クラスタ上の負荷の変化に応じて、クラスタにノードを追加またはクラスタからノードを削除して、Oracle SOA Cloud Serviceのクラスタをスケーリングします。 ノードは、クラスタのメンバーである管理対象サーバーのインスタンスが実行されている仮想マシン(VM)です。
Oracle SOA Cloud Serviceクラスタのスケール・アウトについて
Oracle SOA Cloud Serviceクラスタのスケール・アウトは、1つのノードをクラスタに追加します。
Oracle SOA Cloud Serviceクラスタのスケール・アウトの前に、次の条件のすべてが満たされていることを確認してください。
Oracle SOA Cloud Serviceのロールおよびユーザー・アカウントについてで説明される、Oracle SOA管理者のロールを持っている。
サービス・インスタンスがメンテナンス中ではない。
これらの条件のいずれかを満たしていない場合は、スケーリング操作は失敗し、Oracle SOA Cloud Serviceによりエラー・メッセージがログに記録されます。
Oracle SOA Cloud Serviceでは、スケール・アウトが開始や完了したとき、または障害が検出されたときにメッセージがログに記録されます。 スケーリング・リクエストの表示で説明したように、このメッセージを表示できます。
クラスタをスケール・アウトしようとする試みが失敗した場合、Oracle SOA Cloud Serviceでは次の処理が行われます。
診断情報をログに記録します。
他の操作が継続できるように、サービス・インスタンスのステータスをRUNNING
に設定します。
サービス・インスタンスを元の形態に戻します。
追加の管理対象サーバー・インスタンスを実行するために作成されたVMを削除します。
Oracle SOA Cloud Serviceクラスタのスケール・インについて
Oracle SOA Cloud Serviceクラスタのスケール・インは、選択されたノードをクラスタから削除します。
Oracle SOA Cloud Serviceクラスタをスケール・インする前に、そのクラスタに、管理サーバーおよび第1の管理対象サーバーのノードに加えて、少なくとも1つの管理対象サーバー・ノードが含まれていることを確認してください。 管理サーバーおよび第1の管理対象サーバーのノードのみを含むクラスタはスケール・インできません。 もうそのノードを必要としない場合は、そのサービス・インスタンス全体を削除する必要があります。 手順については、「Oracle SOA Cloud Serviceインスタンスの削除」を参照してください。
デフォルトでは、クラスタから管理対象サーバーのインスタンスが削除されてVMが終了する前に、Oracle SOA Cloud Serviceにより管理対象サーバーのインスタンスが停止され、クラスタが正常にスケール・インされます。 管理対象サーバーのインスタンスが応答しない場合にも確実にノードを削除するため、強制的なクラスタのスケール・インを選択できます。
クラスタをスケール・インしようとする試みが失敗した場合、Oracle SOA Cloud Serviceでは次の処理が行われます。
診断情報をログに記録します。
他の操作が継続できるように、サービス・インスタンスのステータスをRUNNING
に設定します。
失効したリソースをクリーンアップします。