プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール
12c (12.2.1.1)
E77346-02
目次へ移動
目次

前
前へ
次
次へ

5 コンパクト・ドメインの構成

Quick Startインストール用のコンパクト・ドメインが構成されると、外部Oracle Databaseが作成されます。

統合WebLogic ServerのJava DBと互換性のないコンポーネントを使用したアプリケーションを作成する場合にのみ、ここで述べる手順を実行してください。これらのコンポーネントには、Oracle Enterprise Scheduler、Oracle B2B、Oracle Healthcare、Oracle Business Activity MonitoringおよびOracle Managed File Transferなどがあります。

5.1 概要

Quick Startインストールおよび構成ロードマップは、次のとおりです。

手順 説明

インストールを計画します。

第1章を使用して、目的を満たすディストリビューションおよび構成パスを決定します。

Quick Startディストリビューションをダウンロードしてインストールします

Oracle SOA SuiteまたはOracle Business Process Management SuiteのQuick Startをダウンロードしてインストールしました。

コンパクト・ドメインを構成します。

開発したアプリケーションのデフォルト・ドメイン、スタンドアロン・ドメインまたはコンパクト・ドメインを構成します。

アプリケーションを開発またはテストします。

アプリケーションを開発またはテストします。

5.2 Quick Startインストール用コンパクト・ドメインの構成の準備

コンパクト・ドメインを構成するためにシステムを準備する必要があります。

コンパクト・ドメインは、管理対象サーバーを含まない、単一の管理サーバーで構成された開発者用ドメインです。コンパクト・ドメインを作成するとOracle Databaseを使用できるため、Quick Startインストールにデフォルトで含まれているJava DBとは互換性のない追加コンポーネントをインストールできます。

次のタスクに取りかかる前に、Quick Startインストールが動作することを確認してください。

5.2.1 Oracle JDeveloper、Extra Server ConnectionsおよびJava DBの終了

Oracle JDeveloperのすべてのインスタンスを終了します。

バックグラウンドで実行しているJava DBの他のサーバー接続やインスタンスがないことを確認するには、次のコマンドを使用します。

環境 実行コマンド

UNIX

ps -ef | grep java

続いて、kill -9を使用して、Java DBの不要な実行中のサーバーやインスタンスを終了します。

Windows

タスク マネージャーを起動して「プロセス」タブを選択します。JDeveloper、Java DBおよび実行中のサーバーで実行されているすべてのインスタンスを停止します。

次のメソッドも使用できます。

wmic process where "name='java.exe'" get ProcessID, Commandline /format:list

続いて、taskkill /f /pid <PID>を使用して、不要な実行中のサーバーやJava DBを終了します。

5.2.2 サポートされているデータベースのダウンロードおよびインストール

サポートされているデータベースをダウンロードおよびインストールするには、次の手順を実行します。
  1. Oracle Fusion Middleware 12cのサポートされているデータベースのダウンロード元の場所は、『Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストール、構成のREADMEファイル』を参照してください。
  2. インストーラを実行します。選択したデータベースのインストレーション・ガイドへのリンクは、Oracle Technology Networkの同じページにある「ダウンロード」タブの横の「ドキュメント」タブにあります。

    インストール中に、サービス名とポート番号を書き留めておいてください。スキーマ作成にこの情報が必要です。

5.2.3 Quick Start用12cデータベースの構成

12cマルチテナント・データベースを使用している場合は、AL32UTF8文字セットを使用するように構成する必要があります。

Quick Startのリポジトリ作成ユーティリティは、コンテナ・データベース(CDB)に接続できません。データベースの作成時に、グローバル・データベースの作成画面でコンテナ・データベースを作成しないように選択できます。

コンテナ・データベースを作成する場合、CDB内にプラガブル・データベース(PDB)を作成できます。次に、RCUをそのPDBに指します。互換性のあるPDBを構成する方法については、12c 『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

