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Oracle® Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネントWLSTコマンド・リファレンス
12c (12.2.1.1)
E77234-01
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3.8 ポリシー・セット管理のコマンド

ポリシー・セットは、1つ以上のポリシーをサブジェクト・タイプにグローバルにアタッチするメカニズムを提供することで、エンタープライズのセキュリティおよび管理性を向上します。ポリシー・セットを使用すると、管理者は、何も直接アタッチすることなく、強制するポリシーのデフォルト・セットを指定できます。ポリシー・セットをアタッチできるリソースのタイプおよびスコープの決定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のグローバルにアタッチされたポリシーのリソースのタイプおよびスコープの決定に関する項を参照してください。

ポリシー・セットの作成、変更または削除コマンドはすべて、セッションのコンテキストで実行する必要があります。セッションは、単一のポリシー・セットに対してのみ操作できます。

注意:

この項で説明するWLSTコマンドのヘルプを表示するには、実行中のサーバー・インスタンスに接続し、help('wsmManage')と入力します。

表3-9にリストされているポリシー・セットの管理コマンドは、このリリースでOracle Infrastructure Webサービスについては非推奨になりました。

Oracle Infrastructure Webサービスでは、リリース12cのOWSMポリシー・セットを管理するには、表3-8にリストされているWLSTの新しいコマンドを使用することをお薦めします。これらのコマンドは、「セッション・コマンド」の説明に従って、セッション・コマンドを使用してセッションのコンテキスト内で実行する必要があります

非推奨コマンドの完全なリストは、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート』の非推奨となったOracle Infrastructure Webサービスのコマンドに関する項を参照してください。

表3-6にリストされているWLSTコマンドを使用して、グローバルで使用可能なポリシー・セットを管理します。


表3-8 Webサービスのグローバル・ポリシー・セット管理WLSTコマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

cloneWSMPolicySet

セッション内で、既存のポリシー・セットから新しいポリシー・セットをクローニングします。

オンライン

createWSMPolicySet

セッション内に、新しい、空のポリシー・セットを作成します。

オンライン

deleteWSMAllPolicySets

すべてまたは選択したポリシー・セットをOWSMリポジトリ内から削除します。

オンライン

deleteWSMPolicySet

セッション内で、指定したポリシー・セットを削除します。

オンライン

displayWSMPolicySet

指定したポリシー・セットの構成を表示します。

オンライン

enableWSMPolicySet

セッション内で、現在のポリシー・セットを有効化または無効化します。

オンライン

listWSMPolicySets

リポジトリ内のポリシー・セットをリストします。このコマンドでは、現在のセッションで作成中、変更中または削除中のポリシー・セットも表示します。

オンライン

selectWSMPolicySet

セッション内で変更するポリシー・セットを指定します。

オンライン

setWSMPolicySetConstraint

セッション内で選択されたポリシー・セットのための実行時制約値を指定します。

オンライン

setWSMPolicySetOverride

ポリシー・セットに対するオーバーライド・プロパティを構成します。

オンライン

setWSMPolicySetDescription

セッション内で選択されたポリシー・セットのための説明を指定します。

オンライン

setWSMPolicySetScope

指定したリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式を設定します。

オンライン

unregisterWSMResource

セッション内の登録済物理リソースを記述するリソース・インスタンスを登録解除または削除します。

オンライン

validateWSMPolicySet

既存のポリシー・セットを検証します。

オンライン


表3-9に、このリリースで非推奨になったOracle Infrastructure Webサービスのグローバル・ポリシー・セットを管理するためWLSTコマンドをリストします。


表3-9 非推奨のグローバル・ポリシー・セット管理用のWLSTコマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

abortRepositorySession

現在のOWSMリポジトリ変更セッションを中止し、セッション中にリポジトリに対して行われたすべての変更を破棄します。

オンライン

attachPolicySet

指定されたリソース範囲にポリシー・セットをアタッチします。

オンライン

attachPolicySetPolicy

ポリシーのURIを使用してポリシー・セットにポリシーをアタッチします。

オンライン

beginRepositorySession

OWSMリポジトリを変更するセッションを開始します。

オンライン

clonePolicySet

既存のポリシー・セットから新しいポリシー・セットをクローニングします。

オンライン

commitRepositorySession

現在のセッションの内容をOWSMリポジトリに書き込みます。

オンライン

createPolicySet

新しい空のポリシー・セットを作成します。

オンライン

deleteAllPolicySets

すべてまたは選択したポリシー・セットをOWSMリポジトリ内から削除します。

オンライン

deletePolicySet

指定したポリシー・セットを削除します。

オンライン

describeRepositorySession

現在のセッションのコンテンツを記述します。

オンライン

detachPolicySetPolicy

ポリシーのURIを使用してポリシー・セットからポリシーをデタッチします。

オンライン

displayPolicySet

指定したポリシー・セットの構成を表示します。

オンライン

enablePolicySet

ポリシー・セットを有効化または無効化します。

オンライン

enablePolicySetPolicy

ポリシーのURIを使用してポリシー・セットのポリシー・アタッチメントを有効化または無効化します。

オンライン

listPolicySets

リポジトリ内のポリシー・セットを一覧表示します。

オンライン

migrateAttachments

直接ポリシー・アタッチメントをグローバル・ポリシー・アタッチメントに(それらが同一である場合)移行します。

オンライン

modifyPolicySet

現在のセッションで変更する既存のポリシー・セットを指定します。

オンライン

setPolicySetConstraint

セッション内で選択されたポリシー・セットのための実行時制約値を指定します。

オンライン

setPolicySetDescription

セッション内で選択されたポリシー・セットのための説明を指定します。

オンライン

setPolicySetPolicyOverride

現在のポリシー・セットのポリシー参照に構成オーバーライドを追加します。

オンライン

validatePolicySet

リポジトリ内またはセッション内の既存のポリシー・セットを検証します。

オンライン


3.8.1 abortRepositorySession

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「abortWSMSession」に記載されているとおり、abortWSMSessionコマンドを使用することをお薦めします。

次の例に、abortWSMSessionコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(リポジトリ操作)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> abortRepositorySession()
 

12cリリース(リポジトリ操作とポリシー・サブジェクト操作の両方)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> abortWSMSession()

