Oracle Database Cloud Serviceコンソールから、Oracle Database Cloud Serviceのデータベース・デプロイメントに関連付けられている計算ノードを停止、起動および再起動できます。
トピック
データベース・デプロイメントの停止、起動および再起動について
データベース・デプロイメントの停止について
Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを停止すると、アクセスできなくなり、開始または削除以外、いずれの管理操作もできなくなります。
データベース・デプロイメントの停止は、パーソナル・コンピュータの電源を切るのによく似ています。CPUおよびRAMの電源がなくなるため計算機能はありませんが、ディスク・ドライバと、それに含まれるデータ、静的IP予約など、その他のリソースはすべて維持され、電源が再び投入されるとすぐに使用できます。
データベース・デプロイメントが停止されると、そのCPUおよびRAM (Oracle Compute Cloud Serviceインスタンス)が停止します。 その結果、OCPUまたはメモリー・リソースが一切消費されないため、これらのリソースの測定および請求が停止します。 ただし、データベース・デプロイメントのその他すべてのリソースは存在し続けるため、測定および請求は続行されます。
また、データベース・デプロイメントが停止された場合、そのバックアップは実行されません。
停止しているデータベース・デプロイメントの起動について
停止されたDatabase Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを起動すると、再びアクセス可能になり、スケーリング、パッチ適用などの管理操作を実行できるようになります。
停止されたデータベース・デプロイメントの開始は、パーソナル・コンピュータの電源を再投入するのによく似ています。CPUおよびRAMに再び電源が供給されるため計算機能が復元され、その他のリソースはすべてすぐに使用できるようになります。
データベース・デプロイメントの起動時:
適切な計算処理能力(OCPUおよびメモリー)のOracle Compute Cloud Serviceインスタンスがそれに割り当てられます。
作成時またはスケーリング操作の結果として、それに関連付けられた他のCompute Cloud Serviceリソースがすべて再アタッチされます。
割り当てられたOracle Compute Cloud Serviceインスタンスが開始されます。
これらのステップが完了すると、データベース・デプロイメントが実行され、使用可能になります。
起動されたデータベース・デプロイメントはOCPUおよびメモリー・リソースを再度消費するため、これらのリソースの測定および請求が再開されます。
データベース・デプロイメントの再起動について
Database Cloud Serviceのデータベース・デプロイメントを再起動すると、停止されてからすぐに再起動されます。 したがって、データベース・デプロイメントの停止時および起動時に起こることについての情報は、すぐに連続するというだけで、データベース・デプロイメントの再起動にも当てはまります。
注意:
データベース・デプロイメントの再起動は、データベース・デプロイメントの計算ノードのリブートとは異なります。 計算ノードのリブートで説明しているように、計算ノードのリブートではデータベース・デプロイメントは再起動されません。 単に、計算ノードが再起動されるだけです。データベース・デプロイメントの停止
一般的に、次のいずれかの理由によってDatabase Cloud Serviceのデータベース・デプロイメントを停止します。
これに対するアクセスを禁止します。
特に請求頻度が時間単位である場合、処理のコストを削減します。
始める前に
Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを停止したときの処理は、データベース・デプロイメントの停止、起動および再起動についてを参照してください。
手順
データベース・デプロイメントを停止する手順:
Oracle Database Cloud Serviceコンソールを開きます。
詳細は、「Oracle Database Cloud Serviceコンソールへのアクセス」を参照してください。
デプロイメントのリストで、停止するデータベース・デプロイメントの名前をクリックします。
「Oracle Database Cloud Service Overview」ページが表示されます。
データベース・デプロイメントの計算ノードのメニューから、Stopを選択し、その操作を確認します。
Oracle Database Cloud Serviceコンソールでのデプロイメントのステータスは、最初に「Maintenance」になってから「Stopped」になります。 停止したデプロイメントをスケーリングすることはできないことに注意してください。
停止しているデータベース・デプロイメントの起動
始める前に
停止しているDatabase Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを開始したときの処理は、データベース・デプロイメントの停止、起動および再起動についてを参照してください。
手順
停止しているデータベース・デプロイメントを起動する手順:
Oracle Database Cloud Serviceコンソールを開きます。
詳細は、「Oracle Database Cloud Serviceコンソールへのアクセス」を参照してください。
デプロイメントのリストで、起動する停止中のデータベース・デプロイメントの名前をクリックします。
「Oracle Database Cloud Service Overview」ページが表示されます。
データベース・デプロイメントの計算ノードのメニューから、Startを選択し、アクションを確認します。
Oracle Database Cloud Serviceコンソールでのデプロイメントのステータスは、完全に起動するまでは「Maintenance」です。
データベース・デプロイメントの再起動
注意:
データベース・デプロイメントの再起動は、データベース・デプロイメントの計算ノードのリブートとは異なります。 計算ノードのリブートで説明しているように、計算ノードのリブートではデータベース・デプロイメントは再起動されません。 単に、計算ノードが再起動されるだけです。始める前に
Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントを再起動したときの処理は、「データベース・デプロイメントの停止、起動および再起動について」を参照してください。
手順
データベース・デプロイメントを再起動する手順:
Oracle Database Cloud Serviceコンソールを開きます。
詳細は、「Oracle Database Cloud Serviceコンソールへのアクセス」を参照してください。
デプロイメントのリストで、再起動するデータベース・デプロイメントの名前をクリックします。
「Oracle Database Cloud Service Overview」ページが表示されます。
データベース・デプロイメントの計算ノードのメニューから、Restartを選択し、アクションを確認します。
Oracle Database Cloud Serviceコンソールでのデプロイメントのステータスは、完全に再起動するまでは「Maintenance」です。
過去の停止、起動および再起動アクティビティの表示
過去の停止、起動および再起動アクティビティに関する情報を表示するには、アクティビティ・ログを表示します。
Oracle Database Cloud Serviceコンソールを開きます。
詳細は、「Oracle Database Cloud Serviceコンソールへのアクセス」を参照してください。
リストで、過去のアクティビティを表示するデータベース・デプロイメントの名前をクリックします。
「Oracle Database Cloud Service Overview」ページが表示されます。
アクティビティのタイトルの横にある三角形のアイコンをクリックすると、アクティビティ・ログが展開されます。
アクティビティ・ログには、データベース・デプロイメントに対して実行された過去の処理に関する情報が最新のアクティビティから順に表示されます。
操作の横にある三角形のアイコンをクリックすると、その操作に関する詳細が表示されます。
処理が失敗したものである場合、詳細には失敗の理由に関する情報が含まれます。