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Oracle® Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネントWLSTコマンド・リファレンス
12c (12.2.1.1)
E77234-01
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3.9 OWSMリポジトリ管理コマンド

表3-10にリストされているコマンドを使用して、OWSMリポジトリに格納されているOracle Infrastructure Webサービス・ドキュメントを管理します。OWSMリポジトリ内のドキュメントのアップグレードまたは移行の詳細は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のOWSMリポジトリのアップグレードに関する項を参照してください。

注意:

表3-11にリストされているリポジトリ管理コマンドは、このリリースで非推奨になりました。

リリース12cでOWSMリポジトリを管理するには、表3-10にリストされているWLSTの新しいコマンドを使用することをお薦めします。非推奨コマンドの完全なリストは、『Oracle Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート』の非推奨となったOracle Infrastructure Webサービスのコマンドに関する項を参照してください。

追加のMDS WLSTコマンドについては、Metadata Services (MDS)のカスタムWLSTコマンドで説明します。


表3-10 Oracle Infrastructure Webサービス - リポジトリ管理用のWLSTコマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

exportWSMAppMetadata

アプリケーション・メタデータのセットをリポジトリからサポートされているZIPアーカイブにエクスポートします。

注意: このコマンドは、Oracle InfrastructureおよびRESTful Webサービスでのみサポートされます。このコマンドは、ADF DC Webサービス・クライアントおよびJava EE Webサービスではサポートされません。

オンライン

exportWSMRepository

サポートされているZIPアーカイブに、リポジトリから一連のドキュメントをエクスポートします。

オンライン

importWSMArchive

サポートされているZIPアーカイブからリポジトリに一連のドキュメントをインポートします。

オンライン

migrateWSMPMRoles

カスタム・ロールおよびポリシーをPlan.xmlファイルからwsm-pm.earポリシー・ストアに移行します。

オンライン

migrateWSMAttachments

外部グローバル・ポリシー・アタッチメントと等しい直接(ローカル)ポリシー・アタッチメントを移行します。移行しない場合は現在のドメインで各ポリシー・サブジェクトにアタッチされます。

オンライン

resetWSMRepository

リポジトリ内に格納されている既存のポリシーを削除して、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの新しいインストールで提供される事前定義ポリシーの最新セットでリフレッシュします。

オンライン

upgradeWSMRepository

リポジトリ内に格納されているOWSM事前定義ポリシーを、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの最新のインストールで提供される任意の新しい事前定義ポリシーでアップグレードします。

オンライン


表3-11に、このリリースで非推奨になったOWSMリポジトリを管理するためのWLSTコマンドをリストします。


表3-11 非推奨のリポジトリ管理用のWLSTコマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

exportRepository

サポートされているZIPアーカイブに、リポジトリから一連のドキュメントをエクスポートします。指定されているアーカイブがすでに存在している場合、アーカイブを上書きするか、ドキュメントを既存のアーカイブにマージするのかを選択できます。

オンライン

importRepository

サポートされているZIPアーカイブからリポジトリに一連のドキュメントをインポートします。ソース環境からターゲット環境に物理情報をマップする方法を記述するファイルの場所を指定できます。

オンライン

resetWSMPolicyRepository

リポジトリ内に格納されている既存のポリシーを削除して、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの新しいインストールで提供される事前定義ポリシーの最新セットでリフレッシュします。

オンライン

upgradeWSMPolicyRepository

リポジトリ内に格納されているOWSM事前定義ポリシーを、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの最新のインストールで提供される任意の新しい事前定義ポリシーでアップグレードします。

オンライン


3.9.1 exportRepository

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「exportWSMRepository」に記載されているとおり、exportWSMRepositoryコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、exportWSMRepositoryコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> exportRepository ("/tmp/repo.zip")
 

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> exportWSMRepository ("/tmp/repo.zip")

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

ドキュメントのセットをOWSMリポジトリからサポートされているZIPアーカイブにエクスポートします。指定されているアーカイブがすでに存在している場合、次のオプションが提示されます。

The specified archive already exists. Update existing archive?
Enter "yes" to merge documents into existing archive, "no" to overwrite,
or "cancel" to cancel the operation.

