13.55 %ROWTYPE属性

%ROWTYPE属性を使用すると、データベースの表またはビュー内の行の全体または一部を表すレコードを宣言できます。

このレコードは、行の全体または一部のすべての表示列に対して、同じ名前とデータ型のフィールドを持ちます。行の構造が変更されると、それに応じてレコードの構造も変更されます。非表示列を表示列に変更すると、%ROWTYPE属性で宣言されているいくつかのレコードの構造が変わります。

このレコードのフィールドは、対応する列の制約または初期値を継承しません。

参照された文字の列にUSING_NLS_COMP以外の照合がある場合、%ROWTYPE属性は使用できません。

ここでのトピック

構文

rowtype_attribute ::=

セマンティクス

rowtype_attribute

explicit_cursor_name

明示カーソルの名前。このレコードは、explicit_cursor_nameと関連付けられた問合せによって選択されたすべての列に対して、同じ名前とデータ型のフィールドを持ちます。

cursor_variable_name

強いカーソル変数の名前。このレコードは、cursor_variable_nameと関連付けられた問合せによって選択されたすべての列に対して、同じ名前とデータ型のフィールドを持ちます。

db_table_or_view_name

宣言が処理されるときにアクセスできるデータベースの表またはビューの名前。このレコードは、db_table_or_view_nameのすべての列に対して、同じ名前とデータ型のフィールドを持ちます。

  • 例5-38データベース表の行全体を表す%ROWTYPE変数

  • 例5-39初期値または制約を継承しない%ROWTYPE変数

  • 例5-40データベース表の行の一部を表す%ROWTYPE変数

  • 例5-41結合行を表す%ROWTYPE変数

  • 例5-44非表示列の表示列への変更により影響を受ける%ROWTYPE

  • 例5-46RECORD型のレコードへの%ROWTYPEレコードの代入