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在の変更セッションを中止し、セッション中にリポジトリに対して行われたすべての変更を破棄します。

構文

abortRepositorySession()

次の例では、現在のOWSMセッションを中止します。

wls:/wls-domain/serverConfig>abortRepositorySession()

3.8.2 attachPolicySet

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「setWSMPolicySetScope」に記載されているとおり、setWSMPolicySetScopeコマンドを使用することをお薦めします。

次の例に、setWSMPolicySetScopeコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> attachPolicySet ('Domain("base_domain")')
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMPolicySetScope ('Domain("base_domain")')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、指定したリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式を設定します。この式は、サポートされる形式で有効なリソース・スコープを定義する必要があります。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

attachPolicySet(expression)

引数 説明

expression

指定されたリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式。

リソース・スコープの式の指定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のリソース・スコープの定義に関する項を参照してください。


次の例では、指定したbase_domainリソースにポリシー・セットをアタッチします。

wls:/wls-domain/serverConfig>attachPolicySet('Domain("base_domain")')

この例では、指定したbase_domainおよびmanaged_serverリソースにポリシー・セットをアタッチします。

wls:/wls-domain/serverConfig>attachPolicySet('Domain("base_domain") and Server("managed_server")')

3.8.3 attachPolicySetPolicy

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「attachWSMPolicy」に記載されているとおり、attachWSMPolicyコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、attachWSMPolicyコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(ポリシー・セットでのリポジトリ操作とポリシー・サブジェクト操作の両方)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> attachPolicySetPolicy ('oracle/wss_username_token_service_policy')

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> attachWSMPolicy('oracle/wss_username_token_service_policy')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、指定したURIで特定されるポリシーを、現在のポリシー・セットにアタッチします。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

attachPolicySetPolicy(uri)

引数 説明

uri

現在のポリシー・セットにアタッチするポリシーを指定するURI。たとえば、'oracle/log_policy'です。


次の例では、OWSMロギング・ポリシーを現在のポリシー・セットにアタッチします。

wls:/wls-domain/serverConfig>attachPolicySetPolicy('oracle/log_policy')

3.8.4 beginRepositorySession

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「beginWSMSession」に記載されているとおり、beginWSMSessionコマンドを使用することをお薦めします。

次の例に、beginWSMSessionコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(リポジトリ操作)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> beginRepositorySession()

12cリリース(リポジトリ操作とポリシー・サブジェクト操作の両方)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> beginWSMSession()

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

OWSMリポジトリを変更するためのセッションを開始します。セッションは、ポリシー・セット、Fusion Middleware Webサービス・エンドポイントなどの単一のポリシー・サブジェクトに対してのみ操作できます。すでに現在のセッションがある場合、エラーが表示されます。

構文

beginRepositorySession()

次の例では、OWSMリポジトリ変更セッションを開始します。

wls:/wls-domain/serverConfig>beginRepositorySession()

3.8.5 clonePolicySet

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「cloneWSMPolicySet」に記載されているとおり、cloneWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、cloneWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> clonePolicySet ('myNewPolicySet', 'myPolicySet')

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> cloneWSMPolicySet ('myNewPolicySet', 'myPolicySet')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、既存のポリシー・セットから新しいポリシー・セットをクローニングします。既存のポリシー・セットをクローニングする際には、ソース・ポリシー・セットのすべての値とアタッチメントが新規ポリシー・セットにコピーされます。ただし、リソース・スコープを指定する別の式を指定することもできます。この式は、サポートされる形式で有効なリソース・スコープを定義する必要があります。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

clonePolicySet(name, source,[attachTo=None],[description=None],[enable='true'])

引数 説明

name

新規ポリシー・セットのクローンの名前。

source

クローニングされるソース・ポリシー・セットの名前。

attachTo=None

オプション。指定されたリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式。リソース・スコープの式の指定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のリソース・スコープの定義に関する項を参照してください。

この引数をNoneに設定すると、リソース・スコープを指定するためにソース・ポリシー・セットで使用されている式が保持されます。

description=None

オプション。新規ポリシー・セットの説明。

この引数をNoneに設定すると、ソース・ポリシー・セットで使用されている説明が保持されます。

enable='true'

オプション。ポリシー・セットを有効にするか無効にするかを指定します。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - ポリシー・セットを有効にします。デフォルトはtrueです。

  • false - ポリシー・セットを無効にします。

この引数を省略した場合、ポリシー・セットが有効になります。


最初の例では、既存のmyPolicySetポリシー・セットをクローニングして新しいmynewPolicySetを作成することで、ポリシーセットを作成します。2番目の例でもポリシー・セットを作成しますが、リソース・スコープをドメイン内の指定されたjaxwsejb30wsアプリケーションのポリシー・サブジェクトに絞り込みます。

wls:/wls-domain/serverConfig>clonePolicySet('myNewPolicySet','myPolicySet')
wls:/wls-domain/serverConfig>clonePolicySet('myNewPolicySet','myPolicySet','Application("jaxwsejb30ws")')

3.8.6 cloneWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、既存のポリシー・セットから新しいポリシー・セットをクローニングします。既存のポリシー・セットをクローニングする際には、ソース・ポリシー・セットのすべての値とアタッチメントが新規ポリシー・セットにコピーされます。ただし、リソース・スコープを指定する別の式を指定することもできます。この式は、サポートされる形式で有効なリソース・スコープを定義する必要があります。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

cloneWSMPolicySet(name,source,[scope=None],[description=None],[enable='true'])

引数 説明

name

新規ポリシー・セットのクローンの名前。

source

クローニングされるソース・ポリシー・セットの名前。

scope=None

オプション。指定されたリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式。リソース・スコープの式の指定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のリソース・スコープの定義に関する項を参照してください。

この引数を指定しない場合、リソース・スコープの識別のためにソース・ポリシー・セットで使用されている式が保持されます。

description=None

オプション。新規ポリシー・セットの説明。

この引数が指定されない場合、ソース・ポリシー・セットで使用されている説明が保持されます。

enable='true'

オプション。ポリシー・セットを有効にするか無効にするかを指定します。この引数を省略した場合、ポリシー・セットは有効化されます。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - ポリシー・セットを有効にします。デフォルトはtrueです。

