Oracle Database Clientのソフトウェア要件

Oracle Database Clientソフトウェア要件について説明します。

Oracle Database Clientのソフトウェア要件

Oracle Database Clientのソフトウェア要件を示します。

表3-3 Windows x64のソフトウェア要件

要件

オペレーティング・システム

Oracle Database for Windows x64は、次のオペレーティング・システムでサポートされています。

  • Windows 7 x64 - Professional、EnterpriseおよびUltimateエディション

  • Windows 8 x64 - Core、ProおよびEnterpriseエディション

  • Windows 8.1 x64 - ProおよびEnterpriseエディション

  • Windows 10 x64 - Pro、EnterpriseおよびEducationエディション

  • Windows Server 2012 x64 - Standard、Datacenter、EssentialsおよびFoundationエディション

  • Windows Server 2012 R2 x64 - Standard、Datacenter、EssentialsおよびFoundationエディション

  • Windows Server 2016 x64 - Standard、DatacenterおよびEssentialsエディション

注意:

  • Windows Multilingual User Interface Packがサポートされています。

  • サーバー・コア・オプションはサポートされていません。

関連項目:

Hyper-Vサポートの詳細は、次の場所のMy Oracle Supportノート1563794.1を確認してください。

https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1563794.1

コンパイラ

次のコンポーネントは、Microsoft Visual C++ 2013 Update 4、Microsoft Visual C++ 2015 Update 3およびIntel 14.0 Cの各コンパイラでサポートされています。

  • Oracle Call Interface

  • 外部コールアウト

  • Pro*C/C++

  • Oracle XML Developer's Kit(XDK)

Oracle C++ Call Interfaceでは、次をサポートしています。
  • Microsoft Visual C++ 2013 Update 4

  • Microsoft Visual C++ 2015 Update 3 - OCCIライブラリはORACLE_HOME\oci\lib\msvc\vc14にインストールされています。MSVC++ 2015でOCCIアプリケーションを開発する場合は、リンクおよび実行のために、OCCIライブラリがこのディレクトリから適切に選択されていることを確認します。

  • Microsoft Visual Studio 2013 STLでのIntel 14.0 Cコンパイラ

Pro*COBOLでは、次をサポートしています。

  • Micro Focus Visual COBOL 2.2 - Update 2

ネットワーク・プロトコル

Oracle Net Foundationレイヤーでは、次の業界標準のネットワーク・プロトコルで通信するために、Oracle protocol supportが使用されます。

  • TCP/IP

  • SSL付きTCP/IP

  • 名前付きパイプ

Oracle Database

Oracle Database Client 12c リリース2 (12.2)に接続するには、次が必要です。

  • Oracle Database Serverはバージョン11.2.0.4以上。

  • 以前のOracle Database ServerがOracle Database Client 12c リリース2 (12.2)と同じコンピュータ上で実行されている場合、継承接続は使用できません。

Oracle Databaseを最新のパッチセット(11.2.0.4またはそれ以上)にアップグレードすることをお薦めします。次からアクセスできるMy Oracle Supportの「パッチと更新版」セクションから、パッチセットをダウンロードできます。

https://support.oracle.com

Instant Client Lightの言語およびキャラクタ・セットの要件

Instant Client Lightを使用するための要件を説明します。

Instant Client Lightを使用する場合は、要件の他に、アプリケーションで次の言語とキャラクタ・セットを使用する必要があります。
  • 言語: Oracleでサポートされている任意の言語。ただし、クライアント側では、アメリカ英語のエラー・メッセージのみが返されます。

  • 地域: Oracleでサポートされる地域。

  • キャラクタ・セット:

    • シングルバイト

      • US7ASCII

      • WE8DEC

      • WE8ISO8859P1

      • WE8MSWIN1252

    • Unicode

      • UTF8

      • AL16UTF16

      • AL32UTF8

      Instant Client Lightは、次のデータベース・キャラクタ・セットのいずれかを備えるデータベースに接続できます。クライアントまたはデータベースのキャラクタ・セットとしてリスト以外のキャラクタ・セットが使用されると、エラーが返されます。

      • US7ASCII

      • WE8DEC

      • WE8MSWIN1252

      • WE8ISO8859P1

      • WE8EBCDIC37C

      • WE8EBCDIC1047

      • UTF8

      • AL32UTF8

      Instant Client Lightは、OCI_UTF16モードで作成されたOCI環境ハンドルでも操作できます。

      言語、地域およびキャラクタ・セットは、NLS_LANGパラメータによって決まります。このパラメータは、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ORACLE\KEY_HomeName\NLS_LANGサブキーの下のレジストリに格納されています。HomeNameは、Oracleホームを識別する一意の名前です。レジストリ設定は、NLS_LANG環境変数によってオーバーライドされます。

      注意:

      AL32UTF8は、XMLTypeデータに適したOracle Databaseキャラクタ・セットです。これはIANAの登録済標準であるUTF-8エンコーディングと同等であり、すべての有効なXML文字をサポートします。

      Oracle Databaseのデータベース・キャラクタ・セットUTF8(ハイフンなし)をデータベース・キャラクタ・セットAL32UTF8またはキャラクタ・エンコーディングUTF-8と混同しないでください。データベース・キャラクタ・セットUTF8はAL32UTF8で置き換えられています。XMLデータにはUTF8を使用しないでください。UTF8でサポートされるのはUnicodeバージョン3.1以下のみで、有効なXML文字がすべてサポートされるわけではありません。AL32UTF8には、このような制限はありません。

      XMLデータにデータベース・キャラクタ・セットUTF8を使用すると、回復不可能なエラーが発生したりセキュリティに悪影響を及ぼしたりします。データベース・キャラクタ・セットでサポートされていない文字がinput-document要素名に表示される場合は、置換文字(通常は「?」)で置き換えられます。このため、解析が終了して例外が発生します。