エクスポートするドキュメントのリストを指定することもできます。または、検索式を使用してリポジトリ内の特定のドキュメントを見つけることもできます。

事前定義済ポリシー、アサーション・テンプレートなどの読取り専用ドキュメントは、エクスポートに含まれません。

構文

exportRepository(archive,[documents=None],[includeShared='false'])

引数 説明

archive

アーカイブ・ファイルの名前。指定されているアーカイブがすでに存在している場合、アーカイブを上書きするか、ドキュメントを既存のアーカイブにマージするのかを選択できます。

オーバーライド中に、元のアーカイブがバックアップされ、メッセージにバックアップ・アーカイブの場所が示されます。

documents=None

オプション。アーカイブにエクスポートするドキュメント。ドキュメントを指定しない場合、すべてのアサーション・テンプレート、インテント、ポリシーおよびポリシー・セットがエクスポートされます。エクスポートするドキュメントのリストを指定したり、検索式を使用してリポジトリ内の特定のドキュメントを検索できます。

includeShared='false'

オプション。ポリシー参照をエクスポート中に拡張するかどうかを指定します。


次の例では、リポジトリ・エクスポート・セッションを説明します。最初の例では、すべてのOWSMドキュメントをpolicies.zipファイルにエクスポートします。

wls:/wls-domain/serverConfig>exportRepository("/tmp/policies.zip")

この例では、MyPolicySet1MyPolicySet2およびMyPolicySet3のポリシー・セットのみをpolicies.jarファイルにエクスポートし、エクスポート・プロセス中にすべてのポリシー参照出力を拡張します。

wls:/wls-domain/serverConfig>exportRepository("/tmp/policies.jar",
["/policysets/MyPolicySet1","/policysets/MyPolicySet2","/policysets/MyPolicySet3"], true)

この例では、ワイルドカードを使用してポリシー・セットをsome_global_with_noreference_2ファイルにエクスポートします。

wls:/wls-domain/serverConfig>exportRepository('./export/some_global_with_noreference_2', ['policysets:global/web_%','policysets:global/web_ref%', 'policysets:global/web_call%'], false)

3.9.2 exportWSMAppMetadata

注意:

このコマンドは、Oracle Infrastructure WebサービスおよびRESTful Webサービスでのみサポートされます。このコマンドは、ADF DC Webサービス・クライアントおよびJava EE Webサービスではサポートされません。

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

アプリケーション・メタデータのセットをリポジトリからサポートされているZIPアーカイブにエクスポートします。指定したアーカイブがすでに存在している場合、ドキュメントを既存のアーカイブにマージする、アーカイブを上書きする、操作を取り消す、といったオプションのセットが表示されます。デフォルトでは、現在のドメイン内のアプリケーションのすべてのメタデータがアーカイブにエクスポートされますが、リポジトリ内のアプリケーションの特定のメタデータをエクスポートするための検索式も使用できます。

注意:

事前定義済ポリシー、アサーション・テンプレートなどの読取り専用ドキュメントは、エクスポートに含まれません。

構文

exportWSMAppMetadata(archive,[applications=None],[includeShared='false'])

引数 説明

archive

アーカイブ・ファイルの名前。指定されているアーカイブがすでに存在している場合、アーカイブを上書きするか、ドキュメントを既存のアーカイブにマージするのかを選択できます。オーバーライド中に、元のアーカイブがバックアップされ、メッセージにバックアップ・アーカイブの場所が示されます。

applications=None

オプション。アーカイブにエクスポートするアプリケーションのメタデータ。アプリケーション名を指定しない場合、現在のドメイン内のアプリケーションのすべてのメタデータがエクスポートされます。この構文/{PLATFORM_NAME}/{DOMAIN_NAME}/{APPLICATION_NAME}を使用して、リポジトリ内の特定のアプリケーション・メタデータを検索するための検索式のリストを指定できます。

includeShared='false'

オプション。共有ドキュメント(wsm-assemblyドキュメント内でポリシー参照として指定されている)をエクスポート時に含むかどうかを指定します。読取り専用ドキュメントはエクスポートできないため、エクスポートにはカスタムまたはクローンの共有ポリシーのみが含まれます。


