この章では、VSM コンソールのコマンド、操作、および使用法に影響する次の ELS 関連トピックについて説明します。
このセクションでは、Oracle の StorageTek ストレージ管理コンポーネント (SMC) を、VSM コンソールに接続された MVS クライアントとして使用する方法について説明します。
VSM コンソールサーバー上の oVTCS には次のものが必要です。
VTSS として VSM 6 または VSM 7
SMC 7.3 以上 (XAPI サポートに対応)。VSM コンソールに対する MVS クライアントとして機能します。
VSM コンソールサーバー上の ACSLS 8.4 (VTV のみを処理する VSM コンソール構成の場合、または、マルチボリュームカートリッジ (MVC) のサポートのために ACSLS が VLE で置き換えられている場合は、必要ありません)
図6-1は、MVS クライアント/VSM コンソールサーバーのデータフローを示しています。この例では、SL ライブラリ内のネイティブテープと VSM 6 内の VTV を両方ともサポートするために、VSM コンソールには ACSLS と oVTCS LDOM の両方が構成されています。
図6-1では次のことが示されています。
次のパスには、TCP/IP 経由の XAPI プロトコルが使用されます。
SMC から VSM コンソール上の ACSLS への制御パス (パス 1)。
MVS 上の SMC から VSM コンソール上の oVTCS への制御パス (パス 2)。
oVTCS から XAPI サポート対応 ACSLS への制御パス (パス 3)。
VSM コンソール上の ACSLS から SL ライブラリへの制御パス (パス 4) には、TCP/IP 経由の HLI プロトコルが使用されます。
VSM コンソール上の oVTCS ソフトウェアから VTSS への制御パス (パス 5) には、TCP/IP 経由の ECAM-T プロトコルが使用されます。
次のパスには FICON が使用されます。
MVS から SL ライブラリ内の実テープドライブへのデータパス (パス 6)。
MVS から VTSS 内の VTD へのデータパス (パス 7)。
VTSS 上の VTD から SL ライブラリ内の RTD へのデータパス (パス 8)。
図6-1に示すように、SMC クライアントから VSM コンソールソフトウェアへの制御パスは、次のように動作します。
MVS ジョブが MVS のテープ割り振りおよびマウントまたはマウント解除サービスにテープ要求を送信します。
SMC クライアントが MVS テープサービスからそのテープ要求を受け取ります。
SMC クライアントは、TCP/IP 経由の XAPI プロトコルを使用して、次のものを送信します。
VSM コンソールサーバーの oVTCS への仮想テープ要求。
VSM コンソールサーバー上の XAPI 対応 ACSLS への実テープ要求。
注記:
SL ライブラリ内のすべてのテープドライブが oVTCS RTD で、SL ライブラリ内のすべてのテープカートリッジが oVTCS MVC である場合、SMC クライアントは SL ライブラリにアクセスする必要がありません。このシナリオでは、SMC クライアントから XAPI サポート対応 ACSLS への制御パス (パス 1)、および MVS から SL ライブラリ内のテープドライブへのデータパス (パス 6) は削除されます。SMC から VSM コンソールサーバー上の ACSLS への接続を参照してください。
oVTCS が VTV のみで構成されている場合、oVTCS RTD と oVTCS MVC はありません。このシナリオでは、SL ライブラリは存在せず、XAPI サポート対応 ACSLS は必要ありません。
すべての oVTCS MVC が VLE 上にある場合、XAPI サポート対応 ACSLS は必要ありません。
MVS 上に HSC および VTCS もある場合、VSM コンソール上の oVTCS からのクロステープレプリケーションのターゲットとして構成されている別の VTSS に接続されているときは、追加のデータパスおよび制御パスが必要になります。
次のセクションでは、SMC クライアントが VSM コンソールサーバー上の oVTCS および ACSLS アプリケーションに接続できるようにする方法について説明します。これは使用している構成によって異なります。概要を参照してください。
SMC クライアントから VSM コンソール上の oVTCS への XAPI 制御パスを構成するには、次のステップを実行する必要があります。これは図6-1のパス 2 です。
SMC クライアントの SMCCMDS または SMCPARMS データセットに SMC TAPEPlex
および SERVer
コマンドを含めて、VSM コンソールサーバー上の oVTCS を TapePlex として定義し、SMC クライアントと VSM コンソールサーバー上の oVTCS LDOM の間の TCP/IP 制御パスを定義します。
例:
TAPEPLEX NAME(VTSP31) ENABLE
SERVER NAME(VTSP31S) ENABLE TAPEPLEX(VTSP31) +
HOST (VTSP31.yourhost.com) PORT(7070)
この例には次のものが含まれています。
VSM コンソールサーバー上の oVTCS TapePlex VTSP31
を定義する SMC TAPEPlex
コマンド。
VSM コンソールへの TCP/IP 制御パスを定義する SMC SERVer
コマンド。ここでは:
TapePlex 名 (VTSP3
) は、TAPEPlex
文に指定された名前と一致します。
VSM コンソールのサーバー名は VTSP3S
です。
VSM コンソールのホスト名アドレスは VTSP31.
yourhost
.com
です。HOST
パラメータの代わりに IPADDRESS
パラメータを指定することもできます。
サーバーの PORT
パラメータの値は 7070
です。この値は、VSM コンソール上の oVTCS に構成されているリスナーポートと一致する必要があります (oVTCS リスナーポートのデフォルト値は 7070
)。
SMCCMDS および SMCPARMS データセットについては、ELS ドキュメント『SMC の構成および管理』を参照してください。SMC TAPEPlex
および SERVer
コマンドについては、『ELS コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス』を参照してください。
MVC および仮想ボリュームを構成します。
MVC および仮想ボリュームとプールを定義するための oVTCS パラメータファイルを作成し、VSM 6 または VSM 7 および SL ライブラリ上のテープドライブにデータをルーティングするための管理クラスおよびストレージクラスを作成します。SMCUUUI
ユーティリティーを使用して、このパラメータファイルをロードする oVTCS MGMTDEF
コマンドを指定します。oVTCS ポリシーパラメータファイルのロード (メインフレーム構成の場合)を参照してください。
ここでは、SMC クライアントから VSM コンソール上の XAPI サポート対応 ACSLS への XAPI 制御パスを構成する方法について説明します。これは図6-1のパス 1 です。
SL ライブラリの構成によっては、この手順は必要でない場合があります。
SL ライブラリに RTD 以外のテープドライブおよび MVC 以外のテープカートリッジがあり、これらに MVS からアクセスできる場合は、次の説明に従って、SMC から ACSLS への XAPI 制御パスを構成する必要があります。
SL ライブラリ内のすべてのテープドライブが RTD で、SL ライブラリ内のすべてのテープカートリッジが MVC である場合、SMC クライアントは SL ライブラリにアクセスする必要がありません。このシナリオでは、SMC クライアントから VSM コンソール上の ACSLS への XAPI 制御パスを構成する必要はありません。
SMC を ACSLS に接続するには:
SMC クライアントの SMCCMDS または SMCPARMS データセットに SMC TAPEPlex
および SERVer
コマンドを含めて、VSM コンソールサーバー上の ACSLS を TapePlex として定義し、SMC クライアントと VSM コンソールサーバー上の ACSLS LDOM の間の TCP/IP 制御パスを定義します。
例:
TAPEPLEX NAME(ACSLSLIB) ENABLE SERVER NAME(ACSLSSRV) ENABLE TAPEPLEX(ACSLSLIB) + HOST (myhost.hostname.com) PORT(50020)
この例には次のものが含まれています。
VSM コンソールサーバー上の ACSLS TapePlex ACSLIB
を定義する SMC TAPEPlex
コマンド。
VSM コンソールへの TCP/IP 制御パスを定義する SMC SERVer
コマンド。ここでは:
TapePlex 名 (ACSLSLIB
) は、TAPEPlex
文に指定された名前と一致します。
VSM コンソールのサーバー名は ACSLSSRV
です。
VSM コンソールのホスト名アドレスは myhost.hostname
.com
です。HOST
パラメータの代わりに IPADDRESS
パラメータを指定することもできます。
サーバーの PORT
パラメータの値は 50020
です。この値は、VSM コンソール上の ACSLS に構成されているリスナーポートと一致する必要があります (ACSLS リスナーポートのデフォルト値は 50020
)。
SMCCMDS および SMCPARMS データセットについては、ELS ドキュメント『SMC の構成および管理』を参照してください。SMC TAPEPlex
および SERVer
コマンドについては、『ELS コマンド、制御文、およびユーティリティーリファレンス』を参照してください。
oVTCS CDS データベースサーバーコンポーネントプロキシを使用すると、VSM コンソールサーバー上で実行されているクライアント oVTCS はローカル z/OS VTCS として機能でき、z/OS 上にある CDS データベースにアクセスできます。
oVTCS クライアントがブロードキャストメッセージの送受信やロック保持などを行うには、CDS 内に独自の「ホストスロット」を持つ必要があります。この要件により、oVTCS CDS データベースサーバーの実行に次の制限が課されます。
VTCS が実行されているか、または VTCS が実行される可能性のある z/OS ホスト上では、oVTCS CDS データベースサーバーを実行できません。EXEC 文に NOVTCS 起動パラメータを指定した上で HSC サブシステムを起動する必要があります。
oVTCS CDS データベースサーバーは単一の oVTCS クライアントとのみ通信できます。クライアントとサーバーの間には 1 対 1 の関係があります。たとえば、2 つの oVTCS アプライアンスがある場合は、それぞれ独自の HSC ホストが必要になります。結果として、図6-2に示すように 2 つの HSC インスタンスが存在し、それぞれ独自の oVTCS CDS データベースサーバーを実行します。
図6-2の「サーバーのホスト ID」ボックスは、DBSERVer
コマンドが発行されるサーバーを表します (DBSERVer コマンドを参照)。oVTCS クライアント CDS のプロキシホスト ID を提供しているホストでもあります。したがって、oVTCS1 はホスト ID MVSA、oVTCS2 はホスト ID MVSB です。MVSA と MVSB は、同じ CDS を共有することはできますが、別々のホスト ID を持っている必要があります。
oVTCS CDS データベースサーバーには、HSC データベースサービスがアクティブになっていることが必要です。したがって、HSC が基本サービスレベルに達する前に oVTCS CDS データベースサーバーを起動することはできません。
DBSERVer START
コマンドを HSC 起動パラメータファイルに含めるか、または HSC オペレータコマンドとして発行できます。このコマンドは UUI/XAPI に対応していません。
oVTCS CDS データベースサーバーには、ソケットリスナーに独自の TCP/IP ポートが割り当てられていることが必要です。ポート番号は DBSERVer START
コマンドで指定されます。oVTCS CDS データベースサーバーと同じホスト上で SMC HTTP サーバーを実行している場合は、別々のポート番号を指定する必要があります。
Oracle StorageTek ソフトウェアサポートから依頼された場合は、GTF および TRace VTcs コマンドを使用して、z/OS 上の oVTCS CDS データベースサーバーのトレースを有効にしてください。
インタフェース:
コンソールまたはユーティリティーのみ
UUI サポート: いいえ
サブシステムの要件:
アクティブな HSC が必要です。VTCS がアクティブであってはいけません。
DBSERVer
コマンドは、oVTCS CDS データベースサーバーを起動または停止します。oVTCS CDS データベースサーバーは、oVTCS クライアントからの CDS データベース I/O 要求を処理します。
注記:
oVTCS CDS データベースサーバーは、実行中の VTCS コンポーネントがない HSC サブシステム内でのみ起動できます。オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーの設定とステータスを一覧表示します。
オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーを強制的にリセットします。これにより、受け入れられていたソケットが閉じられ、保留中の作業はすべてクリアされ、再度 oVTCS クライアントの再接続を待機します。
オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーを起動します。