  • false - ポリシー・セットを無効にします。

この引数を省略した場合、ポリシー・セットが有効になります。


最初の例では、既存のmyPolicySetポリシー・セットをクローニングして新しいmynewPolicySetを作成することで、ポリシーセットを作成します。2番目の例でもポリシー・セットを作成しますが、リソース・スコープをドメイン内の指定されたjaxwsejb30wsアプリケーションのポリシー・サブジェクトに絞り込みます。

wls:/wls-domain/serverConfig>cloneWSMPolicySet('myNewPolicySet','myPolicySet')
wls:/wls-domain/serverConfig>cloneWSMPolicySet('myNewPolicySet','myPolicySet','Application("jaxwsejb30ws")')

3.8.7 commitRepositorySession

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「commitWSMSession」に記載されているとおり、commitWSMSessionコマンドを使用することをお薦めします。

次の例に、commitWSMSessionコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(リポジトリ操作)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> commitRepositorySession()

12cリリース(リポジトリ操作とポリシー・サブジェクト操作の両方)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> commitWSMSession()

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在のセッションの内容をOWSMリポジトリに書き込みます。何がコミットされたのかを示すメッセージが表示されます。現在のセッションがない場合、エラーが表示されます。

構文

commitRepositorySession()

次の例では、現在のリポジトリの変更セッションをコミットします。

wls:/wls-domain/serverConfig>commitRepositorySession()

3.8.8 createPolicySet

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「createWSMPolicySet」に記載されているとおり、createWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、createWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> createPolicySet('myPolicySet', 'ws-service', 'Domain("base_domain")')

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> createWSMPolicySet ('myPolicySet', 'ws-service', 'Domain("base_domain")')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内に、新しい、空のポリシー・セットを作成します。新規ポリシー・セットを作成する際には、ポリシー・セットの適用先のポリシー・サブジェクトのタイプを指定して、サポートされる形式で有効なリソース・スコープを定義するサポートされる式を指定する必要があります。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

createPolicySet(name,type,attachTo,[description=None],[enable='true'])

引数 説明

name

新規の空のポリシー・セットの名前。

type

新規ポリシー・セットが適用されるポリシー・サブジェクトのタイプ。ポリシー・サブジェクトのタイプは、『Oracle Web Services Managerの理解』のポリシー・サブジェクトの理解に関する項に記載されているポリシー・サブジェクトのいずれかである必要があります。

attachTo

指定されたリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式。リソース・スコープの式の指定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のリソース・スコープの定義に関する項を参照してください。

description

オプション。新しいポリシー・セットの説明。説明が指定されない場合、新しいポリシー・セットの説明は、<type>のグローバル・ポリシー・アタッチメントになり、ここで、<type>はサブジェクト・タイプです。

enable

オプション。新規ポリシー・セットを有効にするか無効にするかを指定します。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - 新規ポリシー・セットを有効にします。デフォルトはtrueです。

  • false - 新規ポリシー・セットを無効にします。

この引数を省略した場合、ポリシー・セットが有効になります。


最初の例では、新規ポリシー・セットを作成し、リソース・スコープをbase_domainドメインのws-serviceタイプ(Webサービス・エンドポイント)のみに指定します。2つめの例では、新しいポリシー・セットを作成しますが、リソース・スコープをドメイン内のsoa_server1サーバーのsca-serviceタイプのみ(SOAサービス)に絞ります。

wls:/wls-domain/serverConfig>createPolicySet('myPolicySet','ws-service','Domain("base_domain")')
wls:/wls-domain/serverConfig>createPolicySet('myPolicySet','sca-service','Server("soa_server1")','My policySet')

3.8.9 createWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、新しい、空のポリシー・セットを作成します。新しいポリシー・セットを作成する際に、ポリシー・セットが適用されるポリシー・サブジェクトのタイプを指定して、サポートされる形式で有効なリソース・スコープを定義するサポートされる式を指定する必要があります。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

createWSMPolicySet(name,type,scope,[description=None],[enable='true'])

引数 説明

name

新規の空のポリシー・セットの名前。

type

新しいポリシー・セットが適用されるポリシー・サブジェクトのタイプ。ポリシー・サブジェクトのタイプは、『Oracle Web Services Managerの理解』のポリシー・サブジェクトの理解に関する項に記載されているポリシー・サブジェクトのいずれかである必要があります。

scope

オプション。指定されたリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式。リソース・スコープの式の指定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のリソース・スコープの定義に関する項を参照してください。

この引数を指定しない場合、リソース・スコープの識別のためにソース・ポリシー・セットで使用されている式が保持されます。

description=None

オプション。新しいポリシー・セットの説明。説明が指定されない場合、新しいポリシー・セットの説明は、<type>のグローバル・ポリシー・アタッチメントになり、ここで、<type>はサブジェクト・タイプです。

enable='true'

オプション。新規ポリシー・セットを有効にするか無効にするかを指定します。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - 新規ポリシー・セットを有効にします。デフォルトはtrueです。

  • false - 新規ポリシー・セットを無効にします。

この引数を省略した場合、ポリシー・セットが有効になります。


次の例では、新しいポリシー・セットを作成し、リソース・スコープをbase_domainドメインのws-serviceタイプ(Webサービス・エンドポイント)のみに指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig>createWSMPolicySet('myPolicySet','ws-service','Domain("base_domain")')

次の例では、新しいポリシー・セットを作成しますが、リソース・スコープをドメイン内のsoa_server1サーバーのsca-serviceタイプのみ(SOAサービス)に絞ります。

wls:/wls-domain/serverConfig>createWSMPolicySet('myPolicySet','sca-service','Server("soa_server1")','My policySet')

次の例では、新しいポリシー・セットを作成し、リソース・スコープをbase_domainドメインのsca-rest-referenceタイプ(SOA RESTful参照)のみに絞ります。

wls:/wls-domain/serverConfig>createWSMPolicySet('myPolicySet','sca-rest-reference','Domain("base_domain")','My policySet')

次の例では、新しいポリシー・セットを作成し、リソース・スコープをbase_domainドメインのsca-rest-referenceタイプ(OSB RESTfulビジネス・サービス)のみに絞ります。

wls:/wls-domain/serverConfig>createWSMPolicySet('myPolicySet','biz-rest-service','Domain("base_domain")','My policySet')

