject found for "REST*".


Application: /weblogic/base_domain/soa-infra
 
  Assembly: #integration/services/RuntimeConfigService
 
    Subject: REST-Resource(oracle.bpm.rest.webapp.BPMApplication)

3.3.3 listWSMResources

コマンド・カテゴリ: リポジトリ

WLSTでの使用: オンライン

説明

リポジトリに登録されているリソースをリストします。このコマンドによって、現在のセッション内で作成、変更または削除されるリソースも表示されます。すべてのリソースをリストすることも、オプションの引数を使用して表示を制限することもできます。

構文

listWSMResources([resourceType=None],[resourceName=None],[platFormType=None],[domainName=None])

引数 説明

resourceType

オプション。リソースのタイプを指定します。値が指定されない場合、リポジトリに保存されているすべてのリソース・インスタンスがリストされます。

resourceName

オプション。リソースの名前。この値を省略してすべてのリソースをリストすることも、ワイルドカードを使用してリソース一致を制限することもできます。

platformType

オプション。リソースが存在するプラットフォームのタイプです。この値に次のいずれかの値を指定してリソース一致を制限することも、省略してすべてのプラットフォーム・タイプに存在するリソースをリストすることもできます。

  • was - WebSphereプラットフォーム

  • jboss - JBOSSプラットフォーム

domainName

オプション。リソースが存在する管理ドメイン(つまり、WebSphereプラットフォームのセル)の名前です。この値を省略してすべてのリソースをリストすることも、ワイルドカードを使用してリソース一致を制限することもできます。


前述の表にリストされているいずれの値にも次のワイルドカード文字を使用して複数一致を指定できます。


文字 説明

%

パーセント文字は、値の中で任意の数の文字に一致させるのに使用できます。

_

アンダースコア文字は、値の中で単一の文字に一致させるのに使用できます。

\

バックスラッシュ文字は、値の中でワイルドカード文字をエスケープするのに使用できます。


ワールドカードを使用したlistWSMResourcesコマンドの例を次に示します。

listWSMResources('application','%App%','was','myDomain')
listWSMResources('platform','my_%')
listWSMResources()

次の例は、ドメインmyDomainのWebSphereアプリケーション・サーバーにある、文字列Appを含むアプリケーション・リソースを返します。

listWSMResources('application','%App%','was','myDomain')

3.3.4 previewWSMEffectivePolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・サブジェクト

WLSTでの使用: オンライン

説明

ポリシー・サブジェクト対応する有効なポリシー・セットの構成を表示します。表示には、有効なポリシー・セットの生成時に現在のセッション内で行われたすべての変更も含まれます。

コマンドを開始する前に、セッションを開始してポリシー・サブジェクトを選択(selectWSMPolicySubjectを使用して)する必要があります。ポリシー・サブジェクトが選択されていない場合は、エラーが表示されます。

強制時に使用される実際のポリシー・セットを表示する「displayWSMEffectivePolicySet」(ただし、現在のセッション中に行われたポリシー・セットに対するすべての変更は表示されません)も参照してください。

構文

previewWSMEffectivePolicySet()

wls:/wls-domain/serverConfig>previewWSMEffectivePolicySet()

3.3.5 registerWSMResource

コマンド・カテゴリ: リポジトリ

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、アプリケーション・サーバーなどの物理リソースを記述する新規リソース・インスタンスを登録または作成する、あるいは作成されたリソース・インスタンス内にサブリソースを登録します。リソース・インタンスは、リソースの論理構造を記述する情報を保存するのに使用されます。サブリソースにはリソース・インスタンスのクライアント・ポートおよびサービス・ポートについての情報が保持されます。セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

registerWSMResource(resource, [assembly=None], [subject=None])

引数 説明

resource

既存のリソース・インスタンスの名前です。これはスラッシュで区切られた、プラットフォーム名、ドメイン名および論理名の組合せです。

assembly

リソース・インスタンス内のサブリソースを識別するのに使用されるアセンブリ名です。これはハッシュ記号で区切られた、モジュール・タイプおよびモジュール名の組合せです。

subject

サブリソースを識別するサブジェクトの名前です。これはサブリソース・タイプの組合せ、つまりハッシュ記号で区切られた、"server"または"client"およびサービス、または参照名およびポート名のいずれかです。


次の例は、IBM WebSphereプラットフォーム・アプリケーションWAS/base_cell/myApplicationを登録します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> registerWSMResource (‘WAS/base_cell/myApplication')

次の例は、IBM WebSphereプラットフォーム・ドメインWAS/base_cellを登録します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> registerWSMResource ('WAS/base_cell')

次の例は、アプリケーション/WAS/base_cell/myApplicationの、IBM WebSphereプラットフォームにあるStockQuoteServicePortエンドポイントを登録します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> registerWSMResource (‘/WAS/base_cell/myApplication', ‘web# myModule', ‘service(StockQuoteService# StockQuoteServicePort)')