オプションで、ソケットリスナーポート nnnn
を指定します。PORT(
nnnn
)
を指定しない場合、デフォルトは 8081 です。
オプションで、非同期 CDS 読み取り用のタスクの最大数を指定します。許容可能な値は 1-10 です。TASKS
(
nn
)
を指定しない場合、デフォルトは 4 です。
オプションで、予約タイムアウト nnnn
を秒単位で指定します。許容可能な値は 1-3600 です。RTIMEOUT(
nnnn
)
を指定しない場合、デフォルトは 180 です。
オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーを停止します。
オプションで、oVTCS CDS データベースサーバーが正常に終了されていない場合でも強制的に終了します。
Cannot start the oVTCS CDS server;
CCCCCCCC
説明: DBSERVER コマンドで START オプションが指定されましたが、記述されている理由により、oVTCS CDS データベースサーバーを起動できませんでした。
システムアクション: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応: 条件を訂正し、DBSERVER コマンドを再送信します。
oVTCS CDS database server started on PORT=
NNNN
説明: DBSERVER コマンドで START オプションが指定され、指定のポート番号でリスニングが正常に開始されました。
システムアクション: なし。
ユーザーの対応: なし。
Timeout waiting for oVTCS CDS database server startup
説明: DBSERVER コマンドで START オプションが指定されましたが、割り当てられたタイムアウト期間内に oVTCS CDS データベースサーバーが正常に起動しませんでした。
システムアクション: なし。
ユーザーの対応: コンソールのメッセージを調べて、起動失敗の理由を確認してください。
Cannot {LIST|RESET|STOP} the oVTCS CDS server; not currently active
説明: DBSERVER コマンドで LIST または STOP オプションが指定されましたが、oVTCS CDS データベースは現在アクティブになっていません。
システムアクション: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応: なし。
Timeout waiting for oVTCS server
CCCCCCCC
termination
説明: DBSERVER コマンドで STOP オプションが指定されましたが、示されている oVTCS CDS データベースサーバーコンポーネントは、割り当てられたタイムアウト期間内に正常に終了しました。
システムアクション: なし。
ユーザーの対応: コンソールのメッセージを調べて、終了失敗の理由を確認してください。問題が続く場合は、DBSERVER STOP FORCE オプションを使用します。
oVTCS CDS database server termination complete
説明: DBSERVER コマンドで STOP オプションが指定され、正常に終了されました。
システムアクション: なし。
ユーザーの対応: なし。
oVTCS server TCP/IP error; func=
CCCCCCCC
, errno=
NN
{TERMINATING|RESETTING|RETRYING|CONTINUING}
説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、TCP/IP の処理中にエラーが発生しました。
システムアクション: 指定されたアクションに応じて、oVTCS CDS データベースサーバーは終了するか、自身をリセットするか、操作を再試行するか、または単にエラーを無視して続行します。
ユーザーの対応: 問題が続く場合は、MVS システムログを調べて TCP/IP スタックの問題を確認してください。
oVTCS server transaction error;
CCCCCCCC
説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、oVTCS トランザクションまたは応答の処理中にエラーが発生しました。
システムアクション: oVTCS クライアントとの通信がリセットされます。
ユーザーの対応: 問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
oVTCS protocol failure:
CCCCCCCC
説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、oVTCS クライアントとの通信中または oVTCS 要求の処理中に重大なエラーが検出されました。この予期しないエラーまたはプロトコル違反によって oVTCS サーバーの整合性が影響を受けました。
システムアクション: oVTCS クライアントとの通信がリセットされます。
ユーザーの対応: 問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
oVTCS client has held the CDS reserve for
NNN
seconds
説明: oVTCS CDS データベースサーバーで、oVTCS クライアントによって長いデータベース予約が開始されたことが検出されました。これは異常であり、想定される CDS 予約期間を超えています。
システムアクション: CDS の予約が解放され、oVTCS クライアントとの通信がリセットされます。
ユーザーの対応: ログファイルを調べて、oVTCS クライアントと HSC を確認してください。問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
oVTCS CDS server cannot continue;
CCCCCCCC
説明: oVTCS CDS データベースサーバーで重大なエラーが発生したため、続行できません。
システムアクション: oVTCS CDS データベースサーバーが終了します。
ユーザーの対応: DBSERVER START コマンドを適切なパラメータで発行して oVTCS CDS データベースサーバーを再起動し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
oVTCS CDS server reset complete; awaiting new connection
説明: 予期しないイベントまたはオペレータの DBSERVER RESET コマンドへの応答として、oVTCS CDS データベースサーバーが停止してから再起動しました。
システムアクション: 既存の oVTCS クライアント接続が閉じられ、接続プロセスが再起動されます。oVTCS サーバーは oVTCS クライアントの再接続を受け入れる準備ができています。
ユーザーの対応: MVS または HSC のログを調べて、リセットイベントの根本原因を確認してください。
oVTCS client connection accepted from
CCCCCCCC
説明: oVTCS CDS データベースサーバーは、IP アドレス CCCCCCCC から新しいソケット接続を受け入れました。
システムアクション: oVTCS CDS データベースサーバーは、指定のクライアントからの要求を処理する準備ができています。
ユーザーの対応: なし。
oVTCS Server status:
oVTCS Server started:
DD
/MM HH
:MM
:SS
Socket listener port:
NNNNN
CDS reserve time in seconds:
NNNN
CDS asynchronous read tasks:
NN
Data trace length in bytes:
NNNNN
Number of input messages:
NNN
,NNN
,NNN
Number of output messages:
NNN
,NNN
,NNN
Number of input bytes
NNN
,NNN
,NNN
{K
|M
}
Number of output bytes:
NNN
,NNN
,NNN
{K
|M
}
Number of process resets:
NNN
,NNN
,NNN
Client connected
MM
/DD
HH
:MM
:SS
from
NN
.NN
.NN
.NN
説明: DBSERVER コマンドで LIST オプションが指定されました。
システムアクション: oVTCS CDS データベースサーバーの設定とステータスが表示されます。
ユーザーの対応: なし。
SMC VMSG コマンドは、SMC oVTCS メッセージプロセッサを起動または停止します。
インタフェース:
コンソール、ユーティリティー、SMCCMDS データセット、SMCPARMS データセット
UUI サポート: はい (XML/CSV 出力なし)
サブシステムの要件:
アクティブな SMC が必要。
SMC VMSG
コマンドは、Virtual Storage Manager コンソール (VSMc) のメッセージプロセッサクライアントを起動および停止するために使用されます。VMSG メッセージプロセッサクライアントは、リモート VSM コンソールサーバーによって発行されたメッセージの受信と返信をローカル SMC サブシステムで行えるようにします。
オプションで、VMSG
タスクステータス情報を表示します。
オプションで、指定したサーバーの VMSG プロセッサだけを一覧表示します。指定した場合、指定のサーバーは、SMC SERVer
コマンドによって以前に定義されている必要があります。
LIst
は、STArt
、STOp
、または PREfix
キーワードを指定していない場合のデフォルトです。
オプションで、VMSG メッセージプロセッサクライアントを起動します。
VMSG プロセッサのサーバー名を指定します。サーバー名は必須であり、SMC SERVer
コマンドによって以前に定義されている必要があります。
オプションで、VMSG
クライアントが受信するメッセージの 1 つ以上のタイプを含むタイプリストを定義します。
コンマを使用して値を区切りながら type-list で次の 1 つ以上を指定します。
すべてのメッセージを受信します。ALL
を指定する場合は、ほかのメッセージタイプとともに指定することはできません。これがデフォルトです。
強調表示された WTO メッセージを受信します。
強調表示されない WTO メッセージを受信します。
返信が必要なメッセージを受信します。
オプションで、SMC サブシステムログでこの VSM コンソールサーバーからのメッセージを識別するメッセージ接頭辞識別子を指定します。指定しない場合、指定した server
名がメッセージ接頭辞として使用されます。接頭辞は、最大 8 文字の長さに設定でき、次のどの組み合わせでも含められます。
A - Z
0 - 9
@#$,.()+-=<|!;%>?:
オプションで、VMSG メッセージプロセッサクライアントを停止させます。
VMSG
プロセッサのサーバー名を指定します。サーバー名は必須であり、SMC SERVer
コマンドによって以前に定義されている必要があります。
オプションで、SMC サブシステムログでこの VSM コンソールサーバーからのメッセージを識別するメッセージ接頭辞識別子を指定します。指定しない場合、指定したサーバー名がメッセージ接頭辞として使用されます。接頭辞は、最大 8 文字の長さに設定でき、次のどの組み合わせでも含められます。
A - Z
0 - 9
@#$,.()+-=<|!;%>?:
VMSG プロセッサのサーバー名を指定します。サーバー名は必須であり、SMC SERVer
コマンドによって以前に定義されている必要があります。
CCCCCCCC
command parameter
=PPPPPPPP
value
=VVVVVVVV
is
invalid;
RRRRRRRRRR
レベル:
0
説明:
CCCCCCCC コマンドのパラメータ PPPPPPPP に無効な値 VVVVVVVV が指定されました。値はコマンドコンテキストのため無効です。
システムアクション:
なし。
ユーザーの対応
: パラメータ値を訂正して、コマンドを再送信します。
VMSG task for server
SSSSSSSS
[START|STOP|message prefix updated]
レベル:
0
説明:
サーバー SSSSSSSS の VMSG タスクが STARTED、STOPPED であるか、メッセージ接頭辞が更新されました。
システムアクション:
なし。
ユーザーの対応:
なし。
VMSG server
SSSSSSSS
exception reason:
RRR...RRR
レベル
: 4
説明
: サーバー SSSSSSS の VMSG タスクが、要求の処理中に例外を検出しました。
システムアクション
: VMSG 要求が再試行されます。
ユーザーの対応
: エラーの原因を調査します。必要に応じて、サーバーに関連付けられた VMSG タスクを停止して再起動します。
PPPPPPPP
SSS
...SSS
レベル
: 0
説明
: このメッセージは VMSG タスクの応答として受信されます。PPPPPPPP は指定されたメッセージ接頭辞で、メッセージ接頭辞が指定されない場合はサーバー名です。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: 特定のメッセージについては関連する製品を参照してください。
VMSG TASK STATUS:
TAPEPLEX=
CCCCCCCC
SERVER=
CCCCCCCC
Prefix=
PPPPPPPP
Msg types=
MMM...MMM
Status:
SSSSSSSS
Started:
mon dd hh:mm:ss
Last msg:
mon dd hh:mm:ss
WTOs=
NNNNNN
WTORs=
NNNNNN
DOMs=
