4.6 パフォーマンス・ポリシーの管理
4.6.1 パフォーマンス・ポリシーの作成とパフォーマンス目標の指定
Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、パフォーマンス・ポリシーを作成します。
パフォーマンス・ポリシーを作成および構成するには、次の手順を実行します。
4.6.2 既存のパフォーマンス・ポリシーの編集
「ポリシーの編集」ページで、各パフォーマンス・クラスのランク、またはパフォーマンス・クラスの「測定のみ」設定を変更できます。
QoS Managementで自動的に実装できるリソース割当てアクションのタイプを選択し、サーバー・プールのディレクティブ・オーバーライドを設定することもできます。
4.6.4 現在のパフォーマンス・ポリシーの設定
パフォーマンス・ポリシーは、同時に施行されるパフォーマンス目標のコレクションです。パフォーマンス目標はパフォーマンス・クラスごとに1つずつあります。Oracle Database QoS Managementのアクティブなパフォーマンス・ポリシーを変更するには、複数の方法があります。
4.6.6 パフォーマンス・ポリシーの推奨の自動実装
該当するチェック・ボックスを使用して、次のうちOracle Database QoS Managementで自動的に実装できるアクションを指定できます。
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パフォーマンス・クラスのコンシューマ・グループの昇格または降格
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サーバー・プール内のデータベース間でのCPUの移動
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PDB間のCPU共有の移動
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サーバー・プール間でのサーバーの移動
これらのいずれのアクションも認可されていない場合、ユーザーがパフォーマンス・クラスの最新の推奨をレビューして「実装」ボタンをクリックするまで、Oracle Database QoS Managementはアクティブ・システムに変更内容を実装しません。
4.6.7 サーバー・プールのディレクティブ・オーバーライドの設定
サーバー・プールのディレクティブ・オーバーライドでは、サーバー・プールを別のサイズに設定したり、サーバー・プールの重要度を変更したりできます。
webapps
、HR
およびpayroll
という名前のサーバー・プールがあるとします。サーバー・プールのディレクティブ・オーバーライドを作成して、payroll
サーバー・プールの最小サーバー・プール・サイズを増やします。サーバー・プールのディレクティブ・オーバーライドがアクティブになると、payroll
サーバー・プールの高い最小サーバー要件を満たすために、サーバーがHR
またはwebapps
サーバー・プールから除去されることがあります。
関連項目