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Oracle E-Business Suiteアダプタの開始

この章の内容は次のとおりです。

Oracle E-Business Suiteアダプタについて

Oracle E-Business Suiteアダプタは、Oracle Integration Cloud Serviceの統合において、Oracle E-Business Suiteサービスの安全な接続および使用を可能にするOracle Integration Cloud Serviceに含まれている多くの事前定義アダプタの1つです。 Oracle E-Business Suiteと他のクラウドベースのアプリケーション間の接続性を提供するのみでなく、一般的な統合経験の複雑性を大幅に簡素化します。 Oracle E-Business Suiteアダプタを介して、クラウドにある希望のOracle E-Business Suiteサービスにシステムをすばやく統合でき、また、必要に応じて統合を監視ならびに管理できます。

Oracle Integration Cloud ServiceのOacle E-Business Suiteアダプタは、次の図に示すようにOracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイ(ISG)の機能を活用して、Oracle E-Business Suite RESTサービスへのアクセスを提供します。

注意: Oracle Integration Cloud ServiceのOracle E-Business Suiteアダプタは、Oracle E-Business Suiteリリース12.1.3、リリース12.2.3、リリース12.2.4およびリリース12.2.5への接続を可能にします。

図はドキュメント・テキストで説明されています

Oracle E-Business Suiteアダプタを介したOracle E-Business Suiteへの接続が正常に確立されると、Oracle E-Business Suiteのライセンスが許諾されている製品および製品ファミリからのサービス可能なAPIのリストが、接続されているOracle E-Business Suiteインスタンスから自動的に同期され、Oracle Integration Cloud Serviceに表示されます。 その後、これらのRESTサービス・メタデータを使用して必要に応じて統合を構築できます。

共通テクノロジ

この項では、Oracle Integration Cloud ServiceでのOracle E-Business Suiteアダプタの概念をより深く理解するために、次の共通の用語について説明します。

統合リポジトリ

統合リポジトリは、Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイの必須コンポーネントです。 これは、Oracle E-Business Suite内の多数のインタフェース・エンドポイントを含んだ、一元化されたリポジトリです。

Oracle E-Business Suiteへの接続が正常に確立されると、Oracle E-Business Suiteサービスのメタデータが統合リポジトリから取得され、Oracle Integration Cloud Serviceにインポートされます。 その後、ターゲットとして希望のOracle E-Business Suiteサービスを選択することによって、統合を作成できます。

Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイ

Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイは、SOAPおよびRESTベースのWebサービスとして統合リポジトリで公開される統合インタフェースを公開する機能を提供します。

適切な権限を持つOracle E-Business Suiteユーザーは、これらの統合インタフェースをRESTサービスとしてデプロイし、統合リポジトリ全体でサービス・ライフサイクル・アクティビティを管理できます。 RESTサービスが使用可能になったら、それらを統合に使用できます。

Oracle E-Business Suiteアダプタは、統合用にクラウド内にあるこれらのRESTサービスへのアクセスを提供します。

Representational State Transfer (REST)

RESTはWebサービスをリソースとして表示するためのアーキテクチャ原則で、URLによって一意に識別できます。 RESTサービスの主要な特性は、HTTPメソッド(GET、POST、PUTおよびDELETE)を明示的に使用して様々な操作の起動を示す点です。

POSTは、このリリースで使用可能なPL/SQL RESTサービスで唯一サポートされているメソッドである点に注意してください。

HTTP Basic認証セキュリティ

このリリースでは、HTTP Basic認証セキュリティはRESTサービスに唯一サポートされているセキュリティです。

HTTPクライアント・アプリケーションからOracle E-Business Suite RESTサービスへのアクセスが試行される際、RESTリクエスト・メッセージの一部としてのHTTPヘッダーの入力データとしてユーザー資格証明(ユーザー名、パスワード)を入力する必要があります。 ユーザー名およびパスワードは認証ならびに認可に使用されます。

クラウド内のOracle E-Business Suiteアダプタの観点から言うと、ユーザー名およびパスワード情報はOracle E-Business Suite用の接続の作成の際に入力されます。 その後、この資格証明情報はOracle Integration Cloud ServiceからOracle E-Business Suiteにランタイムで渡されます。