NNNNNN
レベル
: 0
説明
: SMC VMSG LIst
コマンドが発行されました。SMC0304 の複数行メッセージには、各 VMSG
タスクのステータスが一覧表示されます。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
SMC SMCUSMF
ユーティリティーを使用すると、SMF レコードを VSM コンソールサーバーからオフロードできます。SMF レコードは、次の DCB 属性の z/OS データセットに置かれます。
recfm - VB
lrecl - 27990
blksize - 27994
これらの HSC/VTCS SMF レコードの詳細は、ELS ドキュメント『ELS プログラミングリファレンス』を参照してください。
JCL 例では、次の SMCUSMF
ユーティリティーパラメータを pgmparms
に指定できます。
オプションで、STDOUT
レポートの見出しとページ区切りキャリッジ制御が生成されるよう指定します。
オプションで、STDOUT
レポートのページ区切り行数設定を指定します。
1 ページ当たりの行数。有効な値は 10-99 です。
SMF レコードのオフロード元の VSM コンソールサーバーの名前を指定します。指定したサーバーは、VSM コンソール TapePlex のアクティブサーバーである必要があります。SERVer
は必須パラメータです。
サーバー名。
begin-date
:begin-time
)SMF レコード作成の期間の開始を指定します。これはサーバーの日付と時間です。
開始日。書式は yyyymmdd
です。
開始日です。
開始日として今日を指定します。
開始日として昨日を指定します。
開始時間 (24 時間制の値で、書式は hhmmss
です。開始時間の許容範囲は、000000 から 235959 です。デフォルト値は 000000 です。
オプションで、SMF レコード作成の期間の終わりを指定します。これはサーバーの日付と時間です。
終了日。書式は yyyymmdd
です。
終了日です。
終了日として今日を指定します。
終了日として昨日を指定します。
終了時間 (24 時間制の値で、書式は hhmmss
です。終了時間パラメータの許容範囲は、000000 から 235959 です。デフォルト値は 235959 です。
オプションで、出力レコードに SMF レコードタイプを指定します。
SMF レコードタイプ。有効な値は 128 から 255 です。デフォルトは 255 です。
次の DD 文が必要になります。
SMCUSMF
ユーティリティーは、STDOUT
データセットで最終完了コードとエラーメッセージを報告します。
SMCUSMF
ユーティリティーは、SMF レコードを SMCSMF
データセットに置きます。これは可変ブロックファイルです。DCB 属性は次のようにする必要があります。
DCB=(RECFM=VB,LRECL=27990,BLKSIZE=27994)
VSM コンソールの TapePlex が、2 台のサーバーで定義されており、各サーバーが、SMCUSMF の最後の実行以降、その TapePlex のアクティブサーバーとして機能してきた場合、次の手順を実行して、両方のサーバーからすべての SMF レコードを収集する必要があります。
SERVER1 がアクティブで SERVER2 が非アクティブの場合:
SERVER(SERVER1)
とともに SMCUSMF
を実行します。
SERVER1 を無効にします。
SERVER NAME(SERVER1) DISABLE
このコマンドは SERVER2 をアクティブにします。
SERVER(SERVER2)
とともに SMCUSMF
を実行します。
SERVER1 を再度有効にします。
SERVER NAME(SERVER1) ENABLE
SERVER2 はアクティブのままですが、SERVER2 がアクセス不可になった場合は、SERVER1 がアクティブサーバーになる対象となります。SERVER1 を (必要に応じて) もう一度アクティブサーバーにするには、SERVER2 を無効にしてから、SERVER1 が TapePlex のアクティブサーバーになったあとで有効にします。
ここでは、SMC によって発行されるメッセージについて説明します。これらのメッセージは、「SMC」接頭辞で識別されます。
Copyright (c)
YYYY, YYYY
, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが起動されました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Communication server initialization starting
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの起動が開始しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Communication server initialization complete
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの起動が完了しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Communication server release=
N.N.N
active on host=
HHHHHHHH
, port=
NNNN
, TapePlex=
PPPPPPPP
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーのステータスメッセージには、リリース、ホスト名、リスニングポート番号、および TapePlex 名が一覧表示されます。ステータスメッセージは、起動時と、毎日午前 0 時以降に 1 回表示されます。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Error allocating shared memory segment, key=
XXXXXXXX
, errno=
NN
(CCCC...CCCC)
; { server terminating | RESET specified, continuing | EXCL not
specified, continuing}
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、起動中に必要な共有メモリーセグメントを定義しようとして、示されているエラーが発生しました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーの起動オプションに応じて、排他または共有の共有メモリーセグメントが必要になります。排他オプション (EXCL) が指定された場合は、サーバーが終了します。それ以外の場合、XAPI 通信サーバーは、示されている共有メモリーセグメントを共有 (つまりリセット) することによって起動を続行します。
ユーザーの対応
: EXCL が指定された場合、すでに 1 つの XAPI 通信サーバーがアクティブになっていると、重複して起動することはできません。XAPI 通信がまだ開始されていないことが確実である場合は、RESET 起動オプションを指定できます。または、UNIX 機能を使用して、既存の IPC 共有メモリーセグメントを削除できます。
Error attaching shared memory segment, id=
XXXXXXXX
, errno=
NN
(CCCC...CCCC)
;
SSSSSSSS
terminating
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーのタスクで、XAPI 通信の実行中に必要な共有メモリーセグメントを接続しようとして、示されているエラーが発生しました。
システムアクション
: 示されている XAPI 通信サーバーサービス SSSSSSSS が終了します。
ユーザーの対応
: UNIX サービスを使用して、IPC 共有メモリーセグメントのステータスを判別します。共有メモリーセグメントが誤って削除されている場合は、XAPI 通信サーバーの再起動が必要になります。
Error initializing
CCCCCCCC
semaphore, errno=
NN
(CCCC...CCCC)
; server
terminating
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、起動中に必要なセマフォーを初期化しようとして、示されているエラーが発生しました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーの起動が終了されます。
ユーザーの対応
: 示されている errno
と理由を使用して、セマフォーを初期化できなかった原因を特定します。
Error in
EEEEEEEE
variable; using { default | truncated } value=
VVVV...VVVV
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、示されている環境変数 EEEEEEEE を取得しようとして、エラーが発生しました。
システムアクション
: 示されている環境変数 EEEEEEEE に、デフォルト値または切り詰められた値 VVVV...VVVV が使用されます。
ユーザーの対応
: UNIX サービスを使用して、示されている環境変数 EEEEEEEE の値を判別します。
Error writing WTO mque id=
QQQQ...QQQQ
errno=
NN (CCCC....CCCC)
trying printf
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、VSMc WTO メッセージサービスによる出力用のメッセージをキューに入れようとして、示されているエラーが発生しました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーはメッセージを代わりに stdout
に書き込みます。
ユーザーの対応
: UNIX サービスを使用して、示されている IPC メッセージキュー QQQQ...QQQQ のステータスを判別します。
Error msgsnd diag message queue=
QQQQ...QQQQ
errno=
NN (CCCC...CCCC)
; { log service | trace service} disabled trying printf
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、XAPI 通信サーバーのログおよびトレースサービスへの出力用の診断ログまたはトレースレコードをキューに入れようとして、示されているエラーが発生しました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーのログサービスまたはトレースサービスが無効になります。
ユーザーの対応
: UNIX サービスを使用して、示されている IPC メッセージキュー QQQQ...QQQQ のステータスを判別します。
Error { creating | opening | reading | writing | retrying } file=
FFFF...FFFF
errno=
NN (CCCC...CCCC)
;
SSSSSSSS
terminating
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、ファイル FFFF...FFFF の処理中に、示されているエラーが発生しました。
システムアクション
: 示されている XAPI 通信サーバーサービス SSSSSSSS が終了されます。
ユーザーの対応
: 示されている errno
と理由を使用して、ファイル操作が失敗した原因を特定します。
{ log | trace } file at
NNNNN
bytes
レベル: 8
説明
: XAPI 通信サーバーで、示されているバイト数がログまたはトレースファイルに書き込まれました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Unknown message type=
NNNN
on diag message queue=
QQQQ...QQQQ
; message ignored
レベル: 04
説明
: XAPI 通信サーバーの診断サービスで、不明なメッセージタイプ NNNN がキュー QQQQ...QQQQ に見つかりました。
システムアクション
: この不明なメッセージは無視されます。
ユーザーの対応
: 問題が続く場合は、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
Communication server termination starting
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの終了が開始しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Communication server terminating { work | service } process
PPPPPPPP=NNNNN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの終了中に、示されているプロセス PPPPPPPP (pid=NNNNN) が要求どおりに終了しませんでした。
システムアクション
: 示されているプロセスが強制終了され、終了処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Communication server termination complete
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが終了プロセスを完了しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
