Oracle® Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのアップグレード 12c (12.2.1.1) E77369-01 |
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アップグレード手順は、開始ポイントや既存のドメイン内のコンポーネントにより異なります。以前の12cリリースからアップグレードする場合、次の手順を使用してこのリリースにアップグレードします。
次のいずれかのアップグレード・パスを選択します。
Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementの12cデプロイメントをこの12cリリースにアップグレードするには、この手順に従います。
-readiness
モードで実行することにより、実際にアップグレードを実行する前にアップグレードの潜在的な問題を特定できます。既存のSOAおよびBusiness Process Management (BPM)のコンポーネントをアップグレードする前に、まず、Oracle Fusion Middleware InfrastructureとOracle SOA SuiteおよびBusiness Process Management 12c (12.2.1.1)製品ディストリビューションをインストールする必要があります。
12c (12.2.1.1)製品ディストリビューションを新しいOracleホーム・ディレクトリにインストールします。インストールに既存のOracleホーム・ディレクトリを使用しないでください。
前提条件となるソフトウェアがすべてインストールされていることを確認します。Oracle SOA Suiteには、Oracle Fusion Middleware Infrastructure (Oracle WebLogic ServerおよびJRF)が必要です。詳細は、「Infrastructureソフトウェアのインストール」を参照してください
使用するSOAドメインに別のSOA統合コンポーネントがある場合は、それらのディストリビューションもインストールする必要があります。各製品ディストリビューションのインストール・ガイドの完全なリストについては、Oracle Fusion Middlewareドキュメント・ライブラリを参照してください。このドキュメントの、コンポーネント固有の章を確認して、追加のインストールに対する追加のアップグレード前の手順があるかどうかを判断してください。
Upgrade Assistantを-readiness
モードで実行することにより、実際にアップグレードを実行する前にアップグレードの潜在的な問題を特定できます。
準備状況チェックは、既存のドメインまたはデータベース・スキーマをスキャンし、スキャンの結果が記載されたテキスト・ファイルを生成する読取り専用操作です。アップグレード前の環境に問題がある場合、アップグレードする前にこれらの問題を修正してから、準備状況チェックを再実行できます。
ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/logs
)に配置されます。注意:
準備状況チェックは、システムがオンライン中に実行できます。チェックの複雑さによっては、準備状況チェックが終わるまでにしばらく時間がかかります。パフォーマンスの低下を回避するために、準備状況チェックは使用率の低い期間に実行することをお薦めします。-readiness
モードでアップグレード・アシスタントを起動します。bin
ディレクトリに移動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
ORACLE_HOME
/oracle_common/upgrade/bin
Windowsオペレーティング・システムの場合:
ORACLE_HOME
\oracle_common\upgrade\bin
次のコマンドを入力してアップグレード・アシスタントを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./ua -readiness
Windowsオペレーティング・システムの場合:
ua.bat -readiness
次のUNIXの例に示すように、ロギング・パラメータを使用してアップグレード・アシスタントを起動することもできます。
./ua [-logLevel <log_level] [-logDir <log_directory>
]
TRACE
NOTIFICATION
WARNING
ERROR
INCIDENT_ERROR
NOTIFICATION
です。トラブルシューティングする場合、-logLevel
をTRACE
に設定すると、より多くの情報がロギングされます。-logLevel TRACE
が使用されると、Upgrade Assistantのログ・ファイルは非常に大きくなる可能性があるため、別の情報が必要ない場合は、logLevelを変更してください。
注意:
サービス表スキーマを作成していない場合、UPGAST-00328: スキーマ・バージョンのレジストリ表はこのデータベースに存在しません。その場合、Upgrade Assistantを実行するためにはサービス表スキーマを作成する必要があります。
