6 VSM コンソール用の ELS 機能

この章では、VSM コンソールのコマンド、操作、および使用法に影響する次の ELS 関連トピックについて説明します。

VSM コンソールでの MVS クライアントの使用

このセクションでは、Oracle の StorageTek ストレージ管理コンポーネント (SMC) を、VSM コンソールに接続された MVS クライアントとして使用する方法について説明します。

概要

VSM コンソールサーバー上の oVTCS には次のものが必要です。

  • VTSS として VSM 6 または VSM 7

  • SMC 7.3 以上 (XAPI サポートに対応)。VSM コンソールに対する MVS クライアントとして機能します。

  • VSM コンソールサーバー上の ACSLS 8.4 (VTV のみを処理する VSM コンソール構成の場合、または、マルチボリュームカートリッジ (MVC) のサポートのために ACSLS が VLE で置き換えられている場合は、必要ありません)

図6-1は、MVS クライアント/VSM コンソールサーバーのデータフローを示しています。この例では、SL ライブラリ内のネイティブテープと VSM 6 内の VTV を両方ともサポートするために、VSM コンソールには ACSLS と oVTCS LDOM の両方が構成されています。

図6-1 VSM コンソールサーバーへの MVS クライアント接続

図6-1 については、周囲のテキストで説明しています。

図6-1では次のことが示されています。

  • 次のパスには、TCP/IP 経由の XAPI プロトコルが使用されます。

    • SMC から VSM コンソール上の ACSLS への制御パス (パス 1)。

    • MVS 上の SMC から VSM コンソール上の oVTCS への制御パス (パス 2)。

    • oVTCS から XAPI サポート対応 ACSLS への制御パス (パス 3)。

  • VSM コンソール上の ACSLS から SL ライブラリへの制御パス (パス 4) には、TCP/IP 経由の HLI プロトコルが使用されます。

  • VSM コンソール上の oVTCS ソフトウェアから VTSS への制御パス (パス 5) には、TCP/IP 経由の ECAM-T プロトコルが使用されます。

  • 次のパスには FICON が使用されます。

    • MVS から SL ライブラリ内の実テープドライブへのデータパス (パス 6)。

    • MVS から VTSS 内の VTD へのデータパス (パス 7)。

    • VTSS 上の VTD から SL ライブラリ内の RTD へのデータパス (パス 8)。

図6-1に示すように、SMC クライアントから VSM コンソールソフトウェアへの制御パスは、次のように動作します。

  1. MVS ジョブが MVS のテープ割り振りおよびマウントまたはマウント解除サービスにテープ要求を送信します。

  2. SMC クライアントが MVS テープサービスからそのテープ要求を受け取ります。

  3. SMC クライアントは、TCP/IP 経由の XAPI プロトコルを使用して、次のものを送信します。

    • VSM コンソールサーバーの oVTCS への仮想テープ要求。

    • VSM コンソールサーバー上の XAPI 対応 ACSLS への実テープ要求。

注記:

  • SL ライブラリ内のすべてのテープドライブが oVTCS RTD で、SL ライブラリ内のすべてのテープカートリッジが oVTCS MVC である場合、SMC クライアントは SL ライブラリにアクセスする必要がありません。このシナリオでは、SMC クライアントから XAPI サポート対応 ACSLS への制御パス (パス 1)、および MVS から SL ライブラリ内のテープドライブへのデータパス (パス 6) は削除されます。SMC から VSM コンソールサーバー上の ACSLS への接続を参照してください。

  • oVTCS が VTV のみで構成されている場合、oVTCS RTD と oVTCS MVC はありません。このシナリオでは、SL ライブラリは存在せず、XAPI サポート対応 ACSLS は必要ありません。

  • すべての oVTCS MVC が VLE 上にある場合、XAPI サポート対応 ACSLS は必要ありません。

  • MVS 上に HSC および VTCS もある場合、VSM コンソール上の oVTCS からのクロステープレプリケーションのターゲットとして構成されている別の VTSS に接続されているときは、追加のデータパスおよび制御パスが必要になります。

SMC から VSM コンソールサーバーアプリケーションへの接続

次のセクションでは、SMC クライアントが VSM コンソールサーバー上の oVTCS および ACSLS アプリケーションに接続できるようにする方法について説明します。これは使用している構成によって異なります。概要を参照してください。

SMC から VSM コンソールサーバー上の oVTCS への接続

SMC クライアントから VSM コンソール上の oVTCS への XAPI 制御パスを構成するには、次のステップを実行する必要があります。これは図6-1のパス 2 です。

  1. SMC クライアントの SMCCMDS または SMCPARMS データセットに SMC TAPEPlex および SERVer コマンドを含めて、VSM コンソールサーバー上の oVTCS を TapePlex として定義し、SMC クライアントと VSM コンソールサーバー上の oVTCS LDOM の間の TCP/IP 制御パスを定義します。

    例:

    TAPEPLEX NAME(VTSP31) ENABLE
    SERVER NAME(VTSP31S) ENABLE TAPEPLEX(VTSP31) +
        HOST (VTSP31.yourhost.com) PORT(7070)
    

    この例には次のものが含まれています。

    • VSM コンソールサーバー上の oVTCS TapePlex VTSP31 を定義する SMC TAPEPlex コマンド。

    • VSM コンソールへの TCP/IP 制御パスを定義する SMC SERVer コマンド。ここでは:

      • TapePlex 名 (VTSP3) は、TAPEPlex 文に指定された名前と一致します。

      • VSM コンソールのサーバー名は VTSP3S です。

      • VSM コンソールのホスト名アドレスは VTSP31.yourhost.com です。HOST パラメータの代わりに IPADDRESS パラメータを指定することもできます。

      • サーバーの PORT パラメータの値は 7070 です。この値は、VSM コンソール上の oVTCS に構成されているリスナーポートと一致する必要があります (oVTCS リスナーポートのデフォルト値は 7070)。

    SMCCMDS および SMCPARMS データセットについては、ELS ドキュメント『SMC の構成および管理』を参照してください。SMC TAPEPlex および SERVer コマンドについては、『ELS コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス』を参照してください。

  2. MVC および仮想ボリュームを構成します。

    MVC および仮想ボリュームとプールを定義するための oVTCS パラメータファイルを作成し、VSM 6 または VSM 7 および SL ライブラリ上のテープドライブにデータをルーティングするための管理クラスおよびストレージクラスを作成します。SMCUUUI ユーティリティーを使用して、このパラメータファイルをロードする oVTCS MGMTDEF コマンドを指定します。oVTCS ポリシーパラメータファイルのロード (メインフレーム構成の場合)を参照してください。

SMC から VSM コンソールサーバー上の ACSLS への接続

ここでは、SMC クライアントから VSM コンソール上の XAPI サポート対応 ACSLS への XAPI 制御パスを構成する方法について説明します。これは図6-1のパス 1 です。

SL ライブラリの構成によっては、この手順は必要でない場合があります。

  • SL ライブラリに RTD 以外のテープドライブおよび MVC 以外のテープカートリッジがあり、これらに MVS からアクセスできる場合は、次の説明に従って、SMC から ACSLS への XAPI 制御パスを構成する必要があります。

  • SL ライブラリ内のすべてのテープドライブが RTD で、SL ライブラリ内のすべてのテープカートリッジが MVC である場合、SMC クライアントは SL ライブラリにアクセスする必要がありません。このシナリオでは、SMC クライアントから VSM コンソール上の ACSLS への XAPI 制御パスを構成する必要はありません。

SMC を ACSLS に接続するには:

SMC クライアントの SMCCMDS または SMCPARMS データセットに SMC TAPEPlex および SERVer コマンドを含めて、VSM コンソールサーバー上の ACSLS を TapePlex として定義し、SMC クライアントと VSM コンソールサーバー上の ACSLS LDOM の間の TCP/IP 制御パスを定義します。

例:

TAPEPLEX NAME(ACSLSLIB) ENABLE
SERVER NAME(ACSLSSRV) ENABLE TAPEPLEX(ACSLSLIB) +
    HOST (myhost.hostname.com) PORT(50020)

この例には次のものが含まれています。

  • VSM コンソールサーバー上の ACSLS TapePlex ACSLIB を定義する SMC TAPEPlex コマンド。

  • VSM コンソールへの TCP/IP 制御パスを定義する SMC SERVer コマンド。ここでは:

    • TapePlex 名 (ACSLSLIB) は、TAPEPlex 文に指定された名前と一致します。

    • VSM コンソールのサーバー名は ACSLSSRV です。

    • VSM コンソールのホスト名アドレスは myhost.hostname.com です。HOST パラメータの代わりに IPADDRESS パラメータを指定することもできます。

    • サーバーの PORT パラメータの値は 50020 です。この値は、VSM コンソール上の ACSLS に構成されているリスナーポートと一致する必要があります (ACSLS リスナーポートのデフォルト値は 50020)。

SMCCMDS および SMCPARMS データセットについては、ELS ドキュメント『SMC の構成および管理』を参照してください。SMC TAPEPlex および SERVer コマンドについては、『ELS コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス』を参照してください。

oVTCS CDS データベースサーバーの実行

oVTCS CDS データベースサーバーコンポーネントプロキシを使用すると、VSM コンソールサーバー上で実行されているクライアント oVTCS はローカル z/OS VTCS として機能でき、z/OS 上にある CDS データベースにアクセスできます。

oVTCS クライアントがブロードキャストメッセージの送受信やロック保持などを行うには、CDS 内に独自の「ホストスロット」を持つ必要があります。この要件により、oVTCS CDS データベースサーバーの実行に次の制限が課されます。