ftok errno=
NN (CCCC...CCCC}
for { WTO message queue | diagnostic message queue | HTTPCVT } from path=
FFFF...FFFF
; server terminating
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、示されている ftok
エラーがファイルパス FFFF...FFFF に対して発生しました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーの起動が終了されます。
ユーザーの対応
: 示されている errno
と理由を使用して、ftok
操作が失敗した原因を特定します。
Internal error; file=
SSSS...SSSS[NNNN]
, function=
FFFFFFFF, RRRR...RRRR
{errno=
NN (CCCC...CCCC)
}
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで、ソースファイル SSSS...SSSS の行 NNNN、関数 FFFFFFFF 内で内部エラー発生しました。理由 RRRR...RRRR および可能性のある errno
も表示されます。
システムアクション
: 現在の操作は終了されます。
ユーザーの対応
: StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
Error starting work process smcvcvt; no free HTTPREQ
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーは、新しいトランザクション要求を受信しましたが、タスク限界に達していたため要求を処理できませんでした。
システムアクション
: 新しいトランザクション要求は拒否されます。
ユーザーの対応
: 複数の XAPI 通信サーバー間で作業負荷を分散させます。
Abnormal termination; process=
NNNNN
, signal=
NN (CCCC...CCCC)
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバープロセス nnnn が予期しないシグナル NN で終了されました。
システムアクション
: 現在の要求は終了されます。
ユーザーの対応
: SMC9020 および SMC9021 メッセージに示されている診断情報を収集し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
NNN
stack trace entries returned for process=
NNNNN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバープロセス NNNNN が終了されました。
システムアクション
: プロセス NNNNN には NNN 個のバックトレースエントリがあり、それらが一覧表示されます。
ユーザーの対応
: SMC9020 および SMC9021 メッセージに示されている診断情報を収集し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
Core dump { generated to file:
FFFF...FFFF
|
requested but could not be written |
requested but could not be renamed |
request failed, errno=
NN (CCCC...CCCC)
}
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバープロセスが終了されました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーはコアダンプイメージを要求しました。コアダンプイメージの結果が表示されます。
ユーザーの対応
: SMC9020 および SMC9021 メッセージに示されている診断情報を収集し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
CCCCCCCC
command received
レベル: 8
説明
: XAPI 通信サーバーで、CCCCCCCC オペレータコマンドが受信されました。
システムアクション
: CCCCCCCC コマンドの処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
CCCCCCCC
command RC=
NN
レベル: 8
説明
: XAPI 通信サーバーで、CCCCCCCC オペレータコマンドが処理され、リターンコード NN で完了しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
CCCCCCCC
is an invalid command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに CCCCCCCC オペレータコマンドが入力されましたが、CCCCCCCC は有効なコマンド動詞ではありません。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
CCCCCCCC
command requires a value
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに cccccccc オペレータコマンドが値なしで入力されましたが、CCCCCCCC コマンドには値が必要です。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
VVVVVVVV
is an invalid value for the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに CCCCCCC オペレータコマンドが無効な値 VVVVVVVV で入力されました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
KKKKKKKK
=
VVVVVVVV
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力され、表示されている値のリストが結果として返されました。キーワードまたは KKKKKKKK の値は VVVVVVVV です。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Startup parameter
PPPPPPPP
successfully processed
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの実行可能ファイルがコマンド行オプション PPPPPPPP で開始され、起動時に正常に処理されました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Startup parameter
PPPPPPPP
{ is invalid | requires a value | contains an invalid value}
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの実行可能ファイルがコマンド行オプション PPPPPPPP で開始されましたが、示されている理由により起動時に正常に処理されませんでした。
システムアクション
: コマンド行オプション PPPPPPPP は拒否されますが、起動は続行されます。
ユーザーの対応
: コマンド行オプションを訂正します。
Startup parameter
PPPPPPPP
is mutually exclusive with
XXXXXXXX
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの実行可能ファイルがコマンド行オプション PPPPPPPP および XXXXXXXX で開始されましたが、PPPPPPPP と XXXXXXXX は同時に指定できません。
システムアクション
: コマンド行オプション PPPPPPPP は受け入れられ、コマンド行オプション XXXXXXXX は拒否されますが、起動は続行されます。
ユーザーの対応
: コマンド行オプションを訂正します。
Line parse error={ mismatched or invalid quotes detected |
mismatched or invalid parenthesis detected |
maximum token number exceeded | parameter truncated }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力されましたが、示されている解析エラーのため、コマンド行を処理できませんでした。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
XAPI PORT=
NNNNN
IPADDRESS=
NNN.NNN.NNN.NNN
HOST=
HHHH...HHHH
MAXCLIENTS=
NNN
XSECURITY=
{ ON | OFF }
Total: I/Os=
NNNNNN
bytes=
NNNNNN
accepts=
NNNNNN
intervals=
NNNNNN
T
otal: processed input reqs=
NNNNNN
rejects=
NNNNNN
Last: I/Os=
NNNNNN
bytes=
NNNNNN
accepts=
NNNNNN
High: I/Os=
NNNNNN
bytes=
NNNNNN
accepts=
NNNNNN
tasks=
NNNNNN
Avg: I/Os=
NNNNNN
bytes=
NNNNNN
accepts=
NNNNNN
Total: errs=
NNNNNN
retries=
NNNNNN
Total: maxclient errs=
NNNNNN
other errs=
NNNNNN
xsec errs=
NNNNNN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST I/O コマンドが受信されました。現在の XAPI 設定が I/O およびエラー統計とともに表示されます。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Current tasks:
Name Pid Tid Count Last Time Status
smcvmai
NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvwts
NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvdts
NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvops
NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvmon
NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvlis
NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
smcvwrk
-NNNN NNNNN XXXXXXXX NNNNNN MM/DD HH:MM:SS SSSS...SSSS
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST TASKS コマンドが受信されました。現在の XAPI 通信サーバーのシステムタスクおよび作業タスクが、それぞれの実行カウントおよびステータスとともに表示されます。作業負荷およびプロセスの hi-water
によっては、複数の smcvwrk
-NNNN 作業タスクが表示される場合があります。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
process reuse required for cmd server; retrying
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力されましたが、要求を処理するために使用できる空きタスクがありません。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーは、要求を処理するために使用できる再利用可能なタスクを探します。
ユーザーの対応
: なし。
task recovery failed for cmd server; now in single user mode
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーにオペレータコマンドが入力されましたが、要求を処理するために使用できる空きタスクも再利用可能タスクもありません。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーのオペレータコマンドサービスは、単一タスクモードで要求を処理します。
ユーザーの対応
: なし。
{ Thread
XXXXXXXX
| Process
NNNNN
} active at termination
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの終了中に、最初の XAPI 通信サーバー終了シグナルのあとの終了時に、示されているスレッドまたはプロセスがアクティブでした。
システムアクション
: 示されているプロセスが強制終了され、終了処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Server status:
Server name=
CCCC
release=
N.N.N
version=
CCCC
started on
MM/DD
...
