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Oracle® Database Appliance管理およびリファレンス・ガイド
リリース12.1.2.7.0 for Linux x86-64
E67089-01
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Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのネットワーク・インフラストラクチャおよび仮想ローカル・エリア・ネットワークについて

仮想マシンにアクセスするために使用するネットワークを指定するには、Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのネットワーク・インフラストラクチャ・コンポーネントを使用します。

Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームは、すべてのネットワークにブリッジを事前に作成して、上位レベルのネットワーク・インフラストラクチャ・コンポーネントをすべて管理します。仮想マシンにアクセスするためのフロント・エンド・ポイントは、Dom0に定義されたブリッジの1つになります。

ネットワーク・インタフェースは、Oracle Database Applianceのハードウェアに応じて異なります。いずれの場合も、ユーザー・ドメインへの接続は、選択したインタフェースを介して行われます。Oracle Database Applianceの表を参照してください。ネットワーク・インタフェースの構成の概要は、「基本的な仮想マシン・ローカル・エリア・ネットワーク」を参照してください。

Oracle Database Applianceバージョン1仮想化プラットフォームのネットワーク・インタフェース

次の表は、Oracle Database Applianceバージョン1 (外部ストレージ・シェルフがないシステム)上のOracle Database Appliance仮想化プラットフォームのデフォルト・ネットワーク・インタフェースを示します。


表3-1 Oracle Database Applianceバージョン1仮想化プラットフォームのネットワーク・インタフェース

タイプ Dom0でのインタフェース Dom0でのボンド・デバイス Dom0のブリッジ ODA_BASEドメインのインタフェース

プライベート

eth0

eth1

bond0

priv1

eth0

オンボード・パブリック

eth2

eth3

bond1

net1

eth1

第1ペア・クアッド・ポート

eth4

eth5

bond2

net2

eth2

第2ペア・クアッド・ポート

eth6

eth7

bond3

net3

eth3

10-GbEインタフェース

eth8

eth9

xbond0

net4

eth4


注意:

(銅線でなく)ファイバーのパブリック・ネットワーク接続を定義すると、PCIeボードにbond0が構成されます。

Oracle Database Appliance X3-2以降のOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム・ネットワーク・インタフェース

次の2つの表は、Oracle Database Appliance X3-2以降(外部ストレージ・シェルフがあるシステム)上のOracle Database Appliance仮想化プラットフォームのデフォルト・ネットワーク・インタフェースを示します。


表3-2 Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのデュアル・ポート10-GbEネットワーク・インタフェース(Oracle Database Appliance X3-2以降)

Dom0でのインタフェース Dom0でのボンド・デバイス Dom0のブリッジ ODA_BASEドメインのインタフェース
  1. eth0

  2. eth1

icbond0

priv1

eth0



表3-3 Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのオンボード・クアッド・ポート10-GbEネットワーク・インタフェース(Oracle Database Appliance X3-2以降)

Dom0でのインタフェース Dom0でのボンド・デバイス Dom0のブリッジ ODA_BASEドメインのインタフェース
  1. eth2

  2. eth3

bond0

net1

eth1

  1. eth4

  2. eth5

bond1

net2

eth2


注意:

(銅線でなく)ファイバーのパブリック・ネットワーク接続を定義すると、PCIeボードにbond0が構成されます。

Oracle Database Applianceの仮想マシン・ローカル・エリア・ネットワークの構成の概要

仮想マシンの構成時に、関連ブリッジを指定して、仮想マシンが使用するネットワークを定義します。

たとえば、myvm1という名前の仮想マシンをnet1ネットワークに接続するには、次のコマンドを使用します。

oakcli modify vm myvm1 -addnetwork net1

「基本的な仮想マシン・ローカル・エリア・ネットワーク」の図は、この仮想マシン・ネットワーク構成の結果である標準的なOracle Database Applianceローカル・エリア・ネットワークの構成を示しています。

図3-3 基本的な仮想マシン・ローカル・エリア・ネットワーク

図3-3の説明はこの後にあります
「図3-3 基本的な仮想マシン・ローカル・エリア・ネットワーク」の説明

Oracle Database Appliance仮想化プラットフォームのインストールと構成の際に、デフォルトの仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)をODA_BASEに割り当てます。「仮想ローカル・エリア・ネットワークを使用するOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム」の図では、VLANを使用した標準的なOracle Database Appliance構成を示します。図は「基本的な仮想マシン・ローカル・エリア・ネットワーク」と同じ構成を示していますが、バックアップ用(backup)、アプリケーション用(application)および管理用(mgnt)の3つのタグ付きVLANが追加されています。

図3-4 仮想ローカル・エリア・ネットワークを使用するOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム

図3-4の説明はこの後にあります
「図3-4 仮想ローカル・エリア・ネットワークを使用するOracle Database Appliance仮想化プラットフォーム」の説明