  • VTCS が実行されているか、または VTCS が実行される可能性のある z/OS ホスト上では、oVTCS CDS データベースサーバーを実行できません。EXEC 文に NOVTCS 起動パラメータを指定した上で HSC サブシステムを起動する必要があります。

  • oVTCS CDS データベースサーバーは単一の oVTCS クライアントとのみ通信できます。クライアントとサーバーの間には 1 対 1 の関係があります。たとえば、2 つの oVTCS アプライアンスがある場合は、それぞれ独自の HSC ホストが必要になります。結果として、図6-2に示すように 2 つの HSC インスタンスが存在し、それぞれ独自の oVTCS CDS データベースサーバーを実行します。

    図6-2 oVTCS クライアントと oVTCS CDS DB サーバーの関係

    図6-2 については、周囲のテキストで説明しています。

    図6-2の「サーバーのホスト ID」ボックスは、DBSERVer コマンドが発行されるサーバーを表します (DBSERVer コマンドを参照)。oVTCS クライアント CDS のプロキシホスト ID を提供しているホストでもあります。したがって、oVTCS1 はホスト ID MVSA、oVTCS2 はホスト ID MVSB です。MVSA と MVSB は、同じ CDS を共有することはできますが、別々のホスト ID を持っている必要があります。

  • oVTCS CDS データベースサーバーには、HSC データベースサービスがアクティブになっていることが必要です。したがって、HSC が基本サービスレベルに達する前に oVTCS CDS データベースサーバーを起動することはできません。

  • DBSERVer START コマンドを HSC 起動パラメータファイルに含めるか、または HSC オペレータコマンドとして発行できます。このコマンドは UUI/XAPI に対応していません。

  • oVTCS CDS データベースサーバーには、ソケットリスナーに独自の TCP/IP ポートが割り当てられていることが必要です。ポート番号は DBSERVer START コマンドで指定されます。oVTCS CDS データベースサーバーと同じホスト上で SMC HTTP サーバーを実行している場合は、別々のポート番号を指定する必要があります。

  • Oracle StorageTek ソフトウェアサポートから依頼された場合は、GTF および TRace VTcs コマンドを使用して、z/OS 上の oVTCS CDS データベースサーバーのトレースを有効にしてください。

DBSERVer コマンド

インタフェース:

  • コンソールまたはユーティリティーのみ

  • UUI サポート: いいえ

サブシステムの要件:

アクティブな HSC が必要です。VTCS がアクティブであってはいけません。

説明

DBSERVer コマンドは、oVTCS CDS データベースサーバーを起動または停止します。oVTCS CDS データベースサーバーは、oVTCS クライアントからの CDS データベース I/O 要求を処理します。

注記:

oVTCS CDS データベースサーバーは、実行中の VTCS コンポーネントがない HSC サブシステム内でのみ起動できます。

構文

次の図は、DBSERVer コマンドの構文を示しています。

図6-3 DBSERVer コマンドの構文

図6-3 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

LIST

オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーの設定とステータスを一覧表示します。

RESET

オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーを強制的にリセットします。これにより、受け入れられていたソケットが閉じられ、保留中の作業はすべてクリアされ、再度 oVTCS クライアントの再接続を待機します。

START

オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーを起動します。

PORT(nnnn)

オプションで、ソケットリスナーポート nnnn を指定します。PORT(nnnn) を指定しない場合、デフォルトは 8081 です。

TASKS(nn)

オプションで、非同期 CDS 読み取り用のタスクの最大数を指定します。許容可能な値は 1-10 です。TASKS(nn) を指定しない場合、デフォルトは 4 です。

RTIMEOUT(nnnn)

オプションで、予約タイムアウト nnnn を秒単位で指定します。許容可能な値は 1-3600 です。RTIMEOUT(nnnn) を指定しない場合、デフォルトは 180 です。

STOP

オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーを停止します。

FORCE

オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーが正常に終了されていない場合でも強制的に終了します。

oVTCS CDS データベースサーバーおよび DBSERVer コマンドのメッセージ

SLS0780I

Cannot start the oVTCS CDS server; CCCCCCCC

説明: DBSERVER コマンドで START オプションが指定されましたが、記述されている理由により、oVTCS CDS データベースサーバーを起動できませんでした。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: 条件を訂正し、DBSERVER コマンドを再送信します。

SLS0781I

oVTCS CDS database server started on PORT=NNNN

説明: DBSERVER コマンドで START オプションが指定され、指定のポート番号でリスニングが正常に開始されました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SLS0782I

Timeout waiting for oVTCS CDS database server startup

説明: DBSERVER コマンドで START オプションが指定されましたが、割り当てられたタイムアウト期間内に oVTCS CDS データベースサーバーが正常に起動しませんでした。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: コンソールのメッセージを調べて、起動失敗の理由を確認してください。

SLS0783I

Cannot {LIST|RESET|STOP} the oVTCS CDS server; not currently active

説明: DBSERVER コマンドで LIST または STOP オプションが指定されましたが、oVTCS CDS データベースは現在アクティブになっていません。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS0784I

Timeout waiting for oVTCS server CCCCCCCC termination

説明: DBSERVER コマンドで STOP オプションが指定されましたが、示されている oVTCS CDS データベースサーバーコンポーネントは、割り当てられたタイムアウト期間内に正常に終了しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: コンソールのメッセージを調べて、終了失敗の理由を確認してください。問題が続く場合は、DBSERVER STOP FORCE オプションを使用します。

SLS0785I

oVTCS CDS database server termination complete

説明: DBSERVER コマンドで STOP オプションが指定され、正常に終了されました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SLS0786I

oVTCS server TCP/IP error; func=CCCCCCCC, errno=NN

{TERMINATING|RESETTING|RETRYING|CONTINUING}

説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、TCP/IP の処理中にエラーが発生しました。

システムアクション: 指定されたアクションに応じて、oVTCS CDS データベースサーバーは終了するか、自身をリセットするか、操作を再試行するか、または単にエラーを無視して続行します。

ユーザーの対応: 問題が続く場合は、MVS システムログを調べて TCP/IP スタックの問題を確認してください。

SLS0787I

oVTCS server transaction error; CCCCCCCC

説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、oVTCS トランザクションまたは応答の処理中にエラーが発生しました。

システムアクション: oVTCS クライアントとの通信がリセットされます。

ユーザーの対応: 問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SLS0788I

oVTCS protocol failure: CCCCCCCC

説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、oVTCS クライアントとの通信中または oVTCS 要求の処理中に重大なエラーが検出されました。この予期しないエラーまたはプロトコル違反によって oVTCS サーバーの整合性が影響を受けました。

システムアクション: oVTCS クライアントとの通信がリセットされます。

ユーザーの対応: 問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SLS0789I

oVTCS client has held the CDS reserve for NNN seconds

説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、oVTCS クライアントによって長いデータベース予約が開始されたことが検出されました。これは異常であり、想定される CDS 予約期間を超えています。

システムアクション: CDS の予約が解放され、oVTCS クライアントとの通信がリセットされます。

ユーザーの対応: ログファイルを調べて、oVTCS クライアントと HSC を確認してください。問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SLS0790I

oVTCS CDS server cannot continue; CCCCCCCC

説明: oVTCS CDS データベースサーバーで重大なエラーが発生したため、続行できません。

システムアクション: oVTCS CDS データベースサーバーが終了します。

ユーザーの対応: DBSERVER START コマンドを適切なパラメータで発行して oVTCS CDS データベースサーバーを再起動し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SLS0791

oVTCS CDS server reset complete; awaiting new connection

説明: 予期しないイベントまたはオペレータの DBSERVER RESET コマンドへの応答として、oVTCS CDS データベースサーバーが停止してから再起動しました。

システムアクション: 既存の oVTCS クライアント接続が閉じられ、接続プロセスが再起動されます。oVTCS サーバーは oVTCS クライアントの再接続を受け入れる準備ができています。

ユーザーの対応: MVS または HSC のログを調べて、リセットイベントの根本原因を確認してください。

SLS0792I

oVTCS client connection accepted from CCCCCCCC

説明: oVTCS CDS データベースサーバーは、IP アドレス CCCCCCCC から新しいソケット接続を受け入れました。

システムアクション: oVTCS CDS データベースサーバーは、指定のクライアントからの要求を処理する準備ができています。

ユーザーの対応: なし。

SLS0793I

oVTCS Server status:
oVTCS Server started: DD/MM HH:MM:SS
Socket listener port: NNNNN
CDS reserve time in seconds: NNNN
CDS asynchronous read tasks: NN
Data trace length in bytes: NNNNN
Number of input messages: NNN,NNN,NNN
Number of output messages: NNN,NNN,NNN
Number of input bytes NNN,NNN,NNN{K|M}
Number of output bytes: NNN,NNN,NNN{K|M}
Number of process resets: NNN,NNN,NNN
Client connected MM/DD HH:MM:SS from NN.NN.NN.NN

