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Oracle® Fusion Middlewareインフラストラクチャ・コンポーネントWLSTコマンド・リファレンス
12c (12.2.1.1)
E77234-01
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3.2 セッション・コマンド

リポジトリ・ドキュメントおよびポリシー・サブジェクト・コマンドの変更などの一部のWebサービスのWLSTコマンドは、セッションのコンテキスト内で実行する必要があります。表3-2にリストされているWLSTコマンドを使用して、セッションを管理します。


表3-2 セッション管理WLSTコマンド

使用するコマンド 用途 使用するWLST

abortWSMSession

現在の変更セッションを中止し、セッション中に行われたすべての変更を破棄します。

オンライン

beginWSMSession

ポリシー・サブジェクトまたはOWSMリポジトリ・ドキュメントを変更するためのセッションを開始します。

オンライン

commitWSMSession

現在のセッションの内容をOWSMリポジトリに書き込みます。

オンライン

describeWSMSession

現在のセッションのコンテンツを記述します。これは、セッションが空であることを示すか、更新対象のドキュメントの名前を更新のタイプ(作成、変更または削除)とともにリストするかのいずれかです。

オンライン


3.2.1 abortWSMSession

コマンド・カテゴリ: セッション

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在の変更セッションを中止し、セッション中に行われたすべての変更を破棄します。中止した内容を説明するメッセージが表示されます。現在のセッションがない場合は、エラーが表示されます。

構文

abortWSMSession()

次の例では、現在のOWSMセッションを中止します。

wls:/wls-domain/serverConfig>abortWSMSession()

3.2.2 beginWSMSession

コマンド・カテゴリ: セッション

WLSTでの使用: オンライン

説明

ポリシー・セット、Fusion Middleware Webサービス・エンドポイントなどのポリシー・サブジェクトを変更するためのセッションを開始します。セッションは、単一のポリシー・サブジェクトに対してのみ操作できます。セッションがすでに進行中の場合は、エラーが表示されます。

構文

beginWSMSession()

次の例では、OWSMセッションを開始します。

wls:/wls-domain/serverConfig>beginWSMSession()

3.2.3 commitWSMSession

コマンド・カテゴリ: セッション

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在のセッション内で行われた変更を保持します。何がコミットされたのかを示すメッセージが表示されます。現在のセッションがない場合、エラーが表示されます。

構文

commitWSMSession()

次の例では、現在のリポジトリの変更セッションをコミットします。

wls:/wls-domain/serverConfig>commitWSMSession()

3.2.4 describeWSMSession

コマンド・カテゴリ: セッション

WLSTでの使用: オンライン

説明

現在のセッションを説明します。リポジトリ操作では、セッションでアクションが実行されていないことを示すか、更新対象のドキュメントの名前を更新のタイプ(作成、変更または削除)とともにリストするかのいずれかです。ポリシー・サブジェクト操作では、サブジェクト識別子がリストされます。

現在のセッションがない場合は、次のエラーが表示されます。

No actions in session.

構文

describeWSMSession()

次の例では、現在のセッションを説明します。

wls:/wls-domain/serverConfig>describeWSMSession()