概念および機能

主な機能

Oracle Integration Cloud Service (ICS)のOracle E-Business Suiteアダプタは、クラウド内のOracle E-Business Suiteサービスにアクセスするための接続ツールとして機能します。 次のような主な機能があります。

  • Oracle E-Business SuiteとOracle Integration Cloud Service間のシームレスな接続を提供します。

  • Oracle E-Business Suite統合SOAゲートウェイを活用して、Oracle E-Business Suite RESTサービスを提供します。

  • Oracle Integration Cloud Serviceにおける統合の作成の際のターゲット接続としてOracle E-Business Suiteサービスを提供します。

  • RESTサービスとしてのOracleシード済およびカスタムPL/SQL APIをサポートします。.

  • RESTサービスのHTTP Basic認証セキュリティをサポートします。

  • RESTベースのサービスがデプロイされたOracle E-Business Suiteへのアクセスおよび使用を可能にします。

    注意: RESTサービスがデプロイされていない場合、統合には使用できません。 統合にそのようなサービスが選択されている場合、サービスのステータスとして「Not Deployed」が表示され、使用する前にOracle E-Business Suiteの統合管理者に連絡し、Oracle統合リポジトリを介してサービスをデプロイする必要があることを示す警告メッセージが表示されます。

  • それにより、Oracle E-Business Suiteサービスを使用して統合アクティビティを監視および管理できるようになります。

Oracle E-Business Suiteアダプタを使用するための一般的なタスク・フロー

次の表では、Oracle Integration Cloud ServiceでOracle E-Business Suiteアダプタを使用する際の一般的なタスク・フローを説明します。

タスク 説明 詳細情報
前提条件 Oracle E-Business Suiteアダプタを使用する前に、設定タスクを実行して、適切なユーザー権限と必要な機能が設定され、Oracle E-Business SuiteアダプタでOracle Integration Cloud Serviceの統合を作成する準備が整っているようにする必要があります。 Oracle E-Business Suiteアダプタの設定
1 Oracle E-Business Suite接続を作成します。
Oracle E-Business Suiteアダプタを介してOracle E-Business SuiteとOracle Integration Cloud Service間の接続を確立します。
Oracle E-Business Suiteアダプタを使用したOracle E-Business Suite接続の作成
2 Oracle E-Business Suite接続をテストします。
-指定したOracle E-Business Suiteインスタンスに正常に接続できることを確認します。
Oracle E-Business Suite接続のテスト
3 統合を作成します。
統合の作成中に、起動(ターゲット)接続としてOracle E-Business Suiteアダプタを追加します。
4 統合内のトリガー(ソース)データ構造と起動(ターゲット)データ構造間のマッピングを作成します。
(オプション)これらのアプリケーションによって使用される様々な値をマッピングして、同じタイプのオブジェクト(性別コードや国コードなど)を特定するために参照を作成します。
マッピングおよび参照の作成
5 統合をアクティブ化します。
ソース接続とターゲット接続間の必要なデータ・マッピングとともに統合が作成されると、ランタイムで使用するために統合をアクティブ化できます。
統合のアクティブ化
6 統合をダッシュボードで監視します。 統合の監視および管理
7 実行時にメッセージ内のペイロード・フィールドを追跡します。
  • 『Oracle Cloud Oracle Integration Cloud Serviceの使用』の「Integration Cloud Serviceの開発」の「メッセージのフィールドを追跡するためのビジネス識別子の割当て」の章

  • 『Oracle Cloud Oracle Integration Cloud Serviceの使用』の「Integration Cloud Serviceの管理」の「メッセージのフィールドを追跡するためのビジネス識別子の管理」の章

8 統合レベル、接続レベルまたは特定の統合インスタンス・レベルでエラーを管理します。
  • 『Oracle Cloud Oracle Integration Cloud Serviceの使用』の「Integration Cloud Serviceの管理」の「エラーの管理」の章

  • エラー・メッセージ - Oracle E-Business Suiteアダプタを起動(ターゲット)として使用した場合の、設計時の接続のテストおよび統合の作成でのエラー・メッセージ

統合の起動(ターゲット)接続としてOracle E-Business Suiteアダプタを使用する方法についてより深く理解するには、「Oracle E-Business Suiteアダプタの使用例」を参照してください。