3.8.10 deleteAllPolicySets

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「deleteWSMAllPolicySets」に記載されているとおり、deleteWSMAllPolicySetsコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、deleteWSMAllPolicySetsコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteAllPolicySets()
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteWSMAllPolicySets()

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

すべてまたは選択したポリシー・セットをOWSMリポジトリ内から削除します。すべてのポリシー・セットを強制的に削除するか、削除するポリシー・セットを個別に選択するようプロンプト表示するかを指定できます。いずれかのポリシー・セットの削除が失敗すると、この操作で例外がスローされます。いずれのポリシー・セットも削除されません。

構文

deleteAllPolicySets([mode])

引数 説明

mode

オプション。ポリシー・セット削除を行うために実行されるアクション。有効なオプションは次のとおりです。

  • force - プロンプトを表示せずに、すべてのポリシー・セットを自動的に削除します。

  • prompt - ポリシー・セットの削除ごとに、ユーザーの確認を要求します。使用可能なオプションは、yesnoおよびcancelです。いずれかのプロパティ・セットの削除にcancelを選択すると、操作は取り消され、いずれのポリシー・セットも削除されません。

モードを指定しない場合、この引数はデフォルトでpromptモードになります。


次の例では、プロンプトを表示しないでリポジトリからすべてのポリシー・セットを自動的に削除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteAllPolicySets("force") 
 
Starting Operation deleteAllPolicySets ...
 
All policy sets were deleted successfully from repository.
 
deleteAllPolicySets Operation Completed. 

次の例では、リポジトリから、選択したポリシー・セットを削除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteAllPolicySets()

または

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteAllPolicySets('prompt')
 
Starting Operation deleteAllPolicySets ...
 
Policy Set Name: create_policyset_6
Select "create_policyset_6" for deletion (yes/no/cancel)? no
Policy Set Name: create_policyset_8
Select "create_policyset_8" for deletion (yes/no/cancel)? yes
Policy Set Name: create_policyset_21
Select "create_policyset_21" for deletion (yes/no/cancel)? no 
Policy Set Name: create_policyset_10
Select "create_policyset_10" for deletion (yes/no/cancel)? yes
 
All the selected policy sets were deleted successfully from repository.
 
deleteAllPolicySets Operation Completed.

3.8.11 deleteWSMAllPolicySets

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内のすべてまたは選択したポリシー・セットを削除します。すべてのポリシー・セットを強制的に削除するか、削除するポリシー・セットを個別に選択するようプロンプト表示するかを指定できます。いずれかのポリシー・セットの削除が失敗すると、この操作で例外がスローされます。いずれのポリシー・セットも削除されません。

構文

deleteWSMAllPolicySets([mode])

引数 説明

mode

オプション。ポリシー・セット削除を行うために実行されるアクション。有効なオプションは次のとおりです。

  • force - プロンプトを表示せずに、すべてのポリシー・セットを自動的に削除します。

  • prompt - ポリシー・セットの削除ごとに、ユーザーの確認を要求します。使用可能なオプションは、yesnoおよびcancelです。いずれかのプロパティ・セットの削除にcancelを選択すると、操作は取り消され、いずれのポリシー・セットも削除されません。

モードを指定しない場合、この引数はデフォルトでpromptモードになります。


次の例では、プロンプトを表示しないでリポジトリからすべてのポリシー・セットを自動的に削除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteWSMAllPolicySets("force") 
 
Starting Operation deleteWSMAllPolicySets ...
 
All policy sets were deleted successfully from repository.
 
deleteWSMAllPolicySets Operation Completed. 

次の例では、リポジトリから、選択したポリシー・セットを削除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteWSMAllPolicySets()

または

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteWSMAllPolicySets('prompt')
 
Starting Operation deleteWSMAllPolicySets ...
 
Policy Set Name: create_policyset_6
Select "create_policyset_6" for deletion (yes/no/cancel)? no
Policy Set Name: create_policyset_8
Select "create_policyset_8" for deletion (yes/no/cancel)? yes
Policy Set Name: create_policyset_21
Select "create_policyset_21" for deletion (yes/no/cancel)? no 
Policy Set Name: create_policyset_10
Select "create_policyset_10" for deletion (yes/no/cancel)? yes
 
All the selected policy sets were deleted successfully from repository.
 
deleteWSMAllPolicySets Operation Completed.

3.8.12 deletePolicySet

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「deleteWSMPolicySet」に記載されているとおり、deleteWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、deleteWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deletePolicySet('myPolicySet')
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> deleteWSMPolicySet ('myPolicySet')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で指定したポリシー・セットを削除します。セッションにすでに別のポリシー・セットが含まれている場合は、エラーが表示されます。セッションに、指定したポリシー・セットがすでに含まれている場合、作成は行われず、変更は削除に変換されます。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

deletePolicySet(name)

引数 説明

name

削除されるポリシー・セットの名前。


次の例では、指定したmyPolicySetポリシー・セットを削除します。

wls:/wls-domain/serverConfig>deletePolicySet('myPolicySet')

3.8.13 deleteWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、指定したポリシー・セットを削除します。セッションにすでに別のポリシー・セットが含まれている場合は、エラーが表示されます。セッションに、指定したポリシー・セットがすでに含まれている場合、作成は行われず、変更は削除に変換されます。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

deleteWSMPolicySet(name)

引数 説明

name

削除されるポリシー・セットの名前。


次の例では、指定したmyPolicySetポリシー・セットを削除します。

wls:/wls-domain/serverConfig>deleteWSMPolicySet('myPolicySet')

3.8.14 describeRepositorySession

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「describeWSMSession」に記載されているとおり、describeWSMSessionコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、describeWSMSessionコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(リポジトリ操作)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> describeRepositorySession()

12cリリース(リポジトリ操作とポリシー・サブジェクト操作の両方)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> describeWSMSession()

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在のセッションの内容を説明します。これは、セッションが空であることを示すか、更新対象のポリシー・サブジェクトの名前を更新のタイプ(作成、変更または削除)とともにリストするかのいずれかです。現在のセッションがない場合、エラーが表示されます。

構文

describeRepositorySession()

