C.3 待機イベントの説明
この項では、特に有効な待機イベントの詳細について説明します。
必要に応じて、Oracle Databaseドキュメントの詳細情報への参照先が記載されています。次のSQL文を発行すると、待機イベントのアルファベット順の完全なリストを取得できます。
SQL> SELECT name FROM V$EVENT_NAME ORDER BY name;
C.3.1 alter system set dispatcher
セッションはALTER SYSTEM SET DISPATCHER
= string
文を発行し、ディスパッチャの起動を待機します。
待機時間: 1/100秒。待機中に、新しいディスパッチャが起動したかを検証し、起動されていない場合は、再び待機します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
waited |
セッションが1/100秒待機した回数 |
C.3.2 ARCH Remote Write
ARCnバックグラウンド・プロセスがブロックされてネットワーク書込み操作の終了を待機するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.3 ASYNC Remote Write
非同期ストリーミングRFSWRITE操作の時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。これには、停止リープおよびストリーミング・ネットワーク送信時間が含まれます。この時間はTTnn (REDO転送スレーブ)バックグラウンド・プロセスにより累積されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.13 broadcast mesg queue transition
プロセスでは、パブリッシャのチャネル・ハンドルをRELIABLEブロードキャスト・チャネルにクリーンアップするときに、broadcast mesg queue transitionの待機に入ります。パブリッシャはメッセージを空のキューに移動しますが、そのメッセージが実行済(done)キューに入るまでは実行できません。メッセージがまだ実行済(done)キューにない場合、プロセスはこの待機状態になります。この待機イベントが発生する可能性が高いのは、Oracleプロセスが正常終了しようとしているときか、PMONが無効なプロセスをクリーンアップするときです。
待機時間: 変動
パラメータ | 説明 |
---|---|
channel handle |
パブリッシャのチャネル・ハンドルのポインタ |
message |
ブロードキャスト・メッセージのポインタ |
location |
プロセスが待機しているKSRの機能を示す数値 |
C.3.14 broadcast mesg recovery queue transition
プロセスでは、パブリッシャのチャネル・ハンドルをRELIABLEブロードキャスト・チャネルにクリーンアップするときに、broadcast mesg recovery queue transitionの待機に入ります。ブロードキャスト・メッセージは、別のチャネル・ハンドルのリカバリ・キューにあります(たとえば、ch2)。このメッセージがch2チャネル・ハンドルのリカバリ・キューからまだ削除されていない場合、プロセスはこの待機に入ります。この待機イベントが発生する可能性が高いのは、Oracleプロセスが正常終了しようとしているときか、PMONが無効なプロセスをクリーンアップするときです。
待機時間: 変動
パラメータ | 説明 |
---|---|
channel handle |
パブリッシャのチャネル・ハンドルのポインタ |
message |
ブロードキャスト・メッセージのポインタ |
location |
プロセスが待機しているKSRの機能を示す数値 |
C.3.15 buffer busy waits
バッファが使用可能になるまで待機します。
セッションがバッファ・キャッシュ内でバッファを確保できない原因は4通りあり、各原因に個別の待機イベントが存在します。
-
buffer busy waits: 別のセッションがバッファを確保しているため、バッファ・キャッシュ内でバッファを確保できない。
-
read by other session: 別のセッションがディスクからバッファを読取り中であるため、バッファ・キャッシュ内でバッファを確保できない。
-
gc buffer busy acquire: 別のセッションが別のインスタンスのキャッシュからバッファを読取り中であるため、バッファ・キャッシュ内でバッファを確保できない。
-
gc buffer busy release: 別のインスタンスの別のセッションが、バッファを確保できるように、このキャッシュからバッファを自身のキャッシュに取得中であるため、バッファ・キャッシュ内でバッファを確保できない。
リリース10.1より前は、4つの原因はすべてbuffer busy waitsで対応されていました。リリース10.1では、gc buffer busy待機イベントが、gc buffer busy acquireおよびgc buffer busy releaseの両方の待機イベントに対応していました。
待機時間: 標準の待機時間は1秒。前回の待機中にセッションがバッファを待機していた場合は、次の待機時間は3秒になります。
関連項目:
バッファ・ビジー待機の待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.16 buffer deadlock
Oracleは、実際にはこのイベントを待機しません。単にフォアグラウンドがCPUを明け渡すだけです。したがって、このイベントが発生する可能性は非常に小さいといえます。これはアプリケーションが発生させたデッドロックではなく、キャッシュ・レイヤーによる擬似的なデッドロックです。キャッシュ・レイヤーは、一定時間内には所定のモードのバッファを取得できません。
待機時間: 0秒。フォアグラウンド・プロセスは単にCPUを明け渡した後、通常、CPU実行キューの終わりに入れられます。
C.3.17 buffer latch
セッションは、バッファ・ハッシュ連鎖ラッチを待機します。主にダンプ・ルーチンで使用されます。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
latch addr |
このラッチが位置するSGA内の仮想アドレス。このラッチの名前を検索するには、次の文を使用します。 select *
from v$latch a, v$latchname b
where addr = latch addr
and a.latch# = b.latch#; |
chain# |
バッファ・ハッシュ連鎖の配列に対する索引。連鎖が0xfffffffである場合、フォアグラウンドはLRUラッチを待機します。 |
C.3.18 buffer read retry
バッファの読取り中に、内容が変更されました。これは次の2つのうちのいずれかを意味します。
-
ブロック内に格納されたバージョン番号、dba、またはインカネーション番号および順序番号が、現在では一致しない。
-
ブロックに関するチェックサムが、ブロック内のチェックサムと一致しない。
ブロックは再び読み取られます(失敗は3回まで許容されます)。その後、破損しているとみなされたブロックがトレース・ファイルにダンプされます。
待機時間: 読取りの経過時間
C.3.19 checkpoint completed
セッションは、チェックポイントが完了するまで待機します。これは、データベース・クローズ時またはローカル・チェックポイント時などに発生することがあります。
待機時間: 5秒
パラメータ: なし
C.3.20 cleanup of aborted process
バックグラウンドでのプロセス生成中にプロセス生成が強制終了した場合、現在のセッションは、新しいプロセスのPIDが入力されるまで待機する必要があります。PIDが入力されるとすぐに、プロセス生成を実際に強制終了できます。
待機時間: 通常3秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
location |
待機位置 |
C.3.21 control file parallel write
-
セッションが制御ファイル・トランザクションを開始する場合(制御ファイル・トランザクションのコミット前にセッションがクラッシュする場合に備えて、制御ファイルが最新の状態に更新されるようにするため)
-
セッションがトランザクションを制御ファイルにコミットする場合
-
制御ファイル内の一般エントリを変更して、新しい値がすべての制御ファイルに書き込まれている場合
待機時間: すべての制御ファイルに対する書込みを完了するために必要な時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
files |
セッションが書き込んでいる制御ファイルの数。 |
blocks |
セッションが制御ファイルに書き込んでいるブロックの数。 |
requests |
セッションが書込みを希望しているI/O要求の数。 |
C.3.22 control file sequential read
-
制御ファイルのバックアップ中
-
(インスタンス間での)制御ファイルの情報の共有中
-
制御ファイルからの他のブロックの読取り中
-
ヘッダー・ブロックの読取り中
待機時間: 読取りの経過時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
file# |
セッションが読み込んでいる制御ファイル |
block# |
セッションが読取りを開始する制御ファイル内のブロック番号。ブロック・サイズはポートの物理ブロック・サイズです(通常、512バイト、一部のUNIXポートでは1KBまたは2KB)。 |
blocks |
セッションが読取りを試行しているブロックの数。 |
C.3.23 control file single write
この待機のシグナルは、制御ファイルの共有情報をディスクに書き込んでいるときに送られます。これは1つのエンキュー(CF)によって保護されるアトミック動作であるため、1回に1つのセッションのみがデータベース全体に書き込めます。
待機時間: 書込みの経過時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
file# |
セッションが現在書込み中の制御ファイル。 |
block# |
書込みを開始する制御ファイル内のブロック番号。ブロック・サイズはポートの物理ブロック・サイズです(通常、512バイト、一部のUNIXポートでは1KBまたは2KB)。 |
blocks |
セッションが書込みを試行しているブロックの数。 |
C.3.24 cursor: mutex S
セッションは、共有モードでmutexを要求している場合、現在別のセッションがこのmutexを同じカーソル・オブジェクトで排他モードで保持している場合にこのイベントを待機します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
カーソルのハッシュ値 |
P2 |
Mutex値(先頭2バイトは排他モードでmutexを保持するSID、最後の2バイトは通常ゼロ(0)) |
P3 |
(内部コード・ロケータが)Mutex SleepsとOR演算したMutex |
C.3.25 cursor: mutex X