5.3 必要なスキーマのインストール

Quick Startコンパクト・ドメインに必要なスキーマを作成する必要があります。

5.3.1 追加コンポーネントのインストーラの実行

Oracle Managed File Transfer、Oracle B2BまたはOracle SOA Suite for healthcare integrationを追加する場合、最初にRCUを実行する前にインストーラをダウンロードおよび実行する必要があります。これらのインストールの簡単な説明は、「Quick Start用のOracle B2B、Oracle SOA Suite for Healthcare IntegrationまたはOracle Managed File Transferのインストール」を参照してください。

Oracle Enterprise SchedulerまたはOracle Business Activity Monitoringを追加する場合、個別のインストーラを実行する必要はありません。

必要な追加製品がまだわからない場合は、コンパクト・ドメインの作成後に任意のコンポーネントを追加できます。ただしここで決定しておくと、サーバーを再起動したり、ドメイン構成ウィザードやRCUを実行したりする回数を最小化できます。

注意:

12cでは、Oracle SOA Suiteインストールにリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)が含まれています。個別のバージョンをダウンロードしたり、使用したりしないでください。

コンパクト・ドメインの構成を終了し、新しいスキーマを追加する場合、コンパクト・ドメインの更新方法は「コンパクト・ドメインの更新」を参照してください。

5.3.2 リポジトリ作成ユーティリティを使用したQuick Startのスキーマの作成

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)でスキーマを作成するには、次の手順を実行します。
  1. Quick StartインストールにパッケージされているRCUを起動して、新しいデータベースにスキーマを作成します。Quick Startを使用してデータベースを構成する際に、他のバージョンのRCUをダウンロードしたり、使用したりしないでください。

    ORACLE_HOME環境変数に対してOracleホームをすでに割り当ててある場合、次に示す例と同様のコマンドを入力できます。

    環境 実行コマンド

    UNIX

    cd $ORACLE_HOME/oracle_common/bin
    ./rcu

    Windows

    cd %ORACLE_HOME\oracle_common\bin
    rcu.bat
  2. 次の画面に従って進みます。各画面のオプションの詳細は、「ヘルプ」をクリックするか、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のリポジトリ作成ユーティリティの画面の理解に関する項を参照してください。

    表5-1 RCUのスキーマ作成画面

    画面 説明

    ようこそ

    この画面には、RCUの概要と目的について表示されます。「次へ」をクリックします。

    リポジトリの作成

    「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロードの同時実行」を選択します。

    2つ目のオプションが表示されない場合は、DBAアクティビティを実行するために必要な権限が付与されていません。

    データベース接続の詳細

    「ホスト名」「ユーザー名」「パスワード」に、使用するOracle Databaseの資格証明を入力します。「サービス名」「ポート」番号はデータベースをインストールしたときに作成されたものです。

    12cマルチテナント・データベースを使用していて接続に問題がある場合は、データベースが適切に構成されていることを確認してください。

    「次へ」をクリックします。

    前提条件チェック

    このポップアップ画面には進捗状況インジケータが表示されます。前提条件チェックが完了したら、「OK」をクリックして続行します。

    コンポーネントの選択

    ドメインの構成時にターゲット設定しやすいように、新しいスキーマに直感的な接頭辞(SOAQSまたはBPMQSなど)を指定します。

    「AS共通スキーム」および「SOA Suite」を選択すると、それらの依存先がすべて選択されます。

    Managed File Transferをインストールする場合は、リストで「Managed File Transfer」を選択します。該当するインストーラをまだ実行していない場合、このオプションはリストに表示されません。

    「次へ」をクリックします。

    スキーマ・パスワード

    「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択します。パスワードを作成して覚えておきます。

    カスタム変数

    この画面は、SOAインフラストラクチャをインストールする場合に表示されます。カスタム変数の説明は、『Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールと構成』のSOA Suiteスキーマに必要なカスタム変数に関する項を参照してください。