最初の例では、リポジトリ内のアプリケーション・メタデータをapplications.zipファイルにエクスポートして、それをtmpディレクトリに保存します。

2番目の例では、名前がSalesAppおよびTradeAppで始まるアプリケーションのメタデータをapplications.zipファイルにエクスポートして、それをtmpディレクトリに保存します。

3番目の例では、名前がSalesAppおよびTradeAppで始まるアプリケーションのメタデータをapplications.zipファイルにエクスポートして、それをtmpディレクトリに保存します。さらに、共有リソースがこのエクスポートに含まれます。

wls:/wls-domain/serverConfig> exportWSMAppMetadata("/tmp/applications.zip")

wls:/wls-domain/serverConfig> exportWSMAppMetadata("/tmp/applications.zip",["/WLS/base_domain/SalesApp%","WLS/base_domain/TradeApp%"])

wls:/wls-domain/serverConfig> exportWSMAppMetadata("/tmp/applications.zip",["/WLS/base_domain/SalesApp%","WLS/base_domain/TradeApp%"], true)

注意:

これらのスクリプト・ツールで使用されているPythonのバージョンはブール型がサポートされていない可能性があるため、wsadminおよびojbstでブール型を渡すには、整数値0 (false)または1 (true)を使用してください。

3.9.3 exportWSMRepository

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

ドキュメントのセットをOWSMリポジトリからサポートされているZIPアーカイブにエクスポートします。指定されているアーカイブがすでに存在している場合、次のオプションが提示されます。

The specified archive already exists. Update existing archive?
Enter "yes" to merge documents into existing archive, "no" to overwrite,
or "cancel" to cancel the operation.

エクスポートするドキュメントのリストを指定することもできます。または、検索式を使用してリポジトリ内の特定のドキュメントを見つけることもできます。

注意:

事前定義済ポリシー、アサーション・テンプレートなどの読取り専用ドキュメントは、エクスポートに含まれません。

構文

exportWSMRepository(archive,[documents=None],[includeShared='false'])

引数 説明

archive

アーカイブ・ファイルの名前。指定されているアーカイブがすでに存在している場合、アーカイブを上書きするか、ドキュメントを既存のアーカイブにマージするのかを選択できます。

オーバーライド中に、元のアーカイブがバックアップされ、メッセージにバックアップ・アーカイブの場所が示されます。

documents=None

オプション。アーカイブにエクスポートするドキュメント。ドキュメントが指定されない場合、ポリシーおよびポリシー・セットを含む共有ドキュメントのみがエクスポートされます。この引数が空白文字列([''])として指定される場合、ポリシーおよびポリシー・セットを含むすべての共有ドキュメント、アプリケーション・メタデータおよび構成ドキュメントがエクスポートされます。エクスポートするドキュメントのリストを指定したり、リポジトリ内の特定のドキュメントを検索するための検索式を使用できます。

includeShared='false'

オプション。共有ドキュメント(ポリシー・セット内およびwsm-assemblyドキュメント内でポリシー参照として指定されている)をエクスポート時に含むかどうかを指定します。読取り専用ドキュメントはエクスポートできないため、エクスポートにはカスタムまたはクローンの共有ポリシーのみが含まれます。


次の例では、リポジトリ・エクスポート・セッションを説明します。最初の例では、すべてのOWSMドキュメントをpolicies.zipアーカイブにエクスポートします。

wls:/wls-domain/serverConfig>exportWSMRepository("/tmp/policies.zip")

この例では、MyPolicySet1MyPolicySet2およびMyPolicySet3のポリシー・セットのみをpolicies.jarアーカイブにエクスポートし、エクスポート・プロセス中にすべてのポリシー参照出力を拡張します。

wls:/wls-domain/serverConfig>exportWSMRepository("/tmp/policies.jar",
["/policysets/MyPolicySet1","/policysets/MyPolicySet2","/policysets/MyPolicySet3"], true)

