次のように、bkup_api
ユーティリティを使用してオンデマンド・バックアップを作成できます。
Exadataシステム内の最初の計算ノードにopc
ユーザーとして接続します。
詳細な手順は、「Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続」を参照してください。
注意:
最初の計算ノードを決定するには、任意の計算ノードにgrid
ユーザーとして接続し、次のコマンドを実行します。
$ $ORACLE_HOME/bin/olsnodes -n
最初のノードには、ノード名の横に数字の1がリストされます。
rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。
$ sudo -s
#
バックアップが現在の保持ポリシーに従うようにすることも、削除するまで持続する長期バックアップを作成することもできます。
現在の保持ポリシーに従うバックアップを作成するには、次のbkup_api
コマンドを入力します。
# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_start --dbname=dbname
dbname
は、バックアップするデータベースのデータベース名です。
長期バックアップを作成するには、次のbkup_api
コマンドを入力します。
# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_start --keep --dbname=dbname
rootユーザーのコマンド・シェルを終了し、計算ノードから切断します。
# exit $ exit
デフォルトでは、バックアップにはタイムスタンプ・ベースのタグが付けられます。 カスタム・バックアップのタグを指定するには、bkup_api
コマンドに--tag
オプションを追加します。たとえば、長期バックアップを作成してmonthlyタグを付けるには、次のコマンドを入力します。
# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_start --keep --tag=monthly --dbname=dbname
bkup_api bkup_start
コマンドを入力すると、bkup_api
ユーティリティによってバックアップ・プロセスがバックグラウンドで開始されます。 バックアップ・プロセスの進捗を確認するには、次のbkup_api
コマンドを入力します。
# /var/opt/oracle/bkup_api/bkup_api bkup_status --dbname=dbname