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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージメント
12c (12.2.1.1)
E77333-02
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40 ワークフローのトラブルシューティング

ワークフローは、コンテンツをレビューして承認し、システムにリリースするためのルーティング方法を指定するために使用します。この章では、いくつかの一般的なワークフローの問題に対する解決策を提供します。

この章では、以下のトピックについて説明します。

40.1 「編集」ステータスまたは「WWW生成」ステータスでスタックしているワークフロー・アイテム

現象

ワークフローのコンテンツ・アイテムが「編集」ステータスまたは「WWW生成」ステータスで、アクションが必要なことを示す電子メールがレビューアに通知されていません。

問題

Inbound Refineryでファイルが正しく変換されていません。

推奨事項

  1. 「リポジトリ・マネージャ」または「ワークフローのコンテンツ・アイテム」ページ(「コンテンツ・マネージャ」「アクティブなワークフロー」「Workflow_Name」の順に選択してアクセスします)で、コンテンツ・アイテムのステータスを表示します。「コンテンツ情報」ページを表示し、変換の失敗の詳細を確認します。

  2. 変換に失敗した理由を判断します。

    • Inbound Refineryまたは変換コンポーネントが問題の原因となっている場合:

      1. ファイルが正しく変換されるように問題を修正します。

      2. 「リポジトリ・マネージャ」ページまたは「コンテンツ情報」ページから変換対象ファイルを再送信します。コンテンツ・アイテムは再びワークフロー内を進みます。

    • 基準ワークフローのファイルが問題の原因で、ワークフロー内にコンテンツ・アイテムが1つのみある場合:

      1. ネイティブ・ファイルのコピーを保存します。

      2. ワークフローを無効にしてコンテンツ・アイテムをリリースします。

      3. リポジトリ・マネージャまたは「コンテンツ情報」ページを使用して、リリースされたリビジョンを削除します。

      4. ファイルが正しく変換されるように問題を修正します。

      5. コンテンツ・アイテムを再度チェックインし、ワークフロー・プロセス内を完全に移動できるようにします。

    • 基準ワークフローのファイルが問題の原因で、ワークフロー内に複数のコンテンツ・アイテムがある場合:

      1. ネイティブ・ファイルのコピーを保存します。

      2. リポジトリ・マネージャを使用して、スタックしているリビジョンを削除します。(ワークフローを無効にすることもできますが、ワークフロー内のすべてのコンテンツ・アイテムがリリースされることになります。)

      3. ファイルが正しく変換されるように問題を修正します。

      4. コンテンツ・アイテムを再度チェックインし、ワークフロー・プロセス内を完全に移動できるようにします。

    • 基本ワークフローのファイルが問題の原因で、ワークフロー内にコンテンツ・アイテムが1つのみある場合:

      1. ネイティブ・ファイルのコピーを保存します。

      2. ワークフローを取り消し、システムからリビジョンを削除します。

      3. ファイルが正しく変換されるように問題を修正します。

      4. コンテンツ・アイテムを基本ワークフローに再度コントリビュートし、ワークフロー・プロセス内を完全に移動できるようにします。

    • 基本ワークフローのファイルが問題の原因で、ワークフロー内に複数のコンテンツ・アイテムがある場合:

      1. ネイティブ・ファイルのコピーを保存します。

      2. リポジトリ・マネージャを使用して、スタックしているリビジョンを削除します。(ワークフローを取り消すこともできますが、ワークフロー内のすべてのコンテンツ・アイテムがシステムから削除されることになります。)

      3. ファイルが正しく変換されるように問題を修正します。

      4. コンテンツ・アイテムを基本ワークフローに再度コントリビュートし、ワークフロー・プロセス内を完全に移動できるようにします。

40.2 「レビュー」ステータスでスタックしているワークフロー・アイテム

現象

ワークフロー内のコンテンツ・アイテムが「レビュー」ステータスにあり、最小限のレビューアによって承認されているのに、リビジョンが次のステップに移動しません。

問題

コンテンツ・アイテムがワークフローの終了条件を満たしていません。

推奨事項

  1. ワークフロー・ステップの終了条件定義をチェックし、ドキュメントが条件を満たしていない理由を確認します。

  2. 外部プロセスと相互作用してファイルが終了するかどうかを判断します。外部プロセスとの問題を解決し、ファイルが終了条件が満たしているかどうかを確認します。

  3. 終了条件、外部処理またはその両方にエラーがある場合は、ドキュメントをチェックアウトし、終了条件を満たすように修正したメタデータでドキュメントをチェックインします。

40.3 誤ったワークフローに入ったワークフロー・アイテム

現象

コンテンツ・アイテムが誤った基準ワークフローに入りました。

問題

2つ以上の基準ワークフローに同じ基準が定義されています。コンテンツ・アイテムがこの基準に一致したため、ワークフロー・リストで最初に一致するワークフローに入りました。

推奨事項

セキュリティ・グループとメタデータ・フィールド値の一意の組合せが、各ワークフローで一意になるように基準を再定義します。必要な場合は、ジャンプおよびサブワークフローを使用してメイン・ワークフロー内で追加の基準を定義します。