TapePlex=
CCCCCCCC
type={ ACSLS | oVTCS }
RLIMITM=
NNN
RLIMITS=
NNN
RLIMITW=
NNN
Task mode=
MMMM (CCCC...CCCC)
signal handling={ VTCS | SMCV }
Work task={ PERMWORK | TERMWORK }
(CCCC...CCCC)
System name=
SSSS
release=
NN
machine=
MMMM
({ little | big } endian)
System version=
CCCC...CCCC
rlimit_stack=
NNN
rlimit_data=
NNN
rlimit_as=
NNN
rlimit_nproc=
NNN
...more rlimit values
SSCVT shared segment key=
XXXXXXXX
id=
NNNNNN
size=
NNNN
CVT shared segment key=
XXXXXXXX
id=
NNNNNN
size=
NNNN
WTO
message queue key=
XXXXXXXX
id=
NNNNNN
DIAG message queue key=
XXXXXXXX
id=
NNNNNN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST SERVER
コマンドが受信されました。現在の XAPI 通信サーバーの設定および環境が、その IPC リソースとともに表示されます。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
control block name:
XXXXXXXX
+0000|
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
|
CCCC...CCCC
|
XXXXXXXX
+0010|
XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
|
CCCC...CCCC
|
...
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの XAPI LIST CB
コマンドが受信されました。指定された制御ブロックが 16 進数文字で 16 バイトずつ一覧表示されます。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
malloc() failure, bytes=
NNNN
, request=
CCCC...CCCC
;
{ transaction lost | csv output lost | XML parse failure |
HTTP metadata lost | work task terminated | request terminated }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーは、要求または制御ブロック CCCC...CCCC に NNNN バイトの malloc
を試行しましたが、ストレージが使用できませんでした。
システムアクション
: トランザクションまたは要求は終了されます。
ユーザーの対応
: 適切な Unix コマンドを使用してメモリー使用状況を確認し、StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
ACSLS cp_proc_int failure=
NNNN
; work task terminated
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーは、プロセス開始中に ACSLS
cl_proc_init
RPC サービスを呼び出そうとしましたが、要求は示されているリターンコードで失敗しました。
システムアクション
: トランザクションまたは要求は終了されます。
ユーザーの対応
: ACSLS がアクティブになっていることを確認します。
Communication error: { TCP/IP
cccc
failure ( reqId=
XXXXXXXX ...
) |
Unsuccessful login from
CCCC...CCCC
port=
NNNNN
|
TCP/IP bind failure; port=
NNNNN
, socket=
NN, CCCC...CCCC
; retrying |
TCP/IP accept failure; port=
NNNNN
, socket=
NN, CCCC...CCCC
|
requests=
NNN
exceeds MAXCLIENTS=
NNN
;
rejected connection from
CCCC...CCCC
|
free HTTPREQ error; rejected connection from
CCCC...CCCC
|
work task start error; rejected connection from
CCCC...CCCC
|
AF_UNIX accept failure; socket=
NN
, file=
CCCC...CCCC
; errno=
NN
|
XML parse failure; reqId=
XXXXXXXX
|
work task start error; retrying |
XAPI work task limit exceeded |
command listener attach failure; start work task error }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで要求が受信されましたが、示されている通信エラーのため、要求は拒否されました。示されているエラーのほとんどは、内部または外部のリソース制約によって発生した一時的なエラーです。ほとんどの場合、クライアントは拒否された要求を再試行します。
システムアクション
: トランザクションまたは要求は拒否されます。
ユーザーの対応
: なし。
Invalid format for the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに CCCCCCCC オペレータコマンドが入力されましたが、コマンドに含まれているトークンの数が多すぎるか少なすぎるため、有効なコマンドではありません。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
IPC error: { socketpair failure=
NN-NN
; errno=
NN (CCCC...CCCC)
|
sem_init failure; errno=
NN (CCCC...CCCC)
, HTTPTASK=
NNNN
|
sem_wait failure; errno=
NN (CCCC...CCCC)
, HTTPTASK=
NNNN
|
sem_timedwait failure; errno=
NN (CCCC...CCCC)
, HTTPTASK=
NNNN
|
sem_post failure; errno=
NN (CCCC...CCCC)
, HTTPTASK=
NNNN
}
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで要求が受信されましたが、示されている IPC エラーのため、要求は拒否されました。
システムアクション
: トランザクションまたは要求は終了されます。
ユーザーの対応
: StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
Invalid HOSTNAME specified; header=
HHHHHHHH
, actual=
AAAAAAAA
レベル: 8
説明
: XAPI 通信サーバーで要求が受信されましたが、XAPI 要求ヘッダー HHHHHHHH で指定されているホスト名が実際の gethostbyaddr()
ホスト名 AAAAAAAA と一致していません。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Request id=
XXXX
pid=
NNNN (CCCC...CCCC)
cancelled;
RC=
NNNN
reason=
NNNN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーで CCCC...CCCC 要求が受信されましたが、要求は VSMc PGMI プロセッサ内で、示されているリターンコードおよび理由コードで終了されました。
システムアクション
: 要求は終了されます。
ユーザーの対応
: VSMc のログを調べて、失敗の原因を特定します。
XAPI server not active
レベル: 0
説明
: ACSLS cmd_proc
実行可能ファイルに XCMD
コマンドが入力されましたが、XAPI サーバーがアクティブでなかったためコマンドは受信されませんでした。
システムアクション
: その要求は拒否されます。
ユーザーの対応
: ACSLS XAPI サーバーを起動します。
Startup file=
CCCC...CCCC
does not exist
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが起動されましたが、起動および初期化コマンドを含む示されたファイルが存在しません。
システムアクション
: XAPI 通信の起動が続行されます。
ユーザーの対応
: 示されたパスに起動ファイルを移動します。
CCCCCCCC
command { not allowed from operator |
not allowed from file | not allowed from XCMD |
not allowed from VSM }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに CCCCCCCC オペレータコマンドが入力されましたが、このコマンドは示されているコマンド起点からは許可されていません。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: 許可されている起点からコマンドを再入力します。
{ XCLIENT | XUDB } record { for IPADDRESS
nnn.nnn.nnn
added |
for IPADDRESS
nnn.nnn.nnn
updated |
(suppressed) updated |
(suppressed) updated in VSMc |
(suppressed) added |
(suppressed) added in VSMc |
(suppressed) exists; updated in VSMc |
(suppressed) add error; RC=
nn
, reason=
cccc...cccc
|
(suppressed) deleted |
(suppressed) deleted from VSMc }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに XCLIENT
または XUDB
オペレータコマンドが入力されました。
システムアクション
: XCLIENT
または XUDB
レコードが、示されているように XAPI 通信サーバーの共有メモリーまたは VSMc のテーブルで更新、追加、または削除されます。XAPI 通信サーバーのログでは、XUDB
ユーザー情報が (suppressed) と表示されます。
ユーザーの対応
: なし。
No { XCLIENT | XUDB } records to list
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに XCLIENT LIST
または XUDB LIST
オペレータコマンドが入力されましたが、表示するべき指定されたタイプのレコードがありません。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
{ no matching | matching } XUDB record
{ found for update | found for delete | already exists }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに XUDB ADD
、UPDATE
、または DELETE
オペレータコマンドが入力されましたが、レコードがすでに存在するか (ADD
の場合)、またはレコードが存在しません (UPDATE
または DELETE
の場合)。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
{ No XUDB(s) defined; user(s) defined in VSMc |
No XCLIENT(s) defined; XAPI server using VSMc definitions |
No XUDB(s) or XCLIENT(s) defined; XAPI server will reject
all requests }
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーに XUDB DELETE
オペレータコマンドが入力され、結果として、定義済みの XAPI セキュリティーユーザー ID はなくなりました。
システムアクション
: VSMc からなど、ほかのアプリケーションセキュリティーが存在しない場合は、着信するすべての要求が拒否される可能性があります。
ユーザーの対応
: XAPI 通信サーバーの XSECURITY
が OFF
であるか、適切なユーザーが VSMc で定義されていることを検証します。
Communication server terminating; invalid startup parameters
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが無効なコマンド行オプションで起動されました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーの起動が終了されます。
ユーザーの対応
: コマンド行オプションを訂正して、再起動します。
Startup file=
CCCC...CCCC
processing starting
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが起動され、起動および初期化コマンドのファイル CCCC...CCCC が処理のために開かれました。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーの起動が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Startup file=