    Healthcare Integrationユーザー・インタフェースが必要なヘルスケア・プロバイダの場合は、Healthcare Integration「値」フィールドを「はい」に変更します。この値をここで設定しないと、Healthcare Integrationユーザー・インタフェースは正しく機能しません。詳細は、「Oracle SOA Suite for Healthcare Integrationユーザー・インタフェースのアクティブ化」を参照してください。

    または、デフォルトのまま「次へ」をクリックします。

    表領域のマップ

    この画面には、スキーマを作成するコンポーネントのデフォルト表領域と一時表領域が表示されます。この情報を確認したら、「次へ」をクリックします。

    続く2つの確認ダイアログで「OK」をクリックします。さらに、「次へ」をクリックして、次の画面に進みます。

    サマリー

    この画面には、作成されるコンポーネント・スキーマの概要が表示されます。この画面の上部にある「データベースの詳細」を書き留めておきます。

    「作成」をクリックし、スキーマの作成を開始します。

    進行状況ダイアログにスキーマ作成の進行状況が表示されます。正常に作成されたスキーマの横には緑色のチェック・マークが表示されます。

    完了サマリー

    この画面には、データベース・スキーマの操作で作成されたログ・ファイルが表示されます。任意のログ・ファイルを開いて情報を確認したり、作成時の問題を解決したりできます。

    いずれかの操作が失敗した場合は、「失敗したコンポーネントのクリーンアップ」ボックスを選択できます。このオプションを選択すると、「閉じる」をクリックしたときに、作成に失敗したスキーマがデータベースから削除されます。

    「閉じる」をクリックすると、スキーマの作成が完了します。

    スキーマ作成中に問題が発生した場合、次を確認してください。

    • Quick Startインストールに含まれるRCUを使用しています。

    • データベース・サーバーおよびリスナーが実行されています。

    • 12cデータベースを使用している場合は、データベースは適切に構成されています。

    「完了サマリー」画面で生成されたログ・ファイルを使用して問題を解決することもできまます。詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』の「リポジトリ作成ユーティリティのトラブルシューティング」を参照してください。

5.4 コンパクト・ドメインの構成

開発者環境では、構成ウィザードを使用してコンパクト・ドメインを作成できます。

5.4.1 構成ウィザードの起動

構成ウィザードを起動して、コンパクト・ドメインを作成するには、次の手順を実行します。
  1. binディレクトリに移動します。

  2. 環境変数CONFIG_JVM_ARGS-Dcom.oracle.cie.config.showProfile=trueに設定します。これにより、コンパクト・ドメインのオプションが構成ウィザードで有効になります。

  3. 構成ウィザードを起動します。

ORACLE_HOME環境変数に対してOracleホームをすでに割り当ててある場合、次に示す例と同様のコマンドを入力できます。

オペレーティング・システム コマンド

UNIX

cd $ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin
CONFIG_JVM_ARGS=-Dcom.oracle.cie.config.showProfile=true
export CONFIG_JVM_ARGS
./config.sh

Windows

cd %ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin
SET CONFIG_JVM_ARGS=-Dcom.oracle.cie.config.showProfile=true
config.cmd

5.4.2 ドメイン・タイプとドメイン・ホームの場所の選択

「構成タイプ」画面で、「新規コンパクト・ドメインの作成」を選択します。このオプションが表示されない場合は、CONFIG_JVM_ARGS環境変数が正しく設定されていません。

「ドメインの場所」フィールドで、使用するドメイン・ホーム・ディレクトリを指定します。すでに統合WebLogic Serverを起動し、デフォルト・ドメインが生成されている場合は、base_domain以外に新しいドメインを作成する必要があります。

ドメイン・ホームは、Oracleホーム・ディレクトリの外部に作成する必要があります。次の図で、Oracleホームからの相対的なアプリケーション・ホームの場所を確認してください。