というエラー・メッセージが表示されることがあります。この場合、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して必要な12cスキーマを作成する必要があります。
表4-1 Upgrade Assistant画面: 準備状況チェック
画面 | 画面が表示されるタイミング | 説明 |
---|---|---|
ようこそ | 常時。 |
この画面には、準備状況チェックの概要が示されます。 |
準備状況チェックのタイプ:
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常時。 |
準備状況チェックは、サポートされるアップグレードの開始点にあるスキーマまたはコンポーネント構成に対してのみ実行されます。次の2つのオプションがあります。次にこれらのオプションについて説明します。
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使用可能なコンポーネント | 「個別に選択されたスキーマ」が選択されている場合。 |
この画面には、スキーマが選択される使用可能なコンポーネントがリストされます。ここで何かを選択すると、そのコンポーネントのスキーマに対して準備状況チェックが実行されます。 |
すべてのスキーマのコンポーネント・リスト | スキーマの準備状況チェックが実行されるたび。 |
この画面は、スキーマの準備状況チェックが実行されるたびに表示されます。これは、「すべてのスキーマのチェックを含める」オプションを使用して「個別に選択されたスキーマ」または「ドメイン・ベース」を選択する場合です。 |
スキーマ資格証明 | 常時。 |
この画面を使用して、選択したスキーマとそのスキーマをホストするデータベースへの接続に必要な情報を入力します。アップグレードするスキーマが以前のFusion MiddlewareのリリースでRCUによって作成された場合は、使用可能なスキーマ名がリストされたドロップダウン・メニューが表示されます。 DBAユーザー名: SYSDBAではなくFMWとしてUpgrade Assistantを実行することをお薦めします。まだFMWユーザーを作成していない場合は、「Upgrade Assistantを実行するための非SYSDBAユーザーの作成」を参照してください |
準備状況サマリー | 常時。 |
この画面には、選択に基づいて実行される準備状況チェックの概要が示されます。 Upgrade Assistantを |
準備状況チェック | 常時。 |
この画面には、準備状況チェックの現在のステータスが表示されます。チェック対象として選択した内容によっては、このプロセスには数分かかる場合があります。 詳細レポートを表示するには、準備状況レポートのレビューをクリックします。このボタンは、準備状況チェックがすべて完了した後のみ表示されます。 注意: パフォーマンスの低下を回避するには、準備状況チェックをオフピーク時に実行することを検討してください。 |
準備状況成功 | 準備状況チェックが正常に完了した場合。 |
これで、完全なレポートをレビューできるようになります。 準備状況チェックで問題またはエラーが発生した場合、ログ・ファイルをレビューして問題を特定し、問題を修正してから、準備状況チェックを再開してください。 デフォルトで、準備状況チェック・レポート・ファイルは次のOracle 12cディレクトリに配置されます。
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アップグレード・アシスタントを実行する前に、すべてのOracle Fusion Middleware管理対象サーバー、管理サーバーおよび更新するスキーマまたは構成を使用している可能性があるシステム・コンポーネント(OHSなど)を停止する必要があります。
注意:
サーバーやプロセスの停止に失敗すると、結果としてアップグレードが不完全になったり、失敗したりする場合があります。WebLogic Server管理対象サーバーを停止するには、次のスクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/stopManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url (Windows) DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_url
プロンプトが表示されたらユーザー名とパスワードを入力します。
SOAサーバーおよびプロセスは、次の順番で停止してください。
Business Activity Monitoring (BAM)管理対象サーバー
Oracle Service Bus (OSB)管理対象サーバー
サービス指向アーキテクチャ(SOA)管理対象サーバー
Oracle Web Services Manager (OWSM)管理対象サーバー
管理サーバー
ノード・マネージャ
ノード・マネージャを実行している場合は、ノード・マネージャも停止する必要があります。これを行うには、ノード・マネージャが実行されているコンソール・ウィンドウを閉じるか、stopNodeManager WLST
コマンドを使用します。