セッションは排他モードでカーソル・オブジェクトのmutexを要求していますが、リソースがビジーであるために待機する必要があります。mutexはビジーです。これは、mutexが排他モードで別のセッションに保持されているか、1つ以上のセッションによって共有して保持されているためです。mutexの排他権限を付与できるようにするには、既存のmutex保持側がmutexを解放する必要があります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
カーソルのハッシュ値 |
P2 |
Mutex値(先頭2バイトは排他モードでmutexを保持するSID、最後の2バイトは通常ゼロ(0)) |
P3 |
(内部コード・ロケータが)Mutex SleepsとOR演算したMutex |
C.3.26 cursor: pin S
セッションは、共有mutexの確保を更新する場合、および別のセッションが現在同じカーソル・オブジェクト用の共有mutexの確保を更新処理中である場合にこのイベントを待機します。共有mutexの確保は非常に高速であるため、この待機イベントはほとんど発生しません。
待機時間: マイクロ秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
カーソルのハッシュ値 |
P2 |
Mutex値(先頭2バイトは排他モードでmutexを保持するSID、最後の2バイトは通常ゼロ(0)) |
P3 |
(内部コード・ロケータが)Mutex SleepsとOR演算したMutex |
C.3.27 cursor: pin S wait on X
セッションは、共有mutexの確保を要求している場合、および別のセッションが同じカーソル・オブジェクトで排他mutexの確保を保持している場合にこのイベントを待機します。
待機時間: マイクロ秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
カーソルのハッシュ値 |
P2 |
Mutex値(先頭2バイトは排他モードでmutexを保持するSID、最後の2バイトは通常ゼロ(0)) |
P3 |
(内部コード・ロケータが)Mutex SleepsとOR演算したMutex |
C.3.28 cursor: pin X
セッションは、カーソル・オブジェクトの排他mutex確保を要求している場合、およびリソースがビジーであるために待機する必要がある場合にこのイベントを待機します。カーソル・オブジェクトのmutex確保は、セッションによってすでに排他で保持されているか、共有mutex確保を保持している1つ以上のセッションがあるために、ビジーである場合があります。すべての保持側がカーソル・オブジェクトの確保を解放して、権限を付与できるようになるまで、排他待機側は待機する必要があります。
待機時間: マイクロ秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
カーソルのハッシュ値 |
P2 |
Mutex値(先頭2バイトは排他モードでmutexを保持するSID、最後の2バイトは通常ゼロ(0)) |
P3 |
(内部コード・ロケータが)Mutex SleepsとOR演算したMutex |
C.3.30 Data Guard: process exit
Data Guardは、Data Guardプロセスの終了時に、プロセスの終了を待機してから必要なプロセス・クリーンアップを試みます。プロセス終了のチェックごとに、1秒間スリープします。
C.3.32 db file parallel read
リカバリ時のイベントです。バッファ・プリフェッチ中に、最適化(複数のシングル・ブロック読取りの実行ではない)として発生する可能性もあります。リカバリ時に変更が必要となったデータベース・ブロックはデータベースからパラレルに読み込まれます。
待機時間: すべてのI/Oが完了するまでの時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
files |
セッションが読み込んでいるファイルの数。 |
blocks |
読み込まれるブロックの合計数。 |
requests |
I/O要求の合計数。この数値はブロックの合計数と同じです。 |
C.3.33 db file parallel write
このイベントはDBWRで発生します。これは、I/Oが完了するまでのDBWRの待機所要時間を示します。
非同期I/Oが利用可能な場合、db file async I/O submit待機イベントは、基本ストレージへのI/O送信の所要時間を取得します。
非同期I/Oが利用不可の場合、db file parallel writeは、送信時およびリープ時の所要時間を取得します。
待機時間: 未処理のI/Oがある間、DBWRは、書込みの一部が完了するまで待機します。DBWRは、すべての未処理のI/Oが完了するまで待機しません。
パラメータ | 説明 |
---|---|
requests |
I/O要求の合計数。この数値はブロックの合計数と同じです。 |
interrupt |
|
timeout |
I/O完了を待機するタイムアウト値を1/100秒で示します。 |
関連項目:
-
この待機イベントがI/O問題を特定するうえでどのように役立つのかは、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.34 db file scattered read
「db file sequential read」待機イベントと似ていますが、このイベントではセッションは複数のデータ・ブロックを読み込んでいます。
待機時間: すべてのI/Oの実行に必要な待機時間
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントがI/O問題を特定するうえでどのように役立つのかは、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.35 db file sequential read
セッションは、データベースからの順次読取りが実行されている間、待機します。このイベントは、制御ファイルの再構築、データ・ファイル・ヘッダーのダンプ、およびデータベース・ファイル・ヘッダーの取得にも使用されます。
待機時間: I/Oの実行に必要な待機時間
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントがI/O問題を特定するうえでどのように役立つのかは、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.36 db file single write
このイベントはファイル・ヘッダー書込みの待機に使用されます。
待機時間: I/Oの実行に必要な待機時間
関連項目:
-
この待機イベントがI/O問題を特定するうえでどのように役立つのかは、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.37 DFS db file lock
このロックの名前はDFです(詳細は、「Oracleエンキュー名」を参照してください)。
待機時間: ループ内で1秒。DBWRは、他のインスタンスがNULLモードにダウングレードするまで、ループ(スリープ、チェック)で待機します。待機中は、DBWRはバッファの書込みなどの他のタスクを実行できません。
パラメータ | 説明 |
---|---|
file |
「file#」を参照 |
C.3.38 DFS lock handle
セッションは、グローバル・ロック要求のロック・ハンドルを待機します。ロック・ハンドルはグローバル・ロックを識別するものです。このロック・ハンドルを使用すると、このグローバル・ロック上で他の操作を実行できます(変換や解除などの将来の操作でグローバル・ロックを識別できるようになります)。グローバル・ロックはDLMによって管理されます。
待機時間: セッションは、ロック・ハンドルがDLMから取得されるまでループで待機します。ループ内の待機時間は0.5秒です。
パラメータ | 説明 |
---|---|
name |
「name and type」を参照 |
mode |
「mode」を参照 |
id1 |
「id1」を参照 |
id2 |
「id2」を参照 |
C.3.39 direct path read
ダイレクト・パス処理中に、データはデータベース・ファイルに非同期的に読み取られます。セッションのある段階で、ディスクに対する未処理の非同期I/Oの処理をすべて完了しておく必要があります。この処理は、ダイレクト読取り中に未処理のロード要求(1つのロード要求が複数のI/Oで構成されることもある)を格納するためのスロットがなくなった場合にも必要になることがあります。
待機時間: 10秒セッションは、非同期I/Oを完了することで実行を再開します。最大の10秒まで待機することはありません。セッションは、すべての未処理I/Oが完了するまでタイト・ループとして待機します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
descriptor address |
セッションが現在待機中の未処理ダイレクトI/OのI/Oコンテキストに対するポインタ。 |
first dba |
記述子アドレスが参照しているコンテキスト内で最も古いI/Oのdba。 |
block cnt |
記述子アドレスが参照しているコンテキスト内の有効バッファの件数。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.40 direct path sync
ダイレクト・パス書込み処理中に、データはデータベース・ファイルに非同期的に書き込まれます。セッションのある時点で、ディスクに対する未処理の非同期I/Oの処理をすべて完了しておく必要があります。UNIXでは、データをディスクと同期化するfsync
コマンドが発行され、すべての書込みが完了してデータがすべてディスク上にあることが確認されます。
待機時間: fsync操作の完了にかかる時間。通常、未処理I/Oの完了にかかる時間となります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
file# |
「file#」を参照 |
flags |
デバッグ目的で使用されるフラグ。 |
C.3.41 direct path write
ダイレクト・パス処理中に、データはデータベース・ファイルに非同期的に書き込まれます。セッションのある段階で、ディスクに対する未処理の非同期I/Oの処理をすべて完了しておく必要があります。この処理は、ダイレクト書込み中に未処理のロード要求を格納するためのスロットがなくなった場合にも必要になる(1つのロードが複数のI/Oで構成される)ことがあります。
待機時間: 10秒セッションは、非同期I/Oを完了することで実行を再開します。最大の10秒まで待機することはありません。セッションは、すべての未処理I/Oが完了するまでタイト・ループとして待機します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
descriptor address |
セッションが現在待機中の未処理ダイレクトI/OのI/Oコンテキストに対するポインタ。 |
first dba |
記述子アドレスが参照しているコンテキスト内で最も古いI/Oのdba。 |
block cnt |
記述子アドレスが参照しているコンテキスト内の有効バッファの件数。 |
関連項目:
このパラメータの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.42 Disk file operations I/O
このイベントは、ディスク・ファイル操作(オープン、クローズ、検索、サイズ変更など)を待機するために使用されます。また、ブロック・ダンプやパスワード・ファイル・アクセスなどの他のI/O操作にも使用されます。
