この章では、Oracle Database Applianceへの接続を確立した後で、Oracleソフトウェアをデプロイする手順について説明します。
内容は次のとおりです。
使用可能なデプロイメント・オプションを理解するには、この情報を確認してください。
ソフトウェアをデプロイする手順は、次のステップで構成されています。
以前にダウンロードしたOracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルをコピーします。
Oracle Database Applianceイメージを更新します。
構成をデプロイします。
Webコンソールは、構成をデプロイする推奨の方法です。Webコンソールでは、システム、ネットワーク、データベースおよびOracle Auto Service Request (Oracle ASR)の構成など、Oracle Database Applianceのプロビジョニングに必要なフィールドがすべて提供されます。コマンドライン・インタフェースを使用する場合は、JSONファイルを作成してデプロイメント・オプションを構成する必要があります。
Oracle Database Applianceソフトウェアのデプロイを完了するには、約1時間が必要です。
ソフトウェア・バンドルをシステムにコピーして、アプライアンスをデプロイする前にバンドルを最新バージョンに更新します。
Oracle Database Applianceシングル・インスタンス・ソフトウェア・バンドルをOracle Database Applianceにコピーする必要があります。
セキュア・コピー(scp)またはセキュア・ファイル転送プロトコル(sftp)プロトコルを使用して、ファイルをコピーします。scpまたはsftpを使用するには、最初に、静的なIPアドレス(例: oda_host)を設定し、configure firstnetコマンドでそのアドレスを使用してOracle Database Applianceを構成する必要があります。このコマンドによって、ネットワークでシステムを使用できることが保証され、Oracle Appliance Manager Webコンソールを使用してOracle Database Applianceをデプロイできるようになります。
または、USBストレージ・デバイスを使用することもできます。USBドライブを使用してファイルを転送するには、そのファイルを最初にFAT32、ext3またはext4としてフォーマットする必要があります。NTFSファイル・フォーマットはサポートされていません。
システム、ネットワーク、データベースおよびOracle Auto Service Request (Oracle ASR)を構成してアプライアンスをデプロイするには、この手順を完了します。
Webコンソールを起動して、Oracle Database Applianceをデプロイするための次の構成ステップを完了します。
システムを構成します。
クライアント・アクセス・ネットワークを構成します。
(オプション)追加ネットワークおよびOracle ILOMネットワークを構成します。
データベースを構成します。
(オプション) Oracle ASRを構成します。
アプライアンスのデプロイに必要な構成設定の参照として、以前に完了したチェックリストを使用します。
デプロイメント後、root、oracle、grid、およびデータベース・ユーザーSYS、SYSTEM、PDBADMINは、マスター・パスワードに設定されます。これらのパスワードをユーザー・セキュリティ・プロトコルに従うように変更します。