Web層(Oracle HTTP Serverを含む)
Upgrade Assistantを使用して、サポートされているスキーマを12c (12.2.1.1)にアップグレードします
Upgrade Assistantでは、スキーマのアップグレード時に、次に示す一連の画面が表示されます。各画面でアクションを実行します。
表4-2 Upgrade Assistant画面: スキーマのアップグレード
画面 | 説明および必要なアクション |
---|---|
ようこそ |
この画面では、アップグレード・アシスタントの概要と、アップグレード前の重要なタスクについての情報が示されます。 |
スキーマ |
「個別に選択されたスキーマ」を選択します。 |
使用可能なコンポーネント |
この画面では、アップグレード可能なスキーマがあるインストール済のOracle Fusion Middlewareコンポーネントのリストが提供されます。コンポーネントを選択すると、スキーマとすべての依存関係が自動的に選択されます。 たとえば、Oracle SOAを選択した場合、Oracle SOA ( Managed File Transferを選択した場合、監査サービス(_IAU)、Enterprise Scheduler (_ESS)およびPlatform Security Services (OPSS)がアップグレードに含まれます。 |
ドメイン・ディレクトリ |
この画面では、「使用可能なコンポーネント」画面でOracle Platform Security ServicesまたはOracle監査サービスのどちらを選択したかが表示されます。 既存のWebLogicドメイン・ディレクトリの絶対パスを入力するか、「参照」をクリックして、アップグレードするドメイン・ディレクトリに移動して選択します。 |
前提条件 |
スキーマ・アップグレードの前提条件が満たされていることを確認します。「次」をクリックする前に、それぞれの前提条件を選択する必要があります。 注意: アップグレード・アシスタントは、これらの前提条件が満たされていることを確認しません。 |
スキーマ資格証明 |
この画面を使用して、アップグレードする各スキーマのデータベース接続の詳細を入力します。
注意:
|
調査 |
各コンポーネントを調査し、コンポーネントのアップグレード準備が整っていることを検証するアップグレード・アシスタントのステータスを確認します。 スキーマごとに表示される「ソース・バージョン」に、アップグレード対象のスキーマの正しいバージョン番号が示されていることを確認します。 |
アップグレード・サマリー | スキーマ・アップグレードのために選択したオプションのサマリーを確認します。正しいソース・バージョンとターゲット・バージョンが、アップグレード対象の各スキーマにリストされていることを確認します。 「アップグレード」をクリックしてスキーマをアップグレードするか、構成を変更する場合は「戻る」をクリックします。 |
アップグレードの進行状況 |
現在のアップグレード・プロセスのステータスを確認します。 注意: この画面のプログレス・バーには、現在のアップグレード手順の進行状況が表示されます。アップグレードの残り時間を示すものではありません。 アップグレードが完了したら「次へ」をクリックします。 |
アップグレード成功 |
アップグレードが成功していれば「閉じる」をクリックします。 アップグレードが失敗した場合または正常に完了する前にアップグレードを取り消した場合は、ログ・ファイルを確認してバックアップ環境をリストアし、アップグレード・アシスタントを再起動する必要があります。 |
スキーマをアップグレードした後、再構成ウィザードを実行して、ドメイン・コンポーネント構成を12cに再構成します。
再構成ウィザードを実行して、WebLogic Serverドメインを再構成する場合は、ドメインのアプリケーションによって、次の項目が自動的に更新されます。
WLSコア・インフラストラクチャ
ドメイン・バージョン
注意:
再構成ウィザードでは、ドメインに含まれる独自のアプリケーションは更新されません。ドメインのconfig.xml
ファイルのドメイン・バージョン番号は、管理サーバーのインストール済WebLogic Serverバージョンに更新されます。
すべてのインストール済Oracle製品の再構成テンプレートは、自動的に選択されてドメインに適用されます。これらのテンプレートは、WebLogicドメインが現在のWebLogic Serverバージョンと互換性を持つために必要な再構成タスクを定義します。
起動スクリプトが更新されます。
注意:
ドメインの再構成プロセスを開始すると、元に戻すことはできません。再構成ウィザードを実行する前に、「ドメインのバックアップ」の説明に従ってドメインをバックアップしていることを確認してください。再構成ウィザードの実行中にエラーその他の中断が発生した場合は、バックアップの場所から元のドメイン・ディレクトリにファイルとディレクトリをコピーして、ドメインをリストアする必要があります。これは、再構成前にドメインを確実に元の状態に戻す唯一の方法です。再構成ウィザードを実行する前に、ドメイン・ディレクトリのバックアップ・コピーを作成します。