次の例では、現在のリポジトリの変更セッションを記述します。

wls:/wls-domain/serverConfig>describeRepositorySession()

3.8.15 detachPolicySetPolicy

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「detachWSMPolicy」に記載されているとおり、detachWSMPolicyコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、detachWSMPolicyコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(ポリシー・セットでのリポジトリ操作とポリシー・サブジェクト操作の両方)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> detachPolicySetPolicy ('oracle/wss_username_token_service_policy')

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> detachWSMPolicy('oracle/wss_username_token_service_policy')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、指定したURIで特定されるポリシーを、現在のポリシー・セットからデタッチします。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

detachPolicySetPolicy(uri)

引数 説明

uri

現在のポリシー・セットからデタッチするポリシーを指定するURI。たとえば、oracle/log_policy'です。


次の例では、OWSMロギング・ポリシーを現在のポリシー・セットからデタッチします。

wls:/wls-domain/serverConfig> detachPolicySetPolicy('oracle/log_policy')

3.8.16 displayPolicySet

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「displayWSMPolicySet」に記載されているとおり、displayWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、displayWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> displayPolicySet('myPolicySet')
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> displayWSMPolicySet ('myPolicySet')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

指定したポリシー・セットの構成を表示します。現在のセッションでポリシー・セットが変更されている場合、そのバージョンが表示されます。それ以外の場合は、リポジトリ内の最新バージョンが表示されます。ポリシー・セットが存在しない場合、エラーが表示されます。

このコマンドは、セッションの外で発行できます。

構文

displayPolicySet([name])

引数 説明

name

オプション。表示されるポリシー・セットの名前。

名前が指定されていない場合、現在のセッションのポリシー・セットの構成(存在する場合)が表示されるか、エラー・メッセージが表示されます。


次の例では、myPolicySetポリシー・セットの構成を表示します。

wls:/wls-domain/serverConfig>displayPolicySet('myPolicySet')

3.8.17 displayWSMResource

注意:

このコマンドは、Oracle InfrastructureおよびRESTful Webサービスに適用されます。このリリースのJava EE Webサービスには適用されません。

コマンド・カテゴリ: リポジトリ

WLSTでの使用: オンライン

説明

登録済リソース・インスタンスの構成を表示します。現在のセッションでリソース・インスタンスが変更されている場合、そのバージョンが表示されます。それ以外の場合は、リポジトリ内の最新バージョンが表示されます。リソース・インスタンスが存在しない場合はエラーが表示されます。このコマンドは、セッションの外で発行できます。

displayWSMResource(resourceName=None), (resourceName=Type)

引数 説明

resourceName

既存のリソース・インスタンスの名前です。これはスラッシュで区切られた、リソースのプラットフォーム名、ドメイン名および論理名の組合せです。nullの場合、現在選択されているリソースが表示されます。

resourceType

リソースのタイプを指定します。値は次のいずれかになります。

  • application–アプリケーション・リソースです。

  • domain–管理ドメイン・リソースです。

  • server–サーバー・リソースです。

resourceTypeが省略された場合、デフォルトでapplication値になります。


次の例は、IBM WebSphereアプリケーション・サーバー上のbase_cellドメインにあるmyApplicationという名前のアプリケーションの構成を表示します。

wls:/wls-domain/serverConfig> displayWSMResource('/WAS/base_cell/myApplication')

次の例は、IBM WebSphereアプリケーション・サーバー上のbase_cellドメインの構成を表示します。

wls:/wls-domain/serverConfig> displayWSMResource('/WAS/base_cell','domain')

resourceType引数が省略されているため、次の例で表示される内容は...

displayWSMResource()

3.8.18 displayWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

指定したポリシー・セットの構成を表示します。現在のセッションでポリシー・セットが変更されている場合、そのバージョンが表示されます。それ以外の場合は、リポジトリ内の最新バージョンが表示されます。ポリシー・セットが存在しない場合、エラーが表示されます。

このコマンドは、セッションの外で発行できます。

構文

displayWSMPolicySet([name])

引数 説明

name

オプション。表示されるポリシー・セットの名前。

名前が指定されていない場合、現在のセッションのポリシー・セットの構成(存在する場合)が表示されるか、エラー・メッセージが表示されます。


次の例では、myPolicySetポリシー・セットの構成を表示します。

wls:/wls-domain/serverConfig>displayWSMPolicySet('myPolicySet')

3.8.19 enablePolicySet

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「enableWSMPolicySet」に記載されているとおり、enableWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、enableWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> enablePolicySet(true)

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> enableWSMPolicySet(true)

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、現在のポリシー・セットを有効化または無効化します。指定しない場合、このコマンドによってポリシー・セットが有効化されます。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

enablePolicySet([enable=True])

引数 説明

enable

オプション。ポリシー・セットを有効にするか無効にするかを指定します。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - ポリシー・セットを有効にします。デフォルトはtrueです。

  • false - ポリシー・セットを無効にします。

この引数を省略した場合、ポリシー・セットが有効になります。


次の例では、現在のポリシー・セットを有効化します。

wls:/wls-domain/serverConfig>enablePolicySet(true)

3.8.20 enablePolicySetPolicy

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「enableWSMPolicySet」に記載されているとおり、enableWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、enableWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/wls-domain/serverConfig>enablePolicySetPolicy('/oracle/log_policy',false) 

12cリリースの場合:

wls:/wls-domain/serverConfig>enableWSMPolicy('/oracle/log_policy',false) 

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、現在のポリシー・セット内の指定されたURIで特定されるポリシー・アタッチメントを有効化または無効化します。指定しない場合、このコマンドによってポリシー・セットが有効化されます。特定されたポリシーがそのポリシー・セットに現在アタッチされていない場合は、エラーが表示されます。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

enablePolicySetPolicy(uri,[enable=true])

引数 説明

uri

ポリシー・セット内のポリシー・アタッチメントを指定するURI。

enable

オプション。ポリシー・セット内のURIで指定されるポリシー・アタッチメントを有効化するか無効化するかを指定します。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - ポリシー・セット内の指定したポリシー・アタッチメントを有効化します。デフォルトはtrueです。

