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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP ERPアダプタ・スタート・ガイド
12c (12.2.1.1)
E79326-01
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マッピングの実行

この項では、次の項目について説明します。

マッピングの実行

マッピングを実行するには:

  1. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP Demo」プロジェクトを開きます。

  2. SDE_SAP_GeoDimensionフォルダを開きます。

  3. 「マッピング」ノードを開きます。

  4. SDE_SAP_GeoDimension.W_GEO_DSマッピングを選択します。

  5. 右クリックして「実行」を選択します。

  6. 表示された「実行」ウィンドウの「OK」をクリックします。

  7. 「セッションを開始しました」ウィンドウの「OK」をクリックします。

マッピングを実行した場合の処理

最初に、Oracle Data IntegratorによってABAPプログラムが作成されます。このプログラムは、次の処理を実行します。

  • SAPエンジンでデータの抽出を実行します。この例では、抽出が2つのソース表を結合してから、結合された結果セットを抽出ファイルに返します。

  • 抽出ファイルをFTPデータ・サーバーにアップロードします。このFTPホストは、File Server for SAP ABAPと呼ばれるファイル論理スキーマによって指定されます。この論理スキーマは物理スキーマにマップされるため、指定されたコンテキストのデータ・サーバーにマップされます。このデータ・サーバーには、FTPホストに関する接続情報が含まれています。

次に、OdiSapAbapExecuteツールを使用してABAPコードがアップロードされます。ABAPプログラムは、SAP_FUNCTION_GROUP LKMオプションで指定されたSAP関数グループにプッシュされます。このフェーズを省略するには、UPLOAD_ABAP_CODE LKMオプションをNoに設定します。

このABAPコードは、OdiSapAbapExecuteツールでも実行されます。ABAPコードの実行が終了すると、抽出ファイルがFTPホスト内に作成されます。

Oracle Data Integratorエージェントは、この抽出ファイルをFTPホストからダウンロードすることも、直接アクセスすることもできます(IKMオプションで指定されたFTP_TRANSFER_METHODによって決まります)。

最後に、エージェントが抽出ファイルにアクセスしたときに、エージェントはSQL*LoaderまたはJDBC接続を使用してこのファイルをOracle/非Oracleステージング領域にロードします。統合プロセスの残りの部分は、Oracle/非Oracleエンジン内で実行されます。

マッピング実行の確認

マッピング実行を確認するには:

  1. オペレータに接続します。

  2. オペレータで、「セッション・リスト」ツリー・ビューを選択します。

  3. このツリー・ビューの「すべての実行」ノードを開きます。

  4. 最新のセッションはこのリストの最初のエントリです。

  5. SDE_SAP_GeoDimension.W_GEO_DSノードをダブルクリックして、セッション詳細および処理された行数を表示します。

結果データの確認

結果データを確認するには:

  1. デザイナの「モデル」ビューで、「Oracle Target」モデルを開きます。

  2. W_GEO_DSデータストアを選択し、右クリックして「データ」を選択して、ターゲットのOracle表に統合されたデータを表示します。