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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェース(OAKCLI)について

oakcliコマンドは、Oracle Database ApplianceやOracle Database Appliance仮想化プラットフォームでデータベースやシステムの管理を実行するための主な方法です。

OAKCLIコマンドでは次のタスクを実行できます。
  • ハードウェア・コンポーネントのリスト

  • ハードウェア・コンポーネントの検証と診断

  • ソフトウェアのインストールとアップグレード

  • ソフトウェア・パッチの適用

  • データベースの作成と削除

  • Oracleホームのインストールとアンインストール

  • 仮想マシンのデプロイおよび管理

Oracle Appliance Managerとハードウェアのバージョンによっては、OAKCLIコマンドの一部を使用できない場合があります。ご使用のバージョンのOracle Appliance ManagerとハードウェアでどのOAKCLIコマンドがサポートされているかを確認するには、OAKCLIのヘルプ・コマンドoakcli -hを実行します。

OAKCLIコマンドの場所とパスの構成

Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースは、次のディレクトリにあります。

/opt/oracle/oak/bin/oakcli 

Oracle Database Applianceサーバーでrootユーザー・アカウントを構成して、パス/opt/oracle/oak/bin/oakcliでoakcliコマンドを検索するようPATH 変数を定義します。

OAKCLI構文

Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのコマンドおよびパラメータでは大文字と小文字を区別しません。

oakcliでは次のコマンド構文を使用します。

oakcli command object [options]
  • commandは、アプライアンスで実行するアクションです。たとえば、showlocateapplyなどです。

  • objectは、oakcliコマンドが操作を実行する対象のターゲットまたはオブジェクトです。たとえば、ディスクやコントローラを作成または構成したり、その他のシステムやソフトウェアの管理を実行するコマンドを発行します。オブジェクトの短縮形も使用できます。

  • optionsは、oakcliコマンドのオプション部分です。オプションは、オブジェクトで実行されるoakcliコマンドの使用を拡張する1つ以上のオプションから構成できます。オプションには、オブジェクトで実行するアクションに関する追加情報が含まれます。オプションの名前には、前にダッシュをつけます。必要なアクションをコマンドが実行するために、多数のオプションでオブジェクトの名前を必要とします。ヘルプ・オプション(-h)は、すべてのコマンドで利用できるオプションです。-hオプションを含める場合に、実行するコマンドの追加情報を取得できます。

Oracle Appliance Managerコマンドライン・インタフェースのヘルプ

次のコマンドを実行すると、Oracle Database Applianceで利用できるすべてのoakcliコマンドの使用方法が表示されます。

oakcli -h

特定のoakcliコマンドに関する詳細なヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。

oakcli command -h

オブジェクトで実行される特定のoakcliコマンドについての詳細なヘルプや、そのオブジェクトとともに使用できるオプションを表示するには、次のコマンドを実行します。

oakcli command object -h