図5-1 Oracle Fusion Middlewareの推奨ディレクトリ構造

図5-1の説明が続きます
「図5-1 Oracle Fusion Middlewareの推奨ディレクトリ構造」の説明

このディレクトリ構造は、ソフトウェアのアップグレードや再インストールが必要になったときに問題を回避するために役立ちます。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの理解』のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。

5.4.3 Oracle SOA Suite Quick Startの構成テンプレートの選択

「テンプレート」画面では、「製品テンプレートを使用してドメインを作成」が選択されていることを確認し、次のテンプレートを選択します。

  • Oracle SOA Suite - 12.2.1.1.0 [soa]

    このテンプレートを選択すると、次の項目が依存関係として自動的に選択されます。

    • Oracle Enterprise Manager

    • Oracle WSM Policy Manager

    • Oracle JRF

    • WebLogic Coherenceクラスタ拡張

  • Oracle Service Bus - 12.2.1.1.0 [osb]

    このテンプレートを選択すると、次が依存関係として自動的に選択されます。

    • WebLogic Advanced Web Services for JAX-RPC拡張

  • Oracle Enterprise Scheduler Service Basic - 12.2.1.1.0 [oracle_common]

  • Oracle Enterprise Manager Plugin for ESS - 12.2.1.1.0 [em]

必要に応じて、次のテンプレートを選択します。

  • Oracle SOA Suite for healthcare integration - 12.2.1.1.0 [soa]

    注意:

    HIPAAドキュメントの場合、Oracle SOA Suite for healthcare integration - 12.2.1.1.0 [soa]テンプレートおよびOracle B2B - 12.2.1.1.0 [soa]テンプレートの両方を選択します。

    HL7ドキュメントの場合、「Oracle SOA Suite for healthcare integration - 12.2.1.1.0 [soa]」のみ選択します。

  • Oracle Business Activity Monitoring - 12.2.1.1.0 [soa]

  • Oracle B2B - 12.2.1.1.0 [soa]

  • Oracle Managed File Transfer - 12.2.1.1.0 [mft]

Oracle B2B、Oracle Healthcare IntegrationまたはOracle Managed File Transferのインストーラを実行していない場合は、前述のテンプレートを選択するためのオプションは表示されません。これらのコンポーネントのインストール手順は、「Quick Startインストールへのコンポーネントの追加について」を参照してください。

5.4.4 アプリケーション・ホームの場所の選択

「アプリケーションの場所」画面では、ドメインに関連付けられたアプリケーションを格納する場所を選択します。この場所は、アプリケーション・ホーム・ディレクトリとも呼ばれます。

アプリケーション・ホームは、前述のドメイン・ホームに対して指定した場所と同じ場所に作成する必要があります。

5.4.5 管理者アカウントの構成

「管理者アカウント」画面では、ドメインに対するデフォルトのWebLogic管理者アカウントにユーザー名とパスワードを指定します。これらの資格証明は、ドメインの管理サーバーにアクセスする際に使用します。

5.4.6 ドメイン・モードとJDKの指定

「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、次の操作を実行します。

  • 「ドメイン・モード」フィールドで「開発モード」を選択します。

  • 「JDK」フィールドでOracle Hotspot JDKを選択します。

5.4.7 データ・ソース構成タイプの指定

「データベース構成タイプ」画面で、「RCUデータ」を選択してフィールドをアクティブ化します。「RCUデータ」オプションは、構成ウィザードにデータベースとサービス表(STB)スキーマに接続して、ドメインの構成に必要なスキーマに関するスキーマ情報を自動的に取得するように指示します。

注意:

この画面で「手動構成」を選択する場合、次の画面で、スキーマのパラメータを手動で指定する必要があります。

「RCUデータ」を選択してから、次の各フィールドに入力します。

フィールド 説明

DBMS/サービス

データベースのDBMS名(サービス・タイプ・ドライバを選択している場合はサービス名)を入力します。12cマルチテナント・データベースを使用している場合、コンテナではなく、構成されたプラガブル・データベース(PDB)のサービス名を使用していることを確認します。