説明: DBSERVER コマンドで LIST オプションが指定されました。

システムアクション: oVTCS CDS データベースサーバーの設定とステータスが表示されます。

ユーザーの対応: なし。

VSM コンソールのメッセージプロセッサの起動/停止

SMC VMSG コマンドは、SMC oVTCS メッセージプロセッサを起動または停止します。

VMSG コマンド

インタフェース:

  • コンソール、ユーティリティー、SMCCMDS データセット、SMCPARMS データセット

  • UUI サポート: はい (XML/CSV 出力なし)

サブシステムの要件:

アクティブな SMC が必要。

説明

SMC VMSG コマンドは、Virtual Storage Manager コンソール (VSMc) のメッセージプロセッサクライアントを起動および停止するために使用されます。VMSG メッセージプロセッサクライアントは、リモート VSM コンソールサーバーによって発行されたメッセージの受信と返信をローカル SMC サブシステムで行えるようにします。

構文

次の図は、VMSG コマンドの構文を示しています。

図6-4 VMSG コマンドの構文

図6-4 については、周囲のテキストで説明しています。

パラメータ

LIst

オプションで、VMSG タスクステータス情報を表示します。

SERVER SSSSSSSS

オプションで、指定したサーバーの VMSG プロセッサだけを一覧表示します。指定した場合、指定のサーバーは、SMC SERVer コマンドによって以前に定義されている必要があります。

LIst は、STArtSTOp、または PREfix キーワードを指定していない場合のデフォルトです。

START

オプションで、VMSG メッセージプロセッサクライアントを起動します。

SERVER SSSSSSSS

VMSG プロセッサのサーバー名を指定します。サーバー名は必須であり、SMC SERVer コマンドによって以前に定義されている必要があります。

TYPE (type-list)

オプションで、VMSG クライアントが受信するメッセージの 1 つ以上のタイプを含むタイプリストを定義します。

コンマを使用して値を区切りながら type-list で次の 1 つ以上を指定します。

ALL

すべてのメッセージを受信します。ALL を指定する場合は、ほかのメッセージタイプとともに指定することはできません。これがデフォルトです。

HILITE

強調表示された WTO メッセージを受信します。

WTO

強調表示されない WTO メッセージを受信します。

WTOR

返信が必要なメッセージを受信します。

PREfix PPPPPPPP

オプションで、SMC サブシステムログでこの VSM コンソールサーバーからのメッセージを識別するメッセージ接頭辞識別子を指定します。指定しない場合、指定した server 名がメッセージ接頭辞として使用されます。接頭辞は、最大 8 文字の長さに設定でき、次のどの組み合わせでも含められます。

  • A - Z

  • 0 - 9

  • @#$,.()+-=<|!;%>?:

STOP

オプションで、VMSG メッセージプロセッサクライアントを停止させます。

SERVER SSSSSSSS

VMSG プロセッサのサーバー名を指定します。サーバー名は必須であり、SMC SERVer コマンドによって以前に定義されている必要があります。

PREfix PPPPPPPP

オプションで、SMC サブシステムログでこの VSM コンソールサーバーからのメッセージを識別するメッセージ接頭辞識別子を指定します。指定しない場合、指定したサーバー名がメッセージ接頭辞として使用されます。接頭辞は、最大 8 文字の長さに設定でき、次のどの組み合わせでも含められます。

  • A - Z

  • 0 - 9

  • @#$,.()+-=<|!;%>?:

SERVER SSSSSSSS

VMSG プロセッサのサーバー名を指定します。サーバー名は必須であり、SMC SERVer コマンドによって以前に定義されている必要があります。

VMSG メッセージ

SMC0284

CCCCCCCC command parameter=PPPPPPPP value=VVVVVVVV is invalid; RRRRRRRRRR

レベル: 0

説明: CCCCCCCC コマンドのパラメータ PPPPPPPP に無効な値 VVVVVVVV が指定されました。値はコマンドコンテキストのため無効です。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: パラメータ値を訂正して、コマンドを再送信します。

SMC0285

VMSG task for server SSSSSSSS [START|STOP|message prefix updated]

レベル: 0

説明: サーバー SSSSSSSS の VMSG タスクが STARTED、STOPPED であるか、メッセージ接頭辞が更新されました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC0286

VMSG server SSSSSSSS exception reason: RRR...RRR

レベル: 4

説明: サーバー SSSSSSS の VMSG タスクが、要求の処理中に例外を検出しました。

システムアクション: VMSG 要求が再試行されます。

ユーザーの対応: エラーの原因を調査します。必要に応じて、サーバーに関連付けられた VMSG タスクを停止して再起動します。

SMC0287

PPPPPPPP SSS...SSS

レベル: 0

説明: このメッセージは VMSG タスクの応答として受信されます。PPPPPPPP は指定されたメッセージ接頭辞で、メッセージ接頭辞が指定されない場合はサーバー名です。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: 特定のメッセージについては関連する製品を参照してください。

SMC0304

VMSG TASK STATUS:
TAPEPLEX=CCCCCCCC SERVER=CCCCCCCC
Prefix=PPPPPPPP Msg types=MMM...MMM
Status: SSSSSSSS
Started: mon dd hh:mm:ss
Last msg: mon dd hh:mm:ss
WTOs=NNNNNN WTORs=NNNNNN DOMs=NNNNNN

レベル: 0

説明: SMC VMSG LIst コマンドが発行されました。SMC0304 の複数行メッセージには、各 VMSG タスクのステータスが一覧表示されます。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

VSM コンソールの SMF レコードのオフロード

SMC SMCUSMF ユーティリティーを使用すると、SMF レコードを VSM コンソールサーバーからオフロードできます。SMF レコードは、次の DCB 属性の z/OS データセットに置かれます。

  • recfm - VB

  • lrecl - 27990

  • blksize - 27994

これらの HSC/VTCS SMF レコードの詳細は、ELS ドキュメント『ELS プログラミングリファレンス』を参照してください。

JCL の例

次の JCL 例では、SMCUSMF ユーティリティーを実行します。

例6-1 SMCUSMF ユーティリティーを実行する JCL

//jobname JOB (account),REGION=0M
//S1 EXEC PGM=SMCUSMF,PARM='pgmparms'
//STDOUT DD SYSOUT=*
//SMCSMF DD DISP=SHR,DSN=yoursmf.output.dataset

パラメータ

JCL 例では、次の SMCUSMF ユーティリティーパラメータを pgmparms に指定できます。

NOHDR

オプションで、STDOUT レポートの見出しとページ区切りキャリッジ制御が生成されるよう指定します。

LINECNT(nn)

オプションで、STDOUT レポートのページ区切り行数設定を指定します。

nn

1 ページ当たりの行数。有効な値は 10-99 です。

SERVer(ssss)

SMF レコードのオフロード元の VSM コンソールサーバーの名前を指定します。指定したサーバーは、VSM コンソール TapePlex のアクティブサーバーである必要があります。SERVer は必須パラメータです。

ssss

サーバー名。

BEGIN(begin-date:begin-time)

SMF レコード作成の期間の開始を指定します。これはサーバーの日付と時間です。

begin-date

開始日。書式は yyyymmdd です。

yyyymmdd

開始日です。

TODAY

開始日として今日を指定します。

YESTERDAY

開始日として昨日を指定します。

begin-time

開始時間 (24 時間制の値で、書式は hhmmss です。開始時間の許容範囲は、000000 から 235959 です。デフォルト値は 000000 です。

END(end-date:end-time)

オプションで、SMF レコード作成の期間の終わりを指定します。これはサーバーの日付と時間です。

end-date

終了日。書式は yyyymmdd です。

yyyymmdd

終了日です。

TODAY

終了日として今日を指定します。

YESTERDAY

終了日として昨日を指定します。

end-time

終了時間 (24 時間制の値で、書式は hhmmss です。終了時間パラメータの許容範囲は、000000 から 235959 です。デフォルト値は 235959 です。

SMFTYPE(nnn)

オプションで、出力レコードに SMF レコードタイプを指定します。

nnn

SMF レコードタイプ。有効な値は 128 から 255 です。デフォルトは 255 です。

必須データセット定義 (DD) 文

次の DD 文が必要になります。

STDOUT

SMCUSMF ユーティリティーは、STDOUT データセットで最終完了コードとエラーメッセージを報告します。

SMCSMF

SMCUSMF ユーティリティーは、SMF レコードを SMCSMF データセットに置きます。これは可変ブロックファイルです。DCB 属性は次のようにする必要があります。

DCB=(RECFM=VB,LRECL=27990,BLKSIZE=27994)

SMCUSMF の使用法

VSM コンソールの TapePlex が、2 台のサーバーで定義されており、各サーバーが、SMCUSMF の最後の実行以降、その TapePlex のアクティブサーバーとして機能してきた場合、次の手順を実行して、両方のサーバーからすべての SMF レコードを収集する必要があります。

SERVER1 がアクティブで SERVER2 が非アクティブの場合:

  1. SERVER(SERVER1) とともに SMCUSMF を実行します。

  2. SERVER1 を無効にします。

    SERVER NAME(SERVER1) DISABLE

    このコマンドは SERVER2 をアクティブにします。

  3. SERVER(SERVER2) とともに SMCUSMF を実行します。

  4. SERVER1 を再度有効にします。

    SERVER NAME(SERVER1) ENABLE

SERVER2 はアクティブのままですが、SERVER2 がアクセス不可になった場合は、SERVER1 がアクティブサーバーになる対象となります。SERVER1 を (必要に応じて) もう一度アクティブサーバーにするには、SERVER2 を無効にしてから、SERVER1 が TapePlex のアクティブサーバーになったあとで有効にします。

