1.2.6 ハング・マネージャの概要
ハング・マネージャは、ハングを自律的に解決し、リソースの可用性を維持するOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)環境の機能です。
ハング・マネージャはデフォルトで有効になっており、次の処理を実行します。
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データベースのハングおよびデッドロックの確実な検出
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データベースのハングおよびデッドロックの自律的な解決
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Oracle Database QoSのパフォーマンス・クラス、ランクおよびSLAを維持するためのポリシーのサポート
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すべての検出および解決のログ記録
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感度(Normal/High)およびトレース・ファイルのサイズを構成するためのSQLインタフェースの提供
データベースは、セッションによって1つ以上のセッションのチェーンがブロックされた場合にハングします。ブロックしているセッションによってロックやラッチなどのリソースが保持され、ブロックされているセッションの進捗が妨げられます。セッションのチェーンには、チェーン内のその他すべてのセッションをブロックするルートまたは最終ブロッカ・セッションがあります。ハング・マネージャは、ハングを検出して解決することによって、これらの問題を自律的に解決します。