  • false - ポリシー・セット内の指定したポリシー・アタッチメントを無効化します。

この引数を省略した場合、ポリシー・セット・アタッチメントが有効になります。


次の例では、現在のポリシー・セット内の指定したロギング・ポリシー・アタッチメントを無効化します。

wls:/wls-domain/serverConfig>enablePolicySetPolicy('/oracle/log_policy',false) 

3.8.21 enableWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、現在のポリシー・セットを有効化または無効化します。オプションのenable引数が指定されない場合、このコマンドではポリシー・セットがデフォルトで有効化されます。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

enableWSMPolicySet([enable=True])

引数 説明

enable

オプション。ポリシー・セットを有効にするか無効にするかを指定します。有効なオプションは次のとおりです。

  • true - ポリシー・セットを有効にします。デフォルトはtrueです。

  • false - ポリシー・セットを無効にします。

この引数を省略した場合、ポリシー・セットが有効になります。


次の例では、現在のポリシー・セットを有効化します。

wls:/wls-domain/serverConfig>enableWSMPolicySet(true)

3.8.22 listPolicySets

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「listWSMPolicySets」に記載されているとおり、listWSMPolicySetsコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、listWSMPolicySetsコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/wls-domain/serverConfig>listPolicySets('ws-service')

12cリリースの場合:

wls:/wls-domain/serverConfig>listWSMPolicySets('ws-service')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

リポジトリ内のポリシー・セットをリストします。このコマンドでは、現在のセッションで作成中、変更中または削除中のポリシー・セットも表示します。すべてのポリシー・セットを一覧表示することも、特定のポリシー・サブジェクト・リソース・タイプに適用されるもののみを含むように表示を制限することもできます。

構文

listPolicySets([type=None])

引数 説明

type=None

オプション。関連するポリシー・セットが表示されるポリシー・サブジェクトのタイプを指定します。ポリシー・サブジェクトのタイプは、『Oracle Web Services Managerの理解』のポリシー・サブジェクトの理解に関する項に記載されているポリシー・サブジェクトのいずれかである必要があります

この引数をNoneに設定すると、リポジトリに格納されているすべてのポリシー・セットが一覧表示されます。


最初の2つの例では、ws-serviceまたはws-clientのいずれかのリソース・タイプごとにポリシー・セットをリストします。3番目の例では、リポジトリに格納されているすべてのポリシー・セットをリストします。

wls:/wls-domain/serverConfig>listPolicySets('ws-service')
wls:/wls-domain/serverConfig>listPolicySets('ws-client')
wls:/wls-domain/serverConfig>listPolicySets()

3.8.23 listWSMPolicySets

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

リポジトリ内のポリシー・セットをリストします。このコマンドでは、現在のセッションで作成中、変更中または削除中のポリシー・セットも表示します。すべてのポリシー・セットをリストしたり、type引数を使用して特定のポリシー・サブジェクト・リソース・タイプに適用されるポリシー・セットのみを含むように表示を制限できます。

構文

listWSMPolicySets([type=None])

引数 説明

type=None

オプション。関連するポリシー・セットが表示されるポリシー・サブジェクトのタイプを指定します。ポリシー・サブジェクトのタイプは、『Oracle Web Services Managerの理解』のポリシー・サブジェクトの理解に関する項に記載されているポリシー・サブジェクトのいずれかである必要があります。

この引数をNoneに設定すると、リポジトリに格納されているすべてのポリシー・セットが一覧表示されます。


最初の2つの例では、ws-serviceまたはws-clientのいずれかのリソース・タイプごとにポリシー・セットをリストします。一方、3番目の例では、リポジトリに格納されているすべてのポリシー・セットをリストします。

wls:/wls-domain/serverConfig>listWSMPolicySets('ws-service')
wls:/wls-domain/serverConfig>listWSMPolicySets('ws-client')
wls:/wls-domain/serverConfig>listWSMPolicySets()

3.8.24 migrateAttachments

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「migrateWSMAttachments」に記載されているとおり、migrateWSMAttachmentsコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、migrateWSMAttachmentsコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> migrateAttachments()
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> migrateWSMAttachments()

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

外部グローバル・ポリシー・アタッチメントと等しい直接(ローカル)ポリシー・アタッチメントを移行します。移行しない場合は現在のドメインで各ポリシー・サブジェクトにアタッチされます。強制的に移行するか、移行の前に確認のプロンプトを毎回表示するか、実行される移行を単に一覧表示するのかを指定できます。直接ポリシー・アタッチメントのURIがグローバル・ポリシー・アタッチメントで提供されるものと同じで、スコープが設定された構成オーバーライドがない場合は、直接ポリシー・アタッチメントは同一です。

注意:

スコープのないオーバーライドを含むダイレクト・アタッチメントは移行されますが、スコープのあるオーバーライドを含むアタッチメントは移行されません。これは、migrateAttachments()コマンドを実行した後、いくつかのポリシーはグローバルにアタッチされていても、すべてのサブジェクトに対するポリシーの施行が変わらないためです。

強制の場合でもプロンプトが表示される場合でも、移行された各直接ポリシー・アタッチメントが一覧表示されます。この出力では、変更されたポリシー・サブジェクト、同一のポリシー参照のURI、および直接アタッチメントを重複させたグローバル・ポリシー・アタッチメント・ドキュメントの名前が特定されます。

構文

migrateAttachments([mode])

引数 説明

mode

移行可能な各ポリシー・アタッチメントに対して実行されるアクション。有効なオプションは次のとおりです。

  • force - プロンプトが表示されることなく、等しいポリシー・アタッチメントがすべて自動的に移行されます。

  • preview - 移行可能なすべてのポリシー・アタッチメントが一覧表示されますが、移行は実施されません。

  • prompt - 各ポリシー・アタッチメントの移行前にユーザーの確認を求められます。

モードを指定しない場合、この引数はデフォルトでpromptモードになります。


次の例では、リポジトリ・アタッチメント移行モードの使用方法を示します。

wls:/wls-domain/serverConfig>migrateAttachments()
wls:/wls-domain/serverConfig>migrateAttachments('force')
wls:/wls-domain/serverConfig>migrateAttachments('preview')
wls:/wls-domain/serverConfig>migrateAttachments('prompt')

3.8.25 modifyPolicySet

注意:

