Oracle Compute Cloudサービスは、oracle-compute
CLIツールをサポートします。 このツールを使用して、インスタンス、ストレージ・ボリューム、オーケストレーションなどのOracle Computeオブジェクトを表示および管理します。
Oracle Compute Cloud Serviceとサポートされるオブジェクトの詳細は、『Oracle Compute Cloud Serviceの使用』のOracle Compute Cloud Serviceの使用のスタート・ガイドに関する項を参照してください。
テナント管理者(/tenant_name/username
): 指定されたテナントの管理者。 テナントの管理機能をすべて実行できます。 テナント・ユーザー・ロールを持つユーザーを自分のテナントで作成できます。 デフォルトのテナント管理ユーザーは、/tenant_name/administrator
です。
テナント・ユーザー(/tenant_name/username
): テナント・グループのユーザー。 テナント内のVMやリソースを作成および使用できます。
ユーザー・ロールの詳細は、『Oracle Compute Cloud Serviceの使用』のOracle Compute Cloud Serviceのスタート・ガイドに関する項を参照してください。
Oracle Compute CLIツールをインストールする前に、Oracle Public Cloud Machineのインストール時に使用されるAPIサーバーのAPI URL
を取得する必要があります。 この情報は、Oracle Cloud管理者から入手できます。
このガイドの例では、次のAPIサーバー名を使用します。
api.oc.example.com
シェルで環境変数を設定すると、CLIコマンドで値を指定する必要がなくなります。
次の表に、環境変数をリストし、各変数について説明し、bashシェルを使用してホストで変数を設定するためのコマンドを示します。
名前 | 説明 | コマンド |
---|---|---|
ORACLE_COMPUTE_API |
APIエンドポイントのURL この変数が設定されていない場合は、コマンド行で |
エクスポートORACLE_COMPUTE_API = 例:
環境変数をログイン・セッション間で維持するには、この行を |
ORACLE_COMPUTE_USER |
Oracle Computeのユーザー名。 この変数が設定されていない場合、コマンドラインで |
export ORACLE_COMPUTE_USER= 例:
ログイン・セッションをまたいで環境変数が維持されるようにするには、 |
ORACLE_COMPUTE_COOKIE |
|
export ORACLE_COMPUTE_COOKIE= ORACLE_COMPUTE_USERとORACLE_COMPUTE_COOKIEの両方が指定されている場合、ORACLE_COMPUTE_USERが優先されます。 |
リモート・クライアント・システムにOracle Compute CLIをインストールするための前提条件を次に示します。
クライアント・システムにOracle Linux 6.3以降が必要です。
クライアント・システムにPython 2.6以降が必要ですが、Python 3.xは必要ありません。
スクリプトにクライアント・システムでのルート権限が必要です。
oracle-compute
ツールをインストールするには、次の手順を実行します。
/usr/bin/oracle-compute