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サーバー・プロセスのシャットダウンおよび起動

Oracle Java Cloud Serviceインスタンスで使用されるWebLogic Server (管理サーバーを含む)をシャットダウンおよび起動できます。

この項では、サーバー・プロセスのみをシャットダウンおよび起動する方法について説明します。 サーバーのVMはそのまま実行されます。 管理対象サーバーおよび管理サーバーのVMをシャットダウンする方法の詳細は、「Oracle Java Cloud Serviceインスタンスおよび個々のノードの停止と起動」を参照してください。

WebLogic Server管理コンソールを使用してVMを停止せずにサーバーをシャットダウンする方法

WebLogic Server管理コンソールを使用して、Oracle Java Cloud Serviceインスタンスで使用されるサーバー(管理サーバーと1台以上の管理対象サーバー)をシャットダウンします。 Oracle Traffic Directorを使用してサーバーをシャットダウンしないでください。

このトピックでは、サーバーが実行中のVMを停止せずにサーバーをシャットダウンする方法のみを示します。 この方法を使用すると、なんらかの理由(定期的なシャットダウンなど)でサーバーをシャットダウンしたり、CPUやメモリー・リソースの競合を解決できます。 この方法では、サーバー・プロセスのみがシャットダウンされ、ノード上で実行中のその他のプロセスは実行を継続します。 サーバー・ノードの停止の詳細は、「Oracle Java Cloud Serviceインスタンスおよび個々のVMの停止と起動」を参照してください。

WebLogic Serverコンソールを使用してサーバーをシャットダウンする手順:
  1. Oracle Java Cloud Service Consoleに移動します。
  2. 目的のサービス・インスタンスのメニュー・アイコンをクリックし、WebLogic Serverコンソールを開くを選択します。
  3. コンソールのログイン・ページが表示されたら、サービス・インスタンスの作成時に指定したWebLogicユーザー名およびパスワードを入力します。
  4. 管理コンソールの「ドメイン構造」で、「環境」を開きます。
  5. 「サーバー」を選択します。
  6. 「サーバーのサマリー」ページの「構成」タブで、管理サーバーと管理対象サーバーの状態が「実行中」であることに注目してください。
  7. 「制御」タブをクリックします。
  8. 各サーバーの左側のチェック・ボックスをクリックします。
  9. 「停止」を選択し、「ただちに強制停止」または「作業完了時」を選択します。
    サーバーがシャットダウンします。 「サーバーのシャットダウン」メッセージが表示されます。 受信するメッセージは、管理サーバーと管理対象サーバーのどちらをシャットダウンするかに応じて異なります。 管理サーバーをシャットダウンする場合、ブラウザ・セッションの終了を示す警告メッセージが表示されます。
以上でサーバーをシャットダウンしました。

WLSTコマンドを使用した管理サーバーの起動

ノード・マネージャから管理サーバーを起動するには、WLSTコマンドを使用します。

WLSTを実行する前に、セキュア・シェル(SSH)を介したVMへのアクセスの説明に従って、管理サーバーのVMのパブリックIPアドレスを特定し、SSHを使用して接続します。

  1. VMに接続した後、oracleユーザーに切り替えます。
    sudo su - oracle
    
  2. ノード・マネージャが実行していることを確認します。
    ps -ef | grep NodeManager
    
    ノード・マネージャが実行していることを示すメッセージが届きます。
  3. 環境設定がある場所にディレクトリを変更します。
    cd /u01/data/domains/domain_name/bin
    

    次に例を示します。

    cd /u01/data/domains/OurServi_domain/bin
    
  4. 環境を設定します。
    . ./setDomainEnv.sh
    
  5. WLSTを起動します。
    java weblogic.WLST
    
  6. ノード・マネージャに接続するには、WLSTのnmConnectコマンドを使用します。
    nmConnect (username,password,host,nmPort,domainName,domainDir,nmType)
    
    パラメータ 説明
    username サービス・インスタンスの作成時に指定したユーザー名。 weblogic
    password サービス・インスタンスの作成時に指定したパスワード。 welcome1
    host ノード・マネージャのホスト名。 インスタンス名(すべて小文字)、ダッシュ、wls、ダッシュ、1の順になります。 ourserviceinstance-wls-1
    nmPort ノード・マネージャのポート番号。 5556
    domainName ドメインの名前。 Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの「概要」ページでドメイン名を確認できます。 OurServi_domain
    domainDir ドメインのパス。 Oracle Java Cloud Serviceでは、ドメイン・ディレクトリは/u01/data/domains/<ドメイン名>になります。 /u01/data/domains/OurServi_domain
    nmType JavaベースのSSL実装の場合はSSLを使用します。 SSL

    次に例を示します。

    nmConnect ('weblogic','welcome1','ourserviceinstance-wls-1','5556','OurServi_domain','/u01/data/domains/OurServi_domain','SSL')
    
    nmConnectパラメータの詳細は、次を参照してください。
    • Oracle Fusion Middleware 12.2.1の場合: WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンスnmConnectに関する項

    • Oracle Fusion Middleware 12.1.3の場合: WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンスnmConnectに関する項

    • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.7の場合: WLST Scripting Toolコマンド・リファレンスnmConnectに関する項

  7. nmStartコマンドを使用して管理サーバーを起動します。
    nmStart (server_name)
    

    次に例を示します。

    nmStart ('OurServi_adminserver')
    
  8. WLSTを終了します。
    exit()
    
  9. oracleセッションを終了します。
    exit
    
  10. コマンド・ウィンドウを終了します。
    exit
    
  11. ブラウザ・ウィンドウを開きます。
  12. Oracle Java Cloud Service Consoleに移動します。
  13. 目的のサービス・インスタンスのメニュー・アイコンをクリックし、WebLogic Serverコンソールを開くを選択します。
  14. コンソールのログイン・ページが表示されたら、サービス・インスタンスの作成時に指定したWebLogicユーザー名およびパスワードを入力します。
    管理コンソールが開くと、管理サーバーが実行していることがわかります。 さらに、管理コンソールを使用して、その実行を検証します。
  15. 管理コンソールの「ドメイン構造」で、「環境」を開きます。
  16. 「サーバー」を選択します。
  17. 「構成」ページで、管理サーバーの状態が「実行中」であることを確認します。
以上で、WLSTコマンドを使用してノード・マネージャから管理サーバーを起動しました。

WebLogic Server管理コンソールを使用した管理対象サーバーの起動

WLSTコマンドを使用してノード・マネージャから管理サーバーを起動した後、WebLogic Server管理コンソールから管理対象サーバーを起動できます。

管理対象サーバーの起動手順:
  1. Oracle Java Cloud Service Consoleに移動します。
  2. 目的のサービス・インスタンスのメニュー・アイコンをクリックし、WebLogic Serverコンソールを開くを選択します。
  3. コンソールのログイン・ページが表示されたら、サービス・インスタンスの作成時に指定したWebLogicユーザー名およびパスワードを入力します。
  4. 「ドメイン構造」で、「環境」を開きます。
  5. 「サーバー」を選択します。
  6. 「構成」ページで、管理サーバーの状態が「実行中」、管理対象サーバーの状態が「停止」であることに注目してください。
  7. 「制御」タブを選択します。
  8. 各管理対象サーバー名の左側のチェック・ボックスをクリックします。
  9. 「起動」をクリックします。
  10. 「サーバー・ライフサイクル・アシスタント」で、「はい」をクリックします。
    サーバーの状態が「起動中」に変わります。
  11. 「リフレッシュ」アイコンをクリックします。
    サーバーの状態が「実行中」に変わります。
以上で管理対象サーバーを起動しました。