CREATE TABLESPACE SET

ノート:

このSQL文は、Oracle Shardingを使用している場合にのみ有効です。Oracle Shardingの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

目的

CREATE TABLESPACE SET文を使用して、表領域セットを作成します。表領域セットは、1つ以上のシャード表および索引の論理的な記憶域単位として、シャード・データベースで使用できます。

表領域セットは、シャード領域内のシャード間で分散される複数の表領域で構成されます。表領域は、データベースによって表領域セットとして自動的に作成されます。表領域の数は自動的に決定され、対応するシャード領域のチャンクの数と等しくなります。

表領域セットのすべての表領域は、永続bigfile表領域です。表領域セットには、SYSTEM表領域、UNDO表領域および一時表領域は含まれません。データベースは、各表領域に1つのデータファイルを自動的に作成します。表領域セットのすべての表領域は、同じ属性を共有します。表領域セットのすべての表領域の属性を変更するには、ALTER TABLESPACE SET文を使用します。

関連項目:

「ALTER TABLESPACE SET」および「DROP TABLESPACE SET」を参照してください。

前提条件

シャード・カタログ・データベースにSDBユーザーとして接続している必要があります。

CREATE TABLESPACEシステム権限が必要です。

構文

create_tablespace_set::=

セマンティクス

tablespace_set

作成する表領域セットの名前を指定します。名前は、「データベース・オブジェクトのネーミング規則」に指定されている要件を満たしている必要があります。

IN SHARDSPACE

複合シャーディングを使用している場合は、この句を指定します。shardspace_nameには、表領域セットを作成するシャード領域の名前を指定します。

システム管理シャーディングを使用している場合は、この句を省略します。この場合、表領域セットは、シャード・データベースのデフォルトのシャード領域に作成されます。

USING TEMPLATE

USING TEMPLATE句を使用すると、表領域セット内の表領域の属性を指定できます。

DATAFILEおよびpermanent_tablespace_attrs句のセマンティクスは、CREATE TABLESPACE文と同じですが、次の例外があります。

  • DATAFILE file_specification句に指定できるのは、SIZE句およびautoextend_clauseのみです。

  • MINIMUM EXTENT size_clauseは指定できません。

  • segment_management_clauseに指定できるのは、SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTOのみです。MANUAL設定はサポートされません。

関連項目:

これらの句のセマンティクスの詳細は、CREATE TABLESPACEのドキュメントの「file_specification」および「permanent_tablespace_attrs」を参照してください。

表領域セットの作成: 例

次の文は、表領域セットts1を作成します。

CREATE TABLESPACE SET ts1
  IN SHARDSPACE sgr1 
  USING TEMPLATE
  ( DATAFILE SIZE 100m
    EXTENT MANAGEMENT LOCAL
    SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO
  );