SMC メッセージ

ここでは、SMC によって発行されるメッセージについて説明します。これらのメッセージは、「SMC」接頭辞で識別されます。

SMC9000

Copyright (c) YYYY, YYYY, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが起動されました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9001

Communication server initialization starting

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの起動が開始しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9002

Communication server initialization complete

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの起動が完了しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9003

Communication server release=N.N.N active on host=HHHHHHHH, port=NNNN, TapePlex=PPPPPPPP

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーのステータスメッセージには、リリース、ホスト名、リスニングポート番号、および TapePlex 名が一覧表示されます。ステータスメッセージは、起動時と、毎日午前 0 時以降に 1 回表示されます。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9004

Error allocating shared memory segment, key=XXXXXXXX, errno=NN (CCCC...CCCC); { server terminating | RESET specified, continuing | EXCL not specified, continuing}

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、起動中に必要な共有メモリーセグメントを定義しようとして、示されているエラーが発生しました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーの起動オプションに応じて、排他または共有の共有メモリーセグメントが必要になります。排他オプション (EXCL) が指定された場合は、サーバーが終了します。それ以外の場合、XAPI 通信サーバーは、示されている共有メモリーセグメントを共有 (つまりリセット) することによって起動を続行します。

ユーザーの対応: EXCL が指定された場合、すでに 1 つの XAPI 通信サーバーがアクティブになっていると、重複して起動することはできません。XAPI 通信がまだ開始されていないことが確実である場合は、RESET 起動オプションを指定できます。または、UNIX 機能を使用して、既存の IPC 共有メモリーセグメントを削除できます。

SMC9005

Error attaching shared memory segment, id=XXXXXXXX, errno=NN (CCCC...CCCC); SSSSSSSS terminating

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーのタスクで、XAPI 通信の実行中に必要な共有メモリーセグメントを接続しようとして、示されているエラーが発生しました。

システムアクション: 示されている XAPI 通信サーバーサービス SSSSSSSS が終了します。

ユーザーの対応: UNIX サービスを使用して、IPC 共有メモリーセグメントのステータスを判別します。共有メモリーセグメントが誤って削除されている場合は、XAPI 通信サーバーの再起動が必要になります。

SMC9006

Error initializing CCCCCCCC semaphore, errno=NN (CCCC...CCCC); server terminating

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、起動中に必要なセマフォーを初期化しようとして、示されているエラーが発生しました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーの起動が終了されます。

ユーザーの対応: 示されている errno と理由を使用して、セマフォーを初期化できなかった原因を特定します。

SMC9007

Error in EEEEEEEE variable; using { default | truncated } value=VVVV...VVVV

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、示されている環境変数 EEEEEEEE を取得しようとして、エラーが発生しました。

システムアクション: 示されている環境変数 EEEEEEEE に、デフォルト値または切り詰められた値 VVVV...VVVV が使用されます。

ユーザーの対応: UNIX サービスを使用して、示されている環境変数 EEEEEEEE の値を判別します。

SMC9008

Error writing WTO mque id=QQQQ...QQQQ errno=NN (CCCC....CCCC) trying printf

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、VSMc WTO メッセージサービスによる出力用のメッセージをキューに入れようとして、示されているエラーが発生しました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーはメッセージを代わりに stdout に書き込みます。

ユーザーの対応: UNIX サービスを使用して、示されている IPC メッセージキュー QQQQ...QQQQ のステータスを判別します。

SMC9009

Error msgsnd diag message queue=QQQQ...QQQQ errno=NN (CCCC...CCCC); { log service | trace service} disabled trying printf

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、XAPI 通信サーバーのログおよびトレースサービスへの出力用の診断ログまたはトレースレコードをキューに入れようとして、示されているエラーが発生しました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーのログサービスまたはトレースサービスが無効になります。

ユーザーの対応: UNIX サービスを使用して、示されている IPC メッセージキュー QQQQ...QQQQ のステータスを判別します。

SMC9010

Error { creating | opening | reading | writing | retrying } file=FFFF...FFFF errno=NN (CCCC...CCCC); SSSSSSSS terminating

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、ファイル FFFF...FFFF の処理中に、示されているエラーが発生しました。

システムアクション: 示されている XAPI 通信サーバーサービス SSSSSSSS が終了されます。

ユーザーの対応: 示されている errno と理由を使用して、ファイル操作が失敗した原因を特定します。

SMC9011

{ log | trace } file at NNNNN bytes

レベル: 8

説明: XAPI 通信サーバーで、示されているバイト数がログまたはトレースファイルに書き込まれました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9012

Unknown message type=NNNN on diag message queue=QQQQ...QQQQ; message ignored

レベル: 04

説明: XAPI 通信サーバーの診断サービスで、不明なメッセージタイプ NNNN がキュー QQQQ...QQQQ に見つかりました。

システムアクション: この不明なメッセージは無視されます。

ユーザーの対応: 問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9013

Communication server termination starting

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの終了が開始しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9014

Communication server terminating { work | service } process PPPPPPPP=NNNNN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの終了中に、示されているプロセス PPPPPPPP (pid=NNNNN) が要求どおりに終了しませんでした。

システムアクション: 示されているプロセスが強制終了され、終了処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9015

Communication server termination complete

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが終了プロセスを完了しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9016

ftok errno=NN (CCCC...CCCC} for { WTO message queue | diagnostic message queue | HTTPCVT } from path=FFFF...FFFF; server terminating

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、示されている ftok エラーがファイルパス FFFF...FFFF に対して発生しました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーの起動が終了されます。

ユーザーの対応: 示されている errno と理由を使用して、ftok 操作が失敗した原因を特定します。

SMC9017

Internal error; file=SSSS...SSSS[NNNN], function=FFFFFFFF, RRRR...RRRR {errno=NN (CCCC...CCCC) }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで、ソースファイル SSSS...SSSS の行 NNNN、関数 FFFFFFFF 内で内部エラー発生しました。理由 RRRR...RRRR および可能性のある errno も表示されます。

システムアクション: 現在の操作は終了されます。

ユーザーの対応: StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9018

Error starting work process smcvcvt; no free HTTPREQ

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーは、新しいトランザクション要求を受信しましたが、タスク限界に達していたため要求を処理できませんでした。

システムアクション: 新しいトランザクション要求は拒否されます。

ユーザーの対応: 複数の XAPI 通信サーバー間で作業負荷を分散させます。

SMC9019

Abnormal termination; process=NNNNN, signal=NN (CCCC...CCCC)

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバープロセス nnnn が予期しないシグナル NN で終了されました。

システムアクション: 現在の要求は終了されます。

ユーザーの対応: SMC9020 および SMC9021 メッセージに示されている診断情報を収集し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9020

NNN stack trace entries returned for process=NNNNN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバープロセス NNNNN が終了されました。

システムアクション: プロセス NNNNN には NNN 個のバックトレースエントリがあり、それらが一覧表示されます。

ユーザーの対応: SMC9020 および SMC9021 メッセージに示されている診断情報を収集し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9021

Core dump { generated to file: FFFF...FFFF |
requested but could not be written |
requested but could not be renamed |
request failed, errno=NN (CCCC...CCCC) }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバープロセスが終了されました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーはコアダンプイメージを要求しました。コアダンプイメージの結果が表示されます。

ユーザーの対応: SMC9020 および SMC9021 メッセージに示されている診断情報を収集し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9022

CCCCCCCC command received

レベル: 8

説明: XAPI 通信サーバーで、CCCCCCCC オペレータコマンドが受信されました。

システムアクション: CCCCCCCC コマンドの処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9023

CCCCCCCC command RC=NN

レベル: 8

説明: XAPI 通信サーバーで、CCCCCCCC オペレータコマンドが処理され、リターンコード NN で完了しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9024

CCCCCCCC is an invalid command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに CCCCCCCC オペレータコマンドが入力されましたが、CCCCCCCC は有効なコマンド動詞ではありません。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9025

CCCCCCCC command requires a value

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに cccccccc オペレータコマンドが値なしで入力されましたが、CCCCCCCC コマンドには値が必要です。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9026

VVVVVVVV is an invalid value for the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに CCCCCCC オペレータコマンドが無効な値 VVVVVVVV で入力されました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9027

KKKKKKKK=VVVVVVVV

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力され、表示されている値のリストが結果として返されました。キーワードまたは KKKKKKKK の値は VVVVVVVV です。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9028

Startup parameter PPPPPPPP successfully processed

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの実行可能ファイルがコマンド行オプション PPPPPPPP で開始され、起動時に正常に処理されました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9029

Startup parameter PPPPPPPP { is invalid | requires a value | contains an invalid value}

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの実行可能ファイルがコマンド行オプション PPPPPPPP で開始されましたが、示されている理由により起動時に正常に処理されませんでした。

システムアクション: コマンド行オプション PPPPPPPP は拒否されますが、起動は続行されます。

ユーザーの対応: コマンド行オプションを訂正します。

SMC9030

Startup parameter PPPPPPPP is mutually exclusive with XXXXXXXX

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの実行可能ファイルがコマンド行オプション PPPPPPPP および XXXXXXXX で開始されましたが、PPPPPPPPXXXXXXXX は同時に指定できません。

