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Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorのインストール
12c (12.2.1.1.0)
E77305-01
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3 インストール後

この章では、インストールが正常に完了したかどうかをチェックするための検証について説明します。さらに、Oracle Traffic Directorのアンインストールと再インストールの手順についても説明します。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

3.1 インストールの確認

インストール・ログ・ファイルを参照し、Oracleホーム・ディレクトリ内のディレクトリおよびファイルを確認して、Oracle Traffic Director管理コンソールへのアクセスを試行することで、インストールが正常に完了したかどうかを検証できます。

3.1.1 インストール・ログの確認

インストーラによってログ・ファイルが、Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsサブディレクトリに作成されます。


注意:

Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、ORACLE_HOME/oraInst.locファイルでそのディレクトリへのパスを確認できます。

logsディレクトリには次のファイルが含まれています。

  • installdate-time-stamp.log

    これはメインのログ・ファイルです。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームとエラー・ストリームが含まれます。

  • launcher-time-stamp.log

    このファイルには、ランチャが起動された日時が含まれています。

  • installProfiledate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、インストールの完了に要した時間、構成、メモリー、CPUの詳細など、全般的な統計が含まれています。

  • oraInstalldate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。

  • timeTakendate-time-stamp.log

    このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、画面間の移動にかかった時間に関する情報が記載されます(GUIインストールの場合のみ)。

  • timedate-time-stamp.log

    このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションの時間情報が含まれます。

  • memorydate-time-stamp.log

    このファイルは、-printmemoryオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用情報が含まれます。

3.1.2 インストール・ディレクトリ構造の検証

Oracle Traffic Directorをインストールし、インストール後手順も実行した後、Oracleホーム・ディレクトリに次のディレクトリが含まれることを検証します。

bin
cfgtoollogs
coherence
crs
css
em
has
install
inventory
jlib
ldap
lib
network
nls
OPatch
oracle_common
oracore
otd
oui
plsql
plugins
precomp
rdbms
slax
sqlplus
srvm
webgate
wlserver
xdk

3.2 Oracle Traffic Directorドメインの構成

WebLogic Serverを正常にインストールした後、構成ウィザードを使用してWebLogicドメインを作成および構成します。

詳細は、Oracle Traffic Directorの管理のOracle Traffic Director用のWebLogic Serverドメインの構成を参照してください。

3.3 Oracle Traffic Directorのアンインストール

失敗したインストールに関連するファイルを削除する、あるいはより最新のバージョンをインストールする際に、Oracle Traffic Directorインストールの削除が必要になる場合があります。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの項で説明する手順を使用してください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する場合があります。ここに示される手順に従うことで、ソフトウェアが正常に削除されます。

Oracle Traffic Directorをアンインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Traffic Director WLSTコマンドライン・インタフェースから、すべての構成されたOTDインスタンスを削除して、指定したDOMAIN_HOMEで使用可能なOracle Traffic Directorのすべてのインスタンスを削除します。この手順によって、すべての関連する構成設定(サービス、フェイルオーバー構成など)が完全に削除されます。

  2. すべてのOTDインスタンスおよび構成を削除後、次のコマンドを実行します。

    $ORACLE_HOME/oui/bin/deinstall.sh
    

    アンインストール・ウィザードが起動します。

  3. インストール・ウィザードの画面に示される、画面上の指示および手順に従います。

    個々の画面の詳細は、画面で「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。

3.4 Oracle Traffic Directorの再インストール

インストールされた製品がすでに含まれるディレクトリに、Oracle Traffic Directorを再インストールすることはできません。

Oracle Traffic Directorを再インストールするには、次の手順を実行します。

  1. 第3.3項「Oracle Traffic Directorのアンインストール」に示される手順に従って、既存のインストールをアンインストールします。

  2. 第2.3項「インストール手順」の説明に従ってOracle Traffic Directorをインストールします。