Oracle Infrastructure Webサービスでは、「selectWSMPolicySet」に記載されているとおり、selectWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、selectWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> modifyPolicySet('myPolicySet')
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> selectWSMPolicySet ('myPolicySet')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在のセッション内で変更するポリシー・セットを指定します。指定したポリシー・セットの最新バージョンが現在のセッションにロードされます。別のポリシー・セットがセッションにすでに含まれている場合は、エラーが表示されます。指定したポリシー・セットがすでにセッションに含まれている場合、アクションは実行されません。この後、指定したポリシー・セットを変更しようとすると、セッションにある現在のバージョンが表示されます。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

modifyPolicySet(name)

引数 説明

name

現在のセッションで変更するポリシー・セットの名前。


次の例では、現在のセッション内で変更するmyPolicySetポリシー・セットを開きます。

wls:/wls-domain/serverConfig>modifyPolicySet('myPolicySet')

3.8.26 selectWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、変更するポリシー・セットを指定します。名前を指定したポリシー・セットの最新バージョンが現在のセッションにロードされます。別のポリシー・セットがセッションにすでに含まれている場合は、エラーが表示されます。指定したポリシー・セットがすでにセッションに含まれている場合、アクションは実行されません。この後、指定したポリシー・セットを変更しようとすると、セッションにある現在のバージョンが表示されます。

セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

selectWSMPolicySet(name)

引数 説明

name

現在のセッションで変更するポリシー・セットの名前。


次の例では、現在のセッションでmyPolicySetという名前のポリシー・セットを選択します。

wls:/wls-domain/serverConfig> selectWSMPolicySet('myPolicySet')

3.8.27 setPolicySetConstraint

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「setWSMPolicySetConstraint」に記載されているとおり、setWSMPolicySetConstraintコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、setWSMPolicySetConstraintコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setPolicySetConstraint ('HTTPHeader("VIRTUAL_HOST_TYPE","external")')
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMPolicySetConstraint ('HTTPHeader("VIRTUAL_HOST_TYPE","external")')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で選択したポリシー・セットのランタイム制約値を指定します。作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のポリシー・セットでのランタイム制約の指定に関する項を参照してください。

構文

setPolicySetConstraint(constraint)

引数 説明

constraint

ポリシー・セットが適用される実行時コンテキストを指定する式。指定しない場合、そのポリシー・セットがすべての実行時コンテキストに適用されます。


次の例では、ポリシー・セットを外部クライアントからのリクエストにのみ適用することを指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setPolicySetConstraint('HTTPHeader("VIRTUAL_HOST_TYPE","external")')

次の例では、ポリシー・セットを外部以外のクライアントからのリクエストにのみ適用することを指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setPolicySetConstraint('!HTTPHeader("VIRTUAL_HOST_TYPE","external")')

3.8.28 setPolicySetDescription

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「setWSMPolicySetDescription」に記載されているとおり、setWSMPolicySetDescriptionコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、setWSMPolicySetDescriptionコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setPolicySetDescription ('Global policy set for web service endpoint.')

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMPolicySetDescription ('Global policy set for web service endpoint.')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で選択したポリシー・セットの説明を指定します。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

setPolicySetDescription(description)

引数 説明

description

ポリシー・セットを説明します。


次の例では、ポリシー・セットの説明を作成します。

wls:/wls-domain/serverConfig>setPolicySetDescription('PolicySetDescription')

3.8.29 setPolicySetPolicyOverride

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「setWSMPolicyOverride」に記載されているとおり、setWSMPolicyOverrideコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、setWSMPolicyOverrideコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setPolicySetPolicyOverride ('oracle/wss_username_token_service_policy', 'reference.priority', '10')
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> setWSMPolicyOverride ('oracle/wss_username_token_service_policy', 'reference.priority', '10')
 

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在のポリシー・セット内のアタッチされたポリシー参照にnamevalueのペアで記述される構成オーバーライドを追加します。value引数はオプションです。value引数を省略すると、name引数で指定されたプロパティが、ポリシー・セットのポリシー参照から削除されます。name引数で指定されたプロパティがすでに存在しており、value引数が指定されている場合、現在の値がvalue引数で指定されている新しい値で上書きされます。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

setPolicySetPolicyOverride(uri,name,[value=None])

引数 説明

URI

OWSMポリシーURIを表す文字列で、たとえば、オーバーライド・プロパティが適用される'oracle/wss10_saml_token_service_policy'です。

name

オーバーライド・プロパティの名前を表す文字列。

例: ['reference.priority']

value

オプション。プロパティの値を表す文字列。この引数を指定しない場合、name引数で指定されているプロパティがあると、それが削除されます。


次の例では、oracle/wss10_saml_token_service_policyreference.priorityプロパティの構成オーバーライドを値1に指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setPolicySetPolicyOverride('oracle/wss10_saml_token_service_policy', 'reference.priority','1')

次の例では、ポリシー・セットのoracle/wss10_saml_token_service_policyからプロパティreference.priorityを削除します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setPolicySetPolicyOverride('oracle/wss10_saml_token_service_policy', 'reference.priority')

3.8.30 setWSMPolicySetConstraint

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、セッション内で選択したポリシー・セットの制約値を指定します。作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のポリシー・セットでのランタイム制約の指定に関する項を参照してください。

構文

setWSMPolicySetConstraint(constraint)

引数 説明

constraint

ポリシー・セットが適用される実行時コンテキストを指定する式。指定しない場合、そのポリシー・セットがすべての実行時コンテキストに適用されます。


次の例では、ポリシー・セットを外部クライアントからのリクエストにのみ適用するように指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setWSMPolicySetConstraint('HTTPHeader("VIRTUAL_HOST_TYPE","external")')

次の例では、ポリシー・セットを外部以外のクライアントからのリクエストにのみ適用するように指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setWSMPolicySetConstraint('!HTTPHeader("VIRTUAL_HOST_TYPE","external")')

3.8.31 setWSMPolicySetDescription

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、ポリシー・セットの説明を指定します。作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

setWSMPolicySetDescription(description)

引数 説明

description

ポリシー・セットを説明します。


次の例では、ポリシー・セットの説明を作成します。

wls:/wls-domain/serverConfig>setWSWPolicySetDescription('PolicySetDescription')