CCCC...CCCC
processing complete; RC=
NN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが起動され、起動および初期化コマンドのファイル CCCC...CCCC が処理されました。示されているリターンコードは、ファイル内で処理されたすべてのコマンドのうちで最大のリターンコードです。
システムアクション
: XAPI 通信サーバーの起動が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Invalid keyword
KKKKKKKK
for the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、無効なキーワード KKKKKKKK を指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Invalid value
VVVVVVVV
for keyword or tag
KKKKKKKK
of the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK を無効な値 VVVVVVVV とともに指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Keyword or tag
KKKKKKKK
of the
CCCCCCCC
command requires a value
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、必須の値なしでキーワード KKKKKKKK を指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Unexpected format for positional parameter in command
CCCCCCCC
レベル: 0
説明
: コマンド CCCCCCCC の位置指定パラメータの書式が正しくありません。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Duplicate keyword or tag
KKKKKKKK
specified for the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK を複数回指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Keyword or tag
KKKKKKKK
of the
CCCCCCCC
command is mutually exclusive with
keyword or tag
XXXXXXXX
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、相互に排他的な 2 つのキーワード (KKKKKKKK と XXXXXXXX) を含む複数のキーワードを指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Keyword or tag
KKKKKKKK
of the
CCCCCCCC
command requires keyword or tag
RRRRRRRR
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK を指定しているが同時に必要なキーワード RRRRRRRR を指定していないコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Keyword or tag
KKKKKKKK
of the
CCCCCCCC
command is required command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、必要なキーワード KKKKKKKK を指定していないコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Invalid range
VVVV...VVVV
for keyword
KKKKKKKK
of the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK に範囲値 VVVV...VVVV を指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。ただし、左側の値が右側の値よりも高いか、または左と右の値の形式が異なっているため、この範囲値は無効です。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Unrecognized XML tag=
TTTTTTTT
for the
CCCCCCCC
command
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが XML 形式の入力要求を検出しましたが、CCCCCCCC コマンドでは有効として認識されないタグ TTTTTTTT が含まれています。このメッセージは、現在のソフトウェアレベルが以前のレベルでは有効であったタグをサポートしていないか、または新しいタグをサポートするようにアップグレードされていない場合に表示されることがあります。
システムアクション
: 個々のパラメータは無視されますが、コマンドの処理は続行されます。
ユーザーの対応
: コマンドが正しく指定されていることを確認します。
Value=
VVVVVVVV
is invalid type for keyword or tag=
KKKKKKKK
in
command=
CCCCCCCC
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、キーワード KKKKKKKK に無効な値のタイプを指定するコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Keyword or tag=
KKKKKKKK
may not have a value in command=
CCCCCCCC
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、値を許可しないキーワードまたは XML タグに値を含んでいるコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Length of value=
VVVV...VVVV
is invalid for keyword or tag=
KKKKKKKK
in command=
CCCCCCCC
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが、長すぎるキーワード値 VVVV...VVVV を含んでいるコマンド CCCCCCCC を検出しました。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Error parsing XML values for XML tag=
TTTTTTTT
in command=
CCCCCCCC
; RC=
NNNN
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーが XML 形式のコマンドを検出しましたが、示されているタグに関連した値または解析エラーが含まれています。解析のリターンコードは、診断のためにメッセージに含まれています。
システムアクション
: そのコマンドは拒否されます。
ユーザーの対応
: コマンドを訂正して、再入力します。
Error:
EEEE...EEEE
;
AAAA...AAAA
レベル: 0
説明
: XAPI 通信サーバーの処理中に、EEEE...EEEE エラーが発生しました。
システムアクション
: EEEE...EEEE エラーの結果として、システムはアクション AAAA...AAAA を実行します。
ユーザーの対応
: StorageTek ソフトウェアサポートに連絡してください。
CCCC...CCCC
レベル: 12
説明
: XAPI 通信サーバーが診断メッセージを発行しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Error:
EEEE...EEEE
;
AAAA...AAAA
レベル: 12
説明
: XAPI 通信サーバーが診断メッセージを発行しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
ここでは、oVTCS によって発行されるメッセージについて説明します。
Unexpected exception thrown:
RRRRRRRRR
説明
: ソフトウェアエラーが検出され、これによって例外が発生しました。理由 RRRRRRRRR
は、発生したエラーの詳細を示します。
システムアクション
: 必要に応じて、プロセスのダンプが取られます。障害のあるタスクまたはスレッドの回復も試みられます。
ユーザーの対応
: 予期しないエラーであるため、回復アクションが成功しない場合もあります。したがって、システムを確認し、障害の発生したプロセスを必要に応じて再起動してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Uncaught exception terminating thread
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) でソフトウェアエラーが検出され、これによって例外が発生しました。このエラーから回復するためのアクティブな回復ルーチンがありません。
システムアクション
: 影響を受けたタスクまたはスレッドが終了されます。通常、追加の回復アクションは実行されません。
ユーザーの対応
: 多くの場合、影響を受けたプロセスを再起動する必要があります。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Abnormal thread termination:
RRRRRRRRR
説明
: ソフトウェアスレッドがプロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) 内で予期せず終了を決定しました。理由 RRRRRRRRR
は、トリガーとなったエラーの詳細を示します。
システムアクション
: 影響を受けたタスクまたはスレッドが終了されます。ダンプが取られることもあります。通常、追加の回復アクションは実行されません。
ユーザーの対応
: 多くの場合、影響を受けたプロセスを再起動する必要があります。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Call to terminate()
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) の実行時環境が続行不可能と決定したことを意味するソフトウェアエラーが発生しました。
システムアクション
: 影響を受けたプロセスが終了されます。ダンプが取られることもあります。状況によっては、障害のあるプロセスが再起動される場合があります。
ユーザーの対応
: 障害のあるプロセスが再起動したことを確認します。そうでない場合は、プロセスの停止と起動を手動で実行してください。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Unexpected exception called
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) でソフトウェアエラーが検出され、これによって例外が発生しました。このエラーから回復するためのアクティブな回復ルーチンがありません。
システムアクション
: 影響を受けたタスクまたはスレッドが終了されます。通常、追加の回復アクションは実行されません。
ユーザーの対応
: 多くの場合、影響を受けたプロセスを再起動する必要があります。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Call to terminate()
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) の実行時環境が続行不可能と決定したことを意味するソフトウェアエラーが発生しました。
システムアクション
: 影響を受けたプロセスが終了されます。ダンプが取られることもあります。状況によっては、障害のあるプロセスが再起動される場合があります。
ユーザーの対応
: 障害のあるプロセスが再起動したことを確認します。そうでない場合は、プロセスの停止と起動を手動で実行してください。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
Cannot create TCP/IP socket:
RRRRRRRRR
説明
: TCP/IP 通信用のソケットの作成が試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。
システムアクション
: ソケットを作成しようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはネットワークまたはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Cannot bind to port
NNNN
: RRRRRRRRR
説明
: TCP/IP 通信用のポート NNNN
へのバインドが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。この理由が「address already in use」である場合は、おそらく、交換が開始される前にサーバーコンポーネントの終了が完了しなかったことを意味します。
システムアクション
: ポートにバインドしようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはネットワークまたはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Listen on port NNNN failed:
RRRRRRRRR
説明
: TCP/IP 通信用ポート NNNN
への接続のリスニングが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。
システムアクション
: ポートでリスニングしようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはネットワークまたはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Cannot create AF_UNIX socket:
