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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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22.8 複数OMSシステムでのソフトウェア・ライブラリの構成

共有またはマウント済ファイルシステム・パスを使用するには、各OMS共有記憶域の場所を構成することをお薦めします。これを行うことで、新しく構成された場所は、追加されたどのOMSホストからも、引き続きアクセスできるようになります。ファイルに対するすべてのアップロードおよびステージング・リクエストは、OMSホストをモニタリングする管理エージェントを介して発生します。

注意:

Enterprise Manager 12c以上では、異なる記憶域タイプのアップロードの場所間でファイルを移行するために、EM CLIユーティリティを使用します。OMS共有記憶域の場所からOMSエージェント記憶域の場所にファイルを移行するには、EM CLI動詞remove_swlib_storage_locationを使用します。同じ動詞で、逆の処理もできます。または、Cloud Control UIを使用することもできます。Cloud Controlを使用して記憶域の場所間でファイルを移行する方法の詳細は、「ソフトウェア・ライブラリ記憶域の場所の削除(および移行)」を参照してください。

しかし、ローカルのファイル・システム・パスを使用するようにOMS共有記憶域の場所を構成した場合、共有またはマウント済パスを使用する別のOMS共有記憶域の場所に移行する必要があります。次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlで、「設定」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
  2. ソフトウェア・ライブラリ管理ページで、名前(例: NewShared)と共有ファイルシステム・パスを指定して、新しいOMS共有記憶域の場所を追加します。
  3. 正常に完了すると、移行する場所を選択し(例: OldNonShared)、「移行と削除」をクリックします。
  4. ポップアップ・ダイアログ・ボックスで、記憶域プラグイン・タイプとして新しいOMS共有ファイル・システムを選択し、ファイルの移行先として新しいOMS共有記憶域の場所(NewShared)を選択します。
  5. 「削除」をクリックしてジョブを発行します。このジョブが成功すると、記憶域の場所のエントリが表から削除されます。