待機時間: I/Oの実行に必要な待機時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
FileOperation |
ファイル操作のタイプ |
fileno |
ファイル識別番号 |
filetype |
ファイルのタイプ(ログ・ファイル、データ・ファイルなど) |
C.3.43 dispatcher shutdown
即時または通常の停止中、停止プロセスは、すべてのディスパッチャが停止するまで待機する必要があります。各ディスパッチャにシグナルが送られると、停止を実行するセッションは、要求されたディスパッチャが停止するまで、このイベントを待機します。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
waited |
累積待機時間を示します。5分を経過すると、アラート・ファイルおよびトレース・ファイルに対して、セッションから問題発生の可能性を示す書込みが行われます。 |
関連項目:
SQL ALTER SYSTEM
文のSHUTDOWN
句を使用してディスパッチャを停止する方法は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
C.3.44 dispatcher timer
これは基本的には、ディスパッチャがアイドル状態にあって、なんらかの作業が渡されるまで待機していることを示します。
待機時間: 60秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
sleep time |
予定されたスリープ時間。ネットワークでのデータの受信または共有サーバー・プロセスからの転送によって作業が転送された場合、ディスパッチャがクライアントにデータを送り返す必要があるため、作業に復帰するまでの時間は短くなります。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.45 dupl. cluster key
新規クラスタ・キーの作成時には、競合条件が発生する可能性があります。別のプロセスがそのクラスタ・キーをデータ/索引ブロックに書き込んだ場合、セッションは待機してから再試行します。この再試行によって有効なクラスタ・キーが検出されます。
待機時間: 0.01秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
dba |
セッションがクラスタ・キーの挿入を試行しているブロックのdba。 |
C.3.46 enq: OW - initialization
データベース・ウォレットの初期化を試行しており、別のセッションがすでに初期化を始めている場合に、セッションはこのイベントで待機します。
待機時間: ウォレット・コンテキストの初期化に必要な合計時間
パラメータ: なし
関連項目:
エンキュー待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.47 enq: OW - termination
データベース・ウォレットの終了を試行しており、別のセッションがすでに終了を始めている場合に、セッションはこのイベントで待機します。
待機時間: ウォレット・コンテキストが使用するメモリーの割当て解除およびコンテキストの終了に必要な合計時間。
パラメータ: なし
関連項目:
エンキュー待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.48 enq: SV - contention
セッションは、順序付けられた順序オブジェクトから順序番号にアクセスしています。
待機時間: 要求された順序番号が取得されるまで待機する実際の時間。
パラメータ | 説明 |
---|---|
id1 |
順序オブジェクト番号 |
関連項目:
順序の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください
C.3.50 enq: TX - row lock contention
この待機イベントの発生原因はいくつか考えられます。
-
他のセッションが変更している1つの行または複数の行をユーザーが更新または削除しようとしている場合。ロックを保持しているセッションは、COMMITまたはROLLBACKを実行したときにロックを解放します。
-
一意索引内の潜在的な重複のためにセッションが待機している場合。2つのセッションが同じキー値を挿入しようとする場合、第2のセッションはORA-0001が発生したかどうかを確認するまで、待機する必要があります。ロックを保持しているセッションは、COMMITまたはROLLBACKを実行したときにロックを解放します。
-
共有ビットマップ索引フラグメントのためにセッションが待機している場合。ビットマップ索引では、キー値およびROWID範囲が索引付けされます。ビットマップ索引の各エントリには実際の表の行を数多く含めることができます。2つのセッションが同じビットマップ索引フラグメントでカバーされる行を更新する場合、第2のセッションは、TXロックを待機して、第1のトランザクションのCOMMITまたはROLLBACKを待機します。
C.3.51 enqueue
セッションは、ローカル・エンキューを待機しています。
待機時間は、エンキュー名によって異なります(「Oracleエンキュー名」を参照してください)。
待機時間: エンキュー名によって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
name |
「name and type」を参照 |
mode |
「mode」を参照 |
関連項目:
エンキュー待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.52 flashback buf free by RVWR
この待機イベントは、フラッシュバック・データベースがオンのときにのみ発生します。バッファの満杯によりディスクのフラッシュバック・ログにフラッシュバック・データを書き込むため、セッションはリカバリ・ライター(RVWR)を待機します。RVWRがバッファを解放できるまで、セッションは待機が必要となる場合があります。
このイベントがデータベースの待機イベントの最上位となるのは、通常、高速リカバリ領域用のファイル・システムまたはストレージ・システムが、Oracleがフラッシュバック・データベース・ログを書き込むために必要な十分な帯域幅をサポートしていないためです。チューニングの考慮事項の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』のフラッシュバック・データベースに関する項を参照してください。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.53 flashback log file sync
フラッシュバック・データベース・データがディスクに書き込まれるまで待機します。
待機時間: RVWRによるフラッシュバック・データベース・データの書込みおよびこのプロセスの転送が含まれます。
パラメータ: なし
C.3.54 free buffer waits
この待機イベントの発生原因はいくつか考えられます。
-
すべてのバッファ取得が中断されている場合。これは、以前読取り専用だったファイルが、現在読み書き両用になっている場合に発生することがあります。既存のバッファは、(パラレル(共有)でのマウント時に必要な)ロック要素とリンクされていないため、既存のバッファすべてを無効にする必要があります。このため、無効化が完了するまでは、キャッシュ・バッファはデータ・ブロック・アドレスに対して割り当てられません。
-
セッションが、使用済バッファを使用済キューに移動したため、使用済キューが一杯になった場合。最初に使用済キューに書き込む必要があります。セッションは、このイベントを待機してから使用可能バッファの検索を再試行します。
-
検査済使用可能バッファと等しい数のバッファの検査後にも発生します。使用可能バッファが検出されない場合、Oracleは1秒間待機してから バッファの取得を再試行します(コンテキストによって異なります)。詳細は、free buffer inspectedを参照してください。
待機時間: 1秒
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.55 free global transaction table entry
セッションは(分散データベース・オプションによって使用される)グローバル・トランザクション表内の使用可能スロットを待機しています。1秒間待機してから再試行します。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
tries |
グローバル・トランザクション表内の使用可能スロットを検索するための、セッションによる試行回数。 |
C.3.56 free process state object
プロセスの作成中に使用されます。セッションはプロセス表をスキャンして、使用可能プロセス・スロットを検索します。スロットが検出されない場合、PMONは、プロセス表内のすべてのプロセスが現在もアクティブかどうかを確認するために転送されます。無効なプロセスがある場合、PMONはそれらのプロセスを消去して新規プロセスがプロセス・スロットを使用できるようにします。その後で、待機中のプロセスはプロセス表を再スキャンして、新規スロットを検索します。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.61 gc cr block busy
このイベントは、要求された読取り一貫性(CR)バッファがクラスタ内の別のインスタンスから転送されたが、サービス・インスタンスで要求を保留する必要があったことを示します。
これは、使用済バッファを転送する必要がある場合、キャッシュ・フュージョン転送を処理する前にREDOをフラッシュする必要がある場合に発生する可能性があります。これは、要求されたバッファがリモート・インスタンス上の別のプロセスによって保持されている場合にも発生する可能性があります。サービス・インスタンスは、REDOフラッシュの完了後、またはバッファが保持プロセスによって解放されると、要求されたバッファを転送します。
待機時間: 要求されたバッファを受信するために実際に必要な時間。
C.3.62 gc cr block congested
このイベントは、要求された読取り一貫性(CR)バッファがクラスタ内の別のインスタンスから転送されたが、要求がサービス・インスタンスで長時間キューに入れられたことを示します。
これは、着信キャッシュ・フュージョン要求が大量に存在するため、GCSサーバー・プロセス(LMSnおよびLMnn)が非常にビジーである場合に発生する可能性があります。通常、GCSサーバー・プロセス(GCS_SERVER_PROCESSES
)を増やすことは、GCSサーバー・プロセスの輻輳を緩和するための対策です。
待機時間: 要求されたバッファを受信するために実際に必要な時間。
関連項目:
C.3.63 gc cr block lost
このイベントは、キャッシュ・フュージョン読取り一貫性(CR)バッファ要求によってブロックが失われる可能性があることを示します。要求は自動的に再試行されます。
これは通常、信頼性の低いインターコネクト・ネットワーク・プロトコル(通常はネットワークが輻輳していてパケットが削除されるとき)によって発生します。また、インターコネクト・ハードウェア・エラーの結果、または過負荷になったシステムの結果、またはキャッシュ・フュージョンにプライベート・ネットワークではなくパブリック・ネットワーク・パスが使用されたことを示す符号でもかまいません。