ホスト名

データベースをホストするサーバーの名前を入力します。

ポート

データベースがリスニングするポート番号を入力します。

スキーマ所有者

スキーマ・パスワード

データベースのサービス表スキーマに接続するためのユーザー名とパスワードを入力します。これは、RCUの「スキーマ・パスワード」画面でサービス表コンポーネントに指定されたスキーマのユーザー名およびパスワードです。

デフォルトのユーザー名はprefix_STBです。prefixは、RCUで定義したカスタム接頭辞です。

データベース接続情報の指定が完了したら、「RCU構成の取得」をクリックします。「接続結果ログ」の次の出力は、操作が成功したことを示しています。

Connecting to the database server...OK
Retrieving schema data from database server...OK
Binding local schema components with retrieved data...OK

Successfully Done.

ヒント:

「RCUデータ」オプションの詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。

5.4.8 JDBCコンポーネント・スキーマ情報の指定

「JDBCコンポーネント・スキーマ」画面に示される値が、すべてのスキーマに対して適切であることを確認します。前の画面で「RCUデータ」を選択した場合、スキーマ表はすでに適切に移入されている必要があります。

5.4.9 JDBC接続のテスト

「JDBCコンポーネント・スキーマ・テスト」画面を使用して、構成したばかりのデータ・ソース接続をテストします。

「ステータス」列に示される緑色のチェック・マークは、テストが成功したことを表します。問題が発生した場合は、この画面の「接続結果ログ」セクションに示されるエラー・メッセージを確認し、問題を修正してから接続テストを再試行してください。

5.4.10 キーストア証明書または鍵へのパスの指定

「キーストア」画面を使用して、各キーストアの信頼できる証明書へのパス、または各キーストアの秘密鍵および秘密鍵についてのその他の情報へのパスを指定します。

この画面を使用して、各キーストアの信頼できる証明書へのパス、または各キーストアの秘密鍵および秘密鍵についてのその他の情報へのパスを指定します。

「信頼できる証明書」、「秘密鍵」または「アイデンティティ証明書」フィールドをクリックすると、フィールドの右側に参照アイコンが表示されます。このアイコンをクリックして、適切なファイルを参照します。

ヒント:

この画面上におけるその他のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』のキーストアに関する項を参照してください。

5.4.11 詳細な構成の選択

コンパクト・ドメインでは、拡張構成は必要ありません。「拡張構成」画面は、何も選択せずにスキップできます。

5.4.12 ドメインの構成

「構成のサマリー」画面には、最終的なディレクトリ構造およびコンパクト・ドメインに構成されるコンポーネントと拡張機能が表示されます。この情報を確認して、「作成」をクリックします。

「構成の進行状況」画面に構成の進行状況バーが表示されます。

5.4.13 ドメインの場所の確認

構成が完了すると、「構成に成功しました」画面にドメインのディレクトリの場所と管理コンソールにアクセスするためのURLが表示されます。両方を書き留めてから「閉じる」をクリックします。

構成ウィザードが完了したら、コンパクト・ドメインのホームに移動し、次のコマンドを使用して管理サーバーを起動します。

オペレーティング・システム コマンド

UNIX

cd DOMAIN_HOME/bin
./startWebLogic.sh

Windows

cd DOMAIN_HOME\bin
startWebLogic.cmd

JDeveloperの統合WebLogic Serverを使用する場合、同じシステム上でコンパクト・ドメインと併用するときには、コマンドの最後にフラグnoderbyを追加します。たとえば、Linuxの起動コマンドは次のようになります。

./startWebLogic.sh noderby

-noderbyオプションを指定すると、Java仮想マシンでDerby Java Databaseが起動しないようにできます。これにより、統合WebLogic Serverとの競合が回避されます。この場合、正常に起動するにはDerby Java Databaseを初期化する必要があります。

次の出力が表示されれば、管理サーバーは実行されています。

Server state changed to RUNNING.