この例では、ワイルドカードを使用してポリシー・セットをsome_global_with_noreference_2アーカイブにエクスポートします。

wls:/wls-domain/serverConfig>exportWSMRepository('./export/some_global_with_noreference_2',
['policysets:global/web_%','policysets:global/web_ref%', 'policysets:global/web_call%'], false)

3.9.4 importRepository

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「importWSMArchive」に記載されているとおり、importWSMArchiveコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、importWSMArchiveコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリース(リポジトリ・ドキュメント)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> importRepository ("/tmp/repo.zip")
 

12cリリース(リポジトリ・ドキュメント)の場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> importWSMArchive ("/tmp/repo.zip")
 

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

ドキュメントのセットをサポートされているZIPアーカイブからOWSMリポジトリにインポートします。map引数を使用して、ソース環境からターゲット環境に物理情報をマップする方法を記述するファイルの場所を指定できます。たとえば、マップ・ファイルを使用して、ポリシー・セット・ドキュメント内のアタッチメント式がDomain("foo")=Domain("bar")のようにターゲット環境と一致するように更新されるようにすることができます。

事前定義済ポリシー、アサーション・テンプレートなどの読取り専用ドキュメントは、インポートに含まれません。

構文

importRepository(archive,[map=None],[generateMapFile='false'])

引数 説明

archive

インポートするドキュメントのリストを含むアーカイブ・ファイルへのパス。インポートするドキュメントがリポジトリにすでに存在する現行バージョンの複製である場合は、そのドキュメントはインポートされず、ドキュメントの新しいバージョンは作成されません。

map=None

オプション。物理情報をソース環境からターゲット環境にマップする方法を記述するサンプル・マップ・ファイルの場所。generateMapFile引数をtrueに設定することで新しいマップ・ファイルを生成できます。

generateMapFile引数をtrueに設定しないでマップ・ファイルを指定し、そのファイルが存在しない場合、操作は失敗し、エラーが表示されます。

generateMapFile=false

オプション。map引数で指定した場所にサンプル・マップ・ファイルを作成するかどうかを指定します。この引数をtrueに設定すると、どのドキュメントもインポートされません。デフォルトは、falseです。

マップ・ファイルが作成された後、任意のテキスト・エディタを使用して編集できます。マップ・ファイルには、アーカイブ・ファイルに指定されているドキュメント名および対応するattachTo値が含まれます。attachTo値は、新しい環境に対応するように更新できます。ドキュメント名に対してマッピングの更新が不要な場合は、そのエントリを削除するか、文字#を使用してコメント化することができます。

注意: リポジトリへのドキュメントのインポート時、OWSMはattachTo値のみを検証します。値が無効な場合、ポリシー・セットは無効化されます。マップ・ファイル内の他のテキストは検証されません。


次の例では、リポジトリ・インポート・セッションを示します。

最初の例では、policies.zipファイルのコンテンツがリポジトリにインポートされます。

wls:/wls-domain/serverConfig>importRepository("/tmp/policies.zip")

この例では、generateMapFile引数を使用してマップ・ファイルを生成します。

wls:/wls-domain/serverConfig>importRepository("./export/some_global_with_noreference_2', map="./export/some_global_with_noreference_2_map', generateMapFile=true)

生成されたマップ・ファイルの例は次のとおりです:

This is an auto generated override file containing the document names given in 
the archive file and their corresponding attachTo values. The attachTo value can 
be updated according to the new environment details. If there is no update 
required for any document name,that entry may be either deleted or commented 
using the character ("#")

[Resource Scope Mappings
]
sca_component_add_1=Composite("*Async*")
sca_reference_add_1=Composite("*Basic_SOA_Client*")
sca_reference_no=Server("*")
sca_service_add_1=Composite("*Basic_SOA_service")
web_callback_add_1=Application("*")
web_client_add_1=Module("*")
web_reference_add_1=Domain("*")
web_service_add_1=Domain("*domain*") and Server("*soa*") and Application("*ADF*")
ws_service_no_1=Server("*Admin*")

この例では、生成されたマップ・ファイル/some_global_with_noreference_2_mapを使用してドキュメントをインポートする方法を示します。

wls:/wls-domain/serverConfig>importRepository('../export/export_all', 'export_all_map')