システムアクション: コマンド行オプション PPPPPPPP は受け入れられ、コマンド行オプション XXXXXXXX は拒否されますが、起動は続行されます。

ユーザーの対応: コマンド行オプションを訂正します。

SMC9031

Line parse error={ mismatched or invalid quotes detected |
mismatched or invalid parenthesis detected |
maximum token number exceeded | parameter truncated }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力されましたが、示されている解析エラーのため、コマンド行を処理できませんでした。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9032

XAPI PORT=NNNNN IPADDRESS=NNN.NNN.NNN.NNN HOST=HHHH...HHHH
MAXCLIENTS=NNN XSECURITY={ ON | OFF }
Total: I/Os=NNNNNN bytes=NNNNNN accepts=NNNNNN intervals=NNNNNN
Total: processed input reqs=NNNNNN rejects=NNNNNN
Last: I/Os=NNNNNN bytes=NNNNNN accepts=NNNNNN
High: I/Os=NNNNNN bytes=NNNNNN accepts=NNNNNN tasks=NNNNNN
Avg: I/Os=NNNNNN bytes=NNNNNN accepts=NNNNNN
Total: errs=NNNNNN retries=NNNNNN
Total: maxclient errs=NNNNNN other errs=NNNNNN xsec errs=NNNNNN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST I/O コマンドが受信されました。現在の XAPI 設定が I/O およびエラー統計とともに表示されます。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9033

Current tasks:
Name Pid Tid Count Last Time Status
smcvmai NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvwts NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvdts NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvops NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvmon NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvlis NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvwrk-NNNN NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST TASKS コマンドが受信されました。現在の XAPI 通信サーバーのシステムタスクおよび作業タスクが、それぞれの実行カウントおよびステータスとともに表示されます。作業負荷およびプロセスの hi-water によっては、複数の smcvwrk-NNNN 作業タスクが表示される場合があります。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9034

process reuse required for cmd server; retrying

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力されましたが、要求を処理するために使用できる空きタスクがありません。

システムアクション: XAPI 通信サーバーは、要求を処理するために使用できる再利用可能なタスクを探します。

ユーザーの対応: なし。

SMC9035

task recovery failed for cmd server; now in single user mode

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力されましたが、要求を処理するために使用できる空きタスクも再利用可能タスクもありません。

システムアクション: XAPI 通信サーバーのオペレータコマンドサービスは、単一タスクモードで要求を処理します。

ユーザーの対応: なし。

SMC9036

{ Thread XXXXXXXX | Process NNNNN } active at termination

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの終了中に、最初の XAPI 通信サーバー終了シグナルのあとの終了時に、示されているスレッドまたはプロセスがアクティブでした。

システムアクション: 示されているプロセスが強制終了され、終了処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9037

Server status:
Server name=CCCC release=N.N.N version=CCCC started on MM/DD ...
TapePlex=CCCCCCCC type={ ACSLS | oVTCS }
RLIMITM=NNN RLIMITS=NNN RLIMITW=NNN
Task mode=MMMM (CCCC...CCCC) signal handling={ VTCS | SMCV }
Work task={ PERMWORK | TERMWORK } (CCCC...CCCC)
System name=SSSS release=NN machine=MMMM ({ little | big } endian)
System version=CCCC...CCCC
rlimit_stack=NNN rlimit_data=NNN rlimit_as=NNN rlimit_nproc=NNN
...more rlimit values
SSCVT shared segment key=XXXXXXXX id=NNNNNN size=NNNN
CVT shared segment key=XXXXXXXX id=NNNNNN size=NNNN
WTO message queue key=XXXXXXXX id=NNNNNN
DIAG message queue key=XXXXXXXX id=NNNNNN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST SERVER コマンドが受信されました。現在の XAPI 通信サーバーの設定および環境が、その IPC リソースとともに表示されます。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9038

control block name:
XXXXXXXX +0000| XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX|CCCC...CCCC|
XXXXXXXX +0010| XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX |CCCC...CCCC|
...

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST CB コマンドが受信されました。指定された制御ブロックが 16 進数文字で 16 バイトずつ一覧表示されます。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9039

malloc() failure, bytes=NNNN, request=CCCC...CCCC;
{ transaction lost | csv output lost | XML parse failure |
HTTP metadata lost | work task terminated | request terminated }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーは、要求または制御ブロック CCCC...CCCCNNNN バイトの malloc を試行しましたが、ストレージが使用できませんでした。

システムアクション: トランザクションまたは要求は終了されます。

ユーザーの対応: 適切な Unix コマンドを使用してメモリー使用状況を確認し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9040

ACSLS cp_proc_int failure=NNNN; work task terminated

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーは、プロセス開始中に ACSLS
cl_proc_init RPC サービスを呼び出そうとしましたが、要求は示されているリターンコードで失敗しました。

システムアクション: トランザクションまたは要求は終了されます。

ユーザーの対応: ACSLS がアクティブになっていることを確認します。

SMC9041

Communication error: { TCP/IP cccc failure ( reqId=XXXXXXXX ... ) |
Unsuccessful login from CCCC...CCCC port=NNNNN |
TCP/IP bind failure; port=NNNNN, socket=NN, CCCC...CCCC; retrying |
TCP/IP accept failure; port=NNNNN, socket=NN, CCCC...CCCC |
requests=NNN exceeds MAXCLIENTS=NNN;
rejected connection from CCCC...CCCC |
free HTTPREQ error; rejected connection from CCCC...CCCC |
work task start error; rejected connection from CCCC...CCCC |
AF_UNIX accept failure; socket=NN, file=CCCC...CCCC; errno=NN |
XML parse failure; reqId=XXXXXXXX |
work task start error; retrying |
XAPI work task limit exceeded |
command listener attach failure; start work task error }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで要求が受信されましたが、示されている通信エラーのため、要求は拒否されました。示されているエラーのほとんどは、内部または外部のリソース制約によって発生した一時的なエラーです。ほとんどの場合、クライアントは拒否された要求を再試行します。

システムアクション: トランザクションまたは要求は拒否されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9042

Invalid format for the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに CCCCCCCC オペレータコマンドが入力されましたが、コマンドに含まれているトークンの数が多すぎるか少なすぎるため、有効なコマンドではありません。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9043

IPC error: { socketpair failure=NN-NN; errno=NN (CCCC...CCCC) |
sem_init failure; errno=NN (CCCC...CCCC), HTTPTASK=NNNN |
sem_wait failure; errno=NN (CCCC...CCCC), HTTPTASK=NNNN |
sem_timedwait failure; errno=NN (CCCC...CCCC), HTTPTASK=NNNN |
sem_post failure; errno=NN (CCCC...CCCC), HTTPTASK=NNNN }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで要求が受信されましたが、示されている IPC エラーのため、要求は拒否されました。

システムアクション: トランザクションまたは要求は終了されます。

ユーザーの対応: StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9044

Invalid HOSTNAME specified; header=HHHHHHHH, actual=AAAAAAAA

レベル: 8

説明: XAPI 通信サーバーで要求が受信されましたが、XAPI 要求ヘッダー HHHHHHHH で指定されているホスト名が実際の gethostbyaddr() ホスト名 AAAAAAAA と一致していません。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9045

Request id=XXXX pid=NNNN (CCCC...CCCC) cancelled;
RC=NNNN reason=NNNN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーで CCCC...CCCC 要求が受信されましたが、要求は VSMc PGMI プロセッサ内で、示されているリターンコードおよび理由コードで終了されました。

システムアクション: 要求は終了されます。

ユーザーの対応: VSMc のログを調べて、失敗の原因を特定します。

SMC9046

XAPI server not active

レベル: 0

説明: ACSLS cmd_proc 実行可能ファイルに XCMD コマンドが入力されましたが、XAPI サーバーがアクティブでなかったためコマンドは受信されませんでした。

システムアクション: その要求は拒否されます。

ユーザーの対応: ACSLS XAPI サーバーを起動します。

SMC9047

Startup file=CCCC...CCCC does not exist

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが起動されましたが、起動および初期化コマンドを含む示されたファイルが存在しません。

システムアクション: XAPI 通信の起動が続行されます。

ユーザーの対応: 示されたパスに起動ファイルを移動します。

SMC9048

CCCCCCCC command { not allowed from operator |
not allowed from file | not allowed from XCMD |
not allowed from VSM }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに CCCCCCCC オペレータコマンドが入力されましたが、このコマンドは示されているコマンド起点からは許可されていません。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: 許可されている起点からコマンドを再入力します。

SMC9049

{ XCLIENT | XUDB } record { for IPADDRESS nnn.nnn.nnn added |
for IPADDRESS nnn.nnn.nnn updated |
(suppressed) updated |
(suppressed) updated in VSMc |
(suppressed) added |
(suppressed) added in VSMc |
(suppressed) exists; updated in VSMc |
(suppressed) add error; RC=nn, reason=cccc...cccc |
(suppressed) deleted |
(suppressed) deleted from VSMc }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに XCLIENT または XUDB オペレータコマンドが入力されました。

システムアクション: XCLIENT または XUDB レコードが、示されているように XAPI 通信サーバーの共有メモリーまたは VSMc のテーブルで更新、追加、または削除されます。XAPI 通信サーバーのログでは、XUDB ユーザー情報が (suppressed) と表示されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9050

No { XCLIENT | XUDB } records to list

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに XCLIENT LIST または XUDB LIST オペレータコマンドが入力されましたが、表示するべき指定されたタイプのレコードがありません。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9051

