この統計は、クライアントからアプライアンスにリクエストされる秒あたりの OISP 操作数を表示します。操作統計は、クライアント、ファイル名、データベース名、データベースファイルタイプ、データベース機能、シェア、プロジェクト、待機時間、サイズ、およびオフセットごとに内訳を示すことができます。
OISP 操作をチェックするタイミング
秒あたりの OISP 操作数は OISP 負荷を示すために使用でき、ダッシュボードに表示できます。
データベースファイルタイプおよびデータベース機能ごとの内訳を示すことで、データベース管理者およびストレージ管理者はデータベース統計とストレージ統計を相関させることができます。これにより、統計量の急激な増加を特定のデータベースのみならず増加を生成させたデータベース機能やそれに関連するファイルタイプに絞り込むことによって診断能力が格段に高まります。
OISP のパフォーマンスの問題を調査するとき、特に問題の大きさを定量化するには、待機時間内訳を使用してください。これは、アプライアンスに起因する入出力待機時間のコンポーネントを測定してヒートマップとして表示するため、全体の待機時間パターンを外れ値とともに確認できます。OISP の待機時間が長い場合は、待機時間をさらにドリルダウンして待機時間が長い操作のタイプおよびファイル名を特定し、CPU とディスクの両方の負荷に関するほかの統計をチェックして、アプライアンスの応答が遅い原因を調査します。待機時間が短い場合はアプライアンスが高速に実行しているため、クライアント上で発生するパフォーマンスのあらゆる問題は、ネットワークインフラストラクチャーやクライアント自体の CPU 負荷など、環境内のほかの要因によって発生する可能性が高くなります。
パフォーマンスを向上させる最善の方法は不要な作業を除去することで、これはクライアント内訳とファイル名内訳、およびファイル名の階層ビューを使用すると識別できます。クライアント内訳と、特にファイル名内訳は、ストレージと実行のオーバーヘッドという観点で非常に大きな負荷がかかる可能性があります。そのため、処理量の多い本番アプライアンス上でこれらの内訳を常時有効にしておくことはお勧めしません。
OISP 操作の内訳
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これらの内訳を組み合わせて強力な統計情報を生成できます。例:
「プロトコル: オフセット別のファイル ‘/export/fs4/10ga’ への秒あたりの OISP 操作数」(特定ファイルのファイルアクセスパターンを検査する)
「プロトコル: ファイル名別のクライアント ‘phobos.sf.fishpong.com’ への秒あたりの OISP 操作数」(特定のクライアントがアクセスしているファイルを表示する)
追加の分析
プロトコル: OISP バイト数も参照してください。