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Oracle® Database Appliance X6-2S and X6-2Mデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド
リリース12.1.2.7.0
E67091-01
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インスタンス・ケージングを使用した複数データベース・インスタンスの管理について

Oracle Database Applianceのシステム・リソースを管理するには、インスタンス・ケージングを使用します。

Oracle Databaseには、複数のデータベース・インスタンスを実行する複数CPUサーバーでCPU割当てを管理する方法が用意されています。この方法はインスタンス・ケージングと呼ばれます。

インスタンス・ケージングとOracle Database Resource Manager (リソース・マネージャ)が連携して、複数インスタンス間で必要なサービス・レベルをサポートします。統合により、アイドル・リソースを最小限に抑え、効率を最大限に高め、コストを下げることができます。

Oracle Database Applianceテンプレートは、各データベース・インスタンス・ワークロードのサイズに合せて事前チューニングされています。特定のコア数で動作するよう設計されています。インスタンス・ケージングによって、各データベースのワークロードは、テンプレートで割り当てられたコアのセットに制限されます(これによって、複数のデータベースを同時に、パフォーマンスを低下させることなく、Oracle Database Applianceの容量まで、実行できるようになります)。計画的成長に備えるために、現在のニーズよりも大きいデータベース・テンプレート・サイズを選択できます。

注意:

Oracle Database Applianceテンプレートはベスト・プラクティスを実装しており、特にOracle Database Appliance用に構成されているため、これらのテンプレートを使用することを強くお薦めします。

Oracle Database Appliance Managerインタフェースは、データベース・クラスとしてデータベースのサイズ設定テンプレートを参照します。

デフォルトでは、Oracle Database Applianceインスタンス・ケージングは有効ではありません。インスタンス・ケージングを有効にするには、Oracle Database Appliance上の各データベースに初期パラメータRESOURCE_MANAGER_PLANを設定します。このパラメータでは、リソース・マネージャが現行のインスタンスに対して使用するプランを指定します。このパラメータを設定すると、リソース・マネージャがデータベース間のコア・リソースを割り当てるようになります。このパラメータでプランを指定しない場合、リソース・マネージャが有効にならないため、インスタンス・ケージングは有効になりません。

各データベースに対して選択したOracle Database Applianceデータベース・テンプレートのサイズに従って、コア・リソースのインスタンス・ケージング割当てが有効になります。CPU_COUNT初期化パラメータは、テンプレートに設定されます。統合する各データベースのサイズと一致するCPU_COUNT設定を使用して、インスタンス・ケージングを構成するための標準の指示に従います。

インスタンス・ケージングおよびリソース・マネージャの有効化と構成の詳細は、Oracle Database管理者ガイドを参照してください。

関連項目:

『Oracle Database管理者ガイド』