待機時間: 失われた可能性があるブロックを検出するために実際に必要な時間。
C.3.69 gc current block busy
このイベントは、要求された現在のバッファがクラスタ内の別のインスタンスから転送されたが、サービス・インスタンスで要求を保留する必要があったことを示します。
これは、使用済バッファを転送する必要がある場合、キャッシュ・フュージョン転送を処理する前にREDOをフラッシュする必要がある場合に発生する可能性があります。これは、要求されたバッファがリモート・インスタンス上の別のプロセスによって保持されている場合にも発生する可能性があります。サービス・インスタンスは、REDOフラッシュの完了後、またはバッファが保持プロセスによって解放されると、要求されたバッファを転送します。
待機時間: 要求されたバッファを受信するために実際に必要な時間。
C.3.70 gc current block congested
このイベントは、要求された現在のバッファがクラスタ内の別のインスタンスから転送されたが、要求がサービス・インスタンスで長時間キューに入れられたことを示します。
これは、着信キャッシュ・フュージョン要求が大量に存在するため、GCSサーバー・プロセス(LMS)が非常にビジーである場合に発生する可能性があります。通常、GCSサーバー・プロセス(GCS_SERVER_PROCESSES
)を増やすことは、GCSサーバー・プロセスの輻輳を緩和するための対策です。
待機時間: 要求されたバッファを受信するために実際に必要な時間。
関連項目:
C.3.71 gc current block lost
このイベントは、キャッシュ・フュージョンの現在のバッファ要求によってブロックが失われる可能性があることを示します。要求は自動的に再試行されます。
これは通常、信頼性の低いインターコネクト・ネットワーク・プロトコル(通常はネットワークが輻輳していてパケットが削除されるとき)によって発生します。また、インターコネクト・ハードウェア・エラーの結果、または過負荷になったシステムの結果、またはキャッシュ・フュージョンにプライベート・ネットワークではなくパブリック・ネットワーク・パスが使用されたことを示す符号でもかまいません。
待機時間: 失われた可能性があるブロックを検出するために実際に必要な時間。
C.3.78 inactive transaction branch
セッションは、別のセッションが現在使用しているトランザクション・ブランチを待機します。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
branch# |
セッションが待機しているトランザクションのシリアル番号。 |
waited |
「waited」を参照 |
C.3.79 index block split
索引ブロック内の索引キーの検索中に、索引ブロックが分割されていることが判明しました。Oracleは分割が完了するまで待機してから、キー検索を再試行します。
待機時間: セッションがCPUを明け渡すため、実際には待機時間はありません。
パラメータ | 説明 |
---|---|
rootdba |
索引のルート。 |
level |
これは、セッションが索引内で分割を試行しているブロックのレベルです。リーフ・ブロックはレベル0です。レベルが0より大きい場合は、ブランチ・ブロックです。(ルート・ブロックは特殊なブランチ・ブロックとみなされます)。 |
childdba |
セッションが分割を試行しているブロック。 |
C.3.80 instance state change
セッションは、SMONがキャッシュまたはトランザクション・リカバリを使用可能または使用禁止にするまで待機します。これは、通常、ALTER DATABASE OPEN
またはCLOSE
中に発生します。
待機時間: アクションに必要な時間(必要なリカバリの量)によって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
layer |
この値は、1または2になります。1の場合、トランザクション・レイヤーがトランザクション・リカバリを要求していることを示します。2の場合、キャッシュ・リカバリが実行されることを示します。 |
value |
この値は0(使用禁止)または1(使用可能)です。 |
waited |
これまでに待機した秒数。 |
C.3.81 io done
セッションはI/Oが完了するまで待機するか、I/O要求を発行するためのスレーブ・プロセスが使用可能になるまで待機します。このイベントは、非同期I/Oをサポートしないプラットフォーム上で発生します。
待機時間: 50ミリ秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
msg ptr |
I/O要求に対するポインタ。 |
C.3.82 ksxr wait for mount shared
Oracleインスタンスのインスタンス間ブロードキャスト機能が、共有モードのデータベース・マウントが終了するまで待機中です。
待機時間: インスタンスのマウントにかかる時間。このイベントの無期限待機は、インスタンスの開始がハングアップ中であることを示しています。
C.3.83 ktm: instance recovery
セッションは、SMONがインスタンス・リカバリ、トランザクション・リカバリまたはソート・セグメントのクリーンアップを完了するまで待機します。
待機時間: リカバリに必要な時間によって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
undo segment# |
一般的に、値が0の場合にはSMONはインスタンス・リカバリを実行中です。P1が0より大きい場合、ロールバック・セグメントを検索するには、次の問合せを使用します。 select *
from v$rollstat
where usn = undo segment#; |
C.3.84 latch activity
このイベントは、ラッチの消去が必要かどうかを判断するプロセスの一部として使用されます。
待機時間: 0.05から0.1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
address |
チェックされているラッチのアドレス。 |
number |
アクティビティを持つラッチのラッチ番号。ラッチの詳細情報を検索するには、次のSQL文を使用します。 select *
from v$latchname
where latch# = number; |
process# |
値が0の場合、流入テストの第1フェーズです。 |
関連項目:
ラッチ待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.85 latch free
プロセスは、現在ビジー状態の(別のプロセスによって保持されている)ラッチを待機します。
待機時間: 待機時間は指数関数的に増加し、ラッチ上のスピンは含まれません(アクティブ待機)。最大待機時間は、プロセスが保持しているラッチ数によっても異なります。最大2秒まで待機時間は増加します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
address |
プロセスが待機しているラッチのアドレス。 |
number |
select *
from v$latchname
where latch# = number; |
tries |
プロセスがラッチの取得を試行して(スピンによって、速度が低下する)、スリープする必要がある回数。 |
関連項目:
ラッチ待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.86 latch: redo copy
REDOコピー・ラッチは、セッションが変更をREDOログ・バッファに書き込み、データをバッファからREDOログにコピーする前に現在のライターが存在しないことをLGWRプロセスが確認するために取得します。
C.3.87 latch: row cache objects
このイベントは、別のセッションがディクショナリ・キャッシュ(行キャッシュ)の一部の内容を変更している場合に発生します。このイベントは、高い解析アクティビティに関連付けられていますが、ロールバック・セグメントの操作などの他の理由で発生する場合があります。V$ROWCACHE
は、行キャッシュが競合している部分を示すことができます。
C.3.88 library cache load lock
セッションは、データベース・オブジェクトをロードするためのロード・ロックの検索を試行します。他のプロセスが同一のオブジェクトをロードできないように、ロード・ロックは常に排他モードで取得されます。ロード・ロックがビジー状態の場合、セッションはロックが使用可能になるまでこのイベントを待機します。
待機時間: 3秒(PMONに1秒)
パラメータ | 説明 |
---|---|
object address |
ロードされているオブジェクトのアドレス。 |
lock address |
使用されているロード・ロックのアドレス。 |
mask |
ロードする必要のあるオブジェクトのデータ部分。 |
C.3.89 library cache lock
-
クライアントは、別のクライアントが同じオブジェクトにアクセスしないようにできます。
-
クライアントは、長期間にわたって依存性を維持できます(たとえば、別のクライアントはそのオブジェクトを変更できません)。
このロックの取得には、ライブラリ・キャッシュ内のオブジェクト位置を見つける働きもあります。
待機時間: 3秒(PMONに1秒)
パラメータ | 説明 |
---|---|
handle address |
ロードされているオブジェクトのアドレス。 |
lock address |
使用されているロード・ロックのアドレス。これはラッチやエンキューとは異なり、ステート・オブジェクトです。 |
mode |
ロードする必要のあるオブジェクトのデータ部分。 |
namespace |
「namespace」を参照 |
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.90 library cache pin
このイベントはライブラリ・キャッシュの同時実行性を管理します。オブジェクトを確保すると、ヒープがメモリーにロードされます。クライアントがオブジェクトを変更または検討するには、クライアントはロック後に確保を取得する必要があります。
待機時間: 3秒(PMONに1秒)
パラメータ | 説明 |
---|---|
handle address |
ロードされているオブジェクトのアドレス。 |
pin address |
使用されているロード・ロックのアドレス。これはラッチやエンキューとは異なり、基本的にステート・オブジェクトです。 |
mode |
ロードする必要のあるオブジェクトのデータ部分。 |
namespace |
「namespace」を参照 |
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.92 library cache: mutex X
ライブラリ・キャッシュmutexは共有プール内のハッシュ・バケットを保護します。各ハッシュ・バケットには多数のカーソルが含まれています。保護する構造体のいずれかを変更する前に、mutexは、排他モードで保持する必要があります。この待機イベントは、通常、高い解析アクティビティに関連付けられています。
C.3.93 LMON global data update