3.9.5 importWSMArchive

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

ドキュメントのセットをサポートされているZIPアーカイブからOWSMリポジトリにインポートします。map引数を使用して、ソース環境からターゲット環境に物理情報をマップする方法を記述するファイルの場所を指定できます。たとえば、マップ・ファイルを使用して、ポリシー・セット・ドキュメント内のアタッチメント式がDomain("foo")=Domain("bar")のようにターゲット環境と一致するように更新されるようにすることができます。

事前定義済ポリシー、アサーション・テンプレートなどの読取り専用ドキュメントは、インポートに含まれません。

構文

importWSMArchive(archive,[map=None],[generateMapFile='false'])

引数 説明

archive

アーカイブ・ファイルの名前。

map=None

オプション。物理情報をソース環境からターゲット環境にマップする方法を記述するサンプル・マップ・ファイルの場所。generateMapFile引数をtrueに設定することで新しいマップ・ファイルを生成できます。

generateMapFile引数をtrueに設定しないでマップ・ファイルを指定し、そのファイルが存在しない場合、操作は失敗し、エラーが表示されます。

generateMapFile=false

オプション。map引数で指定した場所にサンプル・マップ・ファイルを作成するかどうかを指定します。この引数をtrueに設定すると、どのドキュメントもインポートされません。デフォルトは、falseです。

ファイルが作成された後に、任意のテキスト・エディタを使用して編集できます。attachTo値は、更新して新しい環境に対応させることができます。ドキュメント名に対してマッピングの更新が不要な場合は、そのエントリを削除するか、文字#を使用してコメント化することができます。

注意: リポジトリへのドキュメントのインポート時には、OWSMによりattachTo値のみが検証されます。値が無効な場合、ポリシー・セットは無効化されます。マップ・ファイル内の他のテキストは検証されません。


次の例では、リポジトリ・インポート・セッションを示します。

最初の例では、policies.zipファイルのコンテンツがリポジトリにインポートされます。

wls:/wls-domain/serverConfig>importWSMArchive("/tmp/policies.zip")

この例では、generateMapFile引数を使用してマップ・ファイルを生成します。

wls:/wls-domain/serverConfig>importWSMArchive("./export/some_global_with_noreference_2', map="./export/some_global_with_noreference_2_map', generateMapFile=true)

生成されたマップ・ファイルの例は次のとおりです:

This is an auto generated override file containing the document names given in 
the archive file and their corresponding attachTo values. The attachTo value can 
be updated according to the new environment details. If there is no update 
required for any document name,that entry may be either deleted or commented 
using the character ("#")

[Resource Scope Mappings
]
sca_component_add_1=Composite("*Async*")
sca_reference_add_1=Composite("*Basic_SOA_Client*")
sca_reference_no=Server("*")
sca_service_add_1=Composite("*Basic_SOA_service")
web_callback_add_1=Application("*")
web_client_add_1=Module("*")
web_reference_add_1=Domain("*")
web_service_add_1=Domain("*domain*") and Server("*soa*") and Application("*ADF*")
ws_service_no_1=Server("*Admin*")

この例では、生成されたマップ・ファイル/some_global_with_noreference_2_mapを使用してドキュメントをインポートする方法を示します。

wls:/wls-domain/serverConfig>importWSMArchive('../export/export_all', 'export_all_map')

3.9.6 migrateWSMPMRoles

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

カスタム・ロールおよびポリシーをPlan.xmlファイルからwsm-pm.earポリシー・ストアに移行します。Plan.xmlファイルがデフォルト・セキュリティのオーバーライドに使用されない場合、このコマンドはwsm-pm.earポリシー・ストアを移行しません。

構文

migrateWSMPMRoles(domain)

引数 説明

domain

wsm-pmアプリケーションが構成されているドメイン・ホームへの絶対パス。


次の例では、カスタム・ロールおよびポリシーをPlan.xmlファイルから'/WLS/myDomainにあるwsm-pm.earポリシー・ストアに移行します。

wls:/wls-domain/serverConfig> migrateWSMPMRoles('/WLS/myDomain')

