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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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27.11 EMCTLのHAConfigコマンド

表27-7に、EMCTLのHA構成コマンドを示します。

表27-7 EMCTLのHA構成コマンド

EMCTLコマンド 説明

emctl exportconfig oms [-sysman_pwd <sysman password>]

指定したディレクトリにOMS構成のスナップショットをエクスポートします。構成の詳細は安全な場所に保存し、構成が変更されるたびに保存することをお薦めします。これらの詳細は、システムのリカバリ時に必要になります。

パラメータについて次に説明します。

  • -oms_only: 管理サーバー・ホストでのOMSのみのバックアップを指定します。

  • -keep_host: SLBが定義されていない場合に、ホスト名もバックアップに含めることを指定します。このオプションは、このホスト名に応答するマシンでリカバリが実行される場合にのみ使用します。

emctl importconfig oms -file <backup file> [-no_resecure] [-sysman_pwd <sysman password>] [-reg_pwd <registration password>]

指定したバックアップ・ファイルからOMS構成をインポートします。このコマンドは、システムのリカバリ時に使用されます。パラメータについて次に説明します。

  • -file <backup file>: インポート元となるバックアップ・ファイルを示します。

  • -no_resecure: インポートが完了した後、システムがOMSを再度保護しないことを指定します。デフォルトでは、インポートの完了後、OMSは再度保護されます。

emctl config emrep [-sysman_pwd <sysman password>]

OMSおよびリポジトリ・ターゲットを構成します。このコマンドを使用して、ターゲットのモニタリング・エージェントや、このターゲットのモニターに使用される接続文字列を変更します。パラメータについて次に説明します。

  • -agent <new agent>: emrepターゲットの新しい宛先エージェントを指定します。

  • -conn_desc [<jdbc connect descriptor>]: 指定された値で接続記述子を更新します。値を指定しないと、emoms.propertiesに格納された値から指定されます。

  • -ignore_timeskew: エージェントでの時間誤差を無視します。

emctl config repos [-sysman_pwd <sysman password>]

リポジトリ・データベース・ターゲットを構成します。このコマンドを使用して、ターゲットのモニタリング・エージェントやモニタリング・プロパティ(ホスト名、Oracleホームおよびこのターゲットのモニターに使用される接続文字列)を変更します。パラメータについて次に説明します。

  • -agent <new agent>: リポジトリ・ターゲットの新しい宛先エージェントを指定します。

  • -host <new host>]: リポジトリ・ターゲットの新しいホスト名を指定します。

  • -oh <new oracle home>: リポジトリ・ターゲットの新しいOracleホームを指定します。

  • -conn_desc [<jdbc connect descriptor>]: 指定された値で接続記述子を更新します。値を指定しないと、emoms.propertiesに格納された値から指定されます。

  • -ignore_timeskew: エージェントでの時間誤差を無視します。

emctl enroll oms [-as_host <host>] -as_port <port> - as_pws <admin password> -nm_pwd <nodemanager password>

指定された管理サーバー・ホストにOMSを登録します。このコマンドは、複数OMS環境でOMSをリカバリするプロセスで使用します。パラメータについて次に説明します。

  • -as_port <port>: 管理サーバーのセキュア・ポートを指定します。

  • -as_pwd <admin password>: 管理サーバーのパスワードを指定します。

  • -nm_pwd <nodemanager password>: ノード・マネージャのパスワードを指定します。