raccli
ユーティリティのcreate backup
サブコマンドは、Oracle Real Application Clusters (RAC)を使用するOracle Database Cloud Serviceデータベース・デプロイメントの構成ファイル、インベントリ構成ファイル、Grid InfrastructureおよびOracle Databaseのホーム、データベースおよびツール・メタデータのバックアップを作成します。
raccli create backup [-tag tag-name]
このサブコマンドは非同期的に実行されます。 つまり、バックアップを実行するジョブを作成し、作成されたジョブのジョブIDをレポートした後、終了します。 ジョブが完了するまでの進捗を追跡するには、raccli describe job
コマンドを使用します。
サブコマンドが失敗すると、FAILUREステータスがレポートされ、失敗の理由を説明するメッセージが表示されます。
このサブコマンドのオプションは、次のとおりです。
オプション | 説明 |
---|---|
|
バックアップ・ジョブの名前。 これはRMANタグではありません。 |
例
次は、create backup
サブコマンドの例です。 この例のバックアップ・ジョブの名前はbackuptest
です。 バックアップ・ジョブの詳細は、raccli describe jobサブコマンドを使用して表示できます。 バックアップの詳細は、raccli list backupサブコマンドを使用して表示できます。
[opc@example1 ~]$ raccli create backup -tag backuptest
{
"joburi" : "http://localhost:7070/dcs/7/responses",
"requestStatus" : "SUCCESS",
"jobid" : "7"
}
[opc@example1 ~]$