プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Database Appliance X6-2S and X6-2Mデプロイメントおよびユーザーズ・ガイド
リリース12.1.2.7.0
E67091-01
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

4 Oracle Database ApplianceでのOracleソフトウェアのデプロイ

この章では、Oracle Database Applianceへの接続を確立した後で、Oracleソフトウェアをデプロイする手順について説明します。

内容は次のとおりです。

Oracle Database Applianceソフトウェアのデプロイについて

使用可能なデプロイメント・オプションを理解するには、この情報を確認してください。

ソフトウェアをデプロイする手順は、次のステップで構成されています。

  1. 以前にダウンロードしたOracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルをコピーします。

  2. Oracle Database Applianceイメージを更新します。

  3. 構成をデプロイします。

Webコンソールは、構成をデプロイする推奨の方法です。Webコンソールでは、システム、ネットワーク、データベースおよびOracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成など、Oracle Database Applianceのプロビジョニングに必要なフィールドがすべて提供されます。コマンドライン・インタフェースを使用する場合は、JSONファイルを作成してデプロイメント・オプションを構成する必要があります。

Oracle Database Applianceソフトウェアのデプロイを完了するには、約1時間が必要です。

Oracle Database Applianceソフトウェアのコピー

ソフトウェア・バンドルをシステムにコピーして、アプライアンスをデプロイする前にバンドルを最新バージョンに更新します。

Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルをOracle Database Applianceにコピーする必要があります。

セキュア・コピー(scp)またはセキュア・ファイル転送プロトコル(sftp)プロトコルを使用して、ファイルをコピーします。scpまたはsftpを使用するには、最初に、静的なIPアドレス(例: oda_host)を設定し、configure firstnetコマンドでそのアドレスを使用してOracle Database Applianceを構成する必要があります。このコマンドによって、ネットワークでシステムを使用できることが保証され、Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用してOracle Database Applianceをデプロイできるようになります。

または、USBストレージ・デバイスを使用することもできます。USBドライブを使用してファイルを転送するには、そのファイルを最初にFAT32ext3またはext4としてフォーマットする必要があります。NTFSファイル・フォーマットはサポートされていません。

  1. Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドル(SIB)を、外部クライアントからOracle Database Applianceにコピーします。バンドルをコピーするには、scpまたはsftpプロトコルを使用します。

    たとえば、scpコマンドを使用する場合は、次のようなコマンドを入力し(一時ホスト・アドレスはoda_host)、バンドルを/tmpにコピーします。

    scp odasm-db-bundle-12.1.2.7-date_1of2.zip to root@oda_host

    scp odasm-db-bundle-12.1.2.7-date_2of2.zip to root@oda_host

    たとえば、sftpコマンドを使用する場合は、次のようなコマンドを入力し(一時ホスト・アドレスはoda_host)、バンドルを/tmpにコピーします。

    sftp root@oda_host

    ルート・パスワードを入力します。

    put odasm-db-bundle-12.1.2.7-date.zip

  2. 前のステップでシステムにコピーされたシングル・インスタンス・バンドル・ファイルでOracle Database Applianceを更新します。複数のファイルがある場合は、それらをすべてカンマで区切ってリストできます。

    たとえば、イメージ・ファイルを更新する次のようなコマンドを入力し(一時ホスト・アドレスがoda_host)、バンドルを/tmpにコピーします。

    #update-image --image-file /path/oda-sm-12.1.2.7.0-160518-GI-12.1.0.2.zip,/path/oda-sm-12.1.2.7.0-160518-DB-12.1.0.2.zip,/path/oda-sm-12.1.2.7.0-160518-DB-11.2.0.4.zip

Oracle Database Applianceのデプロイ

システム、ネットワーク、データベースおよびOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成してアプライアンスをデプロイするには、この手順を完了します。

Oracle Database Applianceをデプロイする前に、初期ネットワーク接続を構成する必要があります。詳細は、初期ネットワーク接続の構成を参照してください。