次に示す画面は、いくつかが表示されないこともあります。また、使用する環境の設定に基づいた追加の画面を完了する必要がある場合もあります。詳細は、WebLogicドメインの再構成に関する項を参照してください。
表4-3 再構成ウィザードの画面
再構成ウィザードの画面 | 説明および必要なアクション |
---|---|
ドメインの選択 | 既存のドメイン・ディレクトリの絶対パスを入力するか、「参照」をクリックしてドメイン・ディレクトリを選択します。 |
再構成セットアップの進行状況 |
再構成テンプレートの適用の進行状況が表示されます。 |
ドメイン・モードおよびJDK |
ドメイン・モードは変更できません。 ドメインで使用するJDKを選択するか、「参照」をクリックして使用するJDKに移動します。 Oracle Fusion Middleware 12cにはJava SE 7が必要であることに注意してください。詳細は、「動作保証要件とシステム要件の確認」を参照してください。 |
データベース構成タイプ |
「RCUデータ」オプションを使用して、Server Table (_STB)スキーマを収集します。Repository Creation Utility (RCU)はサービス表スキーマを自動的に使用して、他の12cスキーマ資格証明を自動的にロードします。後続JDBC画面のデータを常に確認してください。 注意: 既存の11gデータ・ソースの場合、再構成では既存の値が保存されます。スキーマが12c RCUで作成された新しいデータ・ソースの場合、デフォルトの接続データは_STBスキーマから取得されます。特定のスキーマの接続データが_STBスキーマにない場合は、デフォルトの接続データが使用されます。 |
JDBCデータ・ソース |
この画面は、11gでデータベースベースのOPSSセキュリティ・ストアまたは監査データ・ストア用にカスタム・データ・ソースを作成していた場合に表示されます。 この画面では、ドメイン・ソースで定義したJDBCデータ・ソースを構成します。 |
JDBCデータ・ソース・テスト |
「JDBCデータ・ソース」画面で構成したデータ・ソース接続をテストします。 |
JDBCコンポーネント・スキーマ |
各スキーマ名の横のチェック・ボックスを選択して、画面に表示された各スキーマのデータソース設定を指定します。 アップグレードしたスキーマに、11gスキーマの詳細を指定する必要があります。それ以外については、12.2.1.1スキーマの詳細を指定します。 |
JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト |
前の画面でデータ・ソースに指定した構成をテストします。テストするスキーマ名の横のチェック・ボックスを選択し、「選択された接続のテスト(T)」をクリックします。 テストの結果は、「ステータス」列に表示されます。すべてのスキーマでテストに成功した場合、「次へ」をクリックします。 |
ノード・マネージャ |
この画面は、再構成するドメインで、ホストごとのノード・マネージャが使用されている場合にのみ表示されます。この画面を使用して、再構成するドメインに使用するノード・マネージャ構成を選択します。結果として得られる構成は、「ノード・マネージャ・タイプ」と「ノード・マネージャ構成」に選択したオプションの組合せによって異なります。 |
拡張構成 |
この画面に表示されるカテゴリは、ドメインの構成中にドメインに選択したテンプレートで定義されているリソースによって異なります。 たとえば、SOA SuiteおよびBPMテンプレートをドメインに適用するときに、次の事項が1つ以上当てはまる場合は、「管理対象サーバー、クラスタおよびCoherence」を選択します。
「ノード・マネージャ」、「デプロイメントとサービス」、「ドメイン・フロントエンド・ホストのキャプチャ」、「JMSファイル・ストア」など、その他の拡張構成オプションの使用の詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。 |
管理対象サーバー |
ドメインの各管理対象サーバーに対し、リスニング・アドレスの実際のホスト名を指定する必要があります。 デフォルトの 実際のホスト名を、hostname.company.comのように指定する必要があります。 12.1.3から12.2.1.1にアップグレードするときは、適切なサーバー・グループにサーバーを割り当てる必要があります。「再構成ウィザードを使用したサーバー・グループのターゲット指定」を参照してください |
サーバーのマシンへの割当て |
アップグレード・プロセスの一部としてサーバーを作成した場合は、「サーバー」リスト・ボックスでサーバー名を選択して、適切なノード・マネージャ・マシンにターゲット設定します。 そうでない場合は、ドメインのアップグレード時または再構成時にこの画面で操作は必要ありません。 |
サーバーのクラスタへの割当 | クラスタのアップグレードのみ: クラスタをアップグレードする場合は、この画面を使用して管理対象サーバーをクラスタに割り当てます。 「サーバー」リスト・ボックスには管理対象サーバーのみが表示されます。管理サーバーは、クラスタに割り当てることができないので、リストに表示されません。
