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raccli update netsec

raccliユーティリティのupdate netsecサブコマンドは、Oracle Real Application Clusters (RAC)を使用するOracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメント上のOracle Netセキュリティ構成を更新します。

raccli update netsec {-encryption|-integrity} {-server|-client}  -type type  -algorithm algorithm

このサブコマンドは同期的に実行されます。

サブコマンドが失敗すると、FAILUREステータスがレポートされ、失敗の理由を説明するメッセージが表示されます。

このサブコマンドのオプションは、次のとおりです。

オプション 説明

-encryption

Oracle Net Servicesのデータ暗号化を構成するかどうかを制御します。

-integrity

Oracle Net Servicesのデータ整合性を構成するかどうかを制御します。

-server

Oracle Net Servicesのデータ暗号化またはデータ整合性構成の対象がサーバーであることを指定します。 次の値を使用します。

-client

Oracle Net Servicesのデータ暗号化またはデータ整合性構成の対象がクライアントであることを指定します。

-type type

Oracle Net Servicesのデータ暗号化またはデータ整合性をクライアントとネゴシエーションする方法を指定します。

データ暗号化の場合は、次のいずれかの値を入力します。

  • rejected - クライアントに必要であっても、データ暗号化を選択しない場合、この値を入力します。

    このシナリオでは、接続のこちら側では、データ暗号化を許可しないことを指定します。 クライアント側がrequiredに設定されている場合、接続は終了し、エラー・メッセージORA-12650が表示されます。 クライアント側がrequestedacceptedまたはrejectedに設定されている場合、データ暗号化は有効化されず、エラーなしで接続は続行されます。

  • accepted - クライアントによって必要とされるかリクエストされる場合、この値を選択してデータ暗号化を有効化します。

    このシナリオでは、接続のこちら側でデータ暗号化は必要ありませんが、クライアント側がrequiredまたはrequestedに設定されている場合は有効化されます。 クライアント側がrequiredまたはrequestedに設定されており、一致する暗号化アルゴリズムが見つかった場合、データ暗号化は有効化され、エラーなしで接続は続行されます。 クライアント側がrequiredに設定されており、一致するアルゴリズムが見つからない場合、接続は終了し、エラー・メッセージORA-12650が表示されます。

    クライアント側がrequestedに設定されており、一致するアルゴリズムが見つからない場合、またはクライアント側がacceptedまたはrejectedに設定されている場合、データ暗号化は有効化されず、エラーなしで接続は続行されます。

  • requested - クライアントによってデータ暗号化が許可されている場合、この値を選択してデータ暗号化を有効化します。

    このシナリオでは、接続のこちら側では、データ暗号化は望まれるが必要ないことを指定します。 クライアント側でacceptedrequestedまたはrequiredが指定されている場合、データ暗号化は有効化されます。 一致する使用可能なアルゴリズムが存在する必要があります。存在しない場合、データ暗号化は有効化されません。 クライアント側でrequiredが指定されており、一致するアルゴリズムが存在しない場合、接続は失敗します。

  • required - データ暗号化を有効化するか接続できないようにするには、この値を選択します。

    このシナリオでは、接続のこちら側では、データ暗号化を有効化する必要があることを指定します。 クライアント側でrejectedが指定されているか、互換性のあるアルゴリズムが存在しない場合、接続は失敗します。

データ整合性の場合は、次のいずれかの値を入力します。
  • rejected - クライアントに必要であっても、データ整合性を選択しない場合、この値を入力します。

    このシナリオでは、接続のこちら側では、データ整合性を許可しないことを指定します。 クライアント側がrequiredに設定されている場合、接続は終了し、エラー・メッセージORA-12650が表示されます。 クライアント側がrequestedacceptedまたはrejectedに設定されている場合、データ整合性は有効化されず、エラーなしで接続は続行されます。

  • accepted - クライアントによって必要とされるかリクエストされる場合、この値を選択してデータ整合性を有効化します。

    このシナリオでは、接続のこちら側でデータ整合性は必要ありませんが、クライアント側がrequiredまたはrequestedに設定されている場合は有効化されます。 クライアント側がrequiredまたはrequestedに設定されており、一致する整合性アルゴリズムが見つかった場合、データ整合性は有効化され、エラーなしで接続は続行されます。 クライアント側がrequiredに設定されており、一致するアルゴリズムが見つからない場合、接続は終了し、エラー・メッセージORA-12650が表示されます。

    クライアント側がrequestedに設定されており、一致するアルゴリズムが見つからない場合、またはクライアント側がacceptedまたはrejectedに設定されている場合、データ整合性は有効化されず、エラーなしで接続は続行されます。

  • requested - クライアントによってデータ整合性が許可されている場合、この値を選択してデータ暗号化を有効化します。

    このシナリオでは、接続のこちら側では、データ整合性は望まれるが必要ないことを指定します。 クライアント側でacceptedrequestedまたはrequiredが指定されている場合、データ整合性は有効化されます。 一致する使用可能なアルゴリズムが存在する必要があります。存在しない場合、データ整合性は有効化されません。 クライアント側でrequiredが指定されており、一致するアルゴリズムが存在しない場合、接続は失敗します。

  • required - データ整合性を有効化するか接続できないようにするには、この値を選択します。

    このシナリオでは、接続のこちら側では、データ整合性を有効化する必要があることを指定します。 クライアント側でrejectedが指定されているか、互換性のあるアルゴリズムが存在しない場合、接続は失敗します。

-algorithm algorithm

データ暗号化またはデータ整合性構成に使用されるアルゴリズム。 encryptionの場合、選択肢はAES128AES192およびAE256です。 Oracle Database 12cとのintegrityの場合、選択肢はSHA1SHA512SHA384およびSHA25です。 Oracle Database 11gとのintegrityの場合、受け入れられる値はSHA1のみです。