4.4 ポリシー・セットの管理
Oracle Database QoS Managementシステムを初めて構成するか、新しいポリシー・セットを作成するかにかかわらず、ポリシー・セットの作成にはポリシー・セットの作成ウィザードを使用します。既存のポリシー・セットを変更するにはポリシー・セットの編集ウィザードを使用します。
注意:
新しいポリシー・セットを作成することに決めた場合は、既存のパフォーマンス・ポリシーとユーザーが追加したパフォーマンス・クラスをすべて再作成する必要があります。格納されているポリシー・セットに対して行った変更は、ポリシー・セット・ウィザードの最後のページで「ポリシー・セットの発行」をクリックするまで保存されません。
4.4.2 ポリシー・セットへのサーバー・プールの追加
サーバー・プールは、クラスタまたはデータベース管理者がOracle Enterprise Manager Cloud ControlまたはServer Control (SRVCTL)を使用して作成します。
- サーバー・プールの作成方法は、Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイドを参照してください。
- クラスタ管理者がサーバー・プールを作成した後で、Oracle Database QoS Managementシステムにサーバー・プールを追加できます。
関連項目:
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サーバー・プールのサイズの変更の詳細は、Oracle Clusterware管理およびデプロイメント・ガイドを参照してください。
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最近割り当てられたサーバーを既存のOracle RACデータベースの一部にするための構成の詳細は、Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイドを参照してください。
4.4.3 サーバー・プール設定の変更
サーバー・プール設定を変更するには、ポリシー・セットに対してサーバー・プールのディレクティブ・オーバーライドを構成します。
注意:
リストされているサーバー・プールの最小および最大設定は変更できますが、このインタフェースを使用して追加のサーバー・プールを作成することはできません。ここで行った変更は、発行された後、関連付けられたパフォーマンス・ポリシーがアクティブな場合、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの「サーバー・プールの管理」セクションの現在のサーバー・プール・プロパティ設定を変更します。
4.4.4 ポリシー・セットへのデータベース・サービスの追加
追加サービスを作成して、新規サービスの使用を特定のアプリケーションまたはユーザーに制限することで、より詳細なレベルでワークロード・パフォーマンスを監視できます。
- データベース管理者は、SRVCTLまたはOracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、Oracle Clusterwareで管理するデータベース・サービスを作成します。Enterprise Manager Cloud Controlの「データベース・ターゲット」ページの「可用性」メニューを使用して、Oracle RACデータベースのサービスを作成できます。
- QoS管理者は、ポリシー・セットに1つ以上のパフォーマンス・クラスを追加するか、新しいデータベース・サービスを含むように既存のパフォーマンス・クラスを変更します。
注意:
Oracle Database QoS Managementにはデータベース・サービスがdb_name:service_name
として表示されるため、サービス名はデータベース内で一意である必要があります。