{ no matching | matching } XUDB record
{ found for update | found for delete | already exists }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに XUDB ADDUPDATE、または DELETE オペレータコマンドが入力されましたが、レコードがすでに存在するか (ADD の場合)、またはレコードが存在しません (UPDATE または DELETE の場合)。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9052

{ No XUDB(s) defined; user(s) defined in VSMc |
No XCLIENT(s) defined; XAPI server using VSMc definitions |
No XUDB(s) or XCLIENT(s) defined; XAPI server will reject
all requests }

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーに XUDB DELETE オペレータコマンドが入力され、結果として、定義済みの XAPI セキュリティーユーザー ID はなくなりました。

システムアクション: VSMc からなど、ほかのアプリケーションセキュリティーが存在しない場合は、着信するすべての要求が拒否される可能性があります。

ユーザーの対応: XAPI 通信サーバーの XSECURITYOFF であるか、適切なユーザーが VSMc で定義されていることを検証します。

SMC9053

Communication server terminating; invalid startup parameters

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが無効なコマンド行オプションで起動されました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーの起動が終了されます。

ユーザーの対応: コマンド行オプションを訂正して、再起動します。

SMC9054

Startup file=CCCC...CCCC processing starting

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが起動され、起動および初期化コマンドのファイル CCCC...CCCC が処理のために開かれました。

システムアクション: XAPI 通信サーバーの起動が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9055

Startup file=CCCC...CCCC processing complete; RC=NN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが起動され、起動および初期化コマンドのファイル CCCC...CCCC が処理されました。示されているリターンコードは、ファイル内で処理されたすべてのコマンドのうちで最大のリターンコードです。

システムアクション: XAPI 通信サーバーの起動が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SMC9101

Invalid keyword KKKKKKKK for the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、無効なキーワード KKKKKKKK を指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9102

Invalid value VVVVVVVV for keyword or tag KKKKKKKK of the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK を無効な値 VVVVVVVV とともに指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9103

Keyword or tag KKKKKKKK of the CCCCCCCC command requires a value

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、必須の値なしでキーワード KKKKKKKK を指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9104

Unexpected format for positional parameter in command CCCCCCCC

レベル: 0

説明: コマンド CCCCCCCC の位置指定パラメータの書式が正しくありません。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9105

Duplicate keyword or tag KKKKKKKK specified for the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK を複数回指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9106

Keyword or tag KKKKKKKK of the CCCCCCCC command is mutually exclusive with keyword or tag XXXXXXXX command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、相互に排他的な 2 つのキーワード (KKKKKKKKXXXXXXXX) を含む複数のキーワードを指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9107

Keyword or tag KKKKKKKK of the CCCCCCCC command requires keyword or tag RRRRRRRR command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK を指定しているが同時に必要なキーワード RRRRRRRR を指定していないコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9108

Keyword or tag KKKKKKKK of the CCCCCCCC command is required command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、必要なキーワード KKKKKKKK を指定していないコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9109

Invalid range VVVV...VVVV for keyword KKKKKKKK of the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK に範囲値 VVVV...VVVV を指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。ただし、左側の値が右側の値よりも高いか、または左と右の値の形式が異なっているため、この範囲値は無効です。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9110

Unrecognized XML tag=TTTTTTTT for the CCCCCCCC command

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが XML 形式の入力要求を検出しましたが、CCCCCCCC コマンドでは有効として認識されないタグ TTTTTTTT が含まれています。このメッセージは、現在のソフトウェアレベルが以前のレベルでは有効であったタグをサポートしていないか、または新しいタグをサポートするようにアップグレードされていない場合に表示されることがあります。

システムアクション: 個々のパラメータは無視されますが、コマンドの処理は続行されます。

ユーザーの対応: コマンドが正しく指定されていることを確認します。

SMC9111

Value=VVVVVVVV is invalid type for keyword or tag=KKKKKKKK in command=CCCCCCCC

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK に無効な値のタイプを指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9112

Keyword or tag=KKKKKKKK may not have a value in command=CCCCCCCC

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、値を許可しないキーワードまたは XML タグに値を含んでいるコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9113

Length of value=VVVV...VVVV is invalid for keyword or tag=KKKKKKKK in command=CCCCCCCC

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが、長すぎるキーワード値 VVVV...VVVV を含んでいるコマンド CCCCCCCC を検出しました。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9114

Error parsing XML values for XML tag=TTTTTTTT in command=CCCCCCCC; RC=NNNN

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーが XML 形式のコマンドを検出しましたが、示されているタグに関連した値または解析エラーが含まれています。解析のリターンコードは、診断のためにメッセージに含まれています。

システムアクション: そのコマンドは拒否されます。

ユーザーの対応: コマンドを訂正して、再入力します。

SMC9115

Error: EEEE...EEEE; AAAA...AAAA

レベル: 0

説明: XAPI 通信サーバーの処理中に、EEEE...EEEE エラーが発生しました。

システムアクション: EEEE...EEEE エラーの結果として、システムはアクション AAAA...AAAA を実行します。

ユーザーの対応: StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。

SMC9998

CCCC...CCCC

レベル: 12

説明: XAPI 通信サーバーが診断メッセージを発行しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SMC9999

Error: EEEE...EEEE; AAAA...AAAA

レベル: 12

説明: XAPI 通信サーバーが診断メッセージを発行しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

oVTCS メッセージ

ここでは、oVTCS によって発行されるメッセージについて説明します。

SLS8000I

Unexpected exception thrown: RRRRRRRRR

説明: ソフトウェアエラーが検出され、これによって例外が発生しました。理由 RRRRRRRRR は、発生したエラーの詳細を示します。

システムアクション: 必要に応じて、プロセスのダンプが取られます。障害のあるタスクまたはスレッドの回復も試みられます。

ユーザーの対応: 予期しないエラーであるため、回復アクションが成功しない場合もあります。したがって、システムを確認し、障害の発生したプロセスを必要に応じて再起動してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8001I

PPPPPPPP/NNNN: Uncaught exception terminating thread

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) でソフトウェアエラーが検出され、これによって例外が発生しました。このエラーから回復するためのアクティブな回復ルーチンがありません。

システムアクション: 影響を受けたタスクまたはスレッドが終了されます。通常、追加の回復アクションは実行されません。

ユーザーの対応: 多くの場合、影響を受けたプロセスを再起動する必要があります。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8002I

PPPPPPPP/NNNN: Abnormal thread termination: RRRRRRRRR

説明: ソフトウェアスレッドがプロセス PPPPPPPP (ID NNNN) 内で予期せず終了を決定しました。理由 RRRRRRRRR は、トリガーとなったエラーの詳細を示します。

システムアクション: 影響を受けたタスクまたはスレッドが終了されます。ダンプが取られることもあります。通常、追加の回復アクションは実行されません。

ユーザーの対応: 多くの場合、影響を受けたプロセスを再起動する必要があります。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8003I

PPPPPPPP/NNNN: Call to terminate()

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) の実行時環境が続行不可能と決定したことを意味するソフトウェアエラーが発生しました。

システムアクション: 影響を受けたプロセスが終了されます。ダンプが取られることもあります。状況によっては、障害のあるプロセスが再起動される場合があります。

ユーザーの対応: 障害のあるプロセスが再起動したことを確認します。そうでない場合は、プロセスの停止と起動を手動で実行してください。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8004I

PPPPPPPP/NNNN: Unexpected exception called

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) でソフトウェアエラーが検出され、これによって例外が発生しました。このエラーから回復するためのアクティブな回復ルーチンがありません。

システムアクション: 影響を受けたタスクまたはスレッドが終了されます。通常、追加の回復アクションは実行されません。

ユーザーの対応: 多くの場合、影響を受けたプロセスを再起動する必要があります。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8005I

PPPPPPPP/NNNN: Call to terminate()

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) の実行時環境が続行不可能と決定したことを意味するソフトウェアエラーが発生しました。

システムアクション: 影響を受けたプロセスが終了されます。ダンプが取られることもあります。状況によっては、障害のあるプロセスが再起動される場合があります。

ユーザーの対応: 障害のあるプロセスが再起動したことを確認します。そうでない場合は、プロセスの停止と起動を手動で実行してください。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8006I

Cannot create TCP/IP socket: RRRRRRRRR

説明: TCP/IP 通信用のソケットの作成が試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。

システムアクション: ソケットを作成しようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはネットワークまたはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8007I

Cannot bind to port NNNN: RRRRRRRRR

説明: TCP/IP 通信用のポート NNNN へのバインドが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。この理由が「address already in use」である場合は、おそらく、交換が開始される前にサーバーコンポーネントの終了が完了しなかったことを意味します。

システムアクション: ポートにバインドしようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはネットワークまたはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8008I

Listen on port NNNN failed: RRRRRRRRR

説明: TCP/IP 通信用ポート NNNN への接続のリスニングが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。

システムアクション: ポートでリスニングしようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはネットワークまたはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8009I

Cannot create AF_UNIX socket: RRRRRRRRR

説明: サーバーとして内部通信用ソケットの作成が試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。

システムアクション: ソケットを作成しようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8010I

Cannot bind to file FFFFFFFF: RRRRRRRRR

説明: 内部通信用のファイル FFFFFFFF へのバインドが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。この理由が「address already in use」である場合は、おそらく、交換が開始される前にサーバーコンポーネントの終了が完了しなかったことを意味します。