3.9.7 migrateWSMAttachments

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

外部グローバル・ポリシー・アタッチメントと等しい直接(ローカル)ポリシー・アタッチメントを移行します。移行しない場合は現在のドメインで各ポリシー・サブジェクトにアタッチされます。強制的に移行するか、移行の前に確認のプロンプトを毎回表示するか、実行される移行を単に一覧表示するのかを指定できます。直接ポリシー・アタッチメントのURIがグローバル・ポリシー・アタッチメントで提供されるものと同じで、スコープが設定された構成オーバーライドがない場合は、直接ポリシー・アタッチメントは同一です。

注意:

スコープのないオーバーライドを含むダイレクト・アタッチメントは移行されますが、スコープのあるオーバーライドを含むアタッチメントは移行されません。これは、migrateAttachments()コマンドを実行した後、いくつかのポリシーはグローバルにアタッチされていても、すべてのサブジェクトに対するポリシーの施行が変わらないためです。

強制の場合でもプロンプトが表示される場合でも、移行された各直接ポリシー・アタッチメントが一覧表示されます。この出力では、変更されたポリシー・サブジェクト、同一のポリシー参照のURI、および直接アタッチメントを重複させたグローバル・ポリシー・アタッチメント・ドキュメントの名前が特定されます。

構文

migrateWSMAttachments([mode='prompt'])

引数 説明

mode

移行可能な各ポリシー・アタッチメントに対して実行されるアクション。有効なオプションは次のとおりです。

  • force - プロンプトが表示されることなく、等しいポリシー・アタッチメントがすべて自動的に移行されます。

  • preview - 移行可能なすべてのポリシー・アタッチメントが一覧表示されますが、移行は実施されません。

  • prompt - 各ポリシー・アタッチメントの移行前にユーザーの確認を求められます。

モードを指定しない場合、この引数はデフォルトでpromptモードになります。


次の例では、リポジトリ・アタッチメント移行モードの使用方法を示します。

wls:/wls-domain/serverConfig>migrateWSMAttachments()
wls:/wls-domain/serverConfig>migrateWSMAttachments('force')
wls:/wls-domain/serverConfig>migrateWSMAttachments('preview')
wls:/wls-domain/serverConfig>migrateWSMAttachments('prompt')

3.9.8 resetWSMPolicyRepository

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「resetWSMRepository」に記載されているとおり、resetWSMRepositoryコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、resetWSMRepositoryコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> resetWSMPolicyRepository()

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> resetWSMRepository()

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

OWSMリポジトリ内に格納されている既存のポリシー・ストアを削除して、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの新しいインストールで提供される事前定義ポリシーの最新セットでリフレッシュします。clearStore引数を使用して、新しい事前定義ポリシーをロードする前に、カスタム・ユーザー・ポリシーを含むすべてのポリシーをOWSMリポジトリから削除するかどうかを指定できます。

構文

resetWSMPolicyRepository([clearStore='false'])

引数 説明

clearStore='false'

削除するポリシー・セット。有効な値は次のとおりです。

  • true - リポジトリ内の、カスタム・ユーザー・ポリシーを含むすべてのポリシーが削除されます。

  • false - オラクル社によって提供される事前定義済ポリシーのみが削除されます。デフォルトは、falseです。


次の例では、リポジトリ内のすべてのポリシーが、ユーザー・ポリシーも含めて削除され、現在の製品インストールで提供される事前定義済ポリシーが追加されます。

wls:/wls-domain/serverConfig>resetWSMPolicyRepository(true)

注意:

これらのスクリプト・ツールで使用されているPythonのバージョンはブール型がサポートされていない可能性があるため、wsadminおよびojbstでブール型を渡すには、整数値0 (false)または1 (true)を使用してください。

3.9.9 resetWSMRepository

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

リポジトリ内に格納されている既存のポリシー・ストアを削除して、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの最新インストールで提供される事前定義ポリシーの現在のセットでリフレッシュします。clearStore引数を使用して、新しい事前定義ポリシーをロードする前に、カスタム・ユーザー・ポリシーを含むすべてのポリシーをリポジトリから削除するかどうかを指定できます。

