Oracle® Fusion Middleware Oracle Exalogic Elastic CloudのためのWebLogic Serverの管理 12c (12.2.1.1.0) E79373-01 |
|
前 |
次 |
この章の内容は次のとおりです。
このドキュメントは、Exalogic Elastic Cloudソフトウェア環境のWebLogic Serverのアプリケーションを開発および管理するアプリケーション開発者とシステム管理者向けに記載されています。読者は、WebLogic Serverプラットフォーム、Java Platform, Enterprise Edition (Java EE)プログラミング、およびExalogic Elastic Cloudソフトウェアの概念に精通していることが前提となっています。
この章、「概要とロードマップ」,では、このガイドの構成を紹介します。
「Exalogic Elastic CloudソフトウェアのWebLogic Serverドメインの最適化」は、Exalogic Elastic CloudのWebLogic Serverドメインの最適化方法について説明しています。
「WebLogic Server MessagingサービスのWebLogic Replicated Storeの使用」は、Oracle Exalogic Elastic Cloud環境で永続性を必要とするWebLogic Server Messagingサービスの拡張性のあるパフォーマンスの高い記憶域オプションを提供するためにWebLogic Replicated Storeを使用する方法について説明します。
「Oracle Exalogic Elastic Cloud環境のWebLogic ServerのCooperative Memory Management (CMM)」は、Cooperative Memory Management (CMM)を使用してWebLogic Serverリソースによるメモリーの有効活用を促進する方法について説明します。
「Oracle Exalogic Elastic Cloud環境でのメッセージ圧縮」は、Oracle Exalogic環境でパフォーマンスを大幅に改善できるJMSストアのI/O操作に対するメッセージ圧縮を構成する方法について説明します。
このドキュメントには、Oracle Exalogic Elastic Cloud環境のWebLogic Serverの特定の開発および管理情報が含まれています。『ライセンス情報』のExalogic Elastic Cloudソフトウェアに関する項を参照してください。
WebLogic Serverアプリケーションを開発および管理するための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Serverの理解』は、Oracle WebLogic Server機能の概要を示し、それらを使用してエンタープライズ対応ソリューションを作成する方法を説明します。
『Oracle WebLogic Serverのパフォーマンスのチューニング』は、システム・パフォーマンスを改善し、WebLogic Server環境のコンポーネントをチューニングする方法について説明します。
『Oracle WebLogic Server JMSリソースの管理』は、WebLogic JMSリソースを構成、管理および監視する方法について説明します。
「WebLogic永続ストアの管理」の「WebLogic永続ストアの使用方法」
『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』は、WebLogic Serverアプリケーションのデプロイに関する主要な情報源です。
このマニュアルの他にも、アプリケーションの開発に関する様々なコード・サンプルやチュートリアルがオプションで用意されています。それらのサンプルとチュートリアルはWebLogic Serverの動作を例示し、主要なアプリケーション開発タスクを実行する実際的な手順を示します。サンプル・サーバーをORACLE_HOME
\user_projects\domains\wl_server
ディレクトリから起動できます。この場合、ORACLE_HOME
はOracle WebLogic ServerをインストールしたときにOracle Homeとして指定したディレクトリです。詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはオプションで、WebLogic Serverインストールにインストールされます。MedRecをORACLE_HOME
\user_projects\domains\medrec
ディレクトリから起動できます。この場合、ORACLE_HOME
はOracle WebLogic ServerをインストールしたときにOracle Homeとして指定したディレクトリです。詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項を参照してください。
WebLogic Serverのこのリリースには、Oracle Exalogic Elastic Cloud環境の次の新機能が含まれます。
WebLogic Server Messagingサービスの拡張性があるパフォーマンスの高い記憶域オプションを提供するWebLogic Replicated Store。「WebLogic Server MessagingサービスのWebLogic Replicated Storeの使用」を参照してください
WebLogic Serverリソースによるメモリーの有効活用を促進するCooperative Memory Management (CMM)。「Oracle Exalogic Elastic Cloud環境のWebLogic ServerのCooperative Memory Management (CMM)」を参照してください
データベース・サーバーに個別のコミット呼出しを発行するかわりに、INSERT
またはDELETE
操作のバッチをコミットするためのJDBCストアの最適化。「JDBCストアのExalogic最適化の有効化」を参照してください
TopLinkの最適化には、バッチ書き込み、デフォルトのキャッシュ・サイズの増加および期待されるリレーションシップの作成などのその他の最適化の有効化などが含まれます。「TopLink Exalogic最適化の有効化」を参照してください
このリリースで導入されたWebLogic Serverの新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Serverの新機能』 12.2.1.1.0を参照してください。