システムアクション: ファイルにバインドしようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8011I

Listen on file FFFFFFFF failed: RRRRRRRRR

説明: 内部通信用ファイル FFFFFFFF への接続のリスニングが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。

システムアクション: ファイルにバインドしようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8012I

Failed lookup of HHHHHHHH:PPPP: RRRRRRRR

説明: ネットワークアドレス HHHHHHHH およびポート PPPP の解決が試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。

システムアクション: アドレスを解決しようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: HHHHHHHH が有効な IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、または DNS アドレスであることを確認します。短い形式の DNS アドレスは、DNS 検索接尾辞の 1 つを使用して完全なアドレスに変換できる場合にのみ有効です。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8013I

Failed connect to HHHHHHHH:PPPP: RRRRRRRR

説明: ネットワークアドレス HHHHHHHH およびポート PPPP への接続が試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。この理由が「connection refused」である場合は、おそらく、サーバーコンポーネントが実行されていないことを意味します。この理由が「no route to host」または「connection timed out」である場合は、おそらく、何らかのネットワーク障害です。

システムアクション: このアドレスに接続しようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: システムの HHHHHHHH が稼働していることを確認します。次に、システムへのネットワークルートが正しいこと、および機能していることを確認します。ターゲットシステムが別のサブネット上にある場合は、デフォルトルーターが正しく構成されている必要があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8014I

Cannot create AF_UNIX socket

説明: クライアントとして内部通信用ソケットの作成が試行されました。

システムアクション: ソケットを作成しようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8015I

Failed connect to FFFFFFFF: RRRRRRRR

説明: 内部通信用のファイル FFFFFFFF への接続が試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。この理由が「connection refused」である場合は、おそらく、サーバーコンポーネントが実行されていないことを意味します。

システムアクション: このアドレスに接続しようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: ファイル FFFFFFFF に接続されているサービスが稼働していることを確認します。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8016I

Accept on port NNNN failed: RRRRRRRR

説明: ポート NNNN で接続の受け入れが試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR で失敗しました。

システムアクション: 接続を受け入れようとしている関数は失敗します。これにより、通常は、接続しようとしたサーバーコンポーネント内にさらに障害が発生します。

ユーザーの対応: 同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。

SLS8017I

Connection from SSSSSSSS

説明: サーバーがシステム SSSSSSSS から TCP/IP 接続要求を受信しました。

システムアクション: 接続の性質に応じて、サーバーコンポーネント内で処理が続行されます。

ユーザーの対応: これは情報提供のみです。

SLS8018I

PPPPPPPP: PGMI server running

説明: プロセス PPPPPPPP がコマンドの実行を処理するためにサーバーコンポーネントのインスタンスを起動しました。

システムアクション: コマンドの処理が開始します。

ユーザーの対応: なし。

SLS8019I

Process PPPP trace state is SSSS

説明: プロセス PPPP のトレース状態が SSSS に変化しました。

システムアクション: 「Off」の場合は、トレースが無効化されました。「On」の場合は、現在トレースが行われているファイルが報告されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8020I

PPPPPPPP/NNNN: Normal shutdown complete

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) が、サービスレベルの変更の結果としてシャットダウンしました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SLS8021I

Dump written to FFFFFFFF

説明: ソフトウェアエラーが発生し、障害のあるプロセスのダンプがファイル FFFFFFFF に書き込まれました。

システムアクション: 可能であれば、回復ルーチンが呼び出されます。エラーの性質と理由によって、回復が成功する場合とそうでない場合があります。

ユーザーの対応: 同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。

SLS8022I

Response to message NNNN was RRRRRRRR

説明: 未処理のメッセージ (ID NNNNN) に対して REPLY コマンドが使用されました。応答テキストは RRRRRRRR でした。

システムアクション: メッセージへの応答を待機している関数がウェイクアップされ、関連するテキストが渡されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8023I

Message NNNN has been deleted

説明: 未処理のメッセージ (ID NNNNN) がシステムによって削除されました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。

SLS8024I

Manual dump of process PPPP initiated: TTTTTTTT

説明: プロセス PPPP の手動ダンプがコマンドによって開始されました。ダンプの理由は TTTTTTTT と示されました。

システムアクション: ダンプが取られたあと、処理が続行します。

ユーザーの対応: StorageTek ソフトウェアサポートから依頼された場合は、DIAGS コマンドまたは GUI を使用して、生成されたダンプを関連するサポートバンドルに追加します。

SLS8025I

Security failure on CCCCCCCC command matching rule on line LLLL RRRRRRRR

説明: 行 LLLL の PERMIT/ALLOW 規則の照合中にユーザーが CCCCCCCC コマンドを実行しようとしました。RRRRRRRR は、障害のトリガーとなっている可能性のある追加のリソースです。

システムアクション: そのコマンドの実行は拒否されます。

ユーザーの対応: システム管理者に連絡して、自分のユーザー ID の PERMIT/ALLOW 規則を確認してもらいます。

SLS8026I

Security warning on CCCCCCCC command matching rule on line LLLL RRRRRRRR

説明: 行 LLLL の PERMIT/ALLOW 規則の照合中にユーザーが CCCCCCCC コマンドを実行しようとしました。RRRRRRRR は、障害のトリガーとなっている可能性のある追加のリソースです。現在、照合規則は警告のみ発行するように設定されています。

システムアクション: コマンドの実行が続行されます。

ユーザーの対応: システム管理者に連絡して、自分のユーザー ID の PERMIT/ALLOW 規則を確認してもらいます。

SLS8027I

Process PPPPPPPP/NNNN received termination request

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) が、サービスレベルの変更の結果としてシャットダウン要求を受信しました。

システムアクション: シャットダウン要求が実行される前に、プロセスが実行しているすべての作業が休止されます。通常、この時点から、新しい要求は拒否されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8028I

PPPPPPPP/NNNN: Communication failure writing TTTTTTTT to logger: RRRRRRRR

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) がログ出力プロセスにタイプ TTTTTTTT のメッセージを送信しようとしたときに、内部通信エラーが発生しました。失敗の理由は RRRRRRRR です。この問題の理由としては、ログ出力プロセスの障害が考えられます。

システムアクション: プロセス PPPPPPPP は接続をリセットし、ログ出力プロセスへの再接続を試みます。プロセスが使用可能でない場合は、プロセスが使用可能になるまで試行します。この障害の結果として、一部のメッセージが失われた可能性があります。

ユーザーの対応: このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。

SLS8029I

Command CCCCCCCC: Internal Comms error: RRRRRRRR

説明: コマンド CCCCCCCC の実行中に、理由 RRRRRRRR で内部通信障害が発生しました。この障害は、完全に正常ないくつかの理由で発生した可能性があります。一般的な理由は、コマンドの実行中に外部コマンドが取り消されたか、サービスレベルが変更されたことです。

システムアクション: タイミングによって、コマンド CCCCCCCC の実行が続行される場合とそうでない場合があります。

ユーザーの対応: このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。その時点でクライアントシステムが実行していた内容も確認してください。

SLS8030I

Connection NNNNNNNN authorisation failure: RRRRRRRR

説明: TCP/IP 接続で名前 NNNNNNNN を使用してクライアントを承認するときに、理由 RRRRRRRR で障害が発生しました。直前の SLS8017 メッセージにクライアントのネットワークアドレスが示されます。

システムアクション: 接続要求はしばらくしてから中止されます。

ユーザーの対応: クライアントの構成と設定を確認します。その時点でクライアントシステムが実行していた内容も確認してください。

SLS8031I

PPPPPPPP/NNNN: Communication failure to CDS proxy: RRRRRRRR

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) で、CDS プロキシプロセスとの内部通信障害が発生しました。これは、ELS ホストへの接続が CDS で管理される共有 CDS モードでのみ発生する可能性があります。

システムアクション: プロセスから CDS への通信が損なわれ、I/O が失われた可能性があるため、通常はこれに続いてほかのエラーも発生します。

ユーザーの対応: 「dbserv」プロセスから ELS ホストへの接続をチェックし、プロセスが実行されていることを確認します。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。

SLS8032I

Connected to CDS server SSSSSSSS

説明: CDS プロキシプロセスが ELS システムとの接続をネットワークアドレス SSSSSSSS で確立しました。

システムアクション: CDS へのアクセスが許可され、処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8033I

Communication failure to CDS server: RRRRRRRR

説明: CDS プロキシプロセスで、ELS ホストとの通信中に理由 RRRRRRRR で通信障害が発生しました。

システムアクション: ほかのプロセスから CDS への通信が損なわれ、I/O が失われた可能性があるため、通常はこれに続いてほかのエラーも発生します。

ユーザーの対応: 「dbserv」プロセスから ELS ホストへの接続をチェックし、プロセスが実行されていることを確認します。ELS ホストが実行されていること、および DBSERVER コマンドが正しく発行されたことも確認してください。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。

SLS8034I

Trying to reconnect to CDS server SSSSSSSS

説明: CDS プロキシプロセスは ELS ホスト SSSSSSSS に再接続しようとしています。

システムアクション: これは、接続が確立されるまで無期限に実行されます。それまでは、CDS へのアクセスを必要とするいくつかの関数は失敗し、ほかの関数はハングアップします。