RRRRRRRRR
説明
: サーバーとして内部通信用ソケットの作成が試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。
システムアクション
: ソケットを作成しようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Cannot bind to file FFFFFFFF
: RRRRRRRRR
説明
: 内部通信用のファイル FFFFFFFF
へのバインドが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。この理由が「address already in use」である場合は、おそらく、交換が開始される前にサーバーコンポーネントの終了が完了しなかったことを意味します。
システムアクション
: ファイルにバインドしようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Listen on file
FFFFFFFF
failed:
RRRRRRRRR
説明
: 内部通信用ファイル FFFFFFFF
への接続のリスニングが試行されました。これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。
システムアクション
: ファイルにバインドしようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Failed lookup of
HHHHHHHH
:PPPP
: RRRRRRRR
説明
: ネットワークアドレス HHHHHHHH
およびポート PPPP
の解決が試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。
システムアクション
: アドレスを解決しようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: HHHHHHHH
が有効な IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、または DNS アドレスであることを確認します。短い形式の DNS アドレスは、DNS 検索接尾辞の 1 つを使用して完全なアドレスに変換できる場合にのみ有効です。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Failed connect to
HHHHHHHH
:PPPP
: RRRRRRRR
説明
: ネットワークアドレス HHHHHHHH
およびポート PPPP
への接続が試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。この理由が「connection refused」である場合は、おそらく、サーバーコンポーネントが実行されていないことを意味します。この理由が「no route to host」または「connection timed out」である場合は、おそらく、何らかのネットワーク障害です。
システムアクション
: このアドレスに接続しようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: システムの HHHHHHHH
が稼働していることを確認します。次に、システムへのネットワークルートが正しいこと、および機能していることを確認します。ターゲットシステムが別のサブネット上にある場合は、デフォルトルーターが正しく構成されている必要があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Cannot create AF_UNIX socket
説明
: クライアントとして内部通信用ソケットの作成が試行されました。
システムアクション
: ソケットを作成しようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: これはサーバーリソースの問題である可能性があります。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Failed connect to
FFFFFFFF
:
RRRRRRRR
説明
: 内部通信用のファイル FFFFFFFF
への接続が試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。この理由が「connection refused」である場合は、おそらく、サーバーコンポーネントが実行されていないことを意味します。
システムアクション
: このアドレスに接続しようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: ファイル FFFFFFFF
に接続されているサービスが稼働していることを確認します。同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Accept on port
NNNN
failed:
RRRRRRRR
説明
: ポート NNNN
で接続の受け入れが試行されましたが、これはエラーコード RRRRRRRRR
で失敗しました。
システムアクション
: 接続を受け入れようとしている関数は失敗します。これにより、通常は、接続しようとしたサーバーコンポーネント内にさらに障害が発生します。
ユーザーの対応
: 同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。
Connection from
SSSSSSSS
説明
: サーバーがシステム SSSSSSSS
から TCP/IP 接続要求を受信しました。
システムアクション
: 接続の性質に応じて、サーバーコンポーネント内で処理が続行されます。
ユーザーの対応
: これは情報提供のみです。
PPPPPPPP
: PGMI server running
説明
: プロセス PPPPPPPP
がコマンドの実行を処理するためにサーバーコンポーネントのインスタンスを起動しました。
システムアクション
: コマンドの処理が開始します。
ユーザーの対応
: なし。
Process
PPPP
trace state is
SSSS
説明
: プロセス PPPP
のトレース状態が SSSS
に変化しました。
システムアクション
: 「Off」の場合は、トレースが無効化されました。「On」の場合は、現在トレースが行われているファイルが報告されます。
ユーザーの対応
: なし。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Normal shutdown complete
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) が、サービスレベルの変更の結果としてシャットダウンしました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Dump written to
FFFFFFFF
説明
: ソフトウェアエラーが発生し、障害のあるプロセスのダンプがファイル FFFFFFFF
に書き込まれました。
システムアクション
: 可能であれば、回復ルーチンが呼び出されます。エラーの性質と理由によって、回復が成功する場合とそうでない場合があります。
ユーザーの対応
: 同じころに生成されたほかのメッセージも、どの関数が影響を受けたかを調べる手がかりになります。StorageTek ソフトウェアサポートに問題を連絡してください。
Response to message
NNNN
was
RRRRRRRR
説明
: 未処理のメッセージ (ID NNNNN
) に対して REPLY コマンドが使用されました。応答テキストは RRRRRRRR
でした。
システムアクション
: メッセージへの応答を待機している関数がウェイクアップされ、関連するテキストが渡されます。
ユーザーの対応
: なし。
Message
NNNN
has been deleted
説明
: 未処理のメッセージ (ID NNNNN
) がシステムによって削除されました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。
Manual dump of process
PPPP
initiated:
TTTTTTTT
説明
: プロセス PPPP
の手動ダンプがコマンドによって開始されました。ダンプの理由は TTTTTTTT
と示されました。
システムアクション
: ダンプが取られたあと、処理が続行します。
ユーザーの対応
: StorageTek ソフトウェアサポートから依頼された場合は、DIAGS コマンドまたは GUI を使用して、生成されたダンプを関連するサポートバンドルに追加します。
Security failure on
CCCCCCCC
command matching rule on line
LLLL
RRRRRRRR
説明
: 行 LLLL
の PERMIT/ALLOW 規則の照合中にユーザーが CCCCCCCC
コマンドを実行しようとしました。RRRRRRRR
は、障害のトリガーとなっている可能性のある追加のリソースです。
システムアクション
: そのコマンドの実行は拒否されます。
ユーザーの対応
: システム管理者に連絡して、自分のユーザー ID の PERMIT/ALLOW 規則を確認してもらいます。
Security warning on
CCCCCCCC
command matching rule on line
LLLL
RRRRRRRR
説明
: 行 LLLL
の PERMIT/ALLOW 規則の照合中にユーザーが CCCCCCCC
コマンドを実行しようとしました。RRRRRRRR
は、障害のトリガーとなっている可能性のある追加のリソースです。現在、照合規則は警告のみ発行するように設定されています。
システムアクション
: コマンドの実行が続行されます。
ユーザーの対応
: システム管理者に連絡して、自分のユーザー ID の PERMIT/ALLOW 規則を確認してもらいます。
Process
PPPPPPPP
/
NNNN
received termination request
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) が、サービスレベルの変更の結果としてシャットダウン要求を受信しました。
システムアクション
: シャットダウン要求が実行される前に、プロセスが実行しているすべての作業が休止されます。通常、この時点から、新しい要求は拒否されます。
ユーザーの対応
: なし。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Communication failure writing
TTTTTTTT
to logger:
RRRRRRRR
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) がログ出力プロセスにタイプ TTTTTTTT
のメッセージを送信しようとしたときに、内部通信エラーが発生しました。失敗の理由は RRRRRRRR
です。この問題の理由としては、ログ出力プロセスの障害が考えられます。
システムアクション
: プロセス PPPPPPPP
は接続をリセットし、ログ出力プロセスへの再接続を試みます。プロセスが使用可能でない場合は、プロセスが使用可能になるまで試行します。この障害の結果として、一部のメッセージが失われた可能性があります。
ユーザーの対応
: このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。
Command
CCCCCCCC
:
Internal Comms error:
RRRRRRRR
説明
: コマンド CCCCCCCC
の実行中に、理由 RRRRRRRR
で内部通信障害が発生しました。この障害は、完全に正常ないくつかの理由で発生した可能性があります。一般的な理由は、コマンドの実行中に外部コマンドが取り消されたか、サービスレベルが変更されたことです。
システムアクション
: タイミングによって、コマンド CCCCCCCC
の実行が続行される場合とそうでない場合があります。
ユーザーの対応
: このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。その時点でクライアントシステムが実行していた内容も確認してください。
Connection
NNNNNNNN
authorisation failure:
RRRRRRRR
説明
: TCP/IP 接続で名前 NNNNNNNN
を使用してクライアントを承認するときに、理由 RRRRRRRR
で障害が発生しました。直前の SLS8017 メッセージにクライアントのネットワークアドレスが示されます。
システムアクション
: 接続要求はしばらくしてから中止されます。
ユーザーの対応
: クライアントの構成と設定を確認します。その時点でクライアントシステムが実行していた内容も確認してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: Communication failure to CDS proxy:
RRRRRRRR
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) で、CDS プロキシプロセスとの内部通信障害が発生しました。これは、ELS ホストへの接続が CDS で管理される共有 CDS モードでのみ発生する可能性があります。
システムアクション
: プロセスから CDS への通信が損なわれ、I/O が失われた可能性があるため、通常はこれに続いてほかのエラーも発生します。
ユーザーの対応
: 「dbserv」プロセスから ELS ホストへの接続をチェックし、プロセスが実行されていることを確認します。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。
Connected to CDS server
SSSSSSSS
説明
: CDS プロキシプロセスが ELS システムとの接続をネットワークアドレス SSSSSSSS
で確立しました。
システムアクション
: CDS へのアクセスが許可され、処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Communication failure to CDS server:
RRRRRRRR
説明
: CDS プロキシプロセスで、ELS ホストとの通信中に理由 RRRRRRRR
で通信障害が発生しました。
システムアクション
: ほかのプロセスから CDS への通信が損なわれ、I/O が失われた可能性があるため、通常はこれに続いてほかのエラーも発生します。
ユーザーの対応
