21 CでのバイナリXMLの使用

CでのバイナリExtensible Markup Language(バイナリXML)の使用方法について説明します。

トピック:

21.1 バイナリXML for Cの概要

Extensible Markup Language (XML)データのクライアント側処理では、バイナリXML形式のデータなどデータベースに格納されているXMLTypeデータか、データベースにない一時データを使用することができます。

21.2 CでのバイナリXMLの使用の前提条件

この章では、XML Parser for C、バイナリXMLの基本的な概念、およびOCI(Oracle Call Interface)を十分に理解していると想定します。バイナリXMLでCによるプログラミングに使用できるのは、OCI APIのみです。

21.3 バイナリXML格納形式 – C

バイナリXMLは、XML用に最適化された形式です。これには、テキストからバイナリ、およびバイナリからテキストへのXML文書のエンコーディングおよびデコーディングが含まれています。バイナリXMLはXMLスキーマを認識しますが、XMLスキーマに基づいていないXMLデータでも使用できます。

バイナリXMLプロセッサは、バイナリXML形式をテキストに、またXMLテキストをバイナリXML形式に処理して変換するコンポーネントです。

中間層とクライアント層は、バイナリXML形式でXMLを作成、使用および処理することができます。Cアプリケーションでは、Oracle XML DBリポジトリからデータをフェッチし、DOMを使用してXMLの更新を実行し、データベースに格納します。または、クライアント上で作成または入力されたXML文書に対して、XSLT、XQueryおよび他のユーティリティを使用できます。その後、出力XMLがOracle XML DBに保存されます。OCI関数の概念の詳細やリファレンス・ページは、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。