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Exadata Cloud Machineのクラウド・ツールの更新

Exadata Cloud Machineの計算ノードに含まれているクラウド固有のツールを更新するには、ツールの最新バージョンを含むRPMファイルをダウンロードし、適用します。

注意:

Exadata Cloud Machine環境全体でクラウド・ツールを同じバージョンに保つことをお薦めします。 したがって、次の手順をExadata Cloud Machineの計算ノードごとに繰り返す必要があります。

計算ノードのクラウド固有のツールを更新する手順:

  1. opcユーザーとして、計算ノードに接続します。

    Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続を参照してください。

  2. rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。

    $ sudo -s
    #
    
  3. インストールされたクラウド・ツールの情報を表示し、その情報を書き留めます。

    # rpm -qa|grep -i dbaastools_exa
    dbaastools_exa-version_number-release_string
    
  4. 次のように、利用可能なクラウド・ツール更新があるかどうかを確認します。

    # /var/opt/oracle/exapatch/exadbcpatch -list_tools
    
  5. コマンド・レスポンスを確認して、使用可能なクラウド・ツール更新のパッチIDを判定します。

    パッチIDは、patchesグループにpatchid値としてリストされます。

    クラウド・ツール更新は累積的です。 したがって、複数の更新が使用可能な場合、最新の更新のみをインストールします。 すべての更新を順にインストールする必要はありません。

  6. 現在インストールされているツールよりも使用可能なパッチが新しい場合、クラウド・ツール更新を含むパッチをダウンロードして適用します。

    # /var/opt/oracle/exapatch/exadbcpatch -toolsinst -rpmversion=patchid
    

    ここで、patchidは、前の手順で確認したパッチIDです。

    注意:

    exadbcpatchユーティリティはフォアグラウンド・プロセスとして実行されるため、完了するまでユーザーに制御を戻しません。 または、バックグラウンド・プロセスとして実行されるexadbcpatchsmを使用することもできます。 両方のユーティリティは同じ引数を渡され、同じ操作を実行します。 ただし、exadbcpatchsmを使用すると、トランザクションIDが出力され、ただちにユーザーに制御が戻されます。 コマンドの出力はログ・ファイルに書き込まれます。 次を実行すると、操作の進捗をモニターできます。
    # /var/opt/oracle/exapatch/exadbcpatchsm -get_status transactionid
    
  7. rootユーザーのコマンド・シェルを終了します。

    # exit
    $
    

環境全体でクラウド・ツールを更新した後、次の手順を使用して、更新されたクラウド・ツールを使用するように自動データベース・バックアップを再構成する必要があります:

  1. Exadataシステム内の最初の計算ノードにopcユーザーとして接続します。

    詳細な手順は、Secure Shell (SSH)経由での計算ノードへの接続を参照してください。

    注意:

    最初の計算ノードを決定するには、任意の計算ノードにgridユーザーとして接続し、次のコマンドを実行します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/olsnodes -n
    

    最初のノードには、ノード名の横に数字の1がリストされます。

  2. rootユーザーのコマンド・シェルを起動します。

    $ sudo -s
    #
    
  3. 更新されたクラウド・ツールを使用するように自動バックアップを再構成します。

    自動バックアップ構成を持つExadata Cloud Machine環境内のすべてのデータベースに対して、次のコマンドを実行します。

    # /var/opt/oracle/ocde/assistants/bkup/bkup -dbname=dbname
    

    ここで、dbnameは、処理したいデータベースの名前です。

    注意:

    自動バックアップ構成を持つデータベースは、Exadata環境の最初のコンピュート・ノードの/etc/crontabファイルのエントリを調べることで判別できます。
  4. rootユーザーのコマンド・シェルを終了します。

    # exit
    $