3.3.6 selectWSMPolicySubject

コマンド・カテゴリ: ポリシー・サブジェクト

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、変更するポリシー・サブジェクトを選択します。アプリケーション、アセンブリおよびポリシー・サブジェクト名でポリシー・サブジェクトを一意に指定します。選択後、ポリシー管理コマンドを使用して、そのポリシー・サブジェクトに直接アタッチされているポリシー・セットを変更できます。

ポリシー管理の編集またはポリシー・セットのトランザクションを実行する前に、セッションを開始(beginWSMSession)する必要があります。また、ポリシー管理コマンドを発行する前に、変更するポリシー・サブジェクトを選択する必要もあります。現在のセッションがないか、既存の変更プロセスがすでに存在する場合は、エラーが表示されます。

コマンドの使用方法の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』ポリシーサブジェクトの特定に関する項およびWLSTを使用したポリシー・サブジェクトの特定および選択に関する項を参照してください。

構文

selectWSMPolicySubject([application=None],[assembly=None],[subject=None])

引数 説明

application

アプリケーションの名前。

assembly

アセンブリの名前。アプリケーション内のモジュールを一意に特定します。

subject

ポリシー・サブジェクトの名前。


注意:

3つの引数のいずれにも、ワイルドカード文字「*」を含むパターンを指定できます。この場合、そのパターンに一致するすべての名前がリストされます。サブジェクトを一意に特定する名前を選択する必要があります。パターンは、最後の不明エンティティにのみ指定できます。

次の例では、jaxws-sutアプリケーションに属しているjaxws-sut-serviceモジュール(アセンブリ)のTestService#TestPortポートを選択します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMPolicySubject('/weblogic/jrfServer_domain/jaxws-sut','#jaxws-sut-service','WS-SERVICE({http://service.jaxws.wsm.oracle/}TestService#TestPort)')

The policy subject is selected for modification.

次の例では、helloworldアプリケーションに属する#restserviceモジュール(アセンブリ)のjersey RESTfulリソースを選択します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMPolicySubject('helloworld','#restservice','REST-Resource(Jersey)')

The policy subject is selected for modification.

その他の例については、「ポリシー・サブジェクトの特定」を参照してください。

3.3.7 selectWSMResource

コマンド・カテゴリ: リポジトリ

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、サードパーティ・アプリケーション・サーバーなどの物理リソースを記述するリソース・インスタンスを変更のために選択します。このコマンドは、リソース・インスタンス内に含まれる特定のサブリソースを変更のために選択するのにも使用できます。リソース・インスタンスが選択されると、その中のサブリソースを追加、削除または変更できます。セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

ポリシー管理の編集またはポリシー・セットのトランザクションを実行する前に、セッションを開始(beginWSMSession)する必要があります。また、ポリシー管理コマンドを発行する前に、変更するリソース・サブジェクトを選択する必要もあります。

構文

selectWSMResource([resource=None], [assembly=None], [subject=None])

引数 説明

resource

既存のリソース・インスタンスの名前です。これはスラッシュで区切られた、リソース・インスタンスのプラットフォーム名、ドメイン名および論理名の組合せです。

assembly

リソース・インスタンス内のサブリソースを識別するのに使用されるアセンブリ名です。これはハッシュ記号で区切られた、モジュール・タイプおよびモジュール名の組合せです。

subject

サブリソースを識別するサブジェクトの名前です。これはサブリソース・タイプの組合せです。たとえば、ハッシュ記号で区切られた、"server"または"client"およびサービス、または参照名およびポート名のいずれかです。


注意:

3つの引数のいずれにも、ワイルドカード文字「*」を含むパターンを指定できます。この場合、そのパターンに一致するすべての名前がリストされます。したがって、サブジェクトを一意に特定する名前を選択する必要があります。パターンは、最後の不明エンティティにのみ指定できます。

次の例は、*ワイルドカードを使用して、IBM WebSphereアプリケーション・サーバー上のbase_domainにあるすべてのアプリケーションを選択します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMResource('/WAS/base_cell/*Application')

次の例は、アプリケーション/WAS/base_cell/myApplicationの、IBM WebSphereプラットフォームにあるWEBモジュールのすべてのサブモジュールを*ワイルドカードを使用して指定します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMResource('/WAS/base_cell/myApplication','WEB#*Mod')

次の例は、アプリケーション/WAS/base_cell/myApplicationの、IBM WebSphereプラットフォームにあるWEB/myModサブリソースに接続されているすべてのサービス・ポートを*ワイルドカードを使用して指定します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMResource('/WAS/base_cell/myApplication','WEB#myMod', 'service(*Service#*Port)')

次の例は、アプリケーション/WAS/base_cell/myApplicationの、IBM WebSphereプラットフォームにあるWEB/myModサブリソースに接続されているStockQuoteServicePortエンドポイント選択します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMResource (‘/WAS/base_cell/myApplication', ‘WEB#myModule', ‘service(StockQuoteService# StockQuoteServicePort)')