Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalogic Elastic CloudのためのWebLogic Serverの管理 12c (12.2.1.1.0) E79373-01 |
|
前 |
次 |
この章の内容は次のとおりです。
WebLogic Serverの入力/出力およびワーク・マネージャの最適化とともにExalogic Elastic Cloudソフトウェアを構成できます。表2-1は、Exalogic Elastic Cloudソフトウェア・ライセンスに制限されているこれらのオプションを使用してWebLogic Serverを構成するMBean属性を示しています。
表2-1 ドメインレベル
MBeanの属性 | -Dオプション | 説明 |
---|---|---|
|
|
ネットワーク・スループットの高い環境でI/Oの効率が向上します。 |
|
|
ネットワーク・スループットの高い環境でI/Oの効率が向上します。 |
|
|
Exalogicプロセッサ・アーキテクチャ・スレッド機能で合せることで自己チューニング・スレッド・プールの効率が向上します。 |
|
|
ロックのないリクエスト・マネージャにより、特にJMSユースケースの場合にExalogicシステムの処理の同時実行性と効率性を向上できます。 |
|
JMSメッセージ、レプリケーション、RMIなどの多重化から、影響力の強いリクエストのキュー待機時間を短縮します。 |
これらの属性が有効な場合、ネットワーク・スループットの高い環境でI/Oの効率が向上します。属性は、「Exalogic最適化の有効化」
がドメイン・レベルで有効な場合に自動で有効化されます。「Exalogic最適化の有効化」を参照してください
注意:
AddWorkManagerThreadsByCpuCount
はWebLogic Server管理コンソールを使用してチューニングできません。
サーバー・レベルまたはサーバー・テンプレートでこの動作を管理する手順は次のとおりです。
WebLogic Serverのこのリリースでは、データベース・サーバーに個別のコミット呼出しを発行するかわりに、トランザクションの最後の操作でINSERT
またはDELETE
操作のバッチをコミットするためのJDBCストアのExalogic最適化を提供します。この機能は、トランザクション当たりのサーバーのラウンド・トリップを少なくし、少ない操作数または小さいメッセージのトランザクションが多いアプリケーションにメリットがあります。
個々のストアのこの動作を管理する手順は次のとおりです。
WebLogic Serverのこのリリースで提供するTopLink Exalogicの最適化には、バッチ書き込み、デフォルトのキャッシュ・サイズの増加および期待されるリレーションシップの作成などのその他の最適化の有効化などが含まれます。ランタイム・チューニング・エージェントは、問合せバッチのフェッチおよび動的問合せ処理の使用を最適化します。
Oracle Exalogic環境で永続性アプリケーションを実行する方法を最適化できる機能を有効化および構成する方法の詳細は、Oracle TopLinkのソリューション・ガイドのOracle Exalogicの永続性アプリケーションの最適化に関する項を参照してください(これはOracle TopLink 12.1.3公開ですが、WebLogic Serverの現在のバージョンに適用されることに注意してください)。
最適化には、スレッド管理の改善、リクエスト処理、ロック競合の削減などがあります。Exalogic最適化を使用するためにドメインのすべてのサーバーを有効化する手順は次のとおりです。