5.5 JDeveloperからコンパクト・ドメインへの接続

コンパクト・ドメインの構成後、新しいコンパクト・ドメインを、アプリケーションを起動するためにターゲット設定するようにJDeveloperを準備する必要があります。

5.5.1 「アプリケーション・サーバー接続」ウィザードの起動

Oracle JDeveloperを適切なコマンドで起動します。

ORACLE_HOME環境変数に対してOracleホームをすでに割り当ててある場合、次に示す例と同様のコマンドを入力できます。

環境 実行コマンド

UNIX

cd $ORACLE_HOME/jdeveloper/jdev/bin
./jdev

Windows

CD %ORACLE_HOME%\jdeveloper
jdeveloper.exe

上部のメニューから「ウィンドウ」を選択し、ドロップダウン・メニューから「アプリケーション・サーバー」を選択します。または、キーボード・ショートカットの[Ctrl]+[Shift]+[G]を使用する方法もあります。これにより、左側のペインに「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」が開きます。

「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」で「アプリケーション・サーバー」を右クリックします。ドロップダウン・メニューから「新規アプリケーション・サーバー」を選択してアプリケーション・サーバー接続の作成ウィザードを起動します。

5.5.2 ドメインの場所の確認

構成が完了すると、「構成に成功しました」画面にドメインのディレクトリの場所と管理コンソールにアクセスするためのURLが表示されます。両方を書き留めてから「閉じる」をクリックします。

構成ウィザードが完了したら、コンパクト・ドメインのホームに移動し、次のコマンドを使用して管理サーバーを起動します。

オペレーティング・システム コマンド

UNIX

cd DOMAIN_HOME/bin
./startWebLogic.sh

Windows

cd DOMAIN_HOME\bin
startWebLogic.cmd

JDeveloperの統合WebLogic Serverを使用する場合、同じシステム上でコンパクト・ドメインと併用するときには、コマンドの最後にフラグnoderbyを追加します。たとえば、Linuxの起動コマンドは次のようになります。

./startWebLogic.sh noderby

-noderbyオプションを指定すると、Java仮想マシンでDerby Java Databaseが起動しないようにできます。これにより、統合WebLogic Serverとの競合が回避されます。この場合、正常に起動するにはDerby Java Databaseを初期化する必要があります。

次の出力が表示されれば、管理サーバーは実行されています。

Server state changed to RUNNING.

5.5.3 接続の確認

「アプリケーション・サーバー・ナビゲータ」で「アプリケーション・サーバー」の横の接続ノードを展開します。「名前とタイプ」画面で指定した「接続名」でスタンドアロン・ドメインがリストされるはずです。

スタンドアロン・ドメインの名前を右クリックして、「管理コンソールの起動」を選択します。

管理コンソールにログインします。ログインできたら、アプリケーションの作成を開始します。

5.6 次の手順

Quick Startインストールとコンパクト・ドメインの接続の確認が終了したら、次のいずれかのアクションを実施できます。

アクション リソース

Oracle SOA Suite Quick Startのサンプル・アプリケーションをデプロイします。

「サンプル・アプリケーションの実行」を参照してください。

独自のアプリケーションを作成またはテストします。

『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のOracle JDeveloperによるアプリケーション開発のスタート・ガイドに関する項を参照してください。

Oracle Managed File Transfer、Oracle Stream AnalyticsまたはOracle B2B/Healthcareを追加します。

完全に構成されたコンパクト・ドメインにコンポーネントを追加する手順は、「Quick Startインストールへのコンポーネントの追加について」を参照してください。

インストールを削除します。

インストールのテストが完了している場合、「Oracle Quick Startの削除」を参照してください。