- ドメインが存在するシステムにサインインします。
- エディション・ベースのデータベース・ユーザーのみ: エディション・ベースの再関連付けを有効にしてスキーマを構成した場合は、再構成ウィザードを実行する前に、デフォルトのエディション名を手動で指定する必要があります。
デフォルトのエディションを設定するには、次のSQLコマンドを入力します。
ALTER DATABASE DEFAULT EDITION = edition_name;ここで、edition_nameは、デフォルトのデータベース・エディションの名前です。
- 次のコマンドを入力して再構成ウィザードを実行します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
$ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/
reconfig.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
%ORACLE_HOME%\oracle_common\common\bin\
reconfig.cmd
注意:
reconfig.cmd
または
reconfig.sh
コマンドを実行すると、デフォルトのキャッシュ・ディレクトリが無効であることを示す次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
*sys-package-mgr*: パッケージ・キャッシュ・ディレクトリを作成できません。
コマンドに-Dpython.cachedir=valid_directoryパラメータを含めることで、キャッシュ・ディレクトリを変更できます。
再構成ウィザードを開始する際に、次の例に示すように"log"オプションを指定することをお薦めします。
./reconfig.sh -log=/$ORACLE_HOME/logs/reconfig.log -log_priority=ALL
要件に応じてlog_priorityを設定できます。
- 「ドメインの選択」画面でアップグレードするドメインの場所を指定するか、「参照」をクリックして移動し、ドメイン・ディレクトリを選択します。「次へ」をクリックします。
- 「再構成セットアップの進行状況」画面には、設定プロセスの進行状況が表示されます。完了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ドメイン・モードおよびJDK」画面で、ドメインで使用するJDKを選択するか、「参照」をクリックして使用するJDKに移動します。「次へ」をクリックします。
注意:
ここでは
「ドメイン・モード」は変更できません。
- JDBCデータ・ソースには、データ・ソース・インスタンスの作成時、デプロイ時もしくはターゲット指定時、またはサーバー起動時に作成されるデータベース接続のプールが含まれます。
アプリケーションはJNDIツリーでデータ・ソースをルックアップしてから、接続をリクエストします。アプリケーションに接続する必要がなくなった場合は、接続がデータ・ソースの接続プールに戻されます。
ドメイン・ソースに定義されているJDBCデータ・ソースは「JDBCデータ・ソース」画面で構成できます。ドメインを作成する製品に関連付けられるJDBCデータ・ソースは、画面の下半分にリスト表示されます。
設定を指定するデータ・ソースを「データソース名」ドロップダウン・リストから選択します。指定した値は、選択されたデータ・ソースのデータ・ソース・リストの適切な列に表示されます。
データ・ソースがOracle RAC構成の場合は、次の3つのオプションのいずれかを選択できます。
- GridLinkへ変換
- RACマルチ・データ・ソースへ変換
- 変換しない
各オプションの詳細は、「ヘルプ」をクリックしてください。
詳細を指定したら、「次へ」をクリックします。
「JDBCデータ・ソース」画面でデータ・ソースを選択しないと、次の警告を示すポップアップが表示されます。
ドライバがありません
「OK」をクリックして検証せずに続行するか、「取消」をクリックして「JDBCデータ・ソース」ページに戻ります。
この場合、「OK」をクリックしてもデータ・ソースは検証されません。
- 「JDBCデータ・ソース・テスト」画面で、「JDBCデータ・ソース」画面で構成したデータ・ソース接続のチェック・ボックスを選択し、「選択された接続のテスト」をクリックしてデータ・ソース接続をテストします。
注意:
データベース接続をテストするには、接続するデータベースが起動している必要があります。接続をテストしない場合は、データ・ソースを選択しません。
「次へ」をクリックして続行します。
- 「データベース構成タイプ」画面で、「RCUデータ」を選択します。
RCUサービス表(STB)スキーマ資格証明を使用してデータベース接続の詳細を入力するか、「RCU構成の取得」をクリックします。
再構成ウィザードは、この接続を使用してドメイン内のコンポーネントに必要なデータ・ソースを自動的に構成します。
チェックに成功したら、「次へ」をクリックします。チェックが失敗した場合は、接続の詳細を正しく入力し直して再試行します。
- 「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面で、すべてのコンポーネント・スキーマを選択して「選択された接続のテスト」をクリックして、各スキーマの接続をテストします。
チェックが終了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ノード・マネージャ」画面は、再構成するドメインで、ホストごとのノード・マネージャが使用されている場合にのみ表示されます。
「ノード・マネージャ」画面で、再構成したドメインで使用するノード・マネージャ構成を選択します。結果として生成される構成は、「ノード・マネージャ・タイプ」および「ノード・マネージャ構成」で選択したオプションの組合せに応じて異なります。
- 「拡張構成」画面で、拡張構成を実行するすべてのカテゴリを選択できます。選択したカテゴリごとに、詳細構成を行うことができる適切な構成画面が表示されます。
注意:
「拡張構成」画面に表示されるカテゴリは、ドメインで選択したテンプレートに定義されているリソースによって異なります。
このアップグレードでは、オプションを選択せずに「次へ」をクリックします。
- 「構成のサマリー」画面で、ドメインの詳細な構成を確認してから続行します。
「表示」ドロップダウン・リストからフィルタ・オプションを選択すると、右側のパネルに表示される項目を制限できます。
構成を変更するには、「戻る」をクリックして適切な画面に戻ります。ドメインを再構成するには、「再構成」をクリックします。
注意:
ドメインの再構成時には、ドメインの場所は変更されません。
- 「再構成の進行状況」画面に、再構成プロセスの進行状況が表示されます。
プログレス・バーに100%が表示されたら、「次へ」をクリックします。
- 「構成の終了」画面に、再構成プロセスが成功して完了したか、または失敗したかどうかが示されます。管理サーバーURL(リスニング・ポートを含む)とともに再構成されたドメインの場所も表示します。再構成が成功した場合は、Oracle Weblogic Serverの再構成に成功しましたと表示されます。
再構成プロセスが成功して完了しなかった場合は、その理由を示すエラー・メッセージが表示されます。問題を解決するための適切な措置を講じます。問題を解決できない場合は、My Oracle Supportに連絡してください。
今後の操作での使用に備えて、ドメインの場所と管理サーバーのURLを記録しておきます。