注意:

これらのコマンドは、事前定義ポリシーおよびアサーション・テンプレートのバージョン番号も更新します。

構文

resetWSMRepository([clearStore='false'])

引数 説明

clearStore='false'

削除するポリシー・セット。有効な値は次のとおりです。

  • true - リポジトリ内の、カスタム・ユーザー・ポリシーを含むすべてのポリシーが削除されます。その後、事前定義ドキュメントの新しいセットでリポジトリが再作成されます。

  • false - オラクル社によって提供される事前定義済ポリシーのみが削除されます。このオプションの使用時には、カスタム・ドキュメントは削除されません。その後、事前定義ドキュメントの新しいセットでリポジトリが再作成されます。デフォルトは、falseです。


次の例では、リポジトリ内のすべてのポリシーが、ユーザー・ポリシーも含めて削除され、現在の製品インストールで提供される事前定義済ポリシーが追加されます。

wls:/wls-domain/serverConfig>resetWSMRepository(true)

3.9.10 upgradeWSMPolicyRepository

注意:

このコマンドは非推奨になりました。「upgradeWSMRepository」に記載されているとおり、upgradeWSMRepositoryコマンドを使用することをお薦めします。次の例に、upgradeWSMRepositoryコマンドを使用するための移行方法を示します。

11gリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> upgradeWSMPolicyRepository()

12cリリースの場合:

wls:/jrfServer_domain/serverConfig> upgradeWSMRepository()

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

OWSMリポジトリ内に格納されているOWSM事前定義ポリシーを、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの最新のインストールで提供される任意の新しい事前定義ポリシーでアップグレードします。リポジトリが空である場合、インストールに含まれている事前定義済ポリシーのすべてがリポジトリにロードされます。

このコマンドで、リポジトリ内の既存の事前定義済ポリシーおよびユーザー定義カスタム・ポリシーが削除されることはありません。事前定義済ポリシーが後続のリリースで変更されたか廃止された場合、次のいずれかになります。

  • 廃止されたポリシーの場合、廃止されたポリシーを一覧表示するメッセージが表示されます。この場合、それらのポリシーの参照を停止し、Oracle Enterprise Managerを使用してそれらを削除することをお薦めします。

  • 後続のリリースで変更されたポリシーの場合、変更されたポリシーを一覧表示するメッセージが表示されます。この場合、Oracle Enterprise Managerを使用してそれらのポリシーの最新バージョンをインポートすることをお薦めします。

構文

upgradeWSMPolicyRepository()

次の例では、最新のリリースで提供されているポリシーで、既存のインストールをアップグレードします。

wls:/wls-domain/serverConfig>upgradeWSMPolicyRepository()

3.9.11 upgradeWSMRepository

コマンド・カテゴリ: OWSMリポジトリ管理

WLSTでの使用: オンライン

説明

リポジトリ内に格納されているOWSM事前定義ポリシーを、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの最新のインストールで提供される任意の新しい事前定義ポリシーでアップグレードします。リポジトリが空である場合、インストールに含まれている事前定義済ポリシーのすべてがリポジトリにロードされます。

このコマンドで、リポジトリ内の既存の事前定義済ポリシーおよびユーザー定義カスタム・ポリシーが削除されることはありません。事前定義済ポリシーが後続のリリースで変更されたか廃止された場合、次のいずれかになります。

  • 廃止されたポリシーの場合、廃止されたポリシーを一覧表示するメッセージが表示されます。この場合、それらのポリシーの参照を停止し、Oracle Enterprise Managerを使用してそれらを削除することをお薦めします。

  • 後続のリリースで変更されたポリシーの場合、変更されたポリシーを一覧表示するメッセージが表示されます。この場合、Oracle Enterprise Managerを使用してそれらのポリシーの最新バージョンをインポートすることをお薦めします。

構文

upgradeWSMRepository()

次の例では、最新のリリースで提供されているポリシーで、既存のインストールをアップグレードします。

wls:/wls-domain/serverConfig>upgradeWSMRepository()