Oracle Java Cloud Serviceインスタンスをプロビジョニングし、コンピューティング形態を指定すると、WebLogic Serverおよびロード・バランサのプロセスのJVMヒープ・サイズが自動的に決定されます。
デフォルトのヒープ・サイズ
WebLogic Serverクラスタ用に選択するコンピューティング形態によって、このクラスタ内のVM上の使用可能なRAMが決まり、使用可能なRAM容量を使用して、VM上で実行されているJVMプロセスの事前設定ヒープ・サイズが決定されます。
Oracle Java Cloud Service-Coherenceインスタンスで使用されるRAMおよびヒープ設定については、Oracle Java Cloud Service-Coherenceインスタンスのデフォルト容量単位についてを参照してください。
次の表は、各コンピューティング形態のOracle Java Cloud Service JVMヒープ・サイズ設定を示します。
計算シェイプ | 最小ヒープ・サイズ | 最大ヒープ・サイズ | 構成済ガベージ・コレクタ |
---|---|---|---|
OC3 |
256MB |
2GB |
デフォルト |
OC4 |
256MB |
10GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
OC5 |
256MB |
24GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
OC6 |
256MB |
24GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
OC1M |
256MB |
10GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
OC2M |
256MB |
24GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
OC3M |
256MB |
24GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
OC4M |
256MB |
24GB |
Garbage First (-XX:+UseG1GC) |
カスタム・ヒープ・サイズ
REST APIを使用してOracle Java Cloud Serviceインスタンスを作成する場合、サービス・インスタンス内のJVMのカスタム・ヒープ・サイズを指定できます。 「Oracle Java Cloud Service REST API」の「サービス・インスタンスを作成」を参照してください。 Webコンソールを使用してサービス・インスタンスを作成する場合は、カスタム・ヒープ・サイズを指定できません。
管理コンソール・オンライン・ヘルプ(12.2.1)の管理対象サーバーのヒープ・サイズの増加
管理コンソール・オンライン・ヘルプ(12.1.3)の管理対象サーバーのヒープ・サイズの増加
管理コンソール・オンライン・ヘルプ(10.3.6)のノード・マネージャにより起動されるサーバーのJavaオプションの設定(Javaオプションを指定してヒープ・サイズを増やします。例: -Xmx3g
)
ヒープ・サイズは、ロード・バランサのシェイプを選択するときに設定することもできます。 ロード・バランサのヒープ・サイズは変更できません。