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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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oakcli upgrade

oakcli upgradeコマンドを使用して、Oracle Database Appliance上のOracle Databaseソフトウェアをアップグレードします。

Oracle Database Appliance自体のパッチ適用については、oakcli updateコマンドを使用します。

構文

oakcli upgrade database [-db db_names | -from source_home] -to destination_home

パラメータ


パラメータ 説明

-db db_names

アップグレードするデータベースの名前を(カンマ区切りリストで)指定します。

-from source_home

アップグレードするデータベースの現在のOracle Databaseホームを指定します。

-to destination_home

アップグレード先のデータベース・バージョンが格納されているOracle Databaseホームを指定します。

-h

(オプション)コマンドの使用方法に関するヘルプを表示します。


使用上の注意

  • -dbパラメータまたは-fromパラメータのいずれかを必ず指定する必要があります。

  • -dbパラメータを指定してコマンドを実行すると、現在のOracle Databaseホームとは関係なく、指定されたデータベースのみがアップグレードされます。-fromパラメータを-dbパラメータと併用すると、-fromパラメータは無視されます。つまり、指定されたホーム内のデータベースが-dbパラメータのリストにない場合、そのデータベースは無視され、他のホームにある指定されたデータベースがアップグレードされます。

  • -dbパラメータなしでコマンドを実行すると、指定されたOracle Databaseホーム内にあるすべてのデータベースがアップグレードされます。

  • 既存のOracle Databaseホームを指定する-toパラメータは必ず指定する必要があります。

Oracle Databaseホーム・ディレクトリOraDb11203_home1を使用して、tpccという11.2.0.2.5データベースを、Oracle Database 11.2.0.2.5からOracle Database 11.2.0.3.1にアップグレードします。

oakcli upgrade database -db tpcc -to OraDb11203_home1