ブラウザのハング: データ・エンジン・コントロール・センターの実行中にコンテンツ・サーバーが終了した場合、ブラウザもハングすることがあります。この問題は、ブラウザ・ウィンドウを閉じると解決します。
この章の内容は次のとおりです。
Webサーバー・フィルタ・プラグインでは、PLUGIN_DEBUG
が重要です。「フィルタ管理」ページでPLUGIN_DEBUG
を有効化すると、Content TrackerのWebサーバー・フィルタ・プラグインによって実行トレース情報が発行されます。トレースは、ソースにアクセスするユーザーに対してのみ意味があります。顧客は、問題が発生した場合に、PLUGIN_DEBUG
を有効化し、テスト・シナリオを実行して、ログ・セグメントをカスタマ・サービスに送信して評価を受ける必要があります。それ以外の場合は、PLUGIN_DEBUG
をオフにします。
PLUGIN_DEBUGを設定するには:
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。
「フィルタ管理」をクリックします。
Webサーバー・フィルタ・プラグインの構成ページで、PLUGIN_DEBUGを選択します。
「更新」をクリックします。
デバッグをサポートするために、コンテンツ・サーバーのシステム監査機能を使用します。詳細は、『Oracle WebCenter Contentの管理』のシステム監査情報に関する項を参照してください。contenttracker
を「アクティブなセクション」リストに追加します。リストが更新されると、Content Trackerの実行トレース情報が他のアクティブなセクションとともに表示されます。
Content Trackerによって特定のサービスがログ・ファイルに記録されると、そのサービスのDataBinderオブジェクトの内容が、シリアル化されたダンプ・ファイルに記録されます。これらのファイルの内容は、拡張されたサービス・コール・トラッキング機能を使用するフィールド・マップのデバッグに役立ちます。これらのダンプ・ファイルを使用して、記録されたサービスに使用可能なLocalDataフィールドを確認できます。
Content Trackerサービス・ハンドラ・フィルタによってDataBinderオブジェクトのダンプ・ファイルが作成されるのは、関連付けられたサービスがSctServiceFilter.hda
ファイル内に定義されている場合のみです。
注意:
DataBinderオブジェクトのダンプ・ファイルは、手動で削除しないかぎり蓄積され続けます。SctDebugServiceBinderDumpEnabled
構成変数は、必要な場合にのみ使用してください。
サービス・ハンドラ・フィルタを構成してオブジェクトをダンプ・ファイルに書き込むように、SctDebugServiceBinderDumpEnabled
構成変数を設定します。トラッカー構成変数の詳細は、『Oracle WebCenter Content構成リファレンス』を参照してください。
ファイルは/ContentTracker/DEBUG_BINDERDUMP
ディレクトリに格納されます。ファイル名は、service_name
_filter_function
_serial_number
.hda
の3つの部分で構成されます。
service_nameは、ログに記録されたサービスの名前(GET_FORM_FILEなど)です。
filter_functionは次のいずれかです。
End: フィルタ・イベント「on EndServiceRequestActions」。正常なサービス終了イベント。
EndSub: フィルタ・イベント「on EndScriptSubServiceActions」。サブサービスとして呼び出されたサービスの正常なサービス終了。
Error: フィルタ・イベント「on ServiceRequestError」。エラーが発生したサービスの終了。Endと同時に発生する場合があります。
serial_numberは、ファイルに割り当てられた一意の識別番号です。Content Trackerでは、特定のサービスに対してDataBinderオブジェクトのダンプ・ファイルを複数作成できます。
例:
GET_SEARCH_RESULTS_End_1845170235.hda