『Oracle Database Java開発者ガイド』のこのリリースでの変更点
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)での変更点
Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)の『Oracle Database Java開発者ガイド』での変更点は次のとおりです。
新機能
このリリースの新機能は次のとおりです。
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Oracle JVM Webサービス・コールアウト・ユーティリティ
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Java 8のサポート
「Java 8のサポート」を参照してください
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データベースでJavaScriptを実行するためのOracle JVMサポート
「Nashorn JavaScriptエンジンの使用について」を参照してください
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Java Debug Wire Protocol (JDWP)の改善
「Javaストアド・プロシージャのデバッグ」を参照してください
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長い識別子に対するOracle JVMサポート
Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降では、Oracle JVMにおけるSQL識別子の最大長は128バイトです。SQL識別子の最大長が長くなり、他のRDBMSコンポーネントとの互換性が高くなり、統合しやすくなりました。また、Oracle JVMでは短縮名と長い名前との間の変換がほとんどまたはまったく不要になったため、パフォーマンスが向上します。
Oracle Database 12c リリース1 (12.1.0.1)では、SQL識別子またはデータベース・スキーマ・オブジェクト名の最大長は30バイトで、すべての文字が有効であり、ターゲット・データベースの文字セットに変換できる必要があります。
サポート対象外機能
次の機能は、Oracleではサポートされなくなりました。このリリースでサポート対象外となった機能の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。
JPublisherのサポート終了
Oracle JPublisherのすべての機能は、Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)でサポート対象外となりました。次に示す代替方法を使用することをお薦めします。
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引き続きWebサービス・コールアウトを使用するには、Webサービス・コールアウト・ユーティリティのかわりとなるOracle JVM Webサービス・コールアウト・ユーティリティを使用することをお薦めします。
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他のJPublisher自動化機能(ユーザー定義SQLタイプまたはSQLタイプのマッピング、PL/SQLパッケージのラッピング、その他類似機能など)を置き換えるには、開発者がSQLJプリコンパイラを使用して事前コンパイルする、Java STRUCTクラスを構築する、または他の、事前構成されたオプションを使用するなど、明示的な手順を採用することをお薦めします。
サーバー側SQLJのサポート終了
Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降、サーバー側SQLJはサポート対象外となりました。SQLJは現在、クライアント側のコマンドライン・ツールとしてのみサポートされています。