ローリング移行操作では、グローバル・データが更新されたことを確認するためにLMONからの応答を待機しています。
待機時間: LMONがグローバル・データを公開または取得するための時間
パラメータ: なし
C.3.94 Log archive I/O
オンラインREDOログ(本番データベースの場合)またはスタンバイREDOログ(スタンバイ・データベースの場合)のローカル・アーカイブに使用されます。アーカイブ・プロセスのすべてのI/Oバッファが進行中のI/Oに使用されたために、アーカイブ・プロセスのI/Oバッファが使い果たされた場合、このシステムの待機イベント内で、使用可能I/Oバッファの待機が検出されます。
待機時間: ディスクの速度に応じて異なります。
パラメータ: なし
C.3.95 log buffer space
セッションがログ・バッファにデータを書き込む速度が、LGWRによる書出し速度を上回るため、ログ・バッファ内の領域を待機しています。ログ・バッファが小さい場合は、大きくするか、ストライプ・ディスクなどの高速ディスクにログ・ファイルを移動することを検討してください。
待機時間: 通常は1秒。ただし、ログ・ファイルの切替えの完了を待機している場合は5秒。
パラメータ: なし
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.96 log file parallel write
REDOレコードをログ・バッファからREDOログ・ファイルに書き込んでいます。
待機時間: 物理的I/O(書込み)の完了に必要な時間。REDOレコードはパラレルで書き込まれますが、パラレル書込みは、最後のI/Oがディスク上に書き込まれるまで完了しません。
パラメータ | 説明 |
---|---|
files |
書き込まれるファイルの数。 |
blocks |
書き込まれるブロックの数。 |
requests |
I/O要求の数。 |
関連項目:
この待機イベントがI/O問題を特定するうえでどのように役立つのかは、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.97 log file sequential read
ログ・ファイルから読取りが戻るまで待機しています。このイベントは、ログ・ファイルからのREDOレコードの読取りで使用されます。
待機時間: 物理的I/O(読取り)の完了に必要な時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
log# |
ログ・グループ内のログ・ファイルの相対順序番号(ログ・ファイルのダンプでのみ使用されます)。 |
block# |
「block#」を参照 |
blocks |
読み込むブロックの数。 |
C.3.98 log file single write
ログ・ファイルへの書込みが完了するまで待機しています。このイベントは、ログ・ファイル・ヘッダーの更新中に使用されます。ログ・ファイル・メンバーを追加するとき、および順序番号を増分するときにシグナルが送られます。
待機時間: 物理的I/O(書込み)の完了に必要な時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
log# |
セッションが現在書き込んでいるグループ/ログの番号。 |
block# |
「block#」を参照 |
blocks |
書き込むブロックの数。 |
C.3.99 log file switch (archiving needed)
LGWRのスイッチ先のログがまだアーカイブされていないため、ログ・スイッチを待機しています。アラート・ログを調べて、アーカイブ書込みの失敗によってアーカイブが停止していないかどうかを確認してください。アーカイブのスピードを上げるには、アーカイブ・プロセスを追加するか、アーカイブ・ファイルをストライプ・ディスクに書き込むことを検討してください。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.100 log file switch (checkpoint incomplete)
セッションが次のログに折返しできないため、ログ・スイッチを待機しています。折返しが実行できないのは、そのログのチェックポイントが完了していないためです。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.101 log file switch (clearing log file)
CLEAR LOGFILE
コマンドまたはリカバリが実行した暗黙のログ・ファイル消去によってログを消去中であるため、ログ・スイッチを待機しています。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.102 log file switch (private strand flush incomplete)
REDOを生成しようとしているユーザー・セッションは、DBWRがIMUバッファからログ・バッファにREDOのフラッシングを終了するまでLGWRが待機する場合、DBWRが終了したときにLGWRが現在のログの書込みを終了してログ・ファイルを切り替える場合にこのイベントで待機します。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.104 log file sync
ユーザー・セッションをコミットするには、セッションのREDO情報をREDOログ・ファイルにフラッシュする必要があります。ユーザー・セッションは、LGWRを転送してログ・バッファをREDOログ・ファイルに書き込みます。LGWRによる書込みが完了すると、LGWRはユーザー・セッションを転送します。
待機時間: ログ・バッファの書込みと転送の時間が含まれます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
buffer# |
同期化する必要があるREDOログ・バッファ内の物理バッファの数。 |
関連項目:
-
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
-
この待機イベントの潜在的な原因の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.105 log switch/archive
ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CHANGE
scn文の一部として使用されます。セッションは、すべてのオープン・スレッドからのカレント・ログがアーカイブされるまで待機します。
待機時間: 最大10秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
thread# |
カレント・ログをアーカイブ中のスレッドのスレッド番号。 |
C.3.106 optimizer stats update retry
同時セッションが同じオブジェクトのオプティマイザ統計を更新しようとする場合、ライブラリ/行キャッシュ・エントリの必要なロック/確保をすべて獲得したセッションを除くすべてのセッションは、この待機イベントで待機し、しばらくしてからロックを再試行します。DBMS_STATS
パッケージを使用するメンテナンス操作および明示的な統計収集に加えて、ユーザーのかわりに、またはOracle Databaseのメンテナンス目的で、Oracle Database自身がオブジェクトの統計を更新する場合があります。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.107 parallel recovery change buffer free
パラレル・リカバリ・コーディネータは、マッピング変更バッファがリカバリ・スレーブの1つによって解放されるまで待機しています。
待機時間: 100ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.108 parallel recovery control message reply
パラレル・リカバリ・コーディネータは、すべてのリカバリ・スレーブが同期制御メッセージに応答するまで待機しています。
待機時間: 100ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.109 parallel recovery coord send blocked
リカバリ・スレーブがすでに受信しているREDOを引き続きアクティブに適用し、まだチャネルを解放していないため、パラレル・リカバリ・コーディネータはREDO変更メッセージを送信できません。
待機時間: 100ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.110 parallel recovery coord wait for reply
パラレル・リカバリ・コーディネータは、すべてのリカバリ・スレーブの終了を待機しています。
待機時間: 100ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.111 parallel recovery coordinator waits for slave cleanup
パラレル・リカバリ・コーディネータは、すべてのリカバリ・スレーブが正常に終了されるのを待機しています。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.112 parallel recovery read buffer free
パラレル・リカバリ・コーディネータは、ログ読取りバッファがすべてのリカバリ・スレーブによって解放されるまで待機しています。すべてのリカバリ・スレーブがログ読取りバッファからのREDOの適用を終了した場合のみ、コーディネータがこのバッファを使用して次のログ読取りを発行できます。
待機時間: 100ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.113 parallel recovery slave next change
パラレル・リカバリ・スレーブは、アイドル状態でコーディネータからの次の変更メッセージを待機しています。
待機時間: 100ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.114 pending global transaction(s)
このイベントはテスト中にのみ発生します。セッションは保留中のトランザクションがクリアされるまで待機します。
待機時間: 30秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
scans |
セッションが |
C.3.115 pipe get
セッションは、パイプを使用してメッセージを受け取るか、パイプ・タイマーが時間切れになるまで待機します。
待機時間: 5秒の起動(確認)時間およびユーザーが設定したパイプ・タイマーの時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
handle address |
このパイプのライブラリ・キャッシュ・オブジェクト・ハンドル。 |
buffer length |
バッファの長さ。 |
timeout |
ユーザーが設定したパイプ・タイマー。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.116 pipe put
セッションは、パイプ送信タイマーが時間切れになるか、パイプ内で領域が使用可能になるまで待機します。