: 「dbserv」プロセスから ELS ホストへの接続をチェックし、プロセスが実行されていることを確認します。ELS ホストが実行されていること、および DBSERVER コマンドが正しく発行されたことも確認してください。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。
Trying to reconnect to CDS server
SSSSSSSS
説明
: CDS プロキシプロセスは ELS ホスト SSSSSSSS
に再接続しようとしています。
システムアクション
: これは、接続が確立されるまで無期限に実行されます。それまでは、CDS へのアクセスを必要とするいくつかの関数は失敗し、ほかの関数はハングアップします。
ユーザーの対応
: ELS ホストが実行されていること、および DBSERVER コマンドが正しく発行されたことを確認します。
Communication failure to CDS client:
RRRRRRRR
説明
: CDS プロキシプロセスは、そのクライアントプロセスの 1 つが理由 RRRRRRRR
により内部接続を切断したことを検出しました。
システムアクション
: 処理は続行され、クライアントの I/O 要求は破棄されます。
ユーザーの対応
: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。
CDS version:
VVVVVV
Primary DSN:
DDDDDDDD
説明
: CDS プロキシは、CDS を提供している ELS システムに正常に接続しました。ELS のバージョンは VVVVVV
で、プライマリ CDS はDDDDDDDDDD
です
システムアクション
: 処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Cannot create shared memory segment
説明
: プロセスは、プロセス間の通信に使用される共有メモリーセグメントを作成できませんでした。
システムアクション
: プロセスはその起動を中止し、ダンプを取ります。
ユーザーの対応
: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。LDOM をリブートしてみてください。
Cannot attach shared memory segment
説明
: プロセスは、プロセス間の通信に使用される共有メモリーセグメントに接続できませんでした。互換性がない可能性があります。
システムアクション
: プロセスはその起動を中止し、ダンプを取ります。
ユーザーの対応
: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。LDOM をリブートしてみてください。
Local configuration change to host
NNNN
with name
SSSSSSSS
説明
: ローカルの構成が更新され、システムに ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
が割り当てられました。
システムアクション
: 処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration connection from
NNNN
as host
SSSSSSSS
説明
: ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
を持つシステムからクラスタ接続が受信されました。
システムアクション
: 処理が続行されます。両方のシステムに正しい構成情報があることの確認も行われます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration connection to
NNNN
as host
SSSSSSSS
using
AAAAAAAA
説明
: ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
を持つシステムへのクラスタ接続が、ネットワークアドレス AAAAAAAA
を使用して試行されました。
システムアクション
: 処理が続行されます。両方のシステムに正しい構成情報があることの確認も行われます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration sent to
NNNN
as host
SSSSSSSS
説明
: このシステムには、ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
を持つシステムよりも新しい構成があると推定されました。そのため、両方のシステムをそろえるために、変更された構成をこのターゲットにアップロードしています。
システムアクション
: 処理が続行されます。構成の更新が受信されると、さまざまなプロセスに通知が送信され、その更新が読み込まれます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration received from
NNNN
as host
SSSSSSSS
説明
: ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
を持つシステムには、このシステムよりも新しい構成があると推定されました。そのため、両方のシステムをそろえるために、変更された構成をこのシステムにダウンロードしています。
システムアクション
: 処理が続行されます。構成の更新が受信されると、さまざまなプロセスに通知が送信され、その更新が読み込まれます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration connection to #
NNNN
as host
SSSSSSSS
terminated:
RRRRRRRR
説明
: ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
を持つシステムへのクラスタ接続が、理由 RRRRRRRR
により終了されました。
システムアクション
: 処理が続行されます。終了の理由によっては、ほかのエラーメッセージが送信される場合があります。
ユーザーの対応
: これが予期しない状況である場合は、問題の原因を示している可能性のあるエラーメッセージがないか確認してください。
PPPPPPPP
/
NNNN
: SQL error:
EEEEEEEE
Return Code:
RRRR
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) で、CDS へのアクセス中に内部 SQL EEEEEEEE
が発生しました。操作からのリターンコードは RRRR
でした。
システムアクション
: CDS へのアクセスが損なわれ、I/O が失われた可能性があるため、通常はこれに続いてほかのエラーも発生します。エラーの性質によっては、操作を中断する前に数回の再試行が行われる場合があります。
ユーザーの対応
: 問題の原因を示している可能性のある、ほかのプロセスのエラーメッセージがないか確認してください。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。2 つのシステムが存在するクラスタ化環境では、プライマリシステムへの通信が失われた場合にエラーが送信される可能性があります。
CDS unavailable:
RRRRRRRR
説明
: 理由 RRRRRRRR
により CDS が使用できないため、現在の操作を完了できませんでした。
システムアクション
: CDS にアクセスしようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: 「dbserv」プロセスから ELS ホストへの接続をチェックし、プロセスが実行されていることを確認します。サービスレベルを下げたり上げたりして、さまざまなものをリセットすることが必要になる場合があります。
DS access error:
RRRRRRRR
説明
: 理由 RRRRRRRR
により CDS のアクセスでエラーが返されたため、現在の操作を完了できませんでした。
システムアクション
: CDS にアクセスしようとしている関数は失敗します。
ユーザーの対応
: このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。
PPPPPPPP
: Parameter change detected
説明
: プロセス PPPPPPPP
にメインパラメータファイルの変更が通知されました。
システムアクション
: プロセスは、更新されたパラメータファイルを読み取り、処理します。
ユーザーの対応
: これは情報提供のみです。
Restart of process
PPPPPPPP
detected
説明
: プロセス PPPPPPPP
で無秩序終了が発生したあと、プロセスが再起動されました。
システムアクション
: 処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Received=
RRRR
/
rrrrrrrr
, Sent=
SSSS
/
ssssssss
, Duplicate reads=
DDDD
, Cache reads=
CCCC
説明
: これは、ELS ホストを介した CDS へのアクセスに関する統計情報を報告します。通常は「dbserv」プロセスがシャットダウンされたときに発行されます。
RRRR
/rrrrrrrr
値は、ELS ホストから受信されたメッセージの数、および転送されたバイト数です。
SSSS
/ssssssss
値は、ELS ホストに送信されたメッセージの数、および転送されたバイト数です。
DDDD
値は、ELS ホストに対する読み取り要求のうち、同じ要求がすでに実行中であったために抑制されたものの数です。
CCCC
値は、ELS ホストに対する読み取り要求のうち、クライアント側のキャッシュから満たすことができたものの数です。
システムアクション
: 処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Number of CDS I/O operations=
IIII
, Response time=
TTTTTTT
説明
: これは、ELS ホストを介した CDS へのアクセスに関する統計情報を報告します。通常は、各プロセスが CDS に対する入出力の実行を停止したときにこれを発行します。IIII
値は、実行された CDS I/O 操作の数です。TTTTTTTT
値は、CDS I/O 要求の平均応答時間です。一部の要求はキャッシュからのサービスであったり、既存の要求と重複していたりするため、これは予期した値より低くなる場合があります。
システムアクション
: 処理が続行されます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration connection from
NNNN
as host
SSSSSSSS
rejected
説明
: ID NNNN
および名前 SSSSSSSS
を持つシステムが、クラスタの一部を形成するためにこのシステムに接続しようとしました。そのシステムはクラスタの一部であるとみなされないため、これは拒否されました。
システムアクション
: このシステムでは処理が続行されます。接続しようとしているシステムでは、障害状態になり、起動を拒否します。これは、CDS でのスプリットブレインシナリオを回避するためです。
ユーザーの対応
: 2 つのシステムの履歴を調査します。このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。
この状況から回復を試みる場合は、状態および履歴の全容を把握することが重要です。そうしないと、間違った決定を行いやすく、CDS の内容を破壊することになります。
Allowing MySQL to start:
RRRRRRRR
説明
: クラスタ制御プロセスは、SQL ベース CDS へのアクセスを許可してもよいとみなしました。決定の理由は RRRRRRRR
と示されています。
システムアクション
: 処理は続行され、内部 SQL データベースが起動されます。
ユーザーの対応
: なし。
Configuration shutdown - Possible split-brain condition
説明
: クラスタ制御プロセスは、起動を続行するとスプリットブレイン状態になるような条件を検出しました。
システムアクション
: クラスタ化プロセスはシャットダウンされ、それによってほかの従属プロセスもすべてシャットダウンされます。内部 SQL CDS へのアクセスは無効になります。
ユーザーの対応
: システムの履歴を調査します。このシステムおよびほかのすべてのシステムで、このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。
この状況から回復を試みる場合は、状態および履歴の全容を把握することが重要です。そうしないと、間違った決定を行いやすく、CDS の内容を破壊することになります。
Cluster connection to
NNNN
down.In single server mode
説明
: クラスタ制御プロセスからホスト (ID NNNN
) への接続を確立できないか、接続で障害が発生しました。
システムアクション
: 処理が続行されます。これは、CDS が 1 つのコピーのみアクティブな状態で実行されており、以降の障害は致命的になる可能性があることを意味します。
接続が失われた理由によっては、一時的なエラーが報告される場合があります。
ユーザーの対応
: システムの履歴を調査します。このシステムおよびほかのすべてのシステムで、このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。
Database state compromised - Check service levels
説明
: 内部 SQL データベースの状態のチェックで、必要な部分のすべてが機能しているわけではないことが示されました。
システムアクション
: 処理が続行されます。これは、CDS が 1 つのコピーのみアクティブな状態で実行されており、以降の障害は致命的になる可能性があることを意味します。
ユーザーの対応
: システムの履歴を調査します。このシステムおよびほかのすべてのシステムで、このエラーメッセージをトリガーする可能性のあるほかのメッセージも確認してください。
クラスタの各メンバー上でサービスレベルが正しいことを確認し、必要に応じて調整します。
Process
PPPPPPPP
/
NNNN
running
説明
: プロセス PPPPPPPP
(ID NNNN
) が実行を開始しました。
システムアクション
: なし。
ユーザーの対応
: なし。