ユーザーの対応: ELS ホストが実行されていること、および DBSERVER コマンドが正しく発行されたことを確認します。

SLS8035I

Communication failure to CDS client: RRRRRRRR

説明: CDS プロキシプロセスは、そのクライアントプロセスの 1 つが理由 RRRRRRRR により内部接続を切断したことを検出しました。

システムアクション: 処理は続行され、クライアントの I/O 要求は破棄されます。

ユーザーの対応: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。

SLS8036I

CDS version: VVVVVV Primary DSN: DDDDDDDD

説明: CDS プロキシは、CDS を提供している ELS システムに正常に接続しました。ELS のバージョンは VVVVVV で、プライマリ CDS はDDDDDDDDDD です

システムアクション: 処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8037I

Cannot create shared memory segment

説明: プロセスは、プロセス間の通信に使用される共有メモリーセグメントを作成できませんでした。

システムアクション: プロセスはその起動を中止し、ダンプを取ります。

ユーザーの対応: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。LDOM をリブートしてみてください。

SLS8038I

Cannot attach shared memory segment

説明: プロセスは、プロセス間の通信に使用される共有メモリーセグメントに接続できませんでした。互換性がない可能性があります。

システムアクション: プロセスはその起動を中止し、ダンプを取ります。

ユーザーの対応: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。LDOM をリブートしてみてください。

SLS8039I

Local configuration change to host NNNN with name SSSSSSSS

説明: ローカルの構成が更新され、システムに ID NNNN および名前 SSSSSSSS が割り当てられました。

システムアクション: 処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8040I

Configuration connection from NNNN as host SSSSSSSS

説明: ID NNNN および名前 SSSSSSSS を持つシステムからクラスタ接続が受信されました。

システムアクション: 処理が続行されます。両方のシステムに正しい構成情報があることの確認も行われます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8041I

Configuration connection to NNNN as host SSSSSSSS using AAAAAAAA

説明: ID NNNN および名前 SSSSSSSS を持つシステムへのクラスタ接続が、ネットワークアドレス AAAAAAAA を使用して試行されました。

システムアクション: 処理が続行されます。両方のシステムに正しい構成情報があることの確認も行われます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8042I

Configuration sent to NNNN as host SSSSSSSS

説明: このシステムには、ID NNNN および名前 SSSSSSSS を持つシステムよりも新しい構成があると推定されました。そのため、両方のシステムをそろえるために、変更された構成をこのターゲットにアップロードしています。

システムアクション: 処理が続行されます。構成の更新が受信されると、さまざまなプロセスに通知が送信され、その更新が読み込まれます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8043I

Configuration received from NNNN as host SSSSSSSS

説明: ID NNNN および名前 SSSSSSSS を持つシステムには、このシステムよりも新しい構成があると推定されました。そのため、両方のシステムをそろえるために、変更された構成をこのシステムにダウンロードしています。

システムアクション: 処理が続行されます。構成の更新が受信されると、さまざまなプロセスに通知が送信され、その更新が読み込まれます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8044I

Configuration connection to # NNNN as host SSSSSSSS terminated: RRRRRRRR

説明: ID NNNN および名前 SSSSSSSS を持つシステムへのクラスタ接続が、理由 RRRRRRRR により終了されました。

システムアクション: 処理が続行されます。終了の理由によっては、ほかのエラーメッセージが送信される場合があります。

ユーザーの対応: これが予期しない状況である場合は、問題の原因を示している可能性のあるエラーメッセージがないか確認してください。

SLS8045I

PPPPPPPP/NNNN: SQL error: EEEEEEEE Return Code: RRRR

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) で、CDS へのアクセス中に内部 SQL EEEEEEEE が発生しました。操作からのリターンコードは RRRR でした。

システムアクション: CDS へのアクセスが損なわれ、I/O が失われた可能性があるため、通常はこれに続いてほかのエラーも発生します。エラーの性質によっては、操作を中断する前に数回の再試行が行われる場合があります。

ユーザーの対応: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。2 つのシステムが存在するクラスタ化環境では、プライマリシステムへの通信が失われた場合にエラーが送信される可能性があります。

SLS8046I

CDS unavailable: RRRRRRRR

説明: 理由 RRRRRRRR により CDS が使用できないため、現在の操作を完了できませんでした。

システムアクション: CDS にアクセスしようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: 「dbserv」プロセスから ELS ホストへの接続をチェックし、プロセスが実行されていることを確認します。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。

SLS8047I

DS access error: RRRRRRRR

説明: 理由 RRRRRRRR により CDS のアクセスでエラーが返されたため、現在の操作を完了できませんでした。

システムアクション: CDS にアクセスしようとしている関数は失敗します。

ユーザーの対応: このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。

SLS8048I

PPPPPPPP: Parameter change detected

説明: プロセス PPPPPPPP にメインパラメータファイルの変更が通知されました。

システムアクション: プロセスは、更新されたパラメータファイルを読み取り、処理します。

ユーザーの対応: これは情報提供のみです。

SLS8049I

Restart of process PPPPPPPP detected

説明: プロセス PPPPPPPP で無秩序終了が発生したあと、プロセスが再起動されました。

システムアクション: 処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8050I

Received=RRRR/rrrrrrrr, Sent=SSSS/ssssssss, Duplicate reads=DDDD, Cache reads=CCCC

説明: これは、ELS ホストを介した CDS へのアクセスに関する統計情報を報告します。通常は「dbserv」プロセスがシャットダウンされたときに発行されます。

RRRR/rrrrrrrr 値は、ELS ホストから受信されたメッセージの数、および転送されたバイト数です。

SSSS/ssssssss 値は、ELS ホストに送信されたメッセージの数、および転送されたバイト数です。

DDDD 値は、ELS ホストに対する読み取り要求のうち、同じ要求がすでに実行中であったために抑制されたものの数です。

CCCC 値は、ELS ホストに対する読み取り要求のうち、クライアント側のキャッシュから満たすことができたものの数です。

システムアクション: 処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8051I

Number of CDS I/O operations=IIII, Response time=TTTTTTT

説明: これは、ELS ホストを介した CDS へのアクセスに関する統計情報を報告します。通常は、各プロセスが CDS に対する入出力の実行を停止したときにこれを発行します。IIII 値は、実行された CDS I/O 操作の数です。TTTTTTTT 値は、CDS I/O 要求の平均応答時間です。一部の要求はキャッシュからのサービスであったり、既存の要求と重複していたりするため、これは予期した値より低くなる場合があります。

システムアクション: 処理が続行されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8052I

Configuration connection from NNNN as host SSSSSSSS rejected

説明: ID NNNN および名前 SSSSSSSS を持つシステムが、クラスタの一部を形成するためにこのシステムに接続しようとしました。そのシステムはクラスタの一部であるとみなされないため、これは拒否されました。

システムアクション: このシステムでは処理が続行されます。接続しようとしているシステムでは、障害状態になり、起動を拒否します。これは、CDS でのスプリットブレインシナリオを回避するためです。

ユーザーの対応: 2 つのシステムの履歴を調査します。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。

この状況から回復を試みる場合は、状態および履歴の全容を把握することが重要です。そうしないと、間違った決定を行いやすく、CDS の内容を破壊することになります。

SLS8053I

Allowing MySQL to start: RRRRRRRR

説明: クラスタ制御プロセスは、SQL ベース CDS へのアクセスを許可してもよいとみなしました。決定の理由は RRRRRRRR と示されています。

システムアクション: 処理は続行され、内部 SQL データベースが起動されます。

ユーザーの対応: なし。

SLS8054I

Configuration shutdown - Possible split-brain condition

説明: クラスタ制御プロセスは、起動を続行するとスプリットブレイン状態になるような条件を検出しました。

システムアクション: クラスタ化プロセスはシャットダウンされ、それによってほかの従属プロセスもすべてシャットダウンされます。内部 SQL CDS へのアクセスは無効になります。

ユーザーの対応: システムの履歴を調査します。このシステムおよびほかのすべてのシステムで、このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。

この状況から回復を試みる場合は、状態および履歴の全容を把握することが重要です。そうしないと、間違った決定を行いやすく、CDS の内容を破壊することになります。

SLS8055I

Cluster connection to NNNN down.In single server mode

説明: クラスタ制御プロセスからホスト (ID NNNN) への接続を確立できないか、接続で障害が発生しました。

システムアクション: 処理が続行されます。これは、CDS が 1 つのコピーのみアクティブな状態で実行されており、以降の障害は致命的になる可能性があることを意味します。

接続が失われた理由によっては、一時的なエラーが報告される場合があります。

ユーザーの対応: システムの履歴を調査します。このシステムおよびほかのすべてのシステムで、このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。

SLS8056I

Database state compromised - Check service levels

説明: 内部 SQL データベースの状態のチェックで、必要な部分のすべてが機能しているわけではないことが示されました。

システムアクション: 処理が続行されます。これは、CDS が 1 つのコピーのみアクティブな状態で実行されており、以降の障害は致命的になる可能性があることを意味します。

ユーザーの対応: システムの履歴を調査します。このシステムおよびほかのすべてのシステムで、このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。

クラスタの各メンバー上でサービスレベルが正しいことを確認し、必要に応じて調整します。

SLS8057I

Process PPPPPPPP/NNNN running

説明: プロセス PPPPPPPP (ID NNNN) が実行を開始しました。

システムアクション: なし。

ユーザーの対応: なし。