待機時間: 5秒の起動(確認)時間およびユーザーが提供したタイムアウトの値
パラメータ | 説明 |
---|---|
handle address |
このパイプのライブラリ・キャッシュ・オブジェクト・ハンドル。 |
record length |
パイプに書き出されたレコードまたはバッファの長さ。 |
timeout |
ユーザーが設定したパイプ・タイマー。 |
C.3.117 PL/SQL lock timer
このイベントは、DBMS_LOCK.SLEEP
プロシージャを介してコールされます。通常、このイベントはユーザーが作成したプロシージャによって発生します。
待機時間: 1/100秒単位。ユーザーのコンテキストによって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
duration |
ユーザーが、 |
C.3.118 pmon timer
これはPMONの主要な待機イベントです。PMONがアイドル状態の場合、このイベントを待機しています。
待機時間: 最大3秒(事前に転送されない場合)
パラメータ | 説明 |
---|---|
duration |
PMONがスリープを試行している実時間。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.119 prior spawner clean up
前のプロセスがバックグラウンドの生成中に終了した場合、新しくバックグラウンドを作成しようとする現在のプロセスは、前のプロセス状態がクリーンアップされるまで待機する必要があります。
待機時間: 通常3から10秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
process_pid |
状態をクリーンアップする必要があるプロセスのプロセス識別子(「 |
process_sno |
状態をクリーンアップする必要があるプロセスのプロセス・シリアル番号(「 |
C.3.120 process startup
共有サーバー、ディスパッチャまたはその他のバックグラウンド・プロセスの起動を待機します。
待機時間: 最大1秒(バックグラウンド・プロセスが起動するまで)待機します。タイムアウトした場合は、5分経過するまで再待機してからエラー信号を送ります。プロセスが起動されると、イベントはこれを通知します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
type |
起動されたプロセス型。 |
process# |
起動されているプロセスのプロセス番号。 |
waited |
プロセス起動までの累積待機時間。 |
C.3.121 PX Deque wait
プロセスはパラレル実行中にメッセージを待機しています。
待機時間: メッセージが到着するまでの時間によって異なります。通常は短時間で完了します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
reason |
デキューの理由。 |
sleeptime |
セッションがスリープ状態だった時間。 |
loop |
セッションがスリープ状態になった合計回数。 |
C.3.122 PX qref latch
各パラレル実行プロセスには、パラレル実行qrefラッチがあります。キュー・バッファを操作する前に、このラッチを取得する必要があります。
待機時間: 最大1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
function |
セッションが実行中の待機のタイプ。 |
sleeptime |
セッションが待機する時間(1/100秒)。 |
qref |
セッションが待機しているプロセス・キューのアドレス。 |
C.3.123 PX server shutdown
パラレル実行スレーブは、通常または即時停止時に転送され、完全に停止されます。10秒を経過しても活動中のパラレル実行スレーブはすべて削除されます。
待機時間: 最大0.5秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
nalive |
現在も実行中のパラレル実行スレーブの数。 |
sleeptime |
セッションがこのイベントの待機を開始してからの合計スリープ時間。 |
loop |
セッションがこのイベントを待機した回数。 |
C.3.124 PX signal server
このイベントは排他モードでのみ発生します。問合せコーディネータは問合せスレーブに対して、エラーの発生を通知するシグナルを送っています。
待機時間: 0.5秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
serial |
スレーブ・プロセス・キューのシリアル番号。 |
error |
発生したエラー。 |
nbusy |
現在もビジー状態にあるスレーブ・プロセスの数。 |
C.3.125 rdbms ipc message
このイベントはバックグラウンド・プロセス(LGWR、DBWR、LMS0)で使用されます。バックグラウンド・プロセスがアイドル状態にあり、なんらかの作業を実行するためのIPCメッセージがフォアグラウンド・プロセスから送信されるのを待機していることを示します。
待機時間: 最大3秒。パラメータtimeoutは実スリープ時間を示します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
timeout |
セッションがIPCメッセージを待機する時間。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.126 rdbms ipc message block
このイベントは、すべてのメッセージ・ブロックが使用中であり、セッションはメッセージ・ブロックが使用可能になるまで待機する必要があったことを示します。
待機時間: 最大60秒。
パラメータ: なし
C.3.127 rdbms ipc reply
このイベントは、バックグラウンド・プロセスの1つからのメッセージを待機するために使用されます。
待機時間: ユーザーが指定した時間。パラメータtimeoutで示されます。
パラメータ | 説明 |
---|---|
from_process |
セッションが待機しているバックグラウンド・プロセス。セッションが送信したIPCメッセージに対する応答を待機しています。 |
timeout |
このプロセスが応答を待機する時間(秒)。 |
C.3.129 recovery active instance mapping setup
このイベントは、リモート・インスタンス上のリカバリ・コンテキストの設定にかかった時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.130 recovery apply pending
このイベントは、適用スレーブがすべての保留中の変更を特定のSCNまで適用するのを、logmergerプロセスが待機した時間(1/100秒単位)を追跡します。
C.3.132 recovery checkpoint
この待機イベントは、すべてのインスタンス上のDBWRプロセスが使用済バッファを特定のSCNまでディスクに書き込むのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡します。
C.3.133 recovery file header update for checkpoint
この待機イベントは、マスターlogmergerが最新のチェックポイントを記録するためにファイル・ヘッダーを更新するのを、MRP0プロセスが待機するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡します。
C.3.134 recovery file header update for fuzziness
この待機イベントは、メディア・リカバリのあいまいさを記録するためにファイル・ヘッダーの更新にかかった時間(1/100秒単位)を追跡します。
C.3.136 recovery merge pending
この待機イベントは、リモートlogmergerが特定のSCNまで変更をマージするのを、MRP0プロセスが待機するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.137 recovery metadata latch
この待機イベントは、問合せSCNを進めるためにアクティブなDataGuardメタデータの更新ラッチの取得にかかった時間(1/100秒単位)を追跡します。
C.3.138 recovery move influx buffers
この待機イベントは、すべての適用スレーブがインフラックス・バッファを使用済キューに移動するのを待機するのにかかった時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.139 recovery read
パラレル・リカバリ・スレーブ(またはシリアル・リカバリ・プロセス)は、データ・ブロックのバッチ読取りが完了するのを待機しています。
待機時間: 物理的I/O(読取り)の完了に必要な時間
パラメータ: なし
C.3.140 recovery receive buffer free
この待機イベントは、受信したバッファが次の変更のために解放されるように、インスタンス上の受信者のプロセスが適用スレーブによる受信済バッファからの変更の適用を待機するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.141 recovery remote file verification
この待機イベントは、リモートlogmergerがモート・インスタンス上でファイルの確認を完了するのを、MRP0プロセスが待機するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡します。
C.3.142 recovery send buffer free
この待機イベントは、バッファを新しい変更のために再利用できるように、送信者のプロセスが適用スレーブによるローカル・インスタンスからの変更の適用を待機するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.144 Redo Transport Attach
任意のネットワーク・プロセスの接続、ログオン、およびRFSATTACHの実行に費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.145 Redo Transport Close
ARCn、NSSn、およびTTnnプロセスがRFSCLOSE操作およびRFSRGSTR操作を行うために費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.146 Redo Transport Detach
任意のネットワーク・プロセスのRFSDETACHおよび切断の実行に費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.147 Redo Transport Open
ARCn、NSSn、およびTTnnバックグラウンド・プロセスがRFSCREAT操作およびRFSANNCE操作を実行するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.148 Redo Transport Ping
ARCnバックグラウンド・プロセスがRFSPING操作を実行するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.149 Redo Transport Slave Shutdown