注意: SOA UPGRADES ONLY: OWSMPMが独自のクラスタにあり、SOAまたはOSBクラスタの一部でない場合、SOAクラスタにはSOA-MGD-SVRS-ONLYユーザー拡張可能サーバー・グループのみをターゲットし、OSBクラスタにはOSB-MGD-SVRS-ONLYをターゲットし、OWSMにはWSMPM-MAN-SVERサーバー・グループのみをターゲットする必要があります。12.1.3を12.2.11にアップグレードする場合、BAM-MGD-SVRS-ONLYをBAMクラスタにターゲット指定することも必要です。 |
構成のサマリー |
構成のサマリーを確認します。 「再構成」をクリックしてドメインを再構成するか、「戻る」をクリックして構成を変更します。 |
再構成の進行状況 |
再構成の進行状況を確認します。処理が完了したら「次へ」をクリックします。 |
再構成に成功しました |
再構成処理の最終的なステータスを確認します。「終了(F)」をクリックして再構成ウィザードを終了します。 |
WebLogicコンポーネント構成のアップグレード時のUpgrade Assistantの画面を示しています。
注意: 表示される画面は、使用している環境に基づいています。次に示す画面は、すべてが表示されない場合もあります。Upgrade Assistant画面の使用の詳細は、オンライン・ヘルプを参照してください。
注意:
追加の構成タスクが必要になる場合があります。
Upgrade Assistantによるスキーマとコンポーネント構成のアップグレードが正常に完了したら、「アップグレード後のタスクの実行」で説明されているタスクを実行して、コンポーネントが引き続き期待どおりに機能していることを確認する必要がある場合があります。
表4-4 Upgrade Assistant画面: WebLogicコンポーネント構成のアップグレード
画面 | 説明および必要なアクション |
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ようこそ |
この画面では、アップグレード・アシスタントの概要と、アップグレード前の重要なタスクについての情報が示されます。 「次へ」をクリックして続行します。 |
WebLogicコンポーネント |
管理対象WebLogic Serverドメインのコンポーネント構成をアップグレードするには、「ドメインによって使用されるすべての構成」オプションを選択します。アップグレードするドメインのドメイン・ディレクトリを入力してください。 「次へ」をクリックします。 |
OWSMポリシー・マネージャ |
この画面は、11g環境に複数のWebLogic Serverドメインがある場合に、OWSMポリシー・マネージャが1つのWLSドメインのみにあり、他のドメインにはOWSMエージェントがあるときに表示されます。 Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシー・マネージャがデプロイされているWebLogic管理サーバー・ドメインの資格証明を指定します。 このページのフィールドの詳細は、「ヘルプ」をクリックするか、OWSMポリシー・マネージャに関する項を参照してください。 |
コンポーネント・リスト |
この画面では、ドメインのコンポーネント構成アップグレードに含められるコンポーネントのリストが提供されます。 |
前提条件 |
コンポーネント構成アップグレードの前提条件が満たされているかどうかを確認します。 注意: Upgrade Assistantは、これらの前提条件が実行されたことを確認しません。 |
UMS構成 |
この画面は、UMS 11g構成ファイルをホストする、リモートの管理対象サーバーがある場合に表示されます。アップグレード・アシスタントで構成ファイルにアクセスするには、これらのサーバーに資格証明を指定する必要があります。 注意: アップグレード・アシスタントでUMS構成ファイルを見つけられない場合は、それらのファイルを手動でコピーする必要があります。アップグレード・アシスタント: UMS構成ファイルのコピーを参照してください。 |
調査 |
各コンポーネントを調査し、コンポーネントのアップグレード準備が整っていることを検証するアップグレード・アシスタントのステータスを確認します。 |
アップグレード・サマリー |
スキーマ・アップグレードのために選択したオプションのサマリーを確認します。 「アップグレード」をクリックしてスキーマをアップグレードするか、構成を変更する場合は「戻る」をクリックします。 |
アップグレードの進行状況 |
アップグレード処理のステータスを確認します。 アップグレードが完了したら「次へ」をクリックします。 |
アップグレード成功 |
アップグレードが成功していれば「閉じる」をクリックします。 アップグレードが失敗した場合または正常に完了する前にアップグレードを取り消した場合は、ログ・ファイルを確認してバックアップ環境をリストアし、アップグレード・アシスタントを再起動する必要があります。 |
既存の12cデプロイメントに、Business Activity Monitoring (BAM)を含むSOA Suiteが含まれる場合、12c (12.2.1.1)リリースにアップグレードするには、次のタスクを完了する必要があります。
以前の12cリリースからアップグレードする場合、再構成ウィザードを使用して、適切なサーバー・グループに、サーバーを手動でターゲット指定する必要があります。