WindowsでのOracle Database Configuration Assistantの使用について
データベースの作成にはOracle Database Configuration Assistant (Oracle DBCA)を使用することをお薦めします。データベースの作成が簡単になります。
インタフェースが同じであり、サポートされているすべてのプラットフォームで同じように動作するため、ここでは段階的な処理手順の説明もスクリーン・ショットも割愛しています。
Oracleホーム・ユーザーがWindowsローカル・ユーザー・アカウントまたはWindowsドメイン・ユーザー・アカウントであり、Oracleホーム・ユーザーのパスワードがOracleウォレットに保存されていない場合、Oracle DBCAはパスワードの入力を求めます。Oracleホーム・ユーザーの主な目的は、WindowsサービスをWindowsユーザー・アカウントで実行することです。しかし、このユーザー・アカウント(Oracleホーム・ユーザー)は非常に限られたオペレーティング・システム・レベルの権限のセットしか持たず、データベース管理には使用できません。Oracle DBCAは、インストールのプロセス中に指定したように、Oracleホーム・ユーザーの下にOracle Databaseサービスを作成するインタフェースを提供するようになりました。しかし、Oracle DBCAはOracleホーム・ユーザーとして新しいWindowsユーザーを作成するインタフェースは提供しません。
作成されたサービスはWindowsデスクトップと対話できません。ORADIMはOracleService
SID
- Oracle Databaseサービスを作成するために使用するWindowsユーティリティ・ツールで、Oracle Database Configuration Assistantがローカルおよびリモート・ノードにサービスを作成するために使用されます。Oracle Database Configuration Assistantはサービスを実行するためのユーザー名およびパスワードを受け入れ、作成するファイル(パスワード・ファイルなど)の所有権を、Oracleホーム・ユーザーが変更できるように変更します。
Oracle DBCAでは、次の操作を実行できます。
-
データベースの作成
-
データベースのデータベース・オプションの構成
-
データベースの削除
-
テンプレートの管理
初期化パラメータ・ファイルは、パラメータを含むASCIIテキスト・ファイルです。コマンドライン・ツールを使用してデータベースを作成および変更する場合に使用します。Oracle DBCAを使用してデータベースを作成すると、サーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)が初期化パラメータ・ファイルから作成され、初期化パラメータ・ファイルの名前が変更されます。Oracleは、名前変更されたファイルを初期化パラメータ・ファイルとして認識せず、インスタンスの開始後には使用しません。
Oracle DBCAで作成されたインスタンスを起動後に変更するには、ALTER SYSTEM
文を使用する必要があります。サーバー・パラメータ・ファイルは、テキスト・エディタを使用して参照または表示できないバイナリ・ファイルであるため、このファイル自体は変更できません。新規に作成されたサーバー・パラメータ・ファイルの場所は、ORACLE_HOME
\database
です。サーバー・パラメータ・ファイル名は、spfile
SID
.ora
です。
関連項目:
-
Oracle DBCAの使用方法の詳細は、Oracle Database 2日でデータベース管理者を参照してください。
親トピック: Windowsでのインストール後の構成