Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止および起動したり、サービス・インスタンスが実行中の場合は個々のサーバーまたはロード・バランサのVMを起動、停止および再起動できます。
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止および起動したり、サービス・インスタンスが実行中の場合は個々のサーバーまたはロード・バランサのVMを停止、起動および再起動できます。
注意:
停止および再起動の手順は、VM全体に影響します。 VM上で実行中のWebLogic管理サーバーまたは管理対象サーバーのプロセスをシャットダウンする場合は、「VM上のWebLogic Server管理対象サーバーおよび管理サーバーのプロセスのシャットダウンと起動」を参照してください。 VM上でサーバー以外のプロセスが実行中であり、このようなサーバー以外のプロセスをシャットダウンしない場合に、これを行う必要があります。このトピックでは、サービス・インスタンスを停止または起動したり、個々のサーバーまたはロード・バランサのVMを停止、起動または再起動したりする理由を説明します。 また、サービス・インスタンスの停止および起動時に発生する処理と、これらの操作を監視する方法についても説明します。
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止する理由
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止すると、サービス・インスタンスのVMで使用されている計算リソースが解放されます。 これらのリソースの測定が停止されます。
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの停止または起動時に発生する処理
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止および起動すると、次の処理が発生します。
サービス・インスタンスの停止: 管理サーバー、管理対象サーバー、ロード・バランサおよびCoherenceデータ層が実行中のVMが停止されます。 サービス・インスタンスの停止中は、管理サーバー、管理対象サーバーまたはロード・バランサのVMを個別に起動、停止または再起動することはできません。
サービス・インスタンスの起動: 管理サーバー、管理対象サーバー、ロード・バランサおよびCoherenceデータ層が実行中のすべてのVMが起動されます。 管理サーバーを再起動したり、管理対象サーバーおよびロード・バランサのVMを個別に停止、起動または再起動することができます。 Coherenceデータ層の個々のVMに対して同じ操作を行うことはできません。
管理サーバー、管理対象サーバーまたはロード・バランサのVMを停止、起動または再起動する理由
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスが実行中の場合:
再起動が保証されているサーバーで問題が発生した場合、管理サーバー、管理対象サーバーまたはロード・バランサが実行中のVMを再起動できます。 再起動操作は、サーバーまたはロード・バランサのVMを停止した後すぐに起動する操作と同じです。
管理対象サーバーまたはロード・バランサが実行中のVMを停止すると、リソースが解放され、それらのリソースの測定を停止できます。 また、スケーリングするかわりにサービス・インスタンスを停止し、サーバーまたはロード・バランサを後で使用できるように準備しておくことも可能です。 1つを除き、すべての管理対象サーバーのVMを停止する場合、ロード・バランサのVMは必要ないので停止することをお薦めします。
管理対象サーバーまたはロード・バランサのVMが停止中で、それを再度使用する場合は起動できます。 測定が再開します。
注意:
管理サーバーを再起動したり、個々の管理対象サーバーやロード・バランサを停止、起動および再起動したりできるのは、サービス・インスタンスのプロビジョニング時にOracle WebLogic Server 12c (12.1.3)またはOracle WebLogic Server 12c (12.2.1)を指定した場合のみです。 Oracle WebLogic Server 11gを指定した場合、この機能はサポートされません。サービス・インスタンスの停止または起動時にCoherenceデータ層で発生する処理
Coherenceデータ層内のすべてのVM (データ・グリッド・サーバーを含む)は、Oracle Java Cloud Serviceの停止時に停止され、Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの起動時に起動されます。
注意:
サービス・インスタンスが停止すると、Coherenceキャッシュ内のデータはすべて失われます。Coherenceデータ層の管理対象サーバーVMの停止、起動および再起動はサポートされません。 データ層を停止または起動できる唯一の方法は、Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止または起動することです。
停止、起動または再起動操作を監視する方法
停止、起動または再起動操作の進行状況は、アクティビティページで監視できます。 アイデンティティ・ドメインのサービス・インスタンスのアクティビティの表示を参照してください。
サービス・インスタンスが停止中にメンテナンス・モードでスタックされる際に発生する処理
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止しようとした際、サービス・インスタンスでのなんらかの問題のために、まれにメンテナンス・モードでインスタンスがスタックすることがあります。
ソフトウェアは、サービス・インスタンスの停止の試行を6時間続けてから、インスタンス・ステータスをメンテナンス状態からエラー状態に変更します。 この時点で、エラーを引き起こしている問題をデバッグし、サービス・インスタンスの停止を再試行できます。
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの「概要」ページまたは「トポロジ」ページからOracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止および起動できます。
注意:
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスを停止すると、Coherenceキャッシュ(存在する場合)内のデータはすべて失われます。Running状態のOracle Java Cloud Serviceインスタンスでは、管理サーバーが実行中のVMを再起動できます。
注意:
管理サーバーを再起動できるのは、サービス・インスタンスのプロビジョニング時にOracle WebLogic Server 12c (12.1.3)またはOracle WebLogic Server 12c (12.2.1)を指定した場合のみです。 Oracle WebLogic Server 11gを指定した場合、この機能はサポートされません。サービス・インスタンスがRunning状態である場合、Oracle Java Cloud Serviceインスタンスで管理対象サーバーまたはロード・バランサが実行中のVMを停止、起動および再起動できます。 管理対象サーバーまたはロード・バランサのVMの再起動は、停止してから起動する操作と同じです。
注意:
個々の管理対象サーバーおよびロード・バランサを停止、起動および再起動できるのは、サービス・インスタンスのプロビジョニング時にOracle WebLogic Server 12c (12.1.3)またはOracle WebLogic Server 12c (12.2.1)を指定した場合のみです。 Oracle WebLogic Server 11gを指定した場合、この機能はサポートされません。