SPARCでのOracle Solaris Cluster構成について

SPARCプロセッサのサーバーにOracle Grid Infrastructureをインストールする場合は、次の情報を確認します。

Oracle Solaris Cluster 4.0以上を使用する場合は、Oracle Grid InfrastructureのインストールおよびOracle RACのインストールを開始する前に、Oracle Solaris Clusterドキュメント・ライブラリを参照してください。特に、Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clustersガイドを参照してください(次のURLで参照可能)。

http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=cluster4&id=CLRAC

ゾーン・クラスタにOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)をインストールする場合のユースケースについては、このガイドの付録Oracle Solarisクラスタ・ゾーン・クラスタでのOracle RACのデプロイの情報を確認してください。

UDLMおよびネイティブのクラスタ・メンバーシップ・インタフェースに関する次の追加情報を確認します。

  • Oracle Solaris Cluster 3.3では、UDLMを使用しないことをお薦めします。かわりに、UDLMがデプロイされていない場合にOracle Solaris Cluster 3.3とともに自動的にインストールされる、ネイティブのクラスタ・メンバーシップ・インタフェース機能(ネイティブSKGXN)を使用することをお薦めします。このインタフェースを使用するのに追加のパッケージは必要ありません。

  • Oracle UDLMは、Oracle RAC 12.1リリース以上ではサポートされていません。UDLMを使用する以前のリリースからアップグレードする場合、まずOracle Solaris ClusterのネイティブSKGXNに移行してからアップグレードする必要があります。Oracle Solaris ClusterのネイティブSKGXNに移行する手順は、次のURLで説明しています。

    http://docs.oracle.com/cd/E18728_01/html/821-2852/gkcmt.html#scrolltoc

  • Oracle Solaris Zonesを使用すると、1つの物理サーバーで複数のOracle RACクラスタをホストでき、それぞれが独立したコンテナ・クラスタ内にあります。これらの各ゾーン・クラスタは、使用されるメンバーシップ・モデルに関して自己一貫性がある必要があります。ただし、各ゾーン・クラスタは独立した環境であるため、ゾーン・クラスタを使用すると、1つの物理システムでORCLudlmのOracle RACクラスタとネイティブのクラスタ・メンバーシップ・インタフェースのOracle RACクラスタを組み合せることができます。