Webコンソールを起動して、Oracle Database Applianceをデプロイするための次の構成ステップを完了します。

  1. システムを構成します。

  2. クライアント・アクセス・ネットワークを構成します。

  3. (オプション)追加ネットワークおよびOracle ILOMネットワークを構成します。

  4. データベースを構成します。

  5. (オプション) Oracle ASRを構成します。

アプライアンスのデプロイに必要な構成設定の参照として、以前に完了したチェックリストを使用します。

  1. ブラウザを開いて、次のURLを入力してWebコンソールを起動します。
    https://ip-address:7093/mgmt/index.html
  2. 次の資格証明を入力します。
    • ユーザー名: oda-admin
    • パスワード: welcome1
  3. 「Deploy Appliance」をクリックします。
  4. 次の情報を入力してシステムを構成し、「Next」をクリックします。
    1. Host Name: ホスト名を入力します。
    2. Domain Name: ドメイン名を入力します。
    3. Region: (オプション)Oracle Database Applianceが配置される世界のリージョンを選択します。
    4. Timezone: (オプション)Oracle Database Applianceが配置されるタイムゾーンを選択します。
    5. DNS Server: (オプション) DNSサーバーを入力します。
    6. NTP Server: (オプション) NTPサーバーを入力します。
    7. Database Edition: Oracle Databaseエディションとして、「Enterprise Edition」または「Standard Edition」のいずれかを選択します。
      エディションを混在させることはできません。このページで選択したデータベース・エディションによって、アプライアンスで作成するデータベース・エディションが決まります。エディションを変更するには、Oracle Database Applianceを再デプロイする必要があります。
    8. Backup Location: バックアップ場所として「External」「Internal」または「Custom」を選択します。
      「External」では、DATA用のストレージに80%、RECO用に20%が確保されます。「Internal」では、DATA用のストレージに40%、RECO用に60%が確保されます。「Custom」を選択すると、DATA用のストレージのパーセンテージを10%から90%で定義して、RECO用にその残りを確保できます。
    9. Percentage of Storage Reserved for Data: 前述の手順で「Custom」を選択した場合は、10から90までの整数を入力します。
    10. Diskgroup Redundancy: このフィールドは、Webコンソールでシステムに4台のNVMeがあることが検出された場合のみ表示されます。「Normal」または「High」を選択します。システムに2台のNVMeがある場合、冗長性は自動的に「NORMAL」に設定され、このフィールドは表示されません。
    11. Master Password: 「Master Password」フィールドおよび「Confirm Password」フィールドにマスター・パスワードを入力します。
      マスター・パスワードは、UNIXユーザー、rootoraclegridSYSSYSTEMおよびPDBADMIN用に設定されるパスワードです。
  5. 次の情報を入力してネットワークを構成し、「Next」をクリックします。
    このページを使用すると、プライマリ・クライアント・アクセス・ネットワーク、追加ネットワークおよびILOMネットワークを構成できます。構成する必要があるのは、クライアント・アクセス・ネットワークのみです。
    1. Client Access Network IP Address: プライマリ・クライアント・アクセス・ネットワークのIPアドレスを入力します。
    2. Client Access Network Subnet Mask: プライマリ・クライアント・アクセス・ネットワークのサブネット・マスク・アドレスを入力します。
    3. Client Access Network Gateway: プライマリ・クライアント・アクセス・ネットワークのゲートウェイ・アドレスを入力します。
    4. Client Access Network Interface: プライマリ・クライアント・アクセス・ネットワークのインタフェースを入力します。
    5. (オプション)Additional Network IP Address: 追加ネットワークを構成するためのIPアドレスを入力します。
    6. (オプション)Additional Network Subnet Mask: 追加ネットワークのサブネット・マスク・アドレスを入力します。
    7. (オプション)Additional Network Gateway: 追加ネットワークのゲートウェイ・アドレスを入力します。
    8. (オプション)Additional Network Interface: 追加ネットワークのインタフェースを入力します。
    9. (オプション)ILOM Host Name: Oracle ILOMホストの名前を入力します。
    10. (オプション)ILOM Network IP Address: ILOMのIPアドレスを入力します。
    11. (オプション)ILOM Network Subnet Mask: ILOMのサブネット・マスク・アドレスを入力します。
    12. (オプション)ILOM Network Gateway: ILOMのゲートウェイ・アドレスを入力します。

    図4-2 ネットワーク構成

    図4-2の説明が続きます。
    「図4-2 ネットワーク構成」の説明
  6. 次の情報を入力してデータベースを構成し、「Next」をクリックします。
    1. DB Name: データベースの名前を入力します。
      名前には英文字を含める必要があり、8文字以内にする必要があります。
    2. DB Version: データベース・バージョンを選択します。
    3. PDB Name: プラガブル・データベース(PDB)の名前を入力します。
      名前は英文字で始まる必要があります。次の文字が有効です: 英文字およびアンダースコア(_)。
    4. Container Database: 「Yes」または「No」を選択します。
    5. Characterset: 文字セットを選択します。
    6. National Characterset: 各国語文字セットを選択します。
    7. Language: データベース言語を選択します。
    8. Territory: リストから地域または場所を選択します。
    9. Shape: リストからデータベースのシェイプを選択します。
    10. Storage: 「ACFS」または「ASM」を選択します。
    11. Configure EM Console: 「Yes」または「No」を選択します。

    図4-3 データベース構成

    図4-3の説明が続きます。
    「図4-3 データベース構成」の説明
  7. (オプション)「ASR」ページでOracle ASRを構成して有効にします。
    • Oracle ASRを有効にしない場合は、「No」を選択して「Submit」をクリックします。
    • Oracle ASRを有効にする場合は、「Yes」を選択して、次のフィールドに入力します。
    1. ASR User Name: My Oracle Supportアカウントに関連付けられている電子メール・アドレスを入力します。
    2. Password: My Oracle Supportアカウントに関連付けられているパスワードを入力します。
    3. SNMP Version: 「V2」または「V3」を選択します。
    4. HTTP Proxy used for Upload to ASR: 「Yes」または「No」を選択します。
    5. (オプション)Proxy User Name: アップロードにプロキシを使用している場合は、プロキシ・ユーザー名を入力します。
    6. (オプション)Proxy Password: アップロードにプロキシを使用している場合は、プロキシ・パスワードを入力します。
  8. 「Submit」をクリックします。プロンプトが表示された場合は、「Yes」をクリックして、アプライアンスをデプロイするジョブを開始することを確認します。
「Activities」タブをクリックしてジョブの進捗を監視します。ジョブ番号をクリックするとタスクが表示されます。

デプロイメント後、rootoraclegrid、およびデータベース・ユーザーSYSSYSTEMPDBADMINは、マスター・パスワードに設定されます。これらのパスワードをユーザー・セキュリティ・プロトコルに従うように変更します。