3.8.32 setWSMPolicySetOverride

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、namevalueのペアで記述される構成オーバーライドを、現在選択されているポリシー・セットに追加します。オーバーライドは、特定のポリシー参照にスコープ設定されていません。value引数はオプションです。value引数を省略した場合、nullがvalueに指定されたとみなされて、name引数で指定されたプロパティがポリシー・セットから削除されます。name引数で指定されたプロパティがすでに存在していて、value引数が指定されている場合は、現在の値が新しい値で上書きされます。

コマンドを開始する前に、セッションを開始してポリシー・セットを選択(selectWSMPolicySetコマンドを使用して)する必要があります。作成中または変更中のポリシー・サブジェクトが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

setWSMPolicySetOverride(name,[value=None])

引数 説明

name

オーバーライド・プロパティの名前を表す文字列。例: ['on.behalf.of']

value

オプション。プロパティの値を表す文字列。この引数が指定されない場合、nullが指定されたとみなされて、同じ名前のプロパティが存在する場合は、name引数で指定されたプロパティが削除されます。


次の例では、セッションで選択されたポリシー・セットのon.behalf.ofプロパティの構成オーバーライドを値trueに指定します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setWSMPolicySetOverride('on.behalf.of','true')

次の例では、ポリシー・セットからプロパティon.behalf.ofを削除します。

wls:/wls-domain/serverConfig> setWSMPolicySetOverride('on.behalf.of')

3.8.33 setWSMPolicySetScope

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、指定したリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式を設定します。この式は、サポートされる形式で有効なリソース・スコープを定義する必要があります。

作成中または変更中のポリシー・セットが含まれるセッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

setWSMPolicySetScope(expression)

引数 説明

expression

指定されたリソース・スコープにポリシー・セットをアタッチする式。

リソース・スコープの式の指定の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のリソース・スコープの定義に関する項を参照してください。


次の例では、指定したbase_domainリソースにポリシー・セットをアタッチします。

wls:/wls-domain/serverConfig>setWSMPolicySetScope('Domain("base_domain")')

この例では、指定したbase_domainおよびmanaged_serverリソースにポリシー・セットをアタッチします。

wls:/wls-domain/serverConfig>setWSMPolicySetScope('Domain("base_domain") and Server("managed_server")')

3.8.34 unregisterWSMResource

コマンド・カテゴリ: リポジトリ

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、アプリケーション・サーバーなどの物理リソースを記述するリソース・インスタンスを登録解除または削除する、あるいはリソース・インスタンス内に存在するサブリソースを登録解除します。サブリソースにはリソースのクライアント・ポートおよびサービス・ポートについての情報が保持されます。セッション外でこのコマンドを発行するとエラーになります。

構文

unregisterWSMResource(resource, [assembly=None], [subject=None])

引数 説明

resource

既存のリソース・インスタンスの名前です。これはスラッシュで区切られた、プラットフォーム名、ドメイン名および論理名の組合せです。

assembly

リソース・インスタンス内のサブリソースを識別するのに使用されるアセンブリ名です。これはハッシュ記号で区切られた、モジュール・タイプおよびモジュール名の組合せです。

subject

サブリソースを識別するサブジェクトの名前です。これはサブリソース・タイプの組合せ、つまりハッシュ記号で区切られた、"server"または"client"およびサービス、または参照名およびポート名のいずれかです。


次の例は、IBM WebSphereアプリケーション・サーバー上のbase_domainにあるmyApplicationを登録解除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> unregisterWSMResource ('/WAS/base_cell/myApplication')

次の例は、IBM WebSphereプラットフォーム・ドメインWAS/base_cellを登録します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> registerWSMResource ('WAS/base_cell')

次の例は、IBM WebSphereアプリケーション・サーバー上のbase_domainを登録解除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> unregisterWSMResource (‘/WAS/base_cell')

次の例は、アプリケーション/WAS/base_cell/myApplicationの、IBM WebSphereプラットフォームにあるStockQuoteServicePortエンドポイントを登録解除します。

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> unregisterWSMResource (‘/WAS/base_cell/myApplication', ‘web# myModule', ‘service(StockQuoteService# StockQuoteServicePort)')

3.8.35 validatePolicySet

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「validateWSMPolicySet」に記載されているとおり、validateWSMPolicySetコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、validateWSMPolicySetコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> validatePolicySet ('myPolicySet')

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> validateWSMPolicySet ('myPolicySet')

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

既存のポリシー・セットを検証します。ポリシー・セット名を指定すると、指定されたポリシー・セットが検証されます。ポリシー・セット名が指定されていない場合は、現在のセッションのポリシー・セットがコマンドによって検証されます。

ポリシー・セットが存在しない場合、名前が指定されておらず、セッションがアクティブでない場合、または適切なポリシー・セットがOWSMリポジトリに含まれていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。

構文

validatePolicySet([name=None])

引数 説明

name

オプション。検証するポリシー・セットの名前。名前が指定されていない場合、現在のセッション内で作成中または変更中のポリシー・セットが検証されます。


最初の例では、現在のセッションのポリシー・セットが検証されます。2番目の例では、指定されたmyPolicySetポリシー・セットが検証されます。

wls:/wls-domain/serverConfig>validatePolicySet()
wls:/wls-domain/serverConfig>validatePolicySet('myPolicySet')

3.8.36 validateWSMPolicySet

コマンド・カテゴリ: ポリシー・セット管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

セッション内で、既存のポリシー・セットを検証します。ポリシー・セット名が指定されている場合、指定されたポリシー・セットが検証されます。ポリシー・セット名が指定されていない場合は、現在のセッションのポリシー・セットが検証されます。

ポリシー・セットが存在しない場合、名前が指定されておらず、セッションがアクティブでない場合、または適切なポリシー・セットがリポジトリに含まれていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。

構文

validateWSMPolicySet([name=None])

引数 説明

name

オプション。検証するポリシー・セットの名前。名前が指定されていない場合、現在のセッション内で作成中または変更中のポリシー・セットが検証されます。


最初の例では、現在のセッションのポリシー・セットが検証されます。2番目の例では、指定されたmyPolicySetポリシー・セットが検証されます。

wls:/wls-domain/serverConfig> validateWSMPolicySet()
wls:/wls-domain/serverConfig> validateWSMPolicySet('myPolicySet')