サービス・インスタンス作成時のデフォルト・アクセス・ポートの更新
Oracle Java Cloud Serviceインスタンス内で使用可能なリソースには、デフォルト・ポートを介してアクセスできます。 ポートはサービス・インスタンスを作成するときに再構成できます。
サービス・インスタンスの作成で説明されている手順に従ってください。 手順2でJSONドキュメントを作成するときに、次の表に定義されたリクエスト属性を使用して目的のポート値を更新します。 詳細情報が必要な場合は、「サービス・インスタンスの作成」を参照してください。
Oracle Cloud Network内から使用可能なポート
リソース | プロトコル | デフォルト・ポート | 属性 |
---|---|---|---|
Oracle WebLogic Server管理コンソール | HTTP | 7001 | adminPort ("type":"weblogic") |
WLSTを使用したOracle WebLogic Server管理コンソール | HTTP | 9001 | deploymentChannelPort ("type":"weblogic") |
Oracle Fusion Middleware Control | HTTP | 7001 | adminPort ("type":"weblogic") |
Oracle Cloud Network外から使用可能なポート
リソース | プロトコル | デフォルト・ポート | 属性 |
---|---|---|---|
Oracle WebLogic Server管理コンソール | HTTPS | 7002 | securedAdminPort ("type":"weblogic") |
Oracle Fusion Middleware Control | HTTPS | 7002 | securedAdminPort ("type":"weblogic") |
Oracle Traffic Director管理コンソール | HTTPS | 8989 | adminPort ("type":"otd") |
ロード・バランサが有効な場合のエンドユーザー・アプリケーション | HTTP | 8080 | listenerPort ("type":"otd") |
ロード・バランサが有効な場合のエンドユーザー・アプリケーション | HTTPS | 8081 | securedListenerPort ("type":"otd") |
ロード・バランサが有効な場合のエンドユーザー・アプリケーション | 特権HTTP (デフォルト) | 80 | privilegedListenerPort ("type":"otd") |
ロード・バランサが有効な場合のエンドユーザー・アプリケーション | 特権HTTPS (デフォルト) | 443 | privilegedSecureddListenerPort ("type":"otd") |
ロード・バランサが無効で管理対象サーバーが1台の場合のエンドユーザー・アプリケーション | HTTP | 8001 | contentPort ("type":"weblogic") |
ロード・バランサが無効で管理対象サーバーが1台の場合のエンドユーザー・アプリケーション | HTTPS | 8002 | securedContentPort ("type":"weblogic") |
ロード・バランサが無効で管理対象サーバーが1台の場合のエンドユーザー・アプリケーション | 特権HTTP (デフォルト) | 80 | privilegedContentPort ("type":"weblogic") |
ロード・バランサが無効で管理対象サーバーが1台の場合のエンドユーザー・アプリケーション | 特権HTTPS (デフォルト) | 443 | privilegedSecuredContentPort ("type":"weblogic") |
ロード・バランサが無効で管理対象サーバーが複数ある場合のエンドユーザー・アプリケーション | HTTP | 8001 | contentPort ("type":"weblogic") |
ロード・バランサが無効で管理対象サーバーが複数ある場合のエンドユーザー・アプリケーション | HTTPS | 8002 | securedContentPort ("type":"weblogic") |
Oracle Public Cloudでのデフォルト・ポートの完全なリストについては、Oracle Java Cloud Serviceの使用のデフォルト・アクセス・ポートの理解に関する項を参照してください。 Oracle Cloud Machineの場合、OPCMでのOracle Java Cloud Serviceの使用の「デフォルト・アクセス・ポートの理解」に関する項を参照してください。
例: エンドユーザー・アプリケーションのデフォルト・アクセス・ポートの更新
ロード・バランサが有効になっている場合、Oracle Traffic Director ("type":"otd")パラメータ・グループ内でprivilegedListenerPort属性とprivlegedSecuredListenerPort属性をそれぞれ目的の値に設定して、特権ポート値を更新できます。 ロード・バランサが無効になっている場合、Oracle WebLogic Server ("type":"weblogic")パラメータ・グループ内でprivilegedContentPort属性とprivlegedSecuredContentPort属性をそれぞれ目的の値に設定して、特権ポート値を更新できます。
非特権ポートを使用できるようにするには、対応する特権ポートの属性を0に設定して、特権ポートの使用を無効にします。 また、ロード・バランサが使用可能な場合とそうでない場合に非特権ポートを使用できるように、同様にそれぞれ"type":"otd"と"type":"weblogic"の両方について属性を設定する必要があります。
次の例では、Oracle WebLogic Server管理コンソール、Oracle Fusion Middlewareコンソールおよびロード・バランサについて非特権ポートを構成する方法を示します。
{ "serviceName" : "ExampleInstance", . . . "parameters" : [ { "type" : "weblogic", "privilegedContentPort" : "0", "privilegedSecuredContentPort" : "0", "contentPort" : "8001", "securedContentPort" : "8002", . . . }, { "type" : "otd", "listenerPortsEnabled" : true, "privilegedListenerPort" : "0", "privilegedSecuredListenerPort" : "0", "listenerPort" : "8080", "securedListenerPort" : "8081", . . . } ] }