LGWRがNSSnおよびTTnnプロセスの停止および強制終了を行うのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.150 Redo Transport Slave Startup
LGWRがNSSnおよびTTnnプロセスの起動と初期化を実行するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.151 Redo Writer Remote Sync Complete
LGWRが、リモート宛先へのネットワーク書込みのリープを完了するために費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.152 Redo Writer Remote Sync Notify
LGWRが、リモート宛先へのネットワーク書込みを発行するのに費やした時間(1/100秒単位)を追跡するために使用されます。
C.3.154 resmgr:become active
セッションは、リソース・マネージャのアクティブ・セッション・スロットを待機しています。このイベントは、リソース・マネージャが使用可能で、かつセッションのカレント・コンシューマ・グループのアクティブ・セッション数が、そのコンシューマ・グループのカレント・リソース・プランのアクティブ・セッションの制限値を超える場合に発生します。この待機イベントの発生を低減するには、セッションのカレント・コンシューマ・グループのアクティブ・セッションの制限値を増やします。
待機時間: アクティブ・セッション・スロットに割り当てられたセッション待機時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
location |
待機位置 |
C.3.155 resmgr:cpu quantum
セッションは、CPU数を割り当てるために待機しています。このイベントは、リソース・マネージャが使用可能で、CPU消費量を抑えている場合に発生します。この待機イベントの発生を減らすには、セッションのカレント・コンシューマ・グループに割り当てるCPUを増やします。
待機時間: CPU割当てを確保するために待機したセッション時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
location |
待機位置 |
Consumer Group ID |
待機中のセッションのコンシューマ・グループID。この値は、 |
関連項目:
C.3.156 resmgr: I/O rate limit
セッションは、I/Oを発行するためにI/O帯域幅が使用可能になるのを待機しています。このイベントは、PDB I/Oレート制限がMAX_IOPS
またはMAX_MBPS
パラメータ(あるいはその両方)を設定することによって有効になった場合に発生します。
C.3.157 resmgr:pq queued
セッションは、パラレル文のキューで待機しています。
待機時間: 要求された並列度でこのセッションを実行するために十分なパラレル問合せプロセスが使用可能になるまでの待機時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
location |
待機位置 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』を参照してください。
C.3.158 rolling migration: cluster quiesce
クラスタがローリング移行を開始しようとしているときにインスタンスが待機する待機イベントです。ローリング移行を許可する前に、インスタンスは、ローリング移行の実行をブロックする権限がある操作を待機しています。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
location |
ローリング・アップグレード/ダウングレードが開始できるように、権限が与えられた動作の終了を待っている場合、値は1となります。クラスタのすべてのノードでローリング・アップグレード/ダウングレードの終了を待っている場合、値は2となります。 |
waits |
カレント位置で待機に使用される秒数。 |
C.3.159 row cache lock
セッションはデータ・ディクショナリ・ロックの取得を試行しています。
待機時間: 最大60秒。
パラメータ | 説明 |
---|---|
cache id |
|
mode |
「mode」を参照 |
request |
ユーザーが設定したパイプ・タイマー。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.160 RVWR wait for flashback copy
要求されたフラッシュバック・データを書き出すために、プロセスがフラッシュバック・データベース・データをフラッシュバック・バッファにコピーするまで待機します。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
copy latch # |
RVWRが対応しているフラッシュバック・コピー・ラッチの数 |
C.3.161 sbtbufinfo
このファンクションは、Oracleが、SBTレイヤーで割り当てられているI/Oバッファのサイズおよび数を検出する必要がある場合にコールされます。これは、非常に高速で、ブロックは発生しません。
待機時間: 1ミリ秒未満
パラメータ: なし
C.3.164 sbtrelbuf
このファンクションは、SBTレイヤーにより多くのデータを入れられるように、リストア・ジョブ中にすでに処理されたI/Oバッファを解放します。これは、非常に高速で、ブロックは発生しません。
待機時間: 1ミリ秒未満
パラメータ: なし
C.3.165 scginq AST call
リソース上で保持されている最上位ロック・モードを検出するために、セッションによってコールされます。
待機時間: 最大0.2秒。ただし、NULLモード取得ASTが起動されるまで待機は継続します。
パラメータ: なし
C.3.166 SGA: allocation forcing component growth
MMANがメモリーを獲得してポストするまで、4031の後の自動チューニングSGAにより即時モードでのメモリー送信で待機するプロセスです。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.167 SGA: MMAN sleep for component shrink
コンポーネントの静止グラニュルを完全に空にしようとしている間、自動チューニング・メモリー要求を満たすために自身を待機してポストするためのMMANです。リリース10.1では、このイベントの名前はwait for SGA component shrinkでした。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
component_id(メモリー・プールに相当) |
P2 |
グラニュル単位のカレント・サイズ |
P3 |
グラニュル単位のターゲット・サイズ |
C.3.168 SGA: sga_target resize
SGAターゲットのサイズが変更されている間に待機するメモリー・サイズ変更要求です。リリース10.1では、このイベントの名前は'wait for sga_target resize'でした。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.169 Shared IO Pool Memory
共有I/Oプール・バッファが使用可能になるまで待機します。このイベントが発生するのは、複数のプロセスがI/Oのためにこれらのバッファを使用しており、これらのバッファのうち1つが共有I/Oプールに解放されるのを現行のプロセスで待機する必要がある場合です。
待機時間: 10ミリ秒
パラメータ: なし
C.3.170 shared server idle wait
共有サーバーを待機するアイドル待機イベント。
サーバーは、バーチャル・サーキットを共通キューで待機します。(「virtual circuit wait」を参照)
待機時間: 30秒
パラメータ: なし
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.171 single-task message
このイベントは、シングル・タスクの実行中にセッションが実行可能プログラムのクライアント側の作業を待機していることを示します。
待機時間: このセッションのユーザー・アプリケーション内での処理に費やした合計経過時間
パラメータ: なし
C.3.172 smon timer
これはSMONの主要なアイドル・イベントです。SMONは、タイムアウトするか、別のプロセスによって転送されるまでの大部分の時間、このイベントを待機します。
待機時間: 5分(300秒)
パラメータ | 説明 |
---|---|
sleeptime |
SMONがこのイベントの待機を試行する時間(秒)。 |
failed |
なんらかのエラーが発生した場合にSMONが転送された回数。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.175 SQL*Net message from client
サーバー・プロセス(フォアグラウンド・プロセス)は、クライアント ・プロセスからのメッセージが到着するまで待機します。
待機時間: クライアントに最新のメッセージを送信してから、クライアントからメッセージが到着するまでに必要な時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
サーバー(フォアグラウンド・プロセス)がクライアントから受信したバイト数。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.176 SQL*Net message from dblink
セッションは、サーバー・プロセス(フォアグラウンド・プロセス)がデータベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスからメッセージを受信するまで待機します。
待機時間: 別のフォアグラウンド・プロセスへのメッセージを送信してから、そのサーバー(フォアグラウンド・プロセス)からのメッセージが到着するまでに必要な時間。
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
サーバー(フォアグラウンド・プロセス)がデータベース・リンクを経由して別のフォアグラウンド・プロセスから受信したバイト数。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.177 SQL*Net message to client
サーバー(フォアグラウンド・プロセス)はクライアントにメッセージを送信しています。
待機時間: 送信に必要な実時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
サーバー・プロセスがクライアントに送信したバイト数。 |
C.3.178 SQL*Net message to dblink
サーバー・プロセス(フォアグラウンド・プロセス)は、データベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスにメッセージを送信しています。
待機時間: 送信に必要な実時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
サーバー・プロセスがデータベース・リンクを経由して別のサーバー・プロセスへ送信したバイト数。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.179 SQL*Net more data from client
サーバーは、すでに開始されている操作で、そのクライアントのシャドウ・プロセスに追加データを送信するためにクライアントで待機中です。
待機時間: データの受信に必要な時間(待機中の時間を含む)によって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
クライアントから受信したバイト数。 |
C.3.180 SQL*Net more data from dblink
フォアグラウンド・プロセスはデータベース・リンクからの追加データを待っています。
待機時間: データベース・リンクからのデータ読取りに必要な合計時間(データ到着までの待機中の時間を含む)。
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
受信したバイト数。 |
C.3.181 SQL*Net more data to client
サーバー・プロセスは、クライアントへの追加データまたはメッセージを送信しています。クライアントに対する前回の動作も送信でした。
待機時間: 送信が完了するまでに必要な実時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
クライアントに送信されているバイト数。 |
関連項目:
この待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
C.3.182 SQL*Net more data to dblink
このイベントは、サーバーがデータベース・リンクを経由して再びデータを送信していることを示します。このデータベース・リンクを経由した前回の動作も送信でした。
待機時間: データを他方のサーバーに送信するために必要な実時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
driver id |
「driver id」を参照 |
#bytes |
データベース・リンクを経由して他方のサーバー・プロセスに送信されるバイト数。 |
C.3.183 Streams AQ: waiting for messages in the queue
セッションは、メッセージが到着してセッションがそのメッセージをデキューできるようになるまで、空のOLTPキュー(アドバンスト・キュー)で待機しています。
待機時間: セッションが待機する時間は、パラメータwait timeによって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
queue id |
このセッションが待機しているOLTPキューのID。 |
process# |
このセッションが実行されているプロセスのプロセス番号。 |
wait time |
このセッションの予定待機時間。 |
C.3.185 SYNC Remote Write
LGWRがSYNC RFSWRITE操作を実行するために費やした時間を追跡するために使用されます。
関連項目:
RFSを使用したスタンバイREDOログの管理の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
C.3.186 TCP Socket (KGAS)
セッションは、要求したデータを外部ホストがネットワーク・ソケット経由で提供するのを待機しています。この待機イベントにかかる時間は問題ではありません。待機時間が長い場合でもOracleサポートに連絡する必要はありません。通常、ネットワークを介したホスト間のデータのやり取りには時間がかかり、アプリケーションがリモートで受け取った要求を処理する際にも時間を要します。
リモート・ホストと通信するアプリケーションは、読み込むデータが到着するまで待機する必要があります。また、Microsoft Windowsでは、個々のスレッドがトラフィックの到着を監視しています。このスレッドの大部分の時間は待機状態であり、この待機状態はTCP Socket(KGAS)待機イベントによって追跡されます。
待機時間: ネットワーク接続が確立されるまで、またはネットワーク経由でデータが到着するまでの合計経過時間
パラメータ | 説明 |
---|---|
P0 |
Oracle内部のみで使用。Microsoft Windows上に存在するその特殊なスレッド内で値8、9および10が発生します(通常のユーザー・セッションでは、それ以外のP0値が発生します)。 |
P1 |
Oracle内部のみで使用。 |
C.3.188 transaction
ブロック・トランザクションがロールバックされるのを待機します。トランザクションのロールバックが完了するまで待機を継続します。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
undo seg# |
ロールバック・セグメントID。 |
slot# |
ロールバック・セグメント内のスロットID。 |
wrap# |
各トランザクションごとに増加する順序番号。 |
count |
セッションがトランザクションを待機した回数。 |
C.3.189 unbound tx
セッションは、すでに開始されているトランザクションの中に、ロールバック・セグメントが関連付けられていないものがあるかどうか、確認するために待機します。
待機時間: 1秒
パラメータ: なし
C.3.190 undo_retention publish retry
この待機が発生する原因は、2つあります。ALTER
SYSTEM
SET
UNDO_RETENTION
を発行するセッションは、クラスタ再構成が行われる間、このイベントで待機する場合があります。あるいは、最大UNDO_RETENTION
の判別を試みる間、バックグランド・プロセスMMNLはクラスタ再構成を待機する場合があります。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
P1 |
再試行の発生場所を特定します。Id = 1は、最大undo_retentionネームスペースに公開している間再試行します。Id = 2は、イテレータが最大undo_retentionネームスペースにアクセスしている間再試行します。 |
P2 |
再試行数(最大再試行数は5) |
C.3.191 undo segment extension
ロールバック・セグメントが拡張または縮小されています。セッションは、ロールバック・セグメントの操作が完了するまで待機する必要があります。
待機時間: 0.01秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
segment# |
拡張または縮小されているロールバック・セグメントのID番号。 |
C.3.192 undo segment recovery
PMONは、無効になったトランザクションをロールバックしています。ロールバックが完了するまで待機を継続します。
待機時間: 3秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
segment# |
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントのID。 |
tx flags |
ロールバックされているトランザクションに設定されたトランザクション・フラグ(オプション)。 |
C.3.193 undo segment tx slot
選択したロールバック・セグメント内でトランザクション・スロットが使用可能になるまで待機します。スロットが使用可能になるまで待機を継続します。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
segment# |
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントのID。 |
C.3.195 virtual circuit wait
セッションはバーチャル・サーキット操作が完了するまで待機します。
待機時間: 30秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
circuit# |
待機している対象のバーチャル・サーキット番号。 |
type |
セッションが待機している操作のタイプ。 |
C.3.196 WCR: replay client notify
再実行中、ワークロード・リプレイ・クライアントは、特定のエラーを検出するためにデータベースへのオープン接続を常に保持します。このセッションは通常、再実行に関連する特定の例外が発生するまで待機状態になっています。
待機時間: 通知されるまで待機します。30秒ごとにタイムアウトします。
パラメータ | 説明 |
---|---|
who am I |
管理スレッドを待機する理由。 1 - REPLAY.START()の発行を待機中。 2 - 再実行の完了またはREPLAY.CANCEL()の発行を待機中。 |
C.3.197 WCR: replay clock
セッションは、作業をコミットしていない他のセッションに論理的に依存している場合、再実行中にこのイベントを待機します。
待機時間: 元の取得での行ロックの競合の量によって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
wait for scn's hi 4 bytes |
セッションが待機している8バイトの再実行SCNの上位4バイト |
wait for scn's lo 4 bytes |
セッションが待機している8バイトの再実行SCNの下位4バイト |
C.3.198 WCR: replay lock order
セッションは、取得時にロックの競合があった場合、再実行中にこのイベントを待機します。
待機時間: 元の取得での行ロックの競合の量によって異なります。
パラメータ | 説明 |
---|---|
wait for scn's hi 4 bytes |
セッションが待機している8バイトの再実行SCNの上位4バイト |
wait for scn's lo 4 bytes |
セッションが待機している8バイトの再実行SCNの下位4バイト |
C.3.199 WCR: replay paused
ユーザーがDBMS_WORKLOAD_REPLAY.PAUSE_REPLAYコマンドを発行すると、再実行されたすべてのセッションは、再実行が再開されるまでこの待機イベントを待機します。
パラメータ: なし
C.3.200 WCR: Sync context busy
デフォルトの再実行モードでは、再実行中のコミットは、取得と同じ順序に従うように同期化されます。すべてのコミットは、Syncコンテキストを使用してシリアライズ化されます。再実行されたセッションは、再実行された他のセッションと同時にコミットしようとすると、このイベントを待機します。
パラメータ: なし
C.3.201 write complete waits
セッションはバッファが書き込まれるまで待機します。この書込みは標準エージングまたはインスタンス間コールによって発生します。
待機時間: 1秒
パラメータ | 説明 |
---|---|
file# |
ロールバックされているトランザクションを含むロールバック・セグメントID。 |
block# |
ロールバックされているトランザクションに設定されたトランザクション・